ボンゴレファミリー所属の千束とたきな   作:たきな大好き0802

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前回の投稿から4か月。お待たせしました。今回から日常編3になります。
よろしくお願いします。


日常編3
波乱の授業参観


リング争奪戦の祝勝会から6日経った教室にて。

 

(もう嫌だ~~!!どこかに消え去りたい~~!!!)

 

ツナは机に突っ伏して強く思い悩んでいた。その理由は……。

 

(マジで授業参観に来ないでよ~!かあさん~~!!)

 

そう今日は授業参観で母親が来ることを恐れていた。去年の授業参観の英語の授業で母親が勝手に答えてクラスメイトに笑われるという経験があったためにトラウマになっていた。

 

(授業参観なんて中止になればいいのに……)

 

「おい、ダメツナ」

 

「ん?」

 

「ふへへへっ。今年の授業参観も笑かしてくれるんだろ?」

 

ツナが顔を上げるとそこにはクラスメイトの黒髪のオサムと茶髪の男子の生徒が立っていた。明らかにツナをバカにする態度を取っていた。

 

「去年は最高だったよなぁ。『沢田、[これはえんぴつです]を英訳してみろ』」

 

「『あ、あい…あむあ……ペンシル……』」

 

「「わはははははっ!!!」」

 

「それじゃあ、『私はえんぴつ』だっての!小学生でも分かるぜ」

 

「「ふはははははっ!!!」」

 

2人はツナが去年のやらかしを思い出しては大笑いしだした。それを聞いたツナは普段からこういう侮蔑は慣れっこだが母親が授業参観に来る憂鬱さもあって精神的ダメージを受けていた。

 

「あのすいません」

 

「い、井ノ上さん!?」

 

「ツナの悪口は止めていただけますか?正直、聞いていて不愉快なんですが」

 

「ひぃっ!」

 

たきなはまるで人を殺すような殺意がこもった目でクラスメイトを睨みつける。

その目を見た2人はビビりだす。

 

「そうだ。10代目を笑うやつは容赦しねーぞ」

 

「いっ……」

 

勢いに乗ってたか獄寺もツナを馬鹿にした2人に脅し出す。さっきからツナを馬鹿にする発言を聞いていてイラついていたのだった。

 

「そんぐらいにしておいたらどうだ?」

 

「そーそー。それ以上、言うと2人が何をするか分かんないよー?」

 

「し、失礼……しましたーーーー!!!」

 

山本と千束に忠告された男子生徒2人は抱き合ってその場を後にした。

 

「ありがとう。獄寺くん、たきな、山本、千束」

 

「大したことねーって」

 

「そうだよ。ああいうのってこっちから少し脅さないといつでも言ってくるからねー」

 

「いいえ!ここは1度、ビシっと締めましょう!!」

 

「そうですね。彼らのような人間はこちらが締めないと分からないでしょうね」

 

「そ、それはいいから……」

 

(やっぱりこの2人、似すぎるよ……!と言うかダイナマイトとその銃はシャレにならないって!!)

 

まだ釘を刺し足りないのか2人はお互いにダイナマイトと雷撃銃を取り出す。リング争奪戦後なのにあまりにも行動が変わっていない2人にツナは肩をがっくりと落とした。

たきなに告白されていたが、そんな甘い気持ちはどっかに行くほどたきなの行動は過激でツナを困らせるものであった。

 

 

並盛中では1年の頃からこの学校にいるたきなは『ミステリアスでクール』な少女として男子から人気であったりする(芸術面ではあれで引かれることはあるが……)

といっても女子から一方的に嫌われているわけでもなく、たきなに落とし物を拾われたり、体育の時間にボールをぶつかるのを防いだりなどして優しくされている女子は彼女にコロっと堕ちたりする。

ちなみに1年の頃の授業参観後に獄寺と共にツナを笑った輩を〆ようとしていた(その時はツナがなんとか宥めてことを得た)

 

2年から転入生の千束も同じほどモテている。あの明るい性格と美女などもそうなのだが、スタイルの良さよりも男子の目を引く。

そしてなにより気まぐれで部活の助っ人をするとその身体能力を発揮して大活躍する。その活躍ぶりは男だけでなく女も魅了してファンクラブを作るほどであった。

 

 

そんな2人と劣等生のはずの『ダメツナ』が仲が良いことが許せない輩が男女共々ツナを敵視していたりする。

2人が男子から告白されても次々と断っていているのも距離が近く見えるツナに嫉妬する理由の1つだろう。

 

そうして時間が経ってはクラスメイト達は席に着席した。

 

+++++

 

それから授業の時間になり、教室の後ろには生徒達の保護者が集まっていた。

大体の保護者が揃っていると思っていると教室のドアが開いて和服の黒人……ミカが入ってくる。

 

「授業参観の場所はここで合ってるかね?」

 

まさかの外人の保護者の登場に教室が騒めく。

彼はヴァリアーに捕まって監禁されていたが、時間が経っては傷が癒えて体力が回復して今まで前と同じように動けるようになっていた。だからこうして、千束の保護者として授業参観に来たのだ。

 

「あっ、先生!こっち!こっち!!」

 

「……千束、授業が始まるから大人しくしてなさい」

 

「はーい」

 

千束はミカに嗜められて素直に返事をする。

その様子を見たクラスメイトは入ってきた外国人が千束の関係者だと知って騒めく。

今まで千束は自分の家族とか話さなかったので驚くものが多いのも仕方がないだろう。

ちなみにたきなは両親は海外に出張して中々会えないという()()のため誰も触れようとしないという。

 

(母さんは来ていないな……頼む。このまま来ないでくれ!!)

 

皆が千束に注目する中でツナは自分の母親が来ないことに安心していた。このまま来ないことを祈るが……。

 

 

「ごめんなさい。遅くなりました。ツッ君!」

 

「あがっ!」

 

 

そんなツナの思いも届かず、教室のドアを入ってきた奈々を見たツナはショックのあまりに体が石造のように固まる。

 

「沢田さん、遅刻ですよ。罰として漢字の書き取り10ページ」

 

「はーい、先生♪」

 

(あー!母さん勘弁してよ!!なるべく目立ちたくないのに!!つーか、どうして来ちゃうんだよ!!)

 

数学の先生とノリノリで漫才をして周りの注目を浴びる母親を見てツナは心の中で嘆いては涙を流すのであった。

 

+++++

 

その後、授業が始まり普段数学が得意ではない山本が先生に当てられるが、ヤマカンで正解し、相変わらず態度が悪い獄寺が余裕で答えを当てる。

 

「よし。少し趣向を変えて井ノ上。この本題解けるか?」

 

「はい。X=-1、y=4です」

 

「正解だ。流石、優等生」

 

クールに答えを言うたきなに先生は彼女は褒め讃える。

表情を変えないたきなに周りは「流石、井上さんだ」「こんな時でもいつも通りクールだ……」とクラスメイトは彼女に見惚れていた。

そして、そんな中でツナが指名される。ツナは戸惑いながらも席を立つ。

 

「山本も当てたんだし、今日はいけるんじゃないのか?」

 

「あ、は、はい……」

 

(どうしよう……全然分からないよ……)

 

ツナが困って後ろを見るとそこには滅茶苦茶期待している奈々の姿があった。

彼女からのプレッシャーで苦悶の表情をするツナ。

 

「はぁぁぁ………」

 

「行け、ツナ!」

 

「ツナ君、頑張って」

 

「落ち着けばできるって!」

 

困って悩んでいるツナに山本、京子、千束はそれぞれ励ましの言葉を贈るがツナは答えが分からずに悩んでいた。

 

「10代目ー」

 

「ツナ、ツナ」

 

ツナより前の席にいる獄寺とたきなはツナにジェクチャ―して答えである『32』をジェスチャーで伝えようとするが肝心のツナは苦悩して前を見ていなかったために2人の合図に気が付かなかった。自分達のジェスチャーがツナに伝わらなかった2人は項垂れる。

 

(こうなったらオレもヤマカンで……)

 

「10―――…いでっ!」

 

ツナが答えようとした瞬間、後ろから何かが当たりツナは痛みで机に突っ伏す。

先生が心配してツナが物が飛んできた後ろを振り向くと――――

 

 

「オホホホホ」

 

(キモいおばちゃんがいるーーーーーーー!!!)

 

 

着物姿で黒髪の団子頭のおばちゃん…もといリボーンが保護者達に交じって背面ロッカーの上に立っていた。先ほどツナに当たったのはリボーンの草履であり、本人は知らんぷりで他の母親に混じっては「物騒よねー」とつぶやいていたが。

 

(あいつ、まさか本当に…)

 

目を光らせてこちらを見るリボーンを見てツナは昨日の夜のことを思い出す。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『明日は楽しみだな』

 

『え?お前なんかあったっけ?』

 

授業参観の前日の夜、ツナはゲームをしながら何気なく、リボーンと会話していた。

 

『何言ってんだ授業参観だろ?』

 

『お、お前来る気か!?』

 

『とーぜんだろ?授業参観は家庭教師として教え子を観察できる数少ない公式行事じゃねーか。去年は行けなかったからな』

 

『来るな!ぜってー来るな!!』

 

ツナはあからさまに嫌悪感を出してリボーンが来ることを拒否する。ちなみに1年の頃の授業参観ではリボーンは諸事情により来ることはできなかった。

 

『視察も兼ねてな。お前のクラスに新たなファミリー候補がいるかもしれねーじゃねーか』

 

『いるわけないだろう。とにかく、来るなよ!お前が来たら滅茶苦茶になるに決まっているんだからな!』

 

『スピースピー』

 

『寝るな――――――!!!』

 

まるで誤魔化すようにリボーンは寝だして、結局リボーンが来るかどうかの話は有耶無耶になった……。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(本当に来やがった……)

 

「オーホッホッホッ!」

 

(しかもキモイおばちゃんコスプレ!!)

 

他の母親と混じるおばちゃんコスプレのリボーンに嫌悪感を持つツナ。

そんなツナの気持ちを知らず先生はツナの方へ近づく。

 

「おい、沢田」

 

「は、はい……」

 

「良く聞き取れなかったんだが……もう1度、答えを言ってくれるか?」

 

「あっ、はい…え、えっと……」

 

答えを言おうとするツナはあることに気が付く。リボーンが自分に草履を投げてきたのは答えを間違えたからだと。そして後ろを振り向くと――――

 

(ば、爆弾!?)

 

リボーンの手には黒くて丸い導線がある爆弾が握られていた。その爆弾を見てツナは、なんとか避ける方法を考え出すが……。

 

・ヤマカンで答えを言う→間違えて爆弾を投げられる

・無言で過ごす→時間切れで爆弾を投げられる

・教室から逃げ出す→敵戦逃亡扱いで爆弾を投げられる

 

(何を言ってもバットエンド!!一気に緊張感の種類変わった!!!)

 

どう考えても爆弾を投げられることが避けられないのを悟ったツナは一気に緊張感を感じて寒気を感じていた。

 

「リボーン、爆弾はこんなに人が多い場所でいくら何でも……」

 

「確かにそうだな……」

 

(ミカさん、ナイス!!)

 

そんな時、ミカが化けているリボーンに忠告して流れが変わりそうでツナは静かに手をグーにして喜ぶが……。

 

「よし!ここは企画を変更してデスヒーター付きの針を使用するぞ」

 

(変わってねーーーー!!寧ろ、酷くなっているよ!!!)

 

ミカの忠告も無駄であり、ツナに対しての武器を変えただけであった。しかもどこで手に入れたのか大空戦で使われたデスヒーターというゾウでさえ歩けなくなるという危険な猛毒を塗った針を投げようとしているのだ。

 

「沢田、さっきからどうした」

 

「い、いや……」

 

ツナは間違えたら死ぬかもしれないという危機からどもってしまう。

 

 

 

「はいはーい!!答えは100万ポテトです!」

 

 

 

ツナが声がする方向を見るとそこには教壇の上に立って手を挙げるランボの姿があった。

そんなランボを見かねてか近くにイーピンも現れる。

 

「だめ!ランボ!」

 

「あれー?違った?じゃあ、答えは100万グラタンです!」

 

(なんであいつらまで来てんの!?)

 

まさかのランボの登場にツナは驚きを隠せない。先生はランボの所へ近づいて話を聞こうとするがランボは勝手に九九を言い出し(しかも途中から間違っている)てはクラス中を笑いに誘い出した。ちなみにツナは恥ずかしがって目を逸らしていた。

 

「ランボさんも先生できるもんねー」

 

そう言うとランボは頭で黒板の上を動き出して書かれている数式を消してはチューリップの絵を描き出す。そして『この問題が分かる人!』と言い出すのだ。

流石にこの流れにも生徒や保護者は唖然としてしまい、イーピンがランボに押さえるように止めだした。激しく暴れるランボの前につに奈々が前に現れて宥める。

 

「すいません。この子達、うちの子なんです」

 

「母さん!」

 

他人の振りをしようとしていたのに自分の子だという奈々にツナはついツッミを入れてしまう気が付いた時には後悔していたが、すでに時は遅く周りは騒ぎ始める。

 

「またあの子よ…」

「ツナ、兄弟いたんだだ」

「子沢山なのね」

「それにしてもあんまり似てねぇな」

 

 

(バレた上に変な誤解されてるしーーーーー!!)

 

ランボが実の弟と勘違いされた上で色々と勘違いされているのを嘆くツナであった。

奈々はランボを抱えて後ろの方へ下がっていく(イーピンは奈々の腕にしがみ付いていた)

 

「おっ、たきな?ランボさん、たきなと遊んでいく―!」

 

「今はできませんが…学校が終わったら遊びましょう」

 

「やったー!約束した盛んねー!帰りにたきなと遊ぶもんねー!」

 

「ふふっ」

 

(あ、たきなってこういう時に笑うんだな……)

 

ランボはたきなと遊ぶ約束できて大はしゃぎ。それを姿を見てたきなは微笑を浮かべていた。

最初の頃の出会った頃のたきなには考えられない表情を浮かべてツナは少し驚く。

 

「……って、なんでこいつら連れてきたんだよ!」

 

「ううん。私じゃないわよ」

 

「母さん以外に誰が連れてくるっていうんだよ!」

 

「私よ」

 

声の方をいると教室の前のドアの方にビアンキが立っていた。授業参観に行きたいというかランボやイーピンを連れてきたという。

そしていつもの通りに現れたビアンキを見て獄寺はトラウマでその場に倒れ始めた。

 

「何がどうなっているんだ!?と、とりあえず保健室に運ぼう」

 

「緊急事態ですので一時、授業を中断します。父兄の方々な迷惑をかけて申し訳ありません。生徒は各自自主をして待っているように」

 

倒れている獄寺に駆け寄った先生は困惑しながらも生徒に指示を出して父系に謝罪をしたのちに獄寺を担いで保健室に連れて行く。

ランボ、イーピンも出てはそのあとを奈々が付いていき、保護者としてビアンキも一緒に教室を出て保健室に向かっていった。自主になったことを母親達を愚痴っているのを聞いているツナは自分の周りが原因のために恥ずかしく感じていた。

 

 

 

「コラ―、静かに!授業再開すっぞ」

 

 

 

教壇の方から声がしてツナはそちらを見る。

 

「ん?」

 

「オレが代打教師のリボ山だ」

 

そこには深緑のスーツを着た帽子がないツンツン頭のリボーンがいた。

黒板にはでかでかと『リボ山』と書かれていた。

 

(アイツ何言ってんのーーーー!!?)

 

「ねぇねぇ、ツナツナ」

 

「ん?」

 

「あの教師ってリボーンだよね?骨格とかそういうのからしてリボーンだけど」

 

「う、うん……」

 

(やっとオレ以外でリボーンの変装見破れる人きた!もっと早く見破って欲しかった感はあるけど……嬉しすぎる!!)

 

やっと自分以外にリボーンの変装を見破れる人が現れてツナは感涙の涙を流す。いつもリボーンを見ている山本でさえ、「なんだ、ありゃあ。ちっこい先生だな」とリボーンの変装を見破れないのでツナにとってはありがたいことであった。

 

「リボ山……一体何者なんでしょうか……」

 

(いや、たきなさん!あなたは見破る側になって欲しかったよ……)

 

千束と違って普通にリボーンの変装を見抜けていないたきなにツナは落胆していた。

 

「父系の皆様も何卒よろしく」

 

「こちらこそ」

 

(親達にも受け入れちゃってる―――――!!!なんでーーーー!!?)

 

父系達に自然と頭を下げられて受け入れられているのにツナは怪訝な顔をする。数分前に「若い先生ねぇ」と言われていたにも関わらず。

ツナが釈然としない中でリボーン…もといリボ山は口を開けて話す。

 

「これから行うのはボンゴレ式天才養成プログラムだ」

 

「天才養成?なにそれ……」

 

「これを受けたものは飛躍的に知能指数がアップするぞ!IQ200なんてあっという間だ」

 

(うそくせーーーーーーー!!!)

 

リボ山の発言に懐疑的な顔をするツナだったが、意外にも父兄達の無反応は良く好意的であった。

こうして『ボンゴレ式天才養成プログラム』が始まった。

 

++++++

 

天才養成プログラムが始まってまず最初に行ったのが体の体操であった。リボ山と生徒達は何故か胴着に着替えてリボ山に合わせて体操を行っていた。

最初は軽い正拳突きだけだったが途中からうでまわしや腰回しやらを行って中々ハードな体操を行って生徒たちの大半は疲れ果てていた。

 

「はぁ…はぁ……疲れた……」

 

「いい運動になったけど……皆にはハードすぎるよ。こんなことさせて何をさせるつもりなんだろうね?」

 

「た、たしかに……」

 

(い、いや……リボーンの事を考えたら深く考えていない可能性も……)

 

千束と色々とリボーンの動向を話していたツナだったが、そもそもリボーンの気まぐれと言う可能性もあるために何とも言えない顔になる。

 

「面白かったなー。オレはいつもこういう授業ならいいんだけどな」

 

「そりゃあ、山本にとっては平気だろうけどさ…」

 

「楽しかったよね、ツナ君」

 

「うえっ?」

 

(京子ちゃんまで……)

 

「まず体を動かしてた頭をはっきりさせた後に勉強に集中させるというやり方をとっているわけですか……」

 

(こっちは真面目に意図を考えようとしてるーーーーーー!!!)

 

リボ山の正体に気が付かずに理由などを勝手に考えて納得しようとしているたきなにツナは心から心配していた。そして体操が終わって通常の授業に戻るが生徒達はほぼ疲れ果てていた。

流石のまどろっこしさで一部の生徒はリボ山に不満をぶつけるがそんな彼らにリボ山は頭にチップを入れ込むとすぐに頭が良くなると語る。

それを聞いたツナは「ふざけんな!そんなの人として許されるわけないだろう!人として!!」と激怒した。

 

「ただの冗談だ。本当はこっちだ」

 

リボ山は何やらリモコンを押すと教壇の近くの床が開いて底からどう見ても電気椅子が現れる。もっともツナかそのことを言おうとしたらツナを蹴り飛ばして彼の口を塞いだ。

 

「これを見ろ。人間における脳の情報は神経がやり取りする微細な電流に過ぎないそれを刺激してやることによって情報のやり取りを活発化し、脳を何十倍にもパワーアップすることができるんだぞ」

 

リボーンが黒板で図面を貼って指示棒でそれを説明する。父兄達は「科学的ですわ」「最近は進んでいるのねぇ」と感想を漏らし納得しているようであった。

逆に生徒達は「どう考えてもヤバそうだよね」と不穏に思っていた。

リボ山の指名でツナが選ばれて無理矢理座らされては足と手をロックされて逃げられないようにして頭に電流が流れるやつがつけられて直接電流を流される。

 

「うわああああああああっ!!!」

 

次の瞬間、電気が椅子周りから電気が放電される。電気が放電した場所は椅子周りだけだったために生徒達に被害はなかった。

椅子が作動し終わったらあと座っていたツナは焼かれたようにこげ茶になっており、服もボロボロで髪も爆発して膨張していた。

 

「やっぱりあの先生おかしいよ」

 

「そうね……」

 

(まあ、現役の殺し屋がおちょくってやっているみたいだしそーなるよ……)

 

黒川と京子の会話を聞いて千束は事情がを知っているだけあって彼女らの意見に心で賛同した。

 

「やっていることも意味わかんねーよ」

「あれも沢田の知り合いなのか?」

 

この様子に流石の生徒達も確実におかしいと思い始めたようだ。

 

「やっぱりお前が先生って無理あるって」

 

「ふん」

 

「おい!リボ山だかヘボ山だか知らねーけど、お前なんか相手にしてらんねーんだよ!とっと帰れ!!」

 

「私語は慎まんか!」

 

リホーンがそう言い放ってチョークを男子生徒(オサム)の額に投げつけると彼は痛みで気絶した。チョークはあまりの威力で粉になっていた。

あまりの威力にツナは絶句する。

 

「ちょっと!あんた!うちのオサムちゃんに何するんですの!!」

 

「お母様、落ち着いてください!」

 

「あっ!あ…ああっ……」

 

リボーンは母親に息子と同じようにチョークを額に投げて気絶させた。母親は呻き声を出して倒れた。

 

「こんな授業受けてられるか!……のわっ!は、はぁ……」

 

男子生徒の1人は席を立ちその場から去ろうとするが、後ろ姿にチョークを投げて気絶させる。

 

「みだりに席を立たない」

 

リボ山の行動に生徒と父兄達は顔を青ざめてその場を沈黙するのであった。その場にいるはずのミカはリボーンを止めるべきか決めかねて動けずにいた(リボーンが冗談とかなしにスパルタで生徒達を見ていると考えられるため)

 

(リボーンの奴…恐怖で教室を支配しやがった……)

 

「では授業を続けよう。まず軽ーく……この問題をやってもらおうか」

 

「ああ!?いつの間に書いたんだ!?」

 

ツナが黒板を見ると黒板にびっしりと数式がいつのまにか書かれていた。

 

「分かる人いるか?」

 

「あれって超大学レベルの難問なのでは?」

 

「確かに……」

 

(こんな問題解ける人がいないでしょ!リボーンは何を考えているの!?)

 

たきなと千束は黒板に書かれている問題が超大学レベルの難問であることを見抜く。リボ山の正体を知っている千束は彼が解けるものもいなさそうな問題を彼が出したのか不思議で何なかった。ちなみに2人も解けない。

父兄達は「最近の中学生は進んでいますわねぇ」と何かと勘違いしていた。

 

「誰も解けねぇのか?これが解けたやつにはいいマフィアの就職口を紹介するぞ」

 

「はぁ?マフィア?」

 

(リボーンの奴、本気でクラスの中にファミリー候補を探すつもりだったのかよ……)

 

気まぐれで先生として来ていたと思っていたツナは本気でファミリーを探しているリボーンに驚いていた。

そしてマフィアと言い出したリボ山に山本は「ツナの所の小僧みてーだ」とい、京子は「少し似ているね」とリボーンだと微塵にも気が付いた様子はなかった。

 

「マフィア……まさかリボーンさんからの刺客!?」

 

(いや、むしろ本人だよ!?君、分かっていて言っているんだよね!?そうだって言ってよ!!)

 

ツナはリボン山の正体が分からず見当違いなことを言い出しているたきなに呆れて果てていた。

素一方で誰も答えが分からず前に出てこないのを見て、「早くしないと順番ずつあの椅子に座ってもらうぞ」と電気椅子を指をさすリボ山。

それを見てますます生徒達はビビって消極的になっていた。

 

「はいはーい!答え、トイレ!」

 

「さっさと行ってこい!」

 

リボーンはドアから入ってきたランボに容赦なく黒い爆弾を投げつけて爆破させた。

 

「じゅ、十代目……ただいま戻りました」

 

「獄寺君!?」

 

次に現れたのは保健室に行っていたはずの獄寺だった。まだ体調が治っていないようで顔は青く、腹を押さえていた。

 

「この問題、見たことがあります。答えは――――」

 

「お前は既にマフィアだろ」

 

「だああああああっ!!!」

 

「獄寺君!!」

 

答えようとする獄寺をリボ山は爆弾で先ほどと同じように容赦なく吹き飛ばした。流石にその行動には許せなかったのかツナはリボーンの方に駆け寄った。

 

「やり過ぎだぞ、リボーン!」

 

「カチンと来たからな」

 

「お前、そんな理由で――――」

 

ツナがリボーンに激怒している中、背中から視線を感じていた。それはツナとリボ山の関係を知った他の生徒達からの憎しみを受けていた。

 

「やっぱり、沢田絡みだったのね……」

「すっごい迷惑」

「なんとかしろよ!」

 

「あ、あの……」

 

あまりのクラスメイトの恨みや憎しみの視線にしどろもどろとなっては後退するツナ。

そんなツナを見かねて彼の前にたきなと千束が現れる。

 

「皆さん、いくらリボ山先生の事を知っていたからって彼を責めるのは間違ていると思います!」

 

「そうそう!知っていたからっていうこと聞いてくれるとは限らないしね!!」

 

(ふ、2人とも……)

 

ツナは2人の優しさ差がありがたかったがこのまま2人とも責められることをツナは心配していた。

 

「ボスのお前がどうにかしてやれ」

 

リボーンは手に持っていた銃でツナの額を撃ち込むとツナは一度は倒れては額に死ぬ気の炎が灯だして脱皮してパンツ一丁で復活する。

 

 

復活(リボーン)!!死ぬ気でオレが教える!!」

 

 

ツナはすぐさまハリセンに姿を変えたレオンを使って教壇に立つ。

 

「さあ、解いてみろ!テメーらはこれしきのこともわかねーのか!ぶっ飛ばすぞ!!」

 

(う、嘘……!?開き直りやがった……!!)

 

まさかのツナか開き直って教壇に立って教える側に立っていて生徒達は引いていた。

千束のたきなもまさかの展開に驚きながら席についていた。

 

 

それからツナの死ぬ気状態が解けるまで教室はツナの独善的な授業が行われるのだった。




というわけで長々となりましたがこれ終わります。
千束とたきなの出番が薄い感じになってしまったのは反省しています。
これでもアニメ版の所を一部省略したりしたんですけどね……。
千束とたきなと立ち位置とかもっと上手くさせたかったんですけど……。
もし他にこうした方が良かった案とかあったらお願いします。

読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
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