ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
「ふぅ……割と何とか来れたな……」
雲の守護者対決後に1人だけ近くにあった木に隠れてその場に残った千束。彼女はXANXUSのやり方についていけずにある方法を実行を考えていた。
そのために彼女は運動場でヴァリアー達が去った後に沢田家に近くまでいた。
ちなみに雲雀の戦いで手を抜いていたわけではないが、最初から隙見てはヴァリアー達から離れる予定だったためにあまりダメージ受けないようにしていた(雲雀はそれを見抜いては落胆していたが……)
(フゥ太にこんな時間に頼みをして引き受けてくれるとは思わないけど、私は時間がないんだよねぇ……)
千束の狙いは沢田家に居候しているフゥ太だった。彼が持っているランキング能力を使って貰ってはミカなど人質がどこにいるかランキングしてもらおうと考えていた。
本来はこんな時間に尋ねるべきではないだろうが、ヴァリアーに自分が離れていつ人質に何があるか分からないために出来るだけ早く行動を起こす必要があった。
(さて……どうやって他の人にバレずに接触するにはどうしたものか……)
千束は沢田家の他の人間と関わらずにフゥ太だけ接触するとしたらどうしたらいいか……フゥ太は携帯を持っておらず電話で連絡することこともできずに困っていた。普通に家に入ったら奈々やランボなどに接触して時間を取られる可能性が高い。それでツナと接触してしまう事態は避けたかった。
千束が腕を組みながら色々と考えているとそばの電柱に銃弾が撃ち込まれる。
「!?」
(何!?何!?もしかしてもうヴァリアーに気づかれたの!?)
少し遠くの方から銃弾が撃ち込まれたを確認しては千束は警戒しつつ背中の鞄から自分拳銃を取り出しては構えようとするが――――
「……!?えっ、あっ!?」
「どうやら上手くいったようですね」
「た、たきな……」
千束の目の前に現れたのは相棒のたきなであった。千束はバツが悪そうに顔をして顔を逸らす。いくら人質を取られていたとはいえ、仲間だったツナ達を裏切ったのは事実に変わらないからだ。
「ヴァリアーが消える前にあなたが近くの木に隠れるのは目撃していましたからね。何処にいくかと予想しては1番能力の使い道があるフゥ太の所に来るんじゃないかと思い張っておいてよかったです」
「先ほどの銃弾は?」
「あれは私が頼んでリボーンさんに撃ってもらったものです。銃弾を撃ってもらえば千束はその方向に目を向けるでしょう。そして私はその方向とは別の方向から拘束銃を使えばいい話です」
「中々やるね……私はその作戦にまんまんと引っかかったわけか……」
「ええ……正直、外れていたら困る所でした」
たきにはそう言いながら彼女の手には拳銃が握られていた。拳銃には銃弾が入れられたのか『ジャキ』という音が聞こえた。千束はまさかのことを想像して密かに頭に汗をかく。
今のたきなの顔は凍り付いた冷たい目をしてまるで周りに怨念を纏っているような危険に雰囲気を醸し出していた。
「ま、待って!待って!確かに私が悪かったけどさ!銃を取り出さなくっても!!」
「……本当に反省していますか?口の出まかせじゃありませんか?」
「そうじゃないって!本当に反省しているって!!」
「……それならなんでヴァリアー側にいたかなど話してもらえますね?」
「話すって!話すからさ……こっちに向けている危ないものは下げよう…ね?ね?」
たきなは拘束して自由が封じられている千束の前に拳銃を持って立っていた。そしてたきなは千束に拳銃を向ける。
「ツナと私達を裏切った代償は大きいですよ……リコリスだから知っていると思いますが……」
「ちょちょちょっ!!話せばわかる――――」
パアッ!!
拳銃の音が夜の住宅街に響いた――――
「……………び、ビビった~~~!!!弾をいれていないとは思ってはいたけど雰囲気が本気すぎてビビったよ……」
「私も本気で傷つける気はありませんよ。……ただ、やったことがやったことなのでけじめはつけないといけませんが」
「いや、それにしては手が込んでいるよね!?誰の提案!?」
「オレだぞ」
声がして地面の方向を千束が見るとそこにはリボーンが立っていた。
「リボーン……!?なんでそんなことを……」
「元々、オレ達側の人間なのに敵側についたからこれくらいはしねぇとな。例え、人質を取られて戦わせられているといえな」
「………!!知っていたんだ……」
千束は事情を知っていたリボーンに驚きを隠せない。とはいえ、今のリコリコの状態を見ていたらそう考えるのが普通だが。
「いや、状況から推測しただけだ。未だに行方不明のミカ達の事考えたら妥当だろ?」
「私もそう考えてました。ただ、ヴァリアーから離れたのに私達を頼らずに1人で解決しようとしていたので少しお灸を添えただけです」
「……もしかして怒っている?」
「これで怒っていないとでも?」
「ごめんなさい……」
相変わらず怖い顔して自分を見ているたきなに千束は頭を下げて素直に謝った。
「そーだったの!?……いや、何か理由はあるとは思ったけど」
「相変わらず出てくるのがおせーくせに勘もワリィな。超直感はどっかに置いて来たか?」
「少し遅れただけでなんでそんなに言われなきゃいけないんだよ!!……それで千束、何があったのか詳しく話してくれる?」
「う、うん……」
遅れてやってきたツナにヴァリアー側にいる理由を聞かれては千束はもう観念するしかないと思って終始を話始めることにした……。
「……バカ!!なんで1人でなんでも解決しようとするんだよ!!」
「……っ!!ごめん………」
話を全部聞き終わったツナはまず叱るように千束を怒鳴った。落ち込んだ千束は俯いては謝罪を言葉を述べる。それを聞いたツナは直ぐに自分したことに気が付いて慌てる。
「こ、こちらこそ…ご、ごめん……急に怒鳴っちゃって……でも1人で奴らがいるだろう監禁場所に行くなんて危険すぎるし、オレ達に頼ってほしかったんだよ……」
「ええ、本当にそうですよ。ヴァリアーによって見張られていた時期は仕方がないとしても自由になった時にすぐにこちらに助けを求めくださればよかったのに……」
「それについては申し訳ない……」
千束は反省していて顔をしょんぼりしていた。それを見たツナは「ふぅ…」とため息をついては引き締まった顔をする。
「それじゃあ、フゥ太に居場所をランキングしてもらおうか。もう寝ているだろうから起こすのは可哀想だけど……緊急事態だから仕方がないよね」
「……えっ?」
「あれ?オレおかしなこと言った?」
「い、いやそうじゃなくって……私に何のお咎めもなしでいいの?事情が事情だとしても私はそっちの事を裏切ったんだよ?」
「確かにそうかもしれないけど、大切な人を人質にされては仕方がないよ。それに悪いのはそれを行ったヴァリアーの連中だよ」
「そりゃあ、そうだけど……」
千束はツナの呆気ない態度に唖然としてしまう。彼の意見は全うであるが、恨み言やらそういうことがないために拍子抜けてしまっていた。
「忘れるな、ツナというこういうやつだ」
「そういう所があるから私達はツナについていくんですよ」
「……そうだね。少し離れていたせいか忘れていたよ」
「えっ、何何!?どういうこと!?」
周りの言葉にツナ本人だけ理解できなかった。ツナが動揺している中、たきなは話を進める。
「それでフゥ太のランキング能力で橋を特定した後にそこに1人で乗り込むつもりですか?」
「えっ、そんなの危険すぎるよ!!せめて誰かと一緒じゃないと……」
「でも、ツナを含めた守護者達は明日の戦いに呼ばれているんでしょ?勝手に欠場したら面倒なこと起きない?」
「それは千束も同じじゃないですか?」
「私の場合、欠場したらヴァリアー側に何かペナルティあるならしたほうがいいんじゃない?」
「そういう考えをしちゃうかぁ……」
打算的な考えにツナは言葉を失う。確かに相手側にダメージ与えられるなら実行するべきなんだろうが……やり方がやり方なので戸惑っていた。
「どちらにせよお前だけだと心配だからな。助けに行くならこっちで助っ人呼んでやる」
「わぁ、ありがとう」
「誰を呼ぶつもりですか?」
「それは後のお楽しみというやつだ」
(不安だな……)
リボーンの言葉にツナはどんな奴が来るか不安でしかなかった。
「ごめん。本来はオレ達が一緒にミカさん達を助けに行くべきなのに……」
「ううん。気持ちだけで十分だよ。本来は私だけ行こうと思っていた所だし」
「それはいくらなんでもヴァリアーをなめすぎですよ。いくら千束が強くっても店長などを抱えて戦うのは無計画すぎますよ。本当にヴァリアーに所属していたんですか?」
「……いや、本当にごめんって」
たきなに責められて縮こまる千束。実際、千束は作戦考えて人質を救出に行こうと考えていたわけではない。つまり、いつものようにライブ感であった。
「千束…あんまり無茶はしないでね。リング争奪編が終わったらオレ達も直ぐに向かうからさ」
「えっ……わ、悪いよ……そこまでしてもらう理由がないし……」
「そんなことはないよ。千束はオレ達の仲間で友達なんだから当然だし、そもそもオレ達は『リコリコ』の従業員なんだし当たり前だよ」
「そうですよ。千束はもっと自分から人に頼ることをしてみましょう。勿論、私もリコリコの一員ですから助けに行きますよ」
「2人共……」
千束は2人の事は言葉に感涙していた。実際、2人の言葉は建前ではなく、心から助けに行くという気持ちがあった。
「……千束、無事に帰ってきて。それがオレからの唯一の願いだよ」
「ツナ……うん、わかった。無事に帰ってくるよ」
「きちんと帰ってきてくださいね。私からお願いします」
「たきな……」
千束は2人の懇願を聞いて『うん……』と頷くのであった。
それを見たリボーンはひっそりと『ニッ』と微笑む。
++++++
「ここに先生がいるのか……」
次の日、千束は十分の準備などをした上でフゥ太に『ミカが監禁されている場所』をランキングしても貰って1位の黒曜町の裏山に来ていた。
そこに行ってみるとヴァリアーの連中が何人かうろついていた。それを見て、千束はふフゥ太のランキングが正しいと確信しては森の中で男達の動きを見ながら隠れながら移動する。本当は1人ずつ倒したい所もあるが非殺傷弾の残弾や敵の数からして体力を温存したいこともあり戦闘を避けるのであった。
(こういうス〇ークしていると少し前に見た映画を思い出すな……洋画で敵の基地に潜入してこうやって静かに行動するやつ…今みたいな緊張感があったな……)
千束を紛らわすように少し前見た映画を思い出す。思い出したながら木に隠れて少しずつ森の奥へ進んでいく。自分と一緒来ていた協力者の方をちらっと見ながら。
「あそこか……」
千束は山奥に1つの小屋があることを見ていた。扉の前には2人のヴァリアーの隊服を着た男が立っていて何か重要なものが隠されているのが感じられた。
(さて、さっさと助けに行きましょうか)
あそこにミカが閉じ込められていると察知した千束は手に銃を握っては直ぐに扉の方に走り出す。扉にいた男達は千束がこの場に現れたことに動揺していた。千束はそれを見逃さずに一人に非殺傷弾を撃ち込む。撃ち込まれた男は悶絶しては体に赤い花…彼岸花を咲かせる。
「はっ!」
「おっと!」
残りの1人が千束に向かって持っていた剣を振り下ろす。千束は普通に避けるが男は笑っては刃はワイヤーで繋がれつつ等間隔に分裂しては鞭のように千束に襲い掛かる
「くっ……」
刃が自分に刺さる前に背負っている鞄を前に出しては刃が刺さるのを防いだ。
学生鞄はリコリス製でナイフなどの刃物は防げるのであった。鞄から刃が離れると千束は持ち主の方を見る。男は刃を引き戻すとそれは最初のように普通の剣に戻っていった。千束はその様子を見ながら鞄を再び背中に背負った。
持ち主を見るとその男は目が真っ黒く死んだ目をして左目から傷のようなタトゥーがあった。
「流石、千束さんですね。僕の攻撃を防ぐなんてね」
「流石、ヴァリアーだね。ここの門番しているだけあるよ」
「いえいえ、幹部のあなたと比べたらまだまだですよ。まあ、ここにいる方を守ってあなたを幹部に差し上げれば出世は間違いなしですけど――――ねっ!」
「うおっ!」
男は剣の刃を千束の方へ動かして攻撃する。まるで鞭のように動く剣は千束にとって確実に動きを目で捕らえられないもので苦戦していた。
(いたたっ……いまだに昨日の傷が痛むなぁ……。ヒバリめぇ……乙女になんちゅうことしてくれてんの!!)
しかも昨日に雲雀との戦いから受けた傷が顔に少し痛んでいた。千束はそのダメージを与えた雲雀を酷く恨んでいた。
とはいえ、2撃目は喰らう前に顔を引っ込めたので直撃は避けていたが。
(これ以上の長期戦はこっちの不利になるな……それなら……!!)
刃を避けていた千束は鞄からスモークグルネードを地面に投げつける。そうしたことで濃密な煙幕が広がっていく。
「煙ですか……そんなもの」
男は視界が見えなくなっても慌てることもなく、蛇腹剣を振って煙を晴らそうと動かすが、千束は刃の動きが見えて避けやすかった。刃を避けながら千束は男に近づいていく。
「バカな!煙の中はあなたも条件が同じのはずなのに!!」
「悪いね!これが『無血姫』だよ!!」
千束は実は気に入っている自分の2つ名を叫んでは徐々に男との距離を詰めていく。
そして5mほど近づくと手にある拘束用銃を男に向けて鬱。ワイヤーが男に巻き付いては体を拘束する。
「く、クソ!動きが……!」
「チェストオオオオオオオッ!!!」
千束は相手がワイヤーに縛られて動揺している隙に走り出た勢いがついた飛び蹴り男に喰らわす。
「がはっ!」
蹴りを入れた千束は男を数メートル蹴り飛ばす。男はそのまま気絶する。
同時に近くでガラスが割れたような音が響く。
「ふぅ……思ったより面倒に相手だったな…」
(それにしても今のガラスが割れるような音ってなんだろう……小屋から聞こえたような……)
千束は音が気になり、倒れた男をそのままにして千束は小屋に入っていく。そこで見たのは――――
「おっ、来たな。千束ちゃん」
「シャマル……」
千束が小屋に入っていくとそこにはDr.シャマルが立っていた。彼の地面の周りにはヴァリアーの連中が横たわっていた。
彼こそがリボーンが言っていた協力者である。コロネロやバジルだといなくなったらあちらに感づかれる可能性があるためにいなくってもそこまで不自然ではない人選を選んだのだ。
「その人達は……」
「窓から入ってきたオレを襲ってきたから返り討ちにしたわけさ。安心しな、『筋肉シンドローム』っつう神経が痺れる病気で動けないだけだからな」
「そうなんだ……」
シャマルに説明されて千束は倒れている連中が死んでいないことを知って安心した。
彼は生まれつき菌やウイルスが付着しやすい体質を持ち、333対のそれぞれ打ち消しあう666の不治の病にかかっており、不治の病原菌を体内に持つ666種類を蚊を媒体にして、敵を病死させる「トライデント・モスキート」の使い手である。倒れた男達の周りに蚊が飛び間をっているのが蚊が病気を移させた証拠である。
「そうだ。先生を探さないとここにいるはずなんだよね……」
「奥の部屋なんて怪しいんじゃねーか?」
シャマルは親指で奥の部屋を指す。奥の部屋にはドアが存在した。
千束はそこへ駆け寄ると1度は銃を構えてドアにそばによって警戒してはゆっくりとドアを開ける。
ドアを開けた後、銃を構えたまま部屋に入るがそこには椅子に座らされて縛られているミカの姿があった。
「せ、先生!」
「うっ、うううっ……ち、千束か……」
心配した千束がミカの傍に駆け寄るがミカは衰弱しているのか呻き声しか出せていなかった。
千束から見てもミカは痩せ惚けているのが分かった。
「大丈夫!?クソ―!ヴァリアー奴らめ!!先生をこんな目に合わせやがって!!」
「千束……私のためにこんな所に来させてすまない……」
「いいんだよ、先生。ほら、シャマルも手伝って!!」
「お、オレもかよ!?オレは野郎の肩なんて乗せたくないぜ」
「うっさい!さっさとやる!!」
「わかったよ……」
四の五言わさずの千束の圧に押されてシャマルはミカの右腕を首に回し千束は逆に左腕を首に回して2人でミカを担いだ。
衰弱したミカをやっとのことで担ぎながら前に進むが――――
「……気づいたか?」
「……うん。結構な数が外にいるね」
千束は外にいるヴァリアー達の殺気に気が付いていた。千束の銃の音やシャマルが割った窓の音から相手側が千束達の存在に気が付いてもおかしくないだろう。
「さて、どうする?」
「それは決まってるっしょ!……先生、少しの間ここにいてね」
「うううっ……」
千束はゆっくりとミカを下に降ろしては銃を構える。それで千束が戦う意思を確認したシャマルはやれやれとミカを完全に降ろしては壁に寄り掛からせた。
「10…20…30……こりゃあ、突破するには厳しいぞ」
「それでもやるしかない時だよ!」
既に千束は戦闘態勢で拳銃を斜め下に構えていたのを見てシャマルは「やれやれ…」とつぶやいては腹をくくって小屋の外へ向かおうとする。だが、何か外の様子がかしいことを2人は察する。
「なにか変な音してない?私の気のせい?」
「いや、確かに聞こえるな……」
千束とシャマルにはまるで風が強く吹き荒れるような音が耳に聞こえていた。そしてそれと混じってかは人の叫び声が聞こえていた。
気になった2人は急いで扉の前に行ってはドアを開ける。
「「あ、あれは!?」」
2人が見た光景は一体!?
今回で千束の相手の男は本来はネームドで2人を相手する予定でした。
ただあんまり意味がないために『オリキャラ作りたい病』が発症しているために没にしました。当初の予定だとデカイ洋館にミカが捕らわれていて千束が一人だけ行く……みたいな感じでした。
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