ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
ツナ達が声が聞こえた先に向かうとそこは最初にいた入り口付近で会った。そこで男女が言い合いになっているのが見えた。
「てめぇ!!もう一度言ってみろ!!10代目に従わねぇっていうどうことだ!?」
「事実を言っただッスよ。だって、ボンゴレ10代目偉業が自分達に全く届いていないッスよ?そんな相手にどう従えっていうッスか?」
「そんなのてめぇが下っ端だからだろうが。てめぇのような下っ端に情報がいくわけねぇだろ!」
「はっ、私だけでなく、リコリスの誰も評価を知らないっていうのによく言えるッスね。本当は何も成し遂げていないんじゃないッスか?」
「んだとぉっ!?ライン超えたぞ、刈り上げ女!!表に出ろ、ゴラァ!!!」
(嫌な予感当たったーーーーーーーー!!!)
ツナは一番当たって欲しくない予感が当たって心の中で絶句していた。沢山のリコリスが周りにいる中で獄寺と茶色のツーブロックの藍色の制服を着ている少女が言い合いになっていた。
どうやらボンゴレ10代目についての事で言い合いになっているようだ。
「なにあれ?」
「ここに男の人が来るなんてかなり珍しいし……ツナの知り合い?」
「え、まあ……うん」
(がっつり知り合いです……)
ツナはばつが悪そうに下の方を向いては歯切れ悪く答える。
「あっ、10代目!!そんな所にいたんスか!!」
(バカーーーーーーーーーーー!!!)
自分の方を見て『10代目』と呼ぶ獄寺をツナは心の中で絶叫していた。獄寺の言葉がツナに向けられたを察した周りのリコリスは一斉にツナを見た。
「ツナ……あんた、まさか……」
「嘘だよね?ツナ……」
(あ~もう!獄寺くんと一緒にいるといつもこうだよ……)
「……黙っていてごめん……オレ、ボンゴレ10代目なんだ……」
ツナは獄寺の行動に呆れつつ、ツナは申し訳なさそうに2人に事実を語っていく。その事実にエリカは「嘘……」と信じられないでいた。
ボンゴレ10代目がいると知ったツーブロックの女はツナの方へ近づいてくる。
「フーン…あっ、あーしは乙女サクラっす」
「お、オレは沢田綱吉……ツナって呼ばれている。」
「……これがボンゴレ10代目ッスか――なんかパットしないっすねぇ」
(いきなり罵倒されたーーーーー!!!)
初対面なのに罵倒されてツナは唖然とするしかなかった。
「てめぇ!どこまで10代目を愚弄すれば気が済むんだよ!!果たしてや――――「お、落ち着いてよ!獄寺君!!」
「10代目、止めないでください!!こいつ、オレに話しかけてきては10代目だけでなくファミリーの事をバカにしているんですよ!これが許せるわけありませんよ!!」
「別に馬鹿にしているわけじゃないッスよ?ただ、功績とか全く不明なのをどう受け入れればいいっていうんすか?」
「ボンゴレ所属なら無条件で受け入れるっていうのがリコリスっていうもんだろうがーーーーー!!!」
「やめなよ!!獄寺君!!」
ツナは獄寺の脇に腕を回して必死に止める。今でもサクラに飛び掛かりそうな勢いだった。
「おっ、丁度いい感じに因縁が出来ているようだな」
声の方がする方を見るとそこにはリボーンが歩いていた。後ろには白衣を着た茜色のマッシュルームカットの中年の女性とボードを持った女性が秘書的な女性が立っていた。
「リボーン!どこにいたんだよ!?探したんだぞ!!」
「ちょっと、ここの司令と話し合っていたからな。後ろの白衣の男みてーな奴がここの司令の楠木だ」
「……初めまして、ボンゴレ10代目。私がここの司令の楠木だ」
「ど、どうも…沢田綱吉です」
ツナは楠木に手を差し伸べられてはその手を握った。数秒しては手を離しては握手をやめる。そしてツナが周りを見るとリコリス達は司令を前にしているためか隅に移動しては起立して立っていた。
その姿を見たリボーンは少し不服そうであった。
「やっぱりツナには威厳が足りねぇようだな。よし、予定通りにボンゴレ10代目&嵐の守護vsリコリスを開催するぞ」
「なんじゃそりゃあーーーーーーー!!?」
リボーンの提案にツナは我慢できずに絶叫のような悲鳴を上げた。それは本部の入り口に響いた。
「また、変な思い付きで周りを巻き込むなよ!!」
「思い付きじゃないぞ。相変わらず、リコリコがボンゴレ10代目に敬意を払わねぇからな。ここで1度ボンゴレ10代目の実力を見せねぇと」
「勝手なことを言うなよ!それならリング争奪戦のことを情報公開しろよ!」
「情報公開になるとXANXUSなどについても話さなきゃいけなくなるから規制しちまうのは仕方がねぇんだ」
「うっ……だから、不満に思われるくらいなら上手くやってくれよ!そもそも対戦相手って誰なんだよ――――「ワタシとこいつだ」
「いでっ!」
声を上げたのは額をさらした濃い茶髪のショートヘアをアシンメトリーにセットした、鋭い面持ちの少女だった。千束と同じ赤い制服ファーストの制服を着ていて、下は黒タイツだった。彼女はサクラの首根っこを掴んでいた。
「君は……?」
「ワタシはファーストの春川フキ。どうぞ、お見知り置きを」
「ど、どうも……」
(なんか皮肉ぽい感じがするなぁ……)
挨拶をして一見、良好そうな雰囲気を見せるフキだったが、ツナはどこか言葉に皮肉さを感じられずにいられなかった。
「そういうことだ。ツナ、お前は獄寺と共にファーストとのフキとセカンドのサクラと勝負しろ。実弾ありでな」
「なっ」
「…横から失礼します。――いくら実弾ありはやり過ぎないでしょうか?この勝負はデモンストレーションと聞いています。でもしボンゴレ10代目や守護者の方に何かあったら……」
「気にするな。オレが鍛えている奴らがその程度で怪我しないぞ。まあ、何かあった時はその時だ」
「は、はぁ……」
ツナ達を心配して意見述べた司令の秘書だったが、リボーンにあっさりと言われて困惑するのであった。
「話の流れは分かんないッスけど、つまりこの2人相手に実弾使った勝負していいんスか?」
「ああ、模擬戦といわずに実践と思って銃を使っていいぞ」
「やった!相手がボンゴレ10代目だからって手加減しなくっていいんッスね!」
「リボーンさん、リコリスが実弾ありならこっちも殺す気で武器を使っていいんですよね?」
「勿論、本気でやれ」
「よっしゃー!」
獄寺はリボーンから話を聞いてガッツポーズを行う。
「ちょ、ちょっと!とんとん拍子で進んでいるけどなんかおかしいよ!!」
「…別にいいじゃないですか。ワタシもボンゴレ10代目の力を知りたかった所なんですよ。千束の奴を従わせている奴がどんな人か見極めさせてもらいますよ」
「い、いや…別に従えてはいないし……」
(凄くトゲがある感じだけど、千束はこの子に何したのーーーーーー!!?)
ツナは千束を敵視しているフキに対し疑問を思っていた。
「実弾ありだなんて……止めた方がいいよ。ツナ」
「そうだよ。フキはともかくサクラはマジで命の危険があるって」
「……2人とも心配してくれてありがとう。でも、逃げてばっかりにもいかないしね」
自分を心配してくれるとているヒバナとエリカに礼を言いつつ、ツナは重い腰を上げる。
「ほらほら、早くやるッスよ!それとも10代目ファミリーは腰抜けばっかりなんッスか?」
「んだとッ!?てめぇ!!」
「……オレだけ言われるならともかく、仲間を罵倒されるだけは許せないから」
「ツナ……」
自分のためではなく仲間のために戦うツナを見て、エリカとヒバナはツナが少し前に話した『巻き込まれた人間』であることは察することができた。
「御託はいいっすから早くやりましょ――――いでっ」
「お前はしゃべり過ぎなんだよ。ボンゴレ10代目、その守護者もついてきてくださいよ。模擬戦の場所、分かんないでしょ?」
「チッ…無駄に煽りやがって……!あとで吠え面かかせてやるよ……」
「まあまあ…教えて貰っているんだから感謝しようよ」
苛立っている獄寺をツナは宥めながらフキに誘導して貰って模擬戦の場所に向かうのであった。
+++++
模擬戦室―――『キルハウス』と呼ばれる場所でツナ&獄寺、フキ&サクラは向かい合っていた。
「あー…まだッスか?そろそろ始めましょうよ」
「待ってろ!10代目にも準備というものがあるんだ!!」
(……うううっ。緊張するな……)
獄寺とサクラは未だに敵視して睨みあっており、周りに火花を巻き散らすのが見える程であった。そんな中にいるツナは居心地が悪くかった。
一応、戦闘態勢は既に出来ており、手には『27』と描かれている手袋をつけていた。ツナは持っていた死ぬ気丸が入った瓶を出しては中にある錠剤を口に入れた。そうすると額に橙色の炎が灯ってはつけていた手袋は『X』と書かれた黒いグローブに変化しては額と同じ炎を宿していた。
「…待たせたな。準備は既にできている。いつでもいいぞ」
「えっ、なんか別人になっていないッスか?」
「ああ……それに纏う雰囲気もちげぇ……」
(それに額に灯っているのは噂に聞く死ぬ気の炎っていうやつか……?手の手袋も『X』と描かれたグローブに変化してやがる……どういう仕組みだ?)
一気に姿が変わったツナにフキとサクラは驚きを隠せない。フキは姿の変わったツナを見て色々と考えるが、死ぬ気の炎でさえ知らないリコリスでは碌に考察できるわけがなかった。
【…では始めるぞ。準備はいいか?】
「ああ、始めてくれ」
(だから、雰囲気がちげぇって!!)
上の特別な観戦室からの通信機でアナウンスする楠木の声にツナは返事をして、それぞれ背中を向けて距離を取る。
そんなオドオドした雰囲気から落ち着いた雰囲気と変容しているツナにフキはツッコんだ。
そして、それぞれのコンビはある程度の距離を取っては対峙する。
【ルールは双方のメンバーが両方とも気絶、重症化、降参で完全敗北とする。それ以外は何も問わない】
【では、はじめっ!!】
楠木の開始の合図と共にフキとツナの方へ走り出す。素早いステップで翻弄しながら近づいては左手の手刀で攻撃する。ツナは攻撃をその場に動かずに最低限の動きで避ける。
避けられたフキはそれ以上の攻撃は無駄だと思い、攻撃を止めてはその場から離れる。
そして別のドアの方へ向かう前に腕を後ろに向けてはツナの方に銃を撃つが、ツナは撃ってきた弾を手の死ぬ気の炎で溶かして防ぐ。
「弾をノーモーションで溶かすとかヤバすぎじゃないッスか?どんな仕掛けを……ん?」
ツナの動きに模擬戦場はにあるドアに隠れているサクラが驚いていると下にダイナマイトが転がり込んでいたのが見えた。
「し、しまった!!」
サクラが驚いた瞬間、ダイナマイトが爆発した。爆発した後、1本だけだったので致命傷にはならずに痛みを感じながらも体を動かして扉から出てくる。
「いたたっ……威力が無かったとはいえ……爆発はヤバいッスね……」
「これだけで終わらねぇぞ!!スモーク・ボム!!」
獄寺は導線がないダイナマイトをサクラの前に投げる。爆発したダイナマイトは煙を作り出してフィールドの一部見えなくした。
「ゲホゲホ………こんな煙の中じゃあフキ先輩と連携がとれないッスよ。でもそれも相手も同じはず――――「ロケットボム!!」
「えっ」
油断しているサクラの前に飛んできたはダイナマイトだった。しかも上ではなく真っすぐロケットのように飛んできた。彼女がそれをダイナマイトだと認識した時には既に目の前に迫っていて避けることができなかった。
「果てろ」
「うわあああああああああ!!!」
ダイナマイトが当たったサクラはダイナマイトの爆発に巻き込まれて叫び声を上げていく。そして彼女の周りの煙が晴れるとそこにはダイナマイトによって倒れたサクラの姿があった。
「サクラ!……くそっ!」
「どうやら相当焦っているようだな」
「!?」
フキは目を疑ったいつの間にかツナが目の前に現れていたのだ。彼女は隠れて機会を伺っていたのにツナはこうして目の前に現れた。ドアを破壊した音もしなかったのにと思って周りを見るとドアが焼け焦がされて無理矢理壁が開けられていた跡を見つける。
「クソ!化け物かよ!!」
「遅い!」
「がはっ」
フキはツナに銃を向けるがツナは目の前にまるで消えたようにフキの後ろに超高速で移動して彼女に首に手刀を喰らわせた。喰らったフキは意識が飛んでその場に倒れる。
【勝者、ボンゴレ10代目ファミリー】
フキとサクラが倒れたことでリコリス側が負けたことは明らかで楠木はボンゴレ側の勝利のアナウンスを行う。そのアナウンスの数秒後にリコリス達はツナ達に向かって皆が拍手を行った。その中にはエリカとヒバナの姿もあった。
「やりましたね。10代目!」
「……ああ。この結果は最初からリボーンが考えていてオレ達を誘導したかもしれない」
「ま、まさか……考えすぎですって」
獄寺はツナの考えに否定するが、ツナはリボーンならやりかねないと思っていた。
「これがあなたの狙いですか?ファーストがいるチームをボンゴレ10代目達が圧倒的に倒すことでリコリス達にボンゴレ10代目の強さを認めさせる……」
「どうかな……だが、ツナ達が負ける気は微塵も感じなかったのは事実だな」
指令用の観戦室にてリボーンと楠木は今回の模擬戦の結果について話し合っていた。
楠木はリボーンの思惑に気がついて尋ねるがリボーンははぐらかすだけであった。
「……いくらヴァリアーを倒したからといってもここまで実力差があるなんて……春川フキは本部にいるファーストの中でも実力があるリコリスですが……」
「それだけ修行や修羅場をくぐっている数が段違いっていうことだ。気にすんな、リコリスにはリコリスに役割がある。ツナ達との差があっても悲しむことはねぇ」
「そうかもしれませんが……リコリスはボンゴレボスを守るためにも存在しています……これでは……」
「心配するな。あいつらの身を守るリコリスはきちんといる」
「千束とたきなか……」
リボーンに指すリコリスが誰かなのかすぐに気が付いた楠木はそうつぶやくのだった。
近くにいたリボーンはそのことは聞いては「ニッ」と笑うのであった。
「それで春川フキと乙女サクラに対しての処罰はどうしますか?ボスや守護者に対して無礼を働いていますが」
「そうだな……」
「特にお咎めなしにしてやってくれ。ツナ達の対戦相手に選んだのはオレだ」
秘書と楠木が話している中でリボーンを割り入っていった。
「しかし、2人が無礼を働いたのは事実ですが……」
「あの2人も今回の戦いで反省しただろう。そもそも今回の模擬戦はそういう今のボンゴレ10代目に懐疑的や舐めた奴に対してのものだ」
「……わかった。判断はそちらに任せる」
「司令!?」
まさかの楠木の反応に秘書は驚きを隠せない。
「礼を言う。こんなのいちいち処罰下していたらキリがねぇからな」
「だが、表側何もないのもあれだ。厳重注意はしておこう」
「ああ、構わない。そこは好きに任せる」
「………」
リボーンと楠木の会話に秘書は黙ってみていることしかできなかった。
+++++
模擬戦が終わって外は夕日に染まっている頃になり、ツナ達は帰ることになっていた。
外で車に入る前に見送りとしてヒバナとエリカが来ていた。ツナは獄寺とリボーンが来るまで待っているということで2人と話すことにした。
「見送りありがとう」
「いいって。見送りもできずにお別れなんて寂しいからね」
「ボンゴレ10代…ううん――ツナ。たきなをよろしくお願いします」
「あはは……どっちかと世話になる方かな。でも、まあ――たきなが何かないように守るよ」
少し困り顔しながらもツナはエリカと約束した。そもそも約束しまいがツナは仲間を守るつもりであるが。
「エリカも良かったらたきなに会いにリコリコに来なよ。サービスとかできるわけじゃないけど」
「えっ……で、でも……」
「あー……悪いけど本部のリコリスは任務以外だと勝手な外出できないわけよ」
「えっ、ご、ごめん!良く知らないのに無神経なこと言っちゃって……」
ツナはバツが悪そうにすぐに謝った。だが、エリカは別に怒った顔などはせず寧ろ、笑っていた。
「ううん。気にしないでリコリスは年に1度に健康診断と体力測定をする時があるから会える時は確実にあるから」
「そうなんだ」
「その時にはお礼を言えるようになるから」
「おっ、言ったな。その言葉忘れるなよ~」
ヒバナはエリカを柄谷寄せ手はからかった。それを見たツナは仲がいいなと思っていた。
そしては名残惜しいと思いつつ、ツナは車に入っていった。
「……行っちゃったね」
「……うん。行っちゃったね」
エリカとヒバナはツナと獄寺を乗せた車を見送ってはつぶやいた。
「もしツナがボスになってくれたらリコリスも変わるかもね」
「そうだね……でも私、ツナみたいな優しい人がこっち側に来て欲しくない気持ちがあるよ」
「――そうね。でも、それはツナが決めることであって私達が決めることじゃないよ」
「うん……」
ヒバナの言葉にエリカは少し浮かない顔つきをしながらも頷いた。
「もう暗くなるから帰ろうっか」
「……そうだね」
本部の方へ歩き出すヒバナについていくようにエリカは歩き出した。一瞬、公道の方を見たがすぐに本部の方へ眼を向けた。
「いった~!!なんッスか、あいつら!?強さ的に半端すぎじゃないッスか?」
「あれがボンゴレ10代目とそのファミリーっていうことだろう」
本部の医務室に運ばれてベッドで寝ていたフキとサクラは先ほど目を覚ましていた。
ベットに座りながら2人とも先ほどの模擬戦の事を話していた。
フキの方は爆発にダメージで頬に湿布を貼っていた。
「飛んでくるダイナマイトや手や額に炎を宿したりと謎が多くないッスか?それにあえてツッコまなかったっすけどあの赤ん坊なんっすか?なんで赤ん坊が普通に二足歩行で歩いて喋ってるッスか?」
「ああっ!一々、うるせぇよ!!少なくてもあの赤ん坊はアルコバレーノのリボーンだな……」
「り、リボーンって…あの伝説の殺し屋の!?」
サクラはフキの言葉に驚いていた。リコリスでも『伝説の
「うそっすね……?伝説の殺し屋と聞いているッスけどあんな赤ん坊とは……」
「るせっ…ワタシも正直、分からないことばかりだ。とにかく、分かるのはあいつらがとんでもない強さを持っていることぐらいだ」
「そうっすね……あーしと先輩でも簡単にやられまし……」
その場が重い雰囲気に包まれて2人の間に沈黙が訪れた。そんな空気を破ったのはフキだった。
「あ~~!!すっきりしねぇ~~!!おい!サクラ!!トレーニングルームに行くぞ!!!」
「えっ、今からっスか!?」
「すっきりしねぇんだよ!ちょっと付き合え!!」
「ま、待ってくださいっスよ~~!!!」
フキは納得できなかったようでそのストレスを発散するためにサクラの首根っこを掴んでトレーニング室に向かっていくのであった。
+++++
「へぇ~、ツナ達。本部に行ってフキ達と戦って勝ったんだ」
「そうだよ。リボーンによって無理矢理ね……」
なんとかその日に自宅に戻ってこれたツナは夕食を食べた後に、自分の部屋に獄寺、千束、たきなを集めては今日会ったことを話していた。
「黒曜と戦う前辺りなら多少は苦戦したでしょうが、今なら圧勝でしたね」
「当然。寧ろ、あっさり過ぎてリコリスの層の薄さを嘆くぜ。1番階級が上のファーストのフキって女も全然大したことありませんでしたよね?ねぇ、10代目?」
「えっ……まぁ、強いかと言われたら……」
「フキもスピードタイプで強いんだけどね~。流石にヴァリアーと戦える守護者やツナと比べたら可哀想だよ」
どもるツナにフォローするように千束が口を出す。言い方があれだが、事実ヴァリアーと戦えるツナ達とファーストリコリスを比べるのは酷な話である。
「気になっていたんだけど――フキって千束とどういう関係なの?なんか一方的に敵視しているような感じたんだけど……」
「ああ……フキは昔が本部にいた時期の相棒だったんだよ」
「ちなみに私が本部にいた時に組んでいたこともあります」
「ええっ!!?そうなの!?」
まさか千束だけでなく、たきなにも繋がりがあったためにツナは驚きの声を上げる。
「フキは昔から私を目の敵にしていたもんだからそれがツナにも行った感じだね。ごめんね、ツナ」
「いや、それはいいんだけど……千束とフキってどういう感じ関係なの?」
「関係…関係かぁ……骸と雲雀…は言いすぎか。獄寺と山本の関係で山本が獄寺に対してライバル心が強くってあたりも強い感じ…?うーん…身近だと例えが難しいな。犬猿の仲なのは間違いないんだけどね」
「野球バカにライバル心はあると思っているっすけど……」
(いや、そんなことよりも真っ先に骸と雲雀さんの名前が出るほど仲悪いのーーーーーー!!?)
彼女とフキの仲は良くないかと思っていたが思った以上に仲悪そうなのにツナは絶句する。
とりあえず、これ以上この話題に触れずに別の話題に変えることにした。
「そ、そういえば…たきな、セカンドのエリカって覚えている?」
「エリカ……ですか?」
(あつ、やべー!もし覚えていなかったらどうしよう!?)
つい、聞いてしまったがそもそもたきなが覚えていない可能性があったためにツナは焦り顔になる。
「ええ。勿論、覚えています。武器商人の事件で人質になったリコリスですよね?」
(良かった!覚えていた!!)
「それが何か?」
「え、ええっと……たまたま会って事件の事を知ったから覚えているかなーって」
(お礼を言いたいことは伏せておいた方がいいしね)
直接お礼を言いたいだろうエリカの事を考慮してツナはあえて詳しいことを言うのを避けた。
「あの事件で本部から左遷させられたのでよく覚えています」
「あっ、ごめん……嫌なことを思い出させちゃったよね……」
「いえ。あれがあったからリコリコに来て今があると思っています」
「たきな……」
「昔は本部に戻ることばかり考えていた時期もありましたが、今はボンゴレ10代目ファミリーになれて良かったと思っています」
(あ、可愛い……って、オレは何を!?)
満面の笑みを浮かべるたきなを見たツナはストレートに可愛い感想を持ったが京子ちゃんの事を思い浮かべて気持ちを落ち着かせた。
「へっ……10代目ファミリーになれたことを感謝するんだな」
「なんであなたが偉そうなんですか」
「まあまあ。こうしてたきなと会えたのも必然だと私は思っているよ」ギュー
「……苦しいですよ、千束」
どさくさに曲がれてたきなに抱き着く千束。たきなは少しうっとうしそうに見ていたが完全に嫌がっていないのかどかそうとはしなかった。
「やっぱり、千束つてそっちの気あるっすかね?」
「さ、さぁ……オレには判断着かないけど。もしあってもオレ達がとやかく言うことじゃないよ」
「そういうもんスか……」
(本当に千束が同性愛者でも否定せずに受け入れるつもりであるけど……その相手のたきなに告白されているオレからしたら複雑なんだよな……)
千束が保護者のミカのように同性愛者でも否定せず受け入れる予定のツナだったが、たきなに告白されたことがあるために微妙な表情するのであった。
ということはDA編終わり
きちんと区長とか違和感なくかけているか心配。特にフキ
あとフキとサクラが弱いとか思われたりするかもしれませんが、ツナ達はリング争奪戦後なので強さが段違いなので仕方がないと思います(フキとサクラは原作『リコリス・リコイル』と同じレベルの強さしかもっていない)
追記:2025.8.18 フキとサクラの処罰について追加
読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
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