ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
「「ボ、ボイコット!?」」」
「悪いわねツナ。私はこの娘達につくわ」
千束達が京子とハルの行動に驚いているとビアンキが京子達のボイコット組に加入すると同時に風呂上がりの
クロームに彼女に抱き抱えられていたイーピンも賛同していた。
「そっ、そんな!!」
(白蘭との戦いまで一週間しかないのに~!!)
「私とクルミもそっちに付くからね」
「年貢の納め時っていうやつだな」
「ええっ!!?2人も!?」
千束は2人が京子達側にいるのが驚きを隠せない
「私達も京子達につくわ」
ハル達の宣言にツナが驚いていると、女装したリボーン・フゥ太・ジャンニーニが現れそう伝える。
「ずるいぞ、お前達!!」
「修行、しっかりね!」
リボーンはそれだけ言うと、京子達と共に部屋へ戻っていくのであった。
「それで私達はどうする?」
京子達がそれぞれ部屋に帰って行ってはツナ達――男共がその場を後をしたのを確認しては千束はたきなに問う。
「どっちが付くということですね。……普通に考えたら京子達を巻き込むべきではありませんし、話を隠しておくべきでしょう」
「まあ、京子ちゃん達は知らない方がいいだろうし、知ったらこっちの世界に入ってしまうのは目に見えているしね」
「――――と普段ならそう考える所なんですがね」
「おろ?」
まさかのたきなの返答に千束は首をかしげる。
「どういうこと?」
「
「そりゃあ…そうかもしれないけど……ただの一般人をこっちの世界に巻き込むのは……」
「そんなこと言ったら守護者の山本と了平はどうするんですか?彼らも元々は一般人ですよ?」
「うっ……そこを突かれたら……」
痛いところを突かれて千束はつい黙ってしまう。リボーンが引き入れたとはいえ、元々一般人の山本と了平を巻き込んでいることには反論出来ずにいた。
「それに大切な人に隠し事されたら嫌な気持はなんとなくわかります。千束の心臓のように」
「うぉい!その件を引き合いに出さないでよ!?マジで話忘れただけだってば~」
「ええ、それは分かっています。ただ、そのように隠し事されたら怒る気持ちも分からない―――そう言いたかったんですよ」
「たきな……」
たきなの言葉に千束は何とも言えない顔になる。たきなが言う通りに大切な人に隠し事されたらそれを知りたい気持ちは当然であるということ気が付く。
「そもそもボイッコ宣言だのを見るともう彼女達の態度的に隠していくことは無理だと思うんですよ」
「そうだよね。それならいっそのこと―――」
「ええ。話すべきだと私は思います」
「で、でもねぇ~ツナってあれで結構頑固だからねぇ。私達が言ったところ聞いてくれるか……」
「そうかもしれませんが。話さないたわけにもいけませんから行きましょう」
千束とたきなはツナが納得してくれるとは思っていないが、とりあえずツナのところへ向かうことにした。
「―――そんなわけで私達はあっち側につくことにしたよ」
「そ、そうなんだ……分かったよ」
千束とたきなは自分達が出した答えをツナに伝えていた。
ツナは2人の意見に口出さずに聞いて返事をしていた。
「ここまでの話を聞いても考えは変わりませんか?」
「……気持ちはわかるけど、あともう少しで全てが解決するんだ。それなら京子ちゃんたちに知らせないでそのまま過去に帰ってほしいんだ」
「ツナ……」
「勿論、オレのエゴだとはわかっているけど……それでもあの2人には何も知れずに日常に戻ってほしいんだよ!!」
ツナは声を荒げて2人に自分の気持ちを述べる。その言葉に千束とたきなは俯く。
「……あなたの考えはよくわかります。ですが、もはやそのやり方には無理が来ていると思います」
「そうだよ。そっちが折れないとあっちも折れないかもしれないよ?たださえ、食事や洗濯など家事全部どうするの?」
「そ、そりゃあ……そうだけど……それは自分達はなんとかするよ……」
(ああ……ノープランってわけね……)
(メンバー的に家事ができそうなメンバーがいないのが心配ですね……)
千束達はツナの態度で家事に対してどうするか決めていないのを察した。
「とりあえず、私達は行くけど何かあったら呼んでね。京子ちゃん達の気持ちを汲み取って家事はできないけど」
「うん。ありがとう……」
「ランボは私が連れて行きますね。守護者ではありませんから」
「あ…ありがとう。ランボまで強いるのは酷だから助かるよ……」
ツナは2人の気遣いに感謝の言葉を述べる。こうしてたきながランボを連れて行くのであった。
+++++
「一応聞くぜ。どうすんだ?ツナ」
場所は変わっては、アジトの広間に集まったツナと彼の守護者(雲雀とたきな以外)が話し合いをしていた。
「…うん…やっぱり、今の本当の状況やこれからの戦いのことは話せないよ…京子ちゃん達をあんな壮絶な戦いに巻きこめない…」
「ったくあいつら、10代目のお気持ちも知らずに…たきなもたきなだぜ!守護者の癖に10代目につかずってどういう了見だ?ゴラァ!」
「お、落ち着いてよ!!獄寺君、千束とたきなは考えた上で出した答えだし……」
「そーそー。あいつらが考えて出した答えなら文句は言わずにいようぜ」
「……ちっ!野球バカはともかく、10代目がそう言うなら……」
獄寺は山本の言葉に獄寺は小さく舌打ちする。ツナに言われて仕方なく納得する。
「まっ!でも、あいつらだけ知らねーってのも仲間はずれみてーで可哀想だけどな…」
「…」
「それは…そうだけど…」
「話してはいかん!!!!これで京子に何かあったら!!京子に何かあったらぁ!!」
「るせーなっ」
意気消沈なツナ達を引き戻したのは、京子の心配をする了平の叫び声だった。
「お兄さん…とにかく今は、修行も大変な時だけど、自分達の家事は自分達でやりましょう」
「――って口に出してみて思ったけど…自分のこと自分でやるって、当然といえば当然だよね」
「うむ」「はい」「だな」
ツナの一言に獄寺達は頷く。だが、その後、ツナ達は家事の洗濯や食事を行うが上手くできずにいた。
そして修行もうまくいかずにストレスがたまるという負の連鎖が始まっていたのだった……。
「どうやらツナ達の方はうまくいっていないようですね」
「まあ、予想はついていたことだけどさ。それにしても1日で助けを求めると思っていたけど皆、頑固だねぇ」
ボイッコ宣言から1日経って千束はたきなと共に練習部屋で修行を行っていた。
相変わらず左右に穴が開いている匣は開けずじまいであったが、それ以外の方向で修行を続けていた。
ちなみに京子達は説明責任はツナ達にあると思い、千束達には問わなかった。
「どうしますか?私達で煽りますか?」
「う~ん……つってもそれじゃあなんか違うんだよねぇ。自分達から話そうとしなきゃ何の意味がないって言うか……」
「コラ!そこ!集中しなさい!!」
「はーい!」「はい」
2人はミズキに怒られて素直に返事をしては修行に集中していった。
千束はミズキと向き合っては魚の絵が側面に描かれている匣を取り出す。
「へぇ、それが新しい匣兵器?」
「うん。ローマリオさん達が持ってきた匣にいいのがあるからね」
「……それを見るといいのを見つけたようね」
「うん。私が割と良さそうなの見つけたから見せてあげるよ!」
千束は嬉しそうに言ってはミズキと対面する。
それを近くでたきなとクルミは戦いが始まるのを察して他の練習場に移る。
「それじゃあ、ボク達も始めるか」
「はい。今日で少しはボンゴレ匣を使いこなしてみます!」
たきなはそう意気込むと匣を開匣してペンタを匣からだす。
出されたペンタは『プープープープー!』と泣いてはたきなの傍に近づいていた
「匣兵器は随分懐いたようだな。だが、あくまで戦力強化だけだがな」
「確かにそうですけど、今でも十分戦えているわけで問題ないんですよね」
「うーん……少し時間をくれ。お前に合うサポート道具を作ってやる。キャバッローネの奴らが色々と持ってきたおかげで材料はあるしな」
「ありがとうございます。色々と面倒をかけますね……」
「気にするな。最前線で戦っているお前達の力にならないとバチが当たる」
クルミはそう言っては床に座ってはパソコンを開く。
「とりあえず、ボンゴレ匣には『
「ええ、分かりました」
「修行前にこいつを出しておくか」
クルミはそうつぶやくと匣を取り出しては右指のリングから雨の炎を灯しては匣に差し込み開匣した。
そうしたら雨の炎を灯したリスが彼女の肩に乗っていた。
「それはあなたの匣兵器ですか?」
「ああ、リスの匣兵の『ノーチェ』だ」
「……それはイタリア語で『クルミ』っていう意味じゃないですか。…まあ、別にいいですけど」
「こいつは小さいながらも痛みを和らげる能力があるから無茶していいぞ」
「……普通はいうことじゃありませんが…ありがたいことなので受け取っておきますよ」
たきなはクルミの発言に呆れつつ、戦闘態勢に入る。
「そもそもクルミは練習相手になるんですか?」
「ふっ、ボクが何も10年前と変わっていないと思うなよ」
「えっ、まさか」
「僕の力を見せてやろうか?」
クルミが近くにある布が掛けられている物の近くに行ってその布を剥がす
「なっ――――」
「どうだ?対戦相手としていいだろう?」
そのものの正体を見たたきなは驚きを隠させない。そんなたきなの反応に『ニヤッ』とクルミは笑っていた。
なぜならそこには――――
「も、モスカ……!?」
「ああ……こいつはボクとジャンニーニが密かに作っていたモスカ……『モスカ.blu』
Bモスカとでも呼んでくれ」
「Bモスカですか……」
目の前の人型ロボット――モスカは全体的に青色に色を塗られており、背中には何かの液体が入ったタンクを背負っていた。
(なんでしょう、あれ……特別な液体なのか毒とかそういうものなのか……)
「とにかく、僕はこれで戦うから少し待ってろ」
「は、はぁ……」
たきなが気が抜けた返事をするとクルミはBモスカの中に入っていった。それから少しするとモスカが起動して立ち上がる。
「……失礼ですが、私はこれでもリングが偽物としても雲のマーレリングの6弔花を倒したんですが…練習相手として務まるんですか?」
【心配するな、アジトに出ない引きこもりだがシミュレーションで練習をしている。……それにお前はまだ傷が完全に治ってないだろう?ハンデにはなるだろう】
「……分かりました。『覚悟』があるなら何も言いません。ただし、練習なりで手加減はできませんがよろしいですか?」
【ああ。こちらの心配をするのはいいが、舐めると痛い目にあうぞ】
たきなは雷撃銃を2つ構えては右手にある拳銃をけむ手はトリガーを引く。銃口から電撃のレーザーが放たれるが、Bモスカは足から青い炎――雨の炎を放出しては横に移動してレーザーを躱す。
そしてBモスカは体からミサイルをたきなに向かって放つ。
(ここまでは普通のモスカと変わりがなさそうですが………)
たきなはクルミが『Bモスカ』とモスカを呼んでいる理由が気になっていたが、とりあえず自分に向かってくるミサイルは両手の拳銃で撃ち落とすが――――
「水?」
撃ち落としたミサイルの中からは水が溢れ出す。危険だと察知したたきなはすぐにその場から離れる。よく見ると水には雨の炎を纏っていた。
「これは……」
【見たか。雨の炎を付与した水】
「……そういうことですか。後ろにあるタンクの中身は正真正銘の水……と」
【ああ。ただの水の方が雨の炎の威力を上げることができるからな】
クルミはたきなに問われてはあっさりと自分の武器の秘密をばらす。どうやら、彼女にとってそこまで重要なことではなかったらしい。
【次はこれだ】
クルミが言うとBモスカがこちらの指を向けるとそこから雨の炎を纏った水が勢いよく放たれる。たきなは雷撃銃を後ろに向けて雷の炎を出してその反動で移動して避けていた。指から出てくる水は雨の炎を纏っているために食らったら雨の炎の特性で食らったら思考が鈍くなり体の動きは遅くなるだろう。
(水入りのミサイルの次は威力がある水鉄砲ですか……少しだけ食らったら動きが鈍くなる効果持ちですが……)
「どうやらそのモスカはお目の炎を付与した水で相手を制圧するタイプのようですね……。おそらく『B』は青でしょうが水イメージなんでしょうね」
【流石だな。少し攻撃を見ただけでこのモスカの戦法を把握するとはな】
たきなは雷撃銃から出している炎で移動しながらクルミに自分の考察を伝えるとクルミは否定することもなく認めていた。
指からの水の放出はたきなに避けられて無駄だとわかったのかBモスカは両腕の部分が取れて上にズレるとそこと胸から球体の水が雨の炎を纏って連続して放たれていく。たきなは相殺しにくいと判断しては回避に専念していた。Bモスカが水を放つと後ろのタンクの水がどんどん減っていくのが見えて、たきなはそれがなくなる持久戦で攻めることにした。
そして彼女の戦い方を見てはたきなは気になった質問をぶつける。
「……特性の『鎮静』を考えると元は千束が考えた戦い方ですか?……千束が雨の炎が発現していなく、不殺を貫く彼女の考えから想像ですが。間違っていたら笑ってください」
【……驚いたな。想像といえどもそこまで当てるとはな…さすが相棒というべきか。――そうだ、たきなが考えているように元々は千束の奴が人を殺さずに無力化できるロボとして妄想していた発想から拝借した。当時はまだリングの炎が判明していなく、食らった奴が機能停止になるという眉唾ものの特殊な水とかだったがな】
「なるほど……そういう経緯が……」
(たまたま雨属性の波動が流れていた自分がその時の要素を使ったわけですか……)
クルミはたきに想像を聞いては、最初は驚きながらBモスカのコンセプトを話し始めた。それを聞いたたきなは納得しては頷いていた。
(背中のタンクは大分減っていった……無くなったら一気に攻める!!)
【――――とでも思っているんだろうな】
「!」
クルミはBモスカのスピードを上げてはたきなの後ろに回り込む。気が付いたたきなはすぐにその場から距離を取ろうとするが、Bモスカは背中を開いてはそこからデカい中華包丁のような剣を取り出す。
そうしたらそれを振り下ろすとそこからそこから水が放出されては津波のようにたきなに襲い掛かる。たきなは拳銃から雷の炎を放出して高速移動してその波から逃げる。
「くっ……不殺じゃなかったんですか?」
「基本的に物破壊などに使うもんでな。それに雨属性の水を放出する方が本体なんだ」
「確かに近距離武器がないと困りますけど……」
(背中のタンクの中身が少なくなっているのにこの速さ……元々水がなくなっても力は出せたんでしょう。……威力を上げるためだけでなく、こちらの気を引かせるために見せていたわけか……)
たきなはクルミと会話しながら相手の戦法を観察していた。水は威力を上げるための補助ではあるのだが、こちらの視線を向けるものであるとたきなは推測する。
(こうなったら決めるしかない!)
「開匣!」
たきなは自分ボンゴレ匣を開匣してそこからペンタを出させる。
「プープープープー!」
「ほう。ここでボンゴレ匣を使ったか」
「いきます!
たきながそう叫ぶとボンゴレ
「ぐっ!」
(傷が……)
たきなが痛がり出して上手くいかずにペンタも元の動物の姿に戻っては近くに放りだされて地面に落ちる。
【どうやら、まだは傷が癒えていなかったせいで失敗したようだな】
「くっ……!こうなったら1度体勢を立て直さないと――――【遅い!!】
たきながなんとかその場から離れようとした瞬間、Bモスカの腹から水が勢いよくビームのように放出される。
給の攻撃にたきなは避けることができずにそれを直撃で食らってしまう。それを食らったたきなはそのまま吹き飛ばされる。
「がはっ……!!」
【とりあえず、ここまでだ。たきな、お前雨の炎を直撃したからあまり頭が回らないだろう】
「あ、う、う~ん……」
「少し休め。千束の方も終わり始めるだろうしな」
たきなは雨の炎が直撃していたためにあんまり頭が働かずに体は起こしたが、地面に座っている状態であった。心配したペンタは彼女に近くへ近づいていった。
それを見ていたクルミは既にBモスカから出て見ていた。
それから意識を取り戻したたきなと修行でボロボロになっている千束が合流するのは今から5分後のことだった。
+++++
「くはぁ~!お風呂に入るとやっぱり生き返るね~~!!」
「……他に入っている人がいるんですから静かにしましょうよ」
「まあまあ、いいじゃない。そこまで多くないし、無礼講よ。無礼講」
「まあ、泳いでいるわけじゃないし別にいいだろう」
「…………分かりました」
修行が終わって千束とたきなはアジトの女湯で湯に浸かっていた。
たきなは千束とが大声を出したことに対して注意するが、他の2人に宥められて渋々と納得する。
その場にはお湯に浸かっているクローム、イーピン、ミズキ、クルミがいた。洗い場では京子とハルが洗剤で頭や体を洗っていた。
「……お兄ちゃん達、昨日はカップ麺だったみたいだったけど……今日は栄養がある物を食べているかなぁ……?」
「ツナさん達が本当の事さえ教えてくれれば、跳んでご飯を作るんですけど……」
「どうやら京子ちゃんたちは心配のようだね」
《small》「これなら時間が経てば折れてくれそうですけど……」《//small》
ツナ達を心配している京子達を見て、千束とたきなはそんな話を話し合う。思ったよりツナ達を心配しているようで安心していた。
そんな中、京子達の隣でビアンキが体を洗っていた。
「まあ、あなた達はツナ達がすぐに降参すると思っていたみたいね。私はそう簡単にいかないと思うけど……」
「理由は2つね。1つはあなたにに変わって欲しくないのよ」
「秘密を知ればあなた達は今までのあなた達と違う人間になるわ。それを恐れているの。気になる相手ならなおさらね」
体を洗い流したビアンキはそのまま湯に浸かる。
「気になる人はいつまでも変わらないなんて男の幻想に過ぎないんだけどね」
「まあ、女だって変わるし、確かにそうなんだけど」
「異性に理想持つのは男だけじゃないと思うが……」
ビアンキのセリフにクルミはツッコミを入れるが、ビアンキはあえてスルーする。
それか京子達は体を洗ってはビアンキと千束ともに一列に並ぶ。
「もう1つは意地ね。あの子達は恩には男が守るものだと思ってるの……あなた達に禍々しい世界を見せないように男のプライドをかけてるわ」
「気持ちはうれしいですけど…ハル達だって力になりたいんです。それを一方的に決めつける権利はツナさん達にないと思います」
「その通りね。男は身勝手で非合理だわ……。でも、私達―女の想像を超えて男はプライドに命を懸けるものなの」
「まっ……そういう面はあるのは否定しないわな」
「おっ、さすが旦那がいるのは違うねぇ。10年前だと考えられないわ」
「そこは触れんな!」
千束に言われたくないことを言われてミズキは怒る。そんな2人の会話を気にせずにビアンキを続ける。
「むしろ、プライドに命を懸けられない男は男じゃないわ。あの人だって――そう……」
(これは完全にリボーンの奴を考えているな……)
(…… 確かにツナも普段はプライドを懸けたりしませんがここぞという時に懸けます……。それがツナの美点なんでしょうね)
(男が多いだろうけど……女だってプライドに命を懸ける人はいると思うけどなー……)
ビアンキの話を聞きながら千束達はそれぞれの意見を考えていた。特に千束はビアンキの意見には否定的だが、空気を読んで口に出さなかった。
「……お先します」
「あっ、私も。入りすぎちゃった」
「はーい」
「クロームちゃん、後で……!!」
京子は言葉を続けることができなかった。なぜなら、クロームと千束にそれぞれ背中に傷があったからだ。千束の方は弾痕だった
「背中の傷どうしたの!?」
「?」
「あっ、やば!」
クロームは指摘されても理解できずにボケつとしているが、千束はすぐに傷を隠そうとしていた。
たきなとクルミとミズキは千束の行動に頭を抱えていた。
「……今日の修行の傷…でもボス達に比べればずっと少ないと思う」
「私もそんな感じ……かな?」
(なんでそこ、疑問形なんですか!?クロームに合わせてごまかしてくださいよ!!)
(もっとマシな答えがあったでしょーうが!!)
(まあ、クロームの答えに気を取られて聞こえていないようなのが救いか……)
千束の下手な言い訳で呆れるたきな達だが、京子とハルはクロームの言葉に衝撃を受けて上の空の状態で千束の言葉は聞こえていないようだった。クロームはと千束はさっさと風呂場から出て行った。
それから数秒ほど京子とハルは黙って考えていた。
「「京子(ハル)ちゃん!」」
「……あ!」
声が被って、2人はお互い気まずくしているとハルからぽつりと話し始めた。
「男のプライドになんてハルにはナンセンスで全然ついていけませんけど……」
「………一時休戦しようか」
2人は静かにそう言って意地を張るのを止めることにした。
それを近くに聞いていたたきな達は静かに肩の荷が下りていた。
少し短いですが、ここまで。本来は次の話も合わせて1話の予定でしたか、長すぎるので分けました。
クルミが戦えるのは賛否両論でしょうが、強さ的にそこまで出しゃばらないので。
ちなみに最初は晴属性でしたが都合でクルミは雨属性になったという経緯があったり……。
匣兵器シークレット解説シリーズ
雨リス(スコアットロ・ピオッジャ)
匣タイプ:アニマル 属性:雨 設計者:ロレンツィニ
大きさ18cm パワーC スピードB スタミナB 賢さC 性格:警戒心が強い
技:噛みつき 穴掘り 貯食 威嚇 放水 癒しの雨
備考:水と類似した雨の炎を体から出している雨属性の匣兵器。
小回りが利く小さな体を利用して小さなスピードを利用しては相手の懐に入ったり、相手をほんろうしては雨の炎を使って戦闘不能にする。
あまり勧められたる方法ではないが、雨の炎の威力を上げるために肩に置いては雨の炎を倍増させるという方法もある。
ちなみに同じリスで嵐属性の嵐リスや晴属性の晴リスなどもいる。
クルミは『ノーチェ』と名付けている。
BOX DESIGN
白い匣の側面にリスの絵柄が描かれている。
読んでいただきありがとうございます。
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