ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
10年後の世界へ
「なんでリボーン帰って来ないんだ?どこで道草くってんだよ」
その日、ツナは必死にリボーンを探していた。
それは前日にリボーンとランボが言い合いになり、その時にランボが取り出した10年バズーカの弾がリボーンに当たって、それからリボーンの姿が見えなくなっていた。
過去のツナは最初、その出来事を深く考えていなかったが、翌日になっても帰ってこないことを不審に感じて探して探し始めていたのである。
「何で獄寺さんもツナさん
「通販で買った土産の生八ツ橋をお渡しするんだ!!」
「通販で買ったのはお土産と言わないような……」
「そもそもなんで八つ橋?」
獄寺とハルが言い合いになっている中で一緒に来たたきなと千束は獄寺が持ってきたお土産に疑問を持っていた。
「あ!ツナさん!」「10代目!!」「あっ、ツナ!」
「丁度良かった、今ツナの家に行こうと思っていた所なんですよ?」
「あっ、う、うん……」
(『愛人』宣言したのにこうして前と変わらずに接してくるたきなが本当に分からないんだよな……)
ツナを見かけてそれぞれ声を掛ける4人。ツナは少し前に自分に対して『愛人になる』と言ったたきなが理解できずにいた。会うたびに少し動揺を見せているが、その事実を知っているもの以外はイマイチ勘が鈍いものが多いために気づかれていない。
「並盛町に地下商店街を作る計画聞きました?今日イベントやるんです!みんなで行きませんか?」
「そーそー!絶対、楽しいよ!行こう行こう!!」
「……ただ、千束が楽しみたいだけですよね?」
「ちっ」
「いや、それが……リボーンが……」
ツナは楽しそうにしている千束達に申し訳なさそうな態度を取って今の事情を彼女らに伝える。
「ええーーーーーー!!帰って来ない!?」
「――っていうか10年バズーカってなんですか?」
「あっ……」
(ハルは知らないんだった……!)ガーン
「……………」
ツナがハルに説明を『しまった』と思う中で、獄寺とたきなは熟慮していた。
「10代目……リボーンさんは確かに10年バズーカに当たって消えたのにそこには誰も現れなかったんスね」
「そうなんだ……何がどうなってんだか……」
「……!待ってください、10代目……来なかったってことはいなかった……つまり、10年後にリボーンさんは存在していないってことなんじゃ……」
「え…?」
「……あまり考えたくありませんが、まさか……とにかくリボーンさんを探しましょう!」
「う…うん……」
「はひ……」
「そ、そうだね!探そう!」
たきなの言葉にツナや千束やハルは同意してそれぞれ分かれて捜索することになった。ツナと千束は公園、獄寺は学校、ハルは山本の家、たきなは商店街へ。
「リボーン!!どこだよ!!どこにいっちゃってんだよ!!リボーン!!」
「見つからないね……リボーン」
「うん……」
ツナ達は必死に大声でリボーンの名前を呼ぶのだが、手がかりなしで闇雲に探しても見つからず、ツナと千束は困り果てていた。
(元はと言えば10年バズーカが原因なんだし…かといって、ランボに10年バズーカの事なんて聞いても何もわからなそうだし…)
「あ!!」
「どうした?何か思いついた?」
「うん!大人ランボに聞けば何か分かるかも!!」
「ま、待ってよ!」
大人ランボの事を思い出したツナは自分の家に向かう。そんなツナの後を千束は追いかけていく。
自分の家に着いたツナは部屋でだらけて横になってるランボを見つけて声を掛けた。
「なー、ランボ!10年バズーカで大人になってくれよ!」
「何言ってんのツナ?ランボさんは10年バズーカなんて、シ・リ・マ・セ・ン」
「頭から出てるじゃん!」
「ギク!」
千束に頭に10年バズーカの一部が見えているのを指摘されてランボは口から驚いた声を出してしまう。
「ほら、これで!」
「ぐぴゃ!!ダメだもんね!ボスに使っちゃダメって言われてるんだもんね!!」
「もう使いまくってんのバレバレだって!!」
「バレてないもんね!!」
ツナはランボの頭から10年バズーカを引っ張りだすと、ランボと取り合いになる。お互いに譲らないように10年バズーカを引っ張る。
「そう言わずに頼む!!」
「イヤだ!!」
「ツナ、落ち着こうよ。ランボもね?ね?」
言い合いになる2人に千束は嗜めるようにツナの後ろから言う。
「あら?」
「い゛!?」
「え?」
揉み合っている中で偶然にもランボの指が引き金を引き、ツナに10年バズーカの弾が零距離で着弾。ツナのすぐ後ろにいた千束も一緒に喰らう。
(え……?うそ…もしかして…10年バズーカを当たった…!?っていうことは……?オレが10年後に……?)
「わっ!わあああ!!」
10年バズーカに撃たれたツナは謎の白い空間に横たわっていた。そしてすぐにどこから落ちるように落下していく。
「いて!!」
(木……?いや、花の匂い…?真っ暗だ……あ……動いた……)
ツナが暗闇の中で上の方をずらすと開いては体を起こす。そこは草木が生い茂っている場所で開けた蓋は黒く、ボンゴレのエンブレムがあり、『X』の紋章があったそこが棺桶の中だったと理解するのはそう遅くなかった。
「棺桶の中……?オレが…?どういうこと……?「――――出してよーーーーー!!!」
「な、なんだ!?」
どこからか千束の叫び声を聴いたツナは驚いて周りを振り向く。だが、千束の姿は見えず声が下の方から聞こえてきたツナは冷や汗をかく。
「ま、まさか……」
「暗いよー!狭いよー!開けてよーーーー!!!」
「うわわわ!!千束が土の中に!!?は、早く掘り出さなきゃ!!!」
なぜ千束が土の中にいるか分からないが、急いで声が聞こえる場所を掘り出すツナ。幸い、千束が埋められている場所はそこまで深くなくツナが素手で掘り出せる程度の深さであった。土の中から掘り出すと自分と同じような棺桶が見つかり、そこから蓋を開けて千束が中から現れるのであった。
「ふぅ……助かったよ、ツナ。ありがとう。あのまま生き埋めにされるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ」
「いや、良かったよ。見つけられて…声がマジでやばそうだったし……それにしてもどこなんだろうね?ここ」
「うん。確かに何か看板やらあるなら分かりやすいけど、何もない山の中だしね」
「それにしても何でオレ達、棺桶の中に……」
「……ツナ、そのことなんだけどさ――――「誰だ!!」
「ひいいっ!!」
いきなり声を掛けられてツナはビビっていた後ろを振り返るとそこには
そして次の瞬間、男はツナに近づいては膝をついて彼の肩を掴む。そして女性の方は千束の方を近づいては彼女を抱きしめた
「10代目!」
「千束!」
「うわっ!」
「きゃっ!」
(やっぱり10年後の獄寺君とたきな!!すげーーーーーーでかくなってる――――――――!!?)
自分の目の前にいる2人をツナは驚きながらもよく凝視する。2人とも180cm近くあり、、当たり前だが顔が大人びていた。
服はスーツ姿で中にあるシャツは獄寺は赤でたきなは緑色であった。
「スイマセン!スイマセン!」
「なっ!?っていうかいててて!」
「千束なんですね!本物の千束なんですね!?」
「たきな…痛いって……」
10年後獄寺はツナの肩を強く掴んでは何度も謝り、10年後たきなは千束を離さないように強く抱きしめては喜んでいた。
2人はそれぞれの目の前の相手の言葉で冷静さを取り戻して、ツナ達が10年バズーカに当たったことで未来に来たことを知って2人は一度目を瞑って熟慮してから口を開く。
「いいですか10代目。過去へ戻ったら今からオレが言うことを必ず実行してください」
「え?へ?」
「すいません。詳しく説明している時間がないんです」
(10年後の獄寺君もたきなもなんかすっかり大人っぽいや……)
ツナがすっかり大人になった10年後の獄寺とたきなに見惚れるツナ。そんな中で獄寺は1枚の写真をツナと千束に見せると過去でその人物を消すよう申し出る。それには眼鏡をかけたオレンジ髪の男が写っていた。その男とはツナと千束も面識がなかった。
「躊躇する必要はありません。過去の私達に協力を求めてください」
「いや、でもっ。待ってよ!消すって殺すってことでしょ!?」
「たきな、どうしちゃったの!?私達にそんなことを頼むなんて……」
「それほど切羽詰まった状況ということです。別に千束やツナがやらなくっていいんですよ。その男を過去で消してくれるなら誰でも」
「ああ。奴さえいなければ白蘭もこれほどには……」
「ビャク……ラン?」
(っていうか…さっきからこんな深刻な雰囲気なの?一体、10年後に何が起こっているのーーーー!?それにそもそもオレと千束は何で棺桶の中にいたの?)
重々しく深刻な雰囲気で話している獄寺とたきなの話を聞いているツナは謎が多く混乱していた。とにかく、ツナは一番気になっている疑問を2人にぶつけようと思っていた。
「あ、あの!そもそも10年後のオレと千束はなんでこんな所に?」
「!!」
「そうだよ!ずっとそれが気になっていたんだよ!」
「何で10年後の……オレと千束…棺桶に……?」
「……………それは――――」
一瞬、顔を合わせた獄寺とたきなは悲しい顔をしてから数秒ほどで獄寺が、ツナからの質問の答えを言おうとするが――――森の方が激しく動き出した。
「!たきな!!」
「ええ!どうやら来たようですね」
「え?へ?どういうこと!?」
「説明している暇はありません!ここは二手に別れましょう。私は千束を。獄寺はツナを」
「ああ。言われなくっても分かってる」
「なっ、一体どういうことーーーーーーー!!?」
獄寺とたきなは自分達でしかわからない話をして、それぞれツナと千束の腕を掴んで分かれて森を走り出した。獄寺はもう片方の手には自分のアタックケースを持っていた。
「はぁ…はぁ……どこまで走るの?獄寺君」
「すいません。奴らから逃げるために走らせてしまって。少し休みましょう」
「う、うん……」
(奴らって、一体……?)
獄寺はそういうとアタックケースを下ろしてその場に腰を下ろした。ツナも同じようにその場に腰を下ろす。ツナは獄寺が言う奴らが気になって仕方がなかった。先ほど聞いた『白蘭』という言葉とどう関係しているのだろうか。
「結局、何がどうなっているの?襲ってくる奴らとオレが棺桶にいたことは関連あるの?」
「それは――――」
獄寺が何か話そうとした瞬間、「ボフンッ」と音と共に煙が広がってその場にいつもの10年前の獄寺が現れる。
「10代目ぇ……」
(何で獄寺くんがーーーーーー!?結局、色々と聞きそびれているし!!!)
「あれ……?いつもの10代目だ!!オレ、てっきり10年後に来たかと思いましたよ…」
「いや…ここは10年後であっているよ、獄寺君。オレもさっき来たんだ」
「!なんだやっぱりそうなんスか!リボーンさんのことで大人ランボを呼ぼうとして10代目の家に言ったら窓から10年バズーカが飛んできて当たっちまって…」
(同じことをしている……)
どうやら自分のように大人ランボから事情を聞こうとして10年バズーカに当たって10年後と入れ替わってしまった獄寺にツナは呆れていた。
それからツナは今までの経緯を獄寺に伝えるが――――
「10年後のオレは何をやっていたんだ!!どうして10代目が棺桶の中に!!」
「ひぃっ!」
「ちくしょーーーー!!!10代目を死なせるなんてオレは右腕失格です!!」
「誰もまだ死んだと言ってないから!!」
(直視しないようにしているのにーーーーーー!!!)
ツナから10年バズーカを喰らって入れ替わった時に棺桶の中にいたことを知った獄寺は一度は沈んではすぐに怒りだして最終的には地面に頭をこすりつけて、同時に拳で殴りつけていた。死んだと大声で言われてツナは考えないようにしていたので顔が引きつる。
それからツナ達が10年後に飛ばされてすでに5分経っていることに気づき、ツナが焦っていると彼の腹が鳴った。そして獄寺が持ってきた八つ橋を食べた後に周りを見渡していると、獄寺が10年後の自分が残していったアタックケースを見つけ開いて中身を確認する。そうすると記号が書かれた紙を見つけた。
「何…これ……?絵みたいだけど…」
「これはG文字だ!」
「G文字?」
「ゴクデラ文字といって、授業中にオレが考えだした暗号です」
(授業中、何やってんだこの人ー!)
授業中にそんなことしている獄寺にツナは引いていた。そんなツナの心中を知らずに獄寺が暗号を解読していると、後方から何者かが現れる。
「はじめまして――――さようなら」
ゴーグルを付けたフードの者が現れてツナ達を襲ってきた。
+++++
そして少し時間を戻して千束を連れて行った10年後たきなは少し離れた所で止まった。
「……大丈夫ですか?千束」
「はぁ…はぁ……!急に走り出したから息が……!」
「すいません。こうしないと奴らに――――いえ、どうやら見つかってしまったようです」
「えっ?」
千束がたきなの発言に唖然としていると上空から目の前に左右の肩にクロスした花の絵がある銀色の肩パットをした黒服の男2人が、靴の下にそれぞれ赤と紫の炎を出して飛んできた。彼らの手には足から出ている炎と同じ刃が出ている鎌を持っていた。
「ボンゴレがいるという情報を得てやってきたがビンゴのようだな」
「どっちがボンゴレの人間を殺せるかの勝負を忘れるなよ」
「な!何!?誰!?」
「千束は下がっていてください。ここは私が」
たきながそう言うと彼女は懐から穴が開いた小さな匣を取り出して指に嵌めていたリングに緑色の電撃を灯して穴に差し込む。すると匣が開いてクリス ベクターSBRがたきなの手元に現れる。
「うおっ!いきなり手に銃が!!?」
「先手必勝です!!」
たきながマシンガンを構えてすぐに撃つ姿勢になり目の前の黒服の男の1人に撃つ。その弾は1つ1つが緑色の雷を纏っていた。
「ぐわっ!」
「ちっ!」
赤い炎を足から出していた男はたきなの銃弾を喰らってその場に倒れる。もう1人は倒れた男を見てすぐに上空に飛んで自分に向かってくる弾を避けた。
「不意打ちで相方を倒せたからって調子に乗るなよ!!くらえっ!」
「わあっ!炎が!!」
男は鎌の紫色の刃の部分を大きくしてたきな達へ投げつける。千束はそれを見て避けるために動こうとするが、たきなは落ち着いて一息ついてマシンガンを炎の方へ向かって撃つ。
「
マシンガンから連続的に雷を宿した弾を撃ちこむ。まるでビームのようにになった弾は炎を貫いて男に向かって飛んでいった。
「うわあああああっ!!!」
雷の弾丸を喰らった男はダメージを受けてその場から地面に落ちていく。千束が唖然としているとたきなは倒れている男達に近づいて彼らの指にあるリングを奪い始めていた。その姿を見て千束は驚きの声を上げる。
「たきな、何やっているの!?」
「何をって……相手のリングを取っているだけですよ?この時代のリングっていうのは貴重で奪えるならこちらが奪っておくべきなんですよ?」
「い、いや…そんな戦利品みたいに言われても……」
「千束はこういうことに対して嫌悪感があるかもしれませんが、今はなりふり構ってい
る場合じゃありません」
(たきなの目がまるで最初に会った時みたい……)
今のたきなはリコリスで初めて出会った時に見た冷たい目をしていた。
「そ、それにしてもさっきの箱って一体何なの!?中から武器が出てくるってまるでアニメみたいでかっけーじゃん!!私も欲しいよ~~!!」
「これは
「え~~!!そこまで言ってもったいぶるなんて殺生な~~!……というか、こいつらって何者なの?」
「こいつらは『ミルフィオーレファミリー』…今、ボンゴレと交戦しているファミリーの名前です」
「ミルフィオーレ………」
たきなから聞いた組織の名前を復唱する。同時に千束はとんでもないことに巻き込まれていることを感じた。
「……って、あれ?5分なんてとっくに経っているはずなのに元に戻らない……どういうこと?」
「――おそらく、10年バズーカの故障だと思われますが……」
「やばっ!めっちゃヤバいじゃん!!どうしよー!たきな!!」
「落ち着きましょう。原因が分からない以上は私達と一緒にいるべきです。それが一番安心ですよ」
「う、うん!」
元の世界に戻れないと聞いて慌てる千束だったが、たきなの言葉で落ち着きを取り戻した。彼女の言う通りに一緒にいた方が安全なのは確かだった。
「…それでこれからどうするの?元の場所に戻ってツナ達と合流する?」
「いえ、こういう時に集まる場所を決めているのでそこに行きましょう。あっ、念のために持っているリングにこの鎖…『マモンチェーン』を付けてください」
「これは?」
「リングの力を封じる鎖――まぁ、言うなれば敵のリングをサーチするのを無効化できるもので付けているのと付けてないので大きく変わります」
(なんか大人っぽくなったというか手馴れているよね……そりゃあ、10年経っているから当たり前なんだろうけど……)
たきなの言うように自分が持っているリング(というかツナが買ったリング)にチェーンを巻き付けながら冷静に物事をこなしている10年後のたきなに千束は感心していた。
それからたきなが走り出すのを千束は付いていった。そして、数十分後に千束は足を止める。
「はぁ…はぁ……たきな、いつまで歩くの?」
「すいません。ここら辺にミルフィオーレが現れたということはここは安全ではないということ。そのため早く私達のアジトに向かわないと……」
「へぇー、アジトもあるんだー……というかそもそもここはどこなの?森ばかりで場所が分からないんだけど……」
「そういえば、言っていませんでしたね。ここは並盛町ですよ」
「…えええっ!!?ここ並盛だったの!?全然文字とか見ないから外国の可能性も考えていたよ……」
「まあ、周りが森林ばかりで勘違いも分かりますが――日本ですよ。ここ」
まさかの居場所で千束は唖然とする中でたきなは『まだ距離がありますからここら辺で休憩しましょう』と提案して千束は頷いて川の近くでたき火をして魚を焼いて食べていた。その頃には既に空は真っ暗になり星が輝いていた。
「そういえばアジトってどこにあるの?森の中だけど」
「いえ、実はダミーされていて匣を開けることでアジトの扉が地面から開くようになっているんですよ」
「すげー!まるで秘密基地みたいじゃんかよー!!テンション上がるぜ!!」
「………」
はしゃぐ千束を見ながら呆れながらもどこか懐かしさを感じながらたきなは見ていた。
そうしていると周りに何者かが囲んでいること気が付く。
「……千束」
「分かっているって。相手はさっきの奴ら?」
「いえ、リコリスです。……というものもミルフィオーレによってほとんど乗っ取られたものですが」
「嘘!?リコリスを奪われちゃったわけ!?」
(今のボンゴレってどれだけ追い詰められているの……?)
たきなからリコリスが敵に乗っ取られたと聞いて絶句していた。未来のことは分からないがリコリスが敵側に落ちるということは割ととんでもなく状況が悪いということが分かる。
「数は…大体20人程度でしょうか……私1人ならまだしも千束を守りながらは少し難しいですね……」
「どうするの?」
「強硬突破しかありませんね。私の傍を離れないでください」
「う、うん!」
作戦としてあんまりいい方法ではなかったが今の所、それしかこの場を打開できる方法がないために千束も受け入れた。
千束はたきなに抱き着いて、たきなはリングに緑色の雷を灯して匣の穴に突っ込もうとするが……。
「がっ!」
「ぎゃっ!!」
「「!?」」
次の瞬間、リコリスの何人かが悲鳴を上げては倒れていくそれを見て他のリコリスは命の危機を感じたのかすぐに退散していく。千束達が困惑していると千束達の前に現れたのは――――
「助っ人とーじょーっ」
そこには身長が180cm以上で顎に傷がある黒いスーツにその下に青い色のシャツを着ている男…10年後の山本が日本刀を持って立っていた。
千束とたきなはすぐに彼に近寄る。
「山本!?」
「山本、あなたは門外顧問の使者を迎えに行ったはずでは……?」
「ああ、そのはずだったんだが…途中でお前達を見つけてな。それにしてもたきなはともかく、千束が……あれ?なんで小さい千束がいるんだ?幻か…?妖怪か?」
(やっぱり、この人完全に山本だよ!!)
相変わらずの山本の天然に困惑しながらも変わらないのを確認する千束。
「実は……私、10年バズーカで10年後に来ちゃって……」
「!ああ、そっかーーーーー!!昔の!びっ、びっくりしたぜ!!どーりで!……元気そうだな、千束」
「……うん」
(なんか引っかかる言い方。この時代の私ってやっぱり……)
山本の言葉にどこか違和感を千束は感じた。千束の中にこちらに来た時に頭に過ぎった事実が浮かぶ。
「それでオレはこれからその使者を迎えに行こうと思うが、お前らはどうする?先にアジトに向かうか?」
「いえ、ここは一緒に向かいましょう。先ほどのような敵が来ないとは限りませんし、ツナと獄寺も門外顧問の使者と合流している可能性もあります」
「おっ、ツナもこっちに来ているのか」
「えええ。詳しい事情は行きながら話しましょう」
こうして山本とたきなと千束の3人は門外顧問の使者を迎えに一緒に目的地に向かった。
それから使者のラル・ミルチと一緒にいたツナと獄寺がゴーラ・モスカの2世代後の機体のストゥラオ・モスカに攻撃されそうになった所を山本が『
獄寺も10年前と入れ替わったのを知って6人はアジトに向かうのであった。
とりあえずここまで
所々省略していますが、あんまり原作通りするのもあれなので。
ツナ側はラルとの交戦~10年後山本との出会いまで原作通り。たきなと千束がいると原作の流れがやりづらいのとラルの裸見るシーンのちさたきの態度とか思いつかなかったのでこんな感じになりました。
読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
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