ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
「えっ、リコリスって基本2人1組なの!?」
食事中、ツナの声がダイニング・キッチンに響き渡った。
たきなが持ち直した後、時間的にお昼だったのでたきなが腕に縒りを掛けてお昼を作っていた。
ご飯、肉じゃが、味噌汁、ほうれん草のお漬し、冷ややっこ…と和風的なラインナップだった。
とはいえ、物が物なので時間は掛かっていて出来た頃にはツナ達はお腹ペこペこの状態だったのだが。
味はかなりのものだったので誰もそのことには文句は言わなかった。
ちなみにあまりにも美味いためかランボとイーピンはがつがつと食べている。
「ええ。そもそも『リコリス』というのは『DirectAttack』…通称『DA』の所属のエージェントのことです」
「『DA』はボンゴレの組織内部の1つでな。基本的にイタリアの治安維持やボンゴレに敵対や障害になる組織などを秘密裏に抹殺して治安やパワーバランスを保つ組織だ。リコリスはその実行部隊だと思えばいい」
「抹殺って……穏やかじゃないって」
物騒な単語を聞いたツナは体を身震いする。
食事中に何となく前から気になっていた『リコリス』という存在を聞いただけだったのだが……思ったよりヤバい存在みたいで聞いたことを少し後悔するツナだった。
「何ビビってやがる。いずれお前が継ぐボンゴレの一部だぞ?きちんと把握しておけ」
「いや、だからオレは継がないって言っているだろ!?」
「まっ、それを言ってられるのも今のうちだけどな」
「お前なー!……って、そもそもリコリスってどういう集まり?……もしかして養護施設から集めているわけじゃ……」
「そのまさかだぞ。リコリスは基本的にボンゴレの養護施設の出身でそこで色々と教え込まれているぞ」
「マジかよ!?」
想像していた中で最悪のパターンが当たってツナは頭痛を感じた。
一般感覚を持っているツナからしたら養護施設の子供達を教育して暗殺者に仕立てる所業は中々認めにくいものだった。
「当たり前だろう。お前はそこら辺の女の子を暗殺者としてスカウトするかと思っていたのか?」
「そりゃあ、そうだけど……いくらなんでも養護施設の子供っていうのは……」
「ボンゴレをなんだと思っているんだ?マフィアだぞ?」
「うっ……」
「綱吉さん、孤児だった私達に同情しているのかもしれませんが、もしボンゴレに拾われなかったらそこら辺で野垂れ死んでいたかもしれません。名前や誕生日などボンゴレが全て与えてくださいました。私はありがたいと思ってます」
「そ、そうかもしれないけど……」
「そんなに気になるなら、お前がボンゴレボスになった後に変えてみればいいじゃねぇか」
「そ、そんなに簡単に言うなよ!!!」
リボーンの軽い態度にツナは強く言い返した。
確かに養護施設の子供を暗殺者にしないためには内部革新をしない限り無理だとツナにも分かっていた。
だが、『ボスにならない』と強く決めていた”今の”ツナにとってはとても言えることではなかった。
その返答に誤魔化すようにツナは話題を変えることにした。
「……そ、そういえば!リコリスは2人1組ならたきなも相棒がいたの?」
「ええ。ファーストの『錦木千束』っていいます。約1年ほど一緒に任務をこなしていきました」
「そうなんだ……それでそのファーストって……?」
「リコリスにはランクみたいなもんがあってな。最も優秀な奴には赤色の制服のファースト、主力で紺のセカンド、見習いだが能力はあるベージュのサード…と具合に分かれている」
「へぇ、そんな風になっているんだ……てか、なんで制服?」
ツナは話を聞いていて抹殺に疑問に思ったことをたきなに尋ねた。
「『制服姿の女子高生はもっとも他人に警戒されない姿であるため』…という内情らしいです。実際、制服姿で油断を誘えたことはあるので事実です」
「そうなんだ……それでそ、その錦木さんってどういう人なの?」
「そうですね……千束は明るく、自由奔放な感じで掴み所がありません。そして彼女は身体能力や戦闘力はリコリスとしてトップであり、最大の武器は目です」
「目?」
「はい。千束は観察力が非常に高く、相手の服や筋肉の動きを見て次の行動を予測することができます。私が知ってい限りでも相手の照準と射線を正確に読み取って回避したり、数人の敵をたったひとりで相手取って無力化したりしてました」
「奴は目で見て銃弾を避けるなんて簡単なことだ。千束は7歳の頃に大きな事件を解決して『リコリス最強』とも呼ばれている」
「ひええ~!!恐ろしすぎるよ~~!!!」
その時、ツナの脳内には筋肉マッチのモリモリの女性や頬に血をつけては笑顔で笑っている女性が浮かんでいた。
「それほど詳しいっていうことは仲がいいんだね。その錦木さんっていう人と」
「仲が良い…というより彼女が私に無許可でズカズカと入ってきたんてすかけどね」
「そ、そうなんだ……」
「人の都合などを考えずに勝手に関わってくるお節介焼き……迷惑が掛かることは多いですがそういう部分で救われたのは確かです」
(普段から苦労して大変なんだろうな……でも、なんか楽しそうだな……たきな)
普段苦労掛けられているのか普段で見られないほど饒舌で感じようが困った口調であった。
だが、『錦木千束』について話す彼女はどこか楽しそうの表情であった。
「がははは!ツナのジャガイモもらーい!!」
「おい!それ俺のだぞ!自分の分があるんだからそれを食べろよ!!」
たきな達と話しているとその隙をついてランボがツナの肉じゃがに箸をつけた。
気が付いたツナはそれに注意する。
「ツナ~知らないの~?この世は焼き肉強食なんだよ?」
「ウザッ!!というかそれを言うなら『弱肉強食』だろ!?」
「そうそう」
間違った言葉を使ってくるランボにうざさを感じつつ訂正するツナとそれに対して頭をゆらして同感を示すイーピン。
当のランボは「あらら」という態度で、それを見たリボーンがイラついては「うぜぇ」とつぶやいてはランボに蹴りを食らわした。
当然蹴りを喰らったランボは泣き出した。
「うわあああああああああああっ!!!」
「何やってんだよ!リボーン!!」
「オレをイラつかせたこいつが悪い」
「お前なー!!」
泣いているランボを何とか泣き止まそうと宥めるツナ。
そこにたきなが視線を向けているのに気が付く。
「ごめん、たきな。いつものことだから気にしないで」
「いえ。むしろ、こういう時こそ私を頼って欲しいのですが……」
「気持ちはありがたいけど、美味しいご飯を作ってくれているだけても十分助かっているよ。たきながいなかったら外食かカップラーメンだっただろうし……」
「そうですか……」
「そうだよ!美味しいご飯をありがとう!……って、ランボはそろそろ泣き止めよ!」
「さわださんに迷惑をかけるダメ!」
ツナは隣で泣いているランボをスーピンと共に泣き止ませるのに集中していた。
そのためにツナに褒められて少しうれしそうな表情をしていたのに気が付かなかった。
たきなの隣にいたリボーンはそれを見て口元を「ニッ」とさせていた。
++++
「ぐへぇっ」
「ツナへゴールだもんね!ガハハハ」
「ランボ、それさっかーじゃない!」
食後、少し時間がたった後になんとか落ち着いたランボとイーピンと共にツナはその後、庭でサッカーをしていた。ちなみに1月なので暖かそうな服装をしている。
球技は苦手だが子供相手位なら……と相手をしていた。
とはいえ、5歳で殺し屋をしているランボに相手になるはずがなく顔面でボールを受ける羽目になるのだが……。
「いてててっ……ランボ、お前手加減しろよー!」
「弱っちいツナが悪いもんねー!」
「ランボ、さわださんにしつれい!」
「綱吉さん、ここにいました。おやつが出来ましたよ」
「えっ、もうこんな時間?」
たきなに声を掛けられたツナは自分の携帯の時間を確認する。
すると時間はもう3時を過ぎている時間になっていた。
「もうこんな時間かぁ……おやつまで作ってもらっちゃって悪いな。たきな」
「いえ、メイドですから。さあさあ、今日のおやつは既にリビングにおいてありますよ」
「ランボさん楽しみ!」
「イーピンも!」
「へぇー、準備がいいな―――うっ!」
ツナは自信満々のたきなを見ながら期待を持ってリビングの方を扉を開ける。
そうするとリビングテーブルの上には皿の上に置いてある黒色のとぐろを巻いた物体が…。…。
「ねぇ、たきな……これって」
「驚きました?これは私が作った特別なチョコケーキ『ホットチョコパフェ』です!」
「これってうん―――「凄いね。色んな意味で」
とんでもないことを言いそうになったランボの口を寸での所で止める
どうやら厚みのあるパンケーキの上にチョコのソフトクリームを載せてチョコソースをかけた物…らしいが上に見えるのがあれにしか見えなかった。
自分が作った料理に自身がありげなのか満足な笑みをしている一方でツナとイーピン顔が青ざめていた。
「あ、あの見た目が強烈的だね……」
「そうですか!?これが良いと思って作ってみたんですよ。喫茶店で働いていた時にもこれを新しい看板メニューで売ってましたから!!」
(自分のセンスに気が付いてない!?そ、そういえば……美術の時間にたきなは変な絵を描いていたな……)
目がきらきらと嬉しそうなたきなを見て、ツナはふと美術の時間を思い出す。
人の顔を描くようにというよくある画題だったのだが、たきなはその相手と全くにも使わない絵を描いていて話題にっなたことがあった。
その時はたきなが絵が下手程度とか思わなかったが、どうやら彼女は美術が全体的に苦手だと……ツナは今になって実感した。
「沢山作ったので良かったらどうぞ」
「えっ、あ、うん……」
(てか、こんなのを店で売っていたのーーーー!!?)
「オレは見ているだけでお腹いっぱいだからな……スピースピー……」
(逃げんなーーーーーーーーー!!!)
急に寝だして逃げたリボーンに心の中でキレるツナ。
そんなツナの気持ちを察していないたきなはケーキが乗った皿をツナの方へ持っていく。
「丹精込めて作りましたのでよかったら……」
「わかったから!わかったから!」
ケーキを少し切ってはそれをツナのもとに運ぼうとしていた。
ツナが見た目的にも食うのを躊躇って嫌がっていたが、たきなの嬉しそうな顔で無下にできない状態であった。
そのためにたきなの今の姿勢が「あーん」だというのにツナは気が付いていなかった。
その後、たきなが作ったチョコケーキはランボ達と一緒に何とか食べきったのだった。
+++++
「ふぅ……今日も散々だったなぁ」
おやつの騒動から時間が経って夜にツナは風呂場で体を洗っていた。
おやつの後にリボーンの勉強(間違えたら爆破)を受けて過ごしていた。
また、夕食は昼食のように和食で普通に食べられるもので安心して皆と食べていた(昼のようにうるさかったがそれは割愛)。
「まあ、たきなが作った料理は普通においしかったし……それはよかったかなぁ……」
ゴキブリを射殺したり、とぐろのケーキを作ったりと色々あわただしいことはあったが勉強中にランボ達の面倒を見てくれたり、ご飯を作ってくれたりと助かっていたこともあり、そこはツナも感謝していた。
そんなことを考えているとお風呂のドアが「コンコン」と叩かれる。
「綱吉さん、お背中流しますよー」
「えっ、たきなさん?ちょ、ちょっと待って!!」
いきなり風呂場には一向よとするたきなに困惑するツナ。
とにかく、見られないようにタオルなどで急いて股間の方を隠す。
ドアを開けたたきなはツインテールでバスローブを体に巻いて前を隠していた。
「な、なんで入ってくるんだよ!たきな!!」
「………?お背中を流しに来ただけですが?」
「いや、それは分かるけど!そこまでしなくっていいって!!」
「で、でも…ボスの体を綺麗にすべきなのは部下の役目ですし……」
「そんなことは聞いたことがないって!!とにかく、出ていってよ!!!」
きょとんとしてしているたきなを力でなんとかドアの外へ押し出しては素早くドアを止めるツナ。
「はぁ…はぁ……本当に何を考えているんだよ……もう」
(それにしても思ったより色ぼかった……たきな)
バスロー服装がバスローブ1つだったタキナを思い出してツナはつい顔を赤らめてしまう。
「いやいや!何を考えているんだよ!オレは!!」
「ヘタレだな」 プカー
「お前はどこから出ているんだよ!!」
いつの間にお風呂の中にいたのか水中から水中眼鏡を掛けて、シュノーケルを口につけて
白のスイミングキャップを被って、フィットレスの黒の水着を着ているリボーンが現れた。
ツナは怒っては肩をすくめるのであった。
「私だって、恥ずかしいんですから……」
バスタオル1枚のたきなは浴室で顔を赤くしながら俯き小さな声でうめいた。
+++++
「あーあー……本当に今日も疲れたー」
風呂に上がったツナはベットに横になっていた。ちなみに部屋では既に寝て居るリボーンもいる。
たきなを追い出した後に風呂に2度とたきなが来ることはなかった。
というか風呂に出てからはツナは彼女と会うことはなかった。
ランボ達と一緒いるようだが、彼女とは先ほどのことがあって会いづらかった。
(やったことはあれだけど、オレのためにしようとしてくれたことだし……明日謝ろうかな……)
たきなの行動はおかしいなことであったが自分のためにやっているのは分かっているので全部否定しする気にはなれなかった。
ツナが明日謝ろと考えているとドアに「こんこん」と音が鳴った。
ツナが「だ、誰」というとドアが広い手そこには黒いパジャマを着たいつもの黒髪ロングのたきながいた。
「たきな!?どうしてここに!?」
「もし何かあったらと心配になりまして……今日は一緒に寝ましょう!」
(何かってなんだよ!殺し屋で狙ってくんの!?)
「いや、悪いけどベットは1つしかなくって……」
「そう考えて布団持ってきました!」
(準備良すぎ!!)
たきなは事前に用意していた布団と枕をツナに見せつける。
その用意の良さにちょっと引いていた。
「あれ?たきなが上に来たらランボ達を誰が見るんだよ!?」
「私よ」
ツナが子供達の心配しているとたきなの後ろからピンク髪ロングの美人な女性が出てきた。
それはリボーンの4番目の愛人で殺し屋『毒サソリ』として有名な殺し屋のビアンキだった。
「ビアンキ!?いつ帰ってきたの!?」
「さっきよ。たきなから話を聞いているわ。最後までメイドの務めを果たせてあげなさい」
「メイドの務めって……」
(いや、一般的のメイドの務めとは関係ない気が……)
ビアンキの発言になんかズレているようにツナが思っていると彼女はリボーンのそばにいつのまにか行っていてお休みのあいさつを行っていた。
「…リボーンはおやすみのようだし、お邪魔虫はここで去るわ」
「ビアンキさん、ありがとうございました」
「大したことはしていないわよ。そうそうツナはたきなに変なことしないようにね」
「母さんと言いオレをどんな奴だと思っているんだよ!!!」
「それじゃあ、
ビアンキは背中を向けて腕を上げてはお休みのあいつをしてその場を去って行った。
「ブオナ……?」
「イタリア語で『おやすみ』という意味ですよ。綱吉さん」
「あ、ありがとう。たきな」
「気にしないでください。これくらいは普通です」
そうすました顔で言いながら布団をしくたきな。
それを見てツナは眉をひそめる。
(本当に寝るんだ……いや、断っても寝そうだから仕方がないけど)
「それじゃあ、明かりを消しましょう……とその前にお風呂の時は申し訳ありませんでした」
「えっ、い、いや。謝るのはこっちだよ。こっちの心配をして色々としてくれているのに断ってごめん」
ツナが頭を下げるとたきなは目を見開く。
まさか、ツナから謝られるとは予想していなかったのだろう。
「綱吉さんが謝ることはないですよ。私も強引すぎました……」
「いやいや俺こそたきなの気遣いは分かっていはずなのに」
「私ももっと別の方法にするべきだとその時に気が付いていたら……」
お互いに自分が悪いと責任に押し付け合いしているとツナがどこかおかしくって「あははは」と笑い出した。
「綱吉さん?」
「いや、ごめん。堂々巡りになっているのに気が付いて……もうどっちも悪かったことで終わりにしない?話が終わらないし」
「綱吉さんがそういうなら……」
ツナの提案にたきなが乗って納得してはその場は1段落付いた。
そして部屋の電気を消してお互いに寝ることになった。
(……って、寝れるかーーーーー!!!部屋に美少女招いて寝るなんてシチュレーション初めてだし!!)
ツナはベットに入っていた寝ようとしていたが部屋にたきながいるということを意識していると寝れることはなかった。
たきなは色々と問題行動を起こすが間違いなく『美少女』であり、ツナが意識するのも仕方がなかった。
「……綱吉さん、起きてますか?」
「はひぃ!?だ、大丈夫!起きてるよ!!」
たきなからの急な呼びかけにツナは奇行を発してしまう。
その態度に少し疑問を思いながらもたきなは言葉を続ける。
「今日、私は本当に役立ってましたか?率直な感想を教えて欲しいんです」
「えっと……料理は美味しかったし、子供達の面倒も見てくれたりと本当に助かってるよ」
(まあ、色々と困ることはあったけど……)
ツナは目線を逸らしながら今日の苦労を思い出すが、水を差すために口には出しはしなかった。
「……よかった。部下として役割を果たせているようで」
「ねぇ、たきな。オレは部下とかそういうの関係なく、たきなと仲良くなりたいとかじゃダメかな?」
「え?」
「たきなからしたらオレは『将来のボンゴレ十代目』で自分は『ボンゴレ十代目の部下』なんだろうけどそういうの関係なく1人の友達として仲良くなりたいんだけど……それじゃダメかな?」
少し照れくさそうにツナはたきなに尋ねた。
たきなはそれに対して少し考えると口を開いた。
「……仕事に支障がない程度ならまぁ、かまいませんが……」
「よかった!断られなくって良かった~」
「なぜそこまで気にするんですか?」
「だって、オレたきなとボスとか部下とかそういうの関係なくただの友達として接したいなと思っている」
「そういうものですか……」
ツナの考えを聞いてはたきなは少し沈黙しては答える。
「……それなら、まずは名前呼びから変えないといけませんね」
「えっ、そこから!?」
「他の人は渾名呼びしてますから……改めましてよろしくお願いします、『ツナ』」
「う、うん……」
ツナはたきなから急にいつもと違う呼び方されて少しドキドキした。
そしてたきなはその間をあかずに更に行動を移す。
「ツナ……手を繋いでいいですか?」
「んなっ……急にどうしたの!?」
「手を繋いでいれば何かあった時に異常があった時に反応が出来ますから……いえ、ただの後付けの理由ですね。しいて言えば、私がしたいと思っただけです」
「そうなんだ……でも、それくらいなら……」
「ありがとうございます」
そういうとたきなはツナの手を握る。
(つい、手を繋いじゃったけどこれでいいの!?)
「ふっ……私も相棒の癖が映ったかもしれません」
「癖?」
「はい。私と一緒にいた千束は自由気ままで思いついたことを実行する人物でした。『私はいつも、やりたいこと最・優・先!』……と」
「凄い人だね……」
「その内に会うことになると思いますよ。きっと色々とびっくりしますよ」
「うわー…会いたいような…会いたくないような……」
錦来千束を巨漢みたいな女をイメージしているツナは二小交じり返事を返した。
「なんだかんだでボンゴレ十代目…いえ、ツナの部下としてこちらに来て良かったと思ってます。日々色々とありましたが……」
「たきな……オレもたきなと会えてよかったと思っているよ」
お互いに出会ってよかったこと示すように手を「ギュッ」と握る。
2人今日の疲れがあったのかそのまま夢の中に落ちていった。
+++++
「家のことが心配で早めに帰ってきちゃった」
次の日の朝の8時、旅行バックを掲げた沢田奈々が帰ってきた。
彼女は家に残した家族が心配で予定より早く帰ってきていた。
奈々は鍵でドアのロックを解除した後にドアを開けた。
「ただいまー……って皆、まだ寝ているわね」
静かに声をかけるがまだ寝ているのか誰も返事がなかった。
それを確認した奈々はゆっくりと家に上がっては2階の階段を登っていく。
「さて、ツナはと……」
2階のツナの部屋に行くと静かにドアを開けていく。
そうするとベットに寝ているツナとその隣になぜか布団を敷いて寝ているたきなの姿があった。
そしてその2人は離れないようになのか手を繋いでいた。
「あらあら……ごゆっくりと」
その姿を見てほっこりした奈々は起きないようにゆっくりとドアを閉めた。
それから数時間後、起きたツナとたきなが奈々やリボーンなどに揶揄われるのは後の話。
これにでたきなのメイド話は終わりです
多少ダイジェストになったところがありますが書きたい所は書きました。
個人的には恋愛は好きなんだけど、書くのは難しいなーと思ったり。
読んでいただきありがとうございます。
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