ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
そのため今回も形式が違います。
本来は予定しているものではなかったのですが、書かないと読んでいる側が分からないところがあるので補足としての意味合いを兼ねて。
「ん…ううん……」
私は………目を開けるとそこはベッドの上だった……。しかも病院の。
最初はぼんやりとしていましたが、すぐに最後の記憶を辿る。その記憶ではリング争奪戦で雷の対決でヴァリアーの1人と戦って優勢だったが、ヴェルデの博士の忠告を忘れては雷を使いすぎて倒れてしまった……までは覚えています。でもその後が――――
「そうだ!試合は――――っっっ!!!」
大切なリング争奪戦の事を思い出してはベットから体を上げますが、すぐに痛みを感じて腕を抑える。……これはどういうことだろうか?記憶がなくベッドにいるということは私は負けたんだろうか?ふと窓の外を覗くと外は真っ暗で夜なのは確かだった。少なくても1日は立っているのは事実だろう。
そうこう考えていると病室のドアが開いては部屋の明かりに手をかける。
「し、失礼します……ってたきな!?起きていたの!?」
「ええ……丁度、今起きたばっかりですけど」
部屋に入ってきたツナは私が起きていると思わず驚きの声を上げます。そして彼は私が起きたことで安堵の表情をしていました。
「思った以上に意識ははっきりしているみてーだな。流石に鍛え方が違うっていう所だな」
「リボーンさん」
開いていたドアから入ってきてベッドに上ったのはリボーンさんだった。相変わらずの黒スーツにボルサリーノを被っていた。
「リボーンさん、私の試合からどれくらい経ちましたか?試合の結果は――――いえ、この状態から察するに負けたようですね……」
「察しが良いのは悪くねぇ。ああ……お前は負けた。そして不幸中の幸いか分からねぇが約1日程度しか経ってねぇ。今日はこれから嵐の試合が始まるところだ」
「そうですか……」
想定の範囲の答えで私は落ち着いていた……というか思ったより時間が経っていなくってほっとした。これもリコリスとして鍛えられていたためだろうか。それか私が丈夫な方だったからは分からないが、少なくてもリボーンさんが思っていたより早く目を覚ましたらしい。
「それにしても急に倒れてびっくりしたよ。リボーンの推測だとあの機械が生命エネルギーを使うから倒れたとかという話だけど……」
「ええ。その認識で合っています。あの武器『|電撃鋼鉄腕《トゥオーノ・ブラッチオ』は生命エネルギーを雷に変えているらしいです」
「かなりの武器のようだが、生命を無理矢理使わせるなんて許せねぇな」
「あっ、いえ!ヴェルデ博士から使いすぎると危ないことは事前に忠告されていました。悪いのはそれを破った私の方ですから」
「……そうか」
倒れた理由を慌ててフォローする私。このまま黙っていると責任がヴェルデ博士に行きそうな気がしたので。自分が優勢だったために大切な注意事項を忘れてしまったのは事実ですし。
周りを見ると電撃鋼鉄腕は外されて、病室のどこにもありませんでした。リボーンさんによると『いつの間にかなくなっていた』らしいのでおそらく、ヴェルデ博士が回収したんでしょう。
「でも、たきなが無事でよかったよ。たきなに何かあった千束に顔向けできないし……」
「ツナ……」
「千束を言い訳に使うんじゃねぇ!お前がたきなを助けたかったんだろが!!」
「いてっ!」
リボーンさんは助走をつけてツナの顔まで跳ぶと怒り気味に彼の顔を殴りつけました。
殴られたツナはそのまま地面の方へ倒れました。不意打ちでツナも目を見開いてびっくりしていました。
「何するんだよ!?リボーン!!」
「お前は自分の心からたきなを助けたかったんだろ?だったら隠すんじゃねぇ」
「そうだけど……」
「そのために自分のリングが奪われる危険を鑑みなずにたきなを助けたんだろ?」
「ちょ、ちょっと!それは……」
「リングを奪われる……!?それどういうことですか!!?」
私はリボーンさんの言葉を聞いては声を荒げる。今の話が本当なら私を助けるためにツナは試合に割り込んではリングを取られてしまったという話になるのでは!?
「た、たきな落ち着いて!傷口が開いちゃうって!」
「それがなんですか!!大切なリングが奪われてしまったんですよ!それを――――ぐっ」
「ほ、ほら!言わんんこっちゃない……」
体を起こしては声を強く出した私は傷口に痛みを感じてうめき声を上げる。体は動かせるが体は本調子ではない。私が納得できない顔をしているとリボーンさんが近くに寄っていた。
「オメェも納得できないと思うからお前が倒れた後のことを説明してやる」
「お願いします、リボーンさん」
私がお願いするとリボーンさんは私が倒れた後の流れを話してくれた。
どうやら私が倒れた後に対戦相手のレヴィという男は意識を失った私を嬲り殺ししていて命の危険性があったためにツナが避雷針を壊しては戦いを終わらせたらしい。
だが、ツナは勝負の妨害とみなされて大空のリングを取り上げられてしまったらしい。相手のボスの『
「…………私のせいじゃないですか!!私のせいで雷のリングと大空のリングが奪われてしまったじゃないですか!!」
「それは違うよ。大空のリングが奪われたのはオレがたきなの試合に妨害したせいであって……」
「いえ、そもそも私が試合に負けてしまったのがいけないんです。力に溺れてはヴェルデ博士からの忠告を忘れて使いすぎて自滅してしまった……笑えませんよ」
「そんな自分を責めないでよ……」
ツナは私が悪くないように言ってくれますが、本当にこれは自分が全て悪いといいようがありません。忠告を覚えていて使用する量を抑えて戦っていれば勝てたというのに……ツナの性格的に私がボコボコにされているのを見捨てられるのは考えずとも分かることでした。ボンゴレリングが奪われてしまったという事実が私の心に罪悪感として圧し掛かります。
「これならいっそ死んだ方が――――「そんなこと言わないでよ!!!」
次の瞬間、ツナは私に抱き着きました。
…………………えっ?
私、ツナに抱き着かれている?
「たきなが今までオレのためにどれだけの事をしてくれてたかは知っているし、ありがたいと思っているよ。……だけど、そんなこと言っちゃだめだ!!」
「ですが、私のせいで大空のリングが奪われてボスの地位への道も険しくなってしまったんですよ?」
「……たきなが求めているものとオレが求めているものは違うかもしれないけど。オレはボンゴレリングやボスの座やらよりも皆の命の方が大事なんだよ!!」
……ああ……そうだった。この人は権力や地位より仲間や友達のために命を懸けられる人だった。そんなことが自分の命をないがしろにしようとする人がいたら止めるのは当たり前だった。罪悪感ばかりで私は大切なことを忘れていた。
「……すいません。興奮して思っていないことを……」
「いや、いいよ。オレも怒鳴って悪かったよ。ただ、そういうことは間違っても言って欲しくなかったんだよ……」
「分かりました。肝に銘じます」
「それよりいつまで抱き着いているんだ?オメーら」
リボーンさんに指摘されて私達は抱き合っているのに気がつきました。私達はすぐさま距離を取って離れます。お互いに恥ずかしくなって顔を赤くします。
……無意識とはいえ、私はツナとなんてことを……。
「ご、ごめん!勢いとはいえ、オレはなんてことを……!」
「い、いえ……私も気が付かなかったのでお気になさらず……」
恥ずかしがるツナはまるでトマトのように真っ赤に染まっていた。……と言ってもきっとも私も同じようにトマトのように赤く染まっているでしょうが。そんな中でリボーンさんが「ガキが……」とポツリとつぶやいたのかが聞こえたように気がする。
「それでたきな、お前はどうするんだ?今回の嵐の守護者の対決に観戦するのか?」
「え、ええ……出来たらそのつもりですが……」
「で、でも!起きたばっかりなんでしょ?寝ていた方がいいんじゃ……」
「でも、こうして起きているなら他の守護者の戦いをきちんと見ておきたいんです」
これは本心からの言葉であった。私は負けてしまったが他の守護者の戦いを目に見て焼き付けておきたい。これでも守護者の1人であるなら仲間外れにされたくはなかった。
「……オメーの覚悟は受け取った。病室の外にバジルを待たせている。あいつに言って車椅子を持ってこさせてやる」
「ありがとうございます。お手数を掛けます」
リボーンさんの配慮に私は頭を下げて感謝を述べる。リボーンは私の言葉を聞いた後にジャンプをしてはドアノブを捻ってはドアを蹴って開ける。
「何してんだ?ここいちゃたきなが着替えづらいだろーが」
「えっ……ああ!ごめん!オレ、出てくよ!!」
「先に行くぞ」
「ま、待ってよ!」
今、私が病衣を着ていてこのままでは出れないことを彼は理解してはすぐに出ていくリボーンの後を追うように病室を後にしたる私は壁を背にしては長座位の姿勢でそんな彼らを見送った。
「…………ツナ……」
私は彼らが出ていって1分ほど経っては私はツナの名をつぶやいた。今でも私の心臓はドキドキしていた。これは彼に抱き着かれては先ほどからずっとドキドキしていた。そういえばまだ喫茶リコリコが墨田区にあった時に千束が言ってましたっけ?
『たきな、恋した時は心臓がどうしようもなくドキドキして止まらなくなるものなんだよ』
『その人のことを考えるだけで意識して心臓の鼓動が早くなるもの……恋というのはそういうものなんだよ』
まるで経験者ぶっていましたが、本人でさえまで本気で恋したことが無いのによくそんなことずけずけと言えるものだな……とその時は思ってました。だが、今だとその言葉は本当だと思ってしまいます。なぜなら、その言葉通りにツナのことを考えると心臓の鼓動が止まらなくなるから……。
「私はツナのことが……」
彼のことで心臓がドキドキすることは自分にとって不思議ではなかった。なんだかんだでツナを好んでいる所はあったのたしかでした。ですが、ここまで自分が彼ことを想っているとは想定していませんでしたし、自分が誰のことを好きになるなど考えたことがありませんでした。
「ですが、私と彼は……ボスと部下……」
ここでぶち当たる一番の問題を私は口にします。そう、私と彼はボスと部下と関係ということ。別に部下といボスがそういう関係になったとしても問題はないのですが、部下に示しが付かないというのがあります。……そもそも彼には京子さんがいますし……。
「ですが、この気持ちを無かったようにすることは……」
流石に自分はそれは嫌だった。千束と出会う以前の自分だったらこの気持ちを組織のために切り捨てることはできただろうが、今ではそんなことはできなかった。そもそも千束と出会わなかったらこんな気持ちにもならなかっただろう。だからいって千束を恨む気持ちにならない。
『私はいつも、やりたいこと最・優・先!』
千束の嬉しそうにいう声が聞こえてくるように感じた。だけど、私は千束ように自由気ままに生きることはできなかった。何か上手くこ自分の気持ちを持ったまま解決できる方法はないかと考えてしまう。
「はっ……早く着替えていかないと皆さんに心配かけてしまいますし……」
私は自分に言い聞かせるようにつぶやく。実際、早くいかないとツナ達が心配しているのは事実ですし、怪しまれます。
私は痛む体を何とか動かしながら着替えを始める。
ツナへの想いは心の隅に置いては。
+++++
それから私は車椅子に乗っては嵐の守護者の対決を観戦することしました。相手は『
それは仕込んだ推進火薬の噴射であらかじめ決めた方向に2度変化する方向転換するボムでした。
しかし、相手に必殺技を喰らわせた所までは良かったのですが、勝利に執着して意識が飛んでも本能で向かってこられては制限時間までリングをどちらかに完成させなければ爆弾が爆発するフィールドで時間が迫り、命を賭けてリングを奪うまで粘りますがその時、ツナは獄寺にこう言いました。
「ふざけるな!!なんのために戦っていると思っているんだよ!!」
「またみんなで雪合戦するんだ!!花火見るんだ!!だから戦うんだ!!だから、強くなるんだ!!」
「またみんな笑いたいのに君が死んだら意味がないじゃないか!!!」
……これは私にも刺さることでありました。ツナの事ですからこれは特定の誰かに対しではなく、私達全員に思っていることなんでしょうね。
結果、獄寺は自分の命を優先してリングは相手に取られてしまったのです。ですが、私は彼を責めるつもりはありません。きっと私が同じ立場だったら同じような道を選んでいたでしょう。
「僕の学校で何しているの?」
嵐の対決が終わった後に現れたのはディーノとの修行が終わった雲雀恭弥でした。
どうやら、彼は今まで並盛中で試合が行われていたことを知らずに学校が荒らされている現状を見て怒っているようでした。襲ってきたレヴィを軽くいなすほどでスクアーロと一触即発になりそうな時に山本が止めに入ってはリボーンさんが、
「今すぐってわけじゃねーがここで我慢して争奪戦で戦えば遠くない未来に六道骸とまた戦えるかも知んねーぞ」
――――と伝えると納得してはその場を立ち去りました。どうやら、骸から受けた屈辱がよほど応えているらしいです。
「…………」
そんな彼に視線を向けるのは黒フードを被ったヴァリアーの雲の守護者らしい人間だった。顔が見えず男か女なのも不明だった。少なくても身長は自分より少し高いのは確かであった。
そして次の試合は雨の守護者対決。いくつかの流派を潰してきたスクアーロと山本の剣士対決で一度は流派がバレて返り討ちに遭いますが土壇場で自分で新しい技を作り出しては山本をがスクアーロに勝つことが出来ました。
その後、獰猛な生物(鮫)がフィールドに放たれて山本が倒したスクアーロを抱えて逃げようとしますがそこでスクアーロが、
「ガキ…剣のスジは悪くねぇ。あとはその甘さを捨てることだぁ」
スクアーロはそう言って山本を突き飛ばしては鮫に食われました。……周りは重いムードに包まれます。私は仕事で人を何人も殺してきたのでそういう耐久性があるので平気でしたが経験が薄いツナや獄寺はスクアーロを殺された姿を見て下を見て沈黙してしまいます。
あまりにも後味が悪い……。
次は霧の守護者の対決です。この頃には体の調子も良くなって私は杖で移動できる程度にはなりました。もう1日経てば普通に歩けそうです。
そして霧の守護者として現れたのは謎の眼帯少女『クローム髑髏』。彼女は黒曜中の城島犬、柿崎千種を連れて現れて我々は彼女が六道骸に憑依した人間だと疑いましたがツナは違うと否定しました。……これもボンゴレの血でしょうか?
「庇ってくれるんだ。ありがと」
そう言って彼女はまさかのツナの頬にき、キスを…………。
正直、私はこの時自分の心の中で嫌な気持ちが一気に広がりました。相手は多分、お礼を兼ねてキスをしたのでしょう。……ええ、それは分かってます。出会ってすぐですし、好意などないだろうことは。
しかし、頭で理解していても私の心の中は穏やかではありませんでした。見ていて心がギスギスという締め付けられる思いがしていました。これが嫉妬心というものなんでしょうか……。そんな気持ちで思い悩んでいたためか気が付いた時にはクロームはリングに立って対戦相手のマーモンと戦い始めてました。
………試合が終わり。私の頭はずきずきします。この試合、同じ幻術使い同士の戦いで幻術を交互に使われたせいでどうやら所謂『幻術汚染』が起きて脳に混乱が起きていました。
……とりあえず、この試合で重要であったことは4つ。『マーモンの正体はアルコバレーノの1人『バイパー』』『クローム髑髏は幻術で内臓を補っている』『骸がツナの霧の守護者』『今の骸はクロームの媒体で顕現できる(と思われる)』……ということ。
正直、情報量が多すぎて頭が混乱していますが、とりあえずはこちらが勝ったのでよしとしましょう。クロームという少女は戦いの後黒曜の2人に連れられてどこかに去っていきました。見た所は内臓は元に戻っているようでした。
+++++
霧戦後、私は久しぶりに自宅に戻ってました。体も大分、治ってきていたので帰宅の許可を貰ったのです。正直、帰ったとしてもやることはあまりないんですが……武器の調達など持ち物を1度見直すことは必要です。
そして帰った私が部屋の明かりをつけるとテーブルに見たことがない銀色の長方形の機械と少し大きな白いケースが置いてありました。私は何かの罠だと思って警戒して距離を取ります。
ですが、見ていて何も起こらないようなので少しずつ近づいては片手で機械を触るとそこには宙に映像が出てくる。それは私が良く知ったヴェルデ博士の姿でした。
『やあ、体調はどうだね?たきな』
「ヴェルデ博士……あなたがこうして出てきたということはこれはリアルタイムで話せる通信機ということでいいですか?あと体調は順調に取り戻しつつありますよ」
『理解が早くって助かるよ』
「それで勝手に家に上がり込んでは物を置いたのは私の体の心配してだからじゃないですよね?住居不法侵入罪についてはこの際、黙認しますよ」
『ありがたいね。そういう所を細かく言われても面倒なだけだ』
そもそも住居に物を置いてあるということはこちらの動きを把握していたということであり、この流れは想定していたものなのでしょう。……直接会わないのは命の危機等を考えてたのか。
「それでさっさと本題入ってもらっていいですか?あっ、倒れた原因は私にあるので文句言うつもりはないですよ」
『ふっ……あれについてはこちらも忠告したからな。それで文句言って来たら正論で返す予定だったが……君はそう愚かではないだろうが』
『それはそうと本題に入ろう。君が使った電撃鋼鉄腕は物自体完成していたが君自体に合っていたと言われると微妙だったからね。そこに置いてあるケースの中に代わりの武器が入っている』
「この中にですか……」
『ああ。電撃鋼鉄腕よりは君に合った武器だ。開発が早ければリング戦でこちらを渡したかったのだが……これはこちらの不手際だ。申し訳ない』
ホログラム?のヴェルデ博士は軽く頭を下げて謝罪しました。こういうタイプは自分の間違いなどに頭を下げないタイプだと思っていたのでびっくりしました。私として電撃鋼鉄腕は扱いやすかったのでそのままでも悪くなく感じましたが……ですが、それよりも使える武器をくださるというならありがたく頂戴するつもりですが。
「いえ、気にすることはありません。それより忠告してもらったのに無視しては勝手に使いすぎては倒れてしまったことを謝らせてください。……申し訳ありません」
『私もこういう場合を想定していなかった。だから、新しい武器には限界になったら使えないようにリミッターをつけてある。これでもし使いすぎても倒れることはない』
「……ええ」
なにか言い方が引っかかるもので神経を逆なでするような態度に少しイラッとしていましたが、そもそもやらかしたのは私なので文句は言うことはできなかった。
『私は渡すものは渡したからな。失礼させてもらう。ああ、この機械は通話が切れるとデータがすべて消去される』
「相変わらずの秘密主義ですね……分かりました」
『では、リング争奪戦の健闘を祈る』
そう言い切ると機械に投影されていたヴェルデ博士のホログラムが消えました。私は銀色の機械がもう作動しないのを確認したら私は近くに置いてある白い少し大きなケースを開けた。
そこには確かに新しい武器がありました。確かに
さて、明日位にどこかで使う練習をしてみますか。
「脳内データを回収…私的には井ノ上たきなが勝とうが負けようがどっちでも良かった」
「まさか彼女も思うまい。渡した武器が使用者の記憶をこちらにデータとして転送していることに」
「そもそも最初から彼女を勝たせる気ならもっと彼女に合うべき武器を最初から渡している」
機械やモニターがあるとある研究室の一室でヴェルデはつぶやく。そう彼は最初からたきなの勝ち負けはどうでもよかった。
目的は彼女の記憶や知識だが寝ている間に警戒心が強い彼女の記憶を取るのは難しいと思い、彼女に武器として渡しては装備している彼女の記憶や知識をデータとして自分の方へ流していたのだ。
(ナノマシンで彼女の周りを知ることができるとしても使い始めたのは最近だからな――その前の情報を得るためにはこういう方法が必要だったわけだ)
(恨むなよ、井ノ上たきな。お互いの利益のために手を結んだんだ。問題はないはずだ)
ヴェルデ博士は自分のやったことを正当性があったように考えるが、彼女は武器から自分の記憶を除かれているのを何も知らないことを考えたらそんなものはないのだが……。ちなみに彼が語る『ナノマシン』は微粒子位のものが空気中に舞っていて彼のいる研究室に情報が流れるものだ。これはヴェルデ博士が作った物で随一の発明であった。
(まぁ、彼女には代わりに彼女に合うべき武器を渡したから問題ないだろう)
「さて、リコリスや最強のリコリスの『錦木千束』の情報について見せてもらうぞ」
ヴェルデは喜々としてたきなから得た情報をパソコンから整理しては確認していくのであった。
+++++
それから次の日の夜。雲の守護者対決の時、修行のためにこの場にいないツナの代わりに私達4人の守護者が雲雀の戦いを見守ります。
「10代目はオレらを任して留守にしてんだ。オレらは目の前で黒星を喫するわけにはいかねーだーろうが!!」
ツナがいないためか誰よりも強く心指す獄寺。……理屈はあれですか言いたい気持ちはわかります。そうして私達外野が気を引き締めていましたが肝心の雲雀は――――
「目障りだ。消えないと殺すよ」
といつもどおりの態度でありました。これについては私は予想通りだったためにあまり気にしていませんでしたが、獄寺と了平は彼の態度が気に入らないようです。
雲雀はグラウンドに行くと対戦相手のフードの相手と対峙します。……マーモンといい、お相手さんは顔を隠すのが流行っているのでしょうか?
「ここが雲の守護者のバトルのフィールド、クラウドフィールドです」
そこはチェルベッロの説明によると四方が有刺鉄線で囲まれ8門の自動砲台が30m以内の動く物体に反応しては攻撃。また地中には重量感知識のトラップ化が無数に設置され、警報音の後に爆発するようです。
かなり危険なフィールドで雲雀でも戦えるのか……。
「さて、そろそろこのフード脱ごうかな」
雲雀の相手のヴァリアーの雲の守護者がフードを取ります―――――そ、その顔は!?
皆が困惑している仲、私は走り出して有刺鉄線に出来るだけ近づいた。
「な、なんで!!あなたがそこにいるんですか!!?千束!!!」
私は雲雀の《目の前にいる》千束に対して力強く声を上げた―――
まさかの正体発覚で次回へ。理由などは次で明らかになります。
たきなも自分の気持ちに気が付いて話が動き出しています。元スレでは最後まで気が付かない感じだったんですが、ずっとわからないままなのもどうかなーって自分の中で思ったので自覚することにしました。
これでも大筋は変えてないんですけどね。
ちなみにヴァルデのシーンは感想で言われたので理由付けで追加しました。
まだ納得できないのであればもう少し考えます。
読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
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