ボンゴレファミリー所属の千束とたきな   作:たきな大好き0802

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今回は前の話の続き。ついに真島の修羅開匣が……?


修羅開匣。そして……

「やった!たきなが勝った!!」

 

たきなのⅠ世のボンゴレ匣の力によって真島に大ダメージを与えていた。

流石に真島も体を切り裂かれて大量出血しては虫の息のように動かなかった。

そうしていると周りの霧が晴れてはユリ、フキ、サクラ、ミズキと彼女に担がれているフゥ太がこちらに駆け寄ってきた。

 

「やったッスね!いやー、まさかあの真6弔花を倒すなんて流石ッスよ!!」

 

「やるとは思っていたけど、これは本当に大金星よ」

 

「これで相手の戦力を大幅に削ることができたね!」

 

サクラ、フゥ太、ミズキはそれぞれたきなを褒め称えた。もう完全に勝った気分で歓喜していた。

 

「やったね、たきな!まさか真島に勝つなんて!!」

 

「ええ。ですが……あまりにもあっさり過ぎて信じられません……修羅開匣もせずに倒されることはあり得るんでしょうか……?」

 

「それだけたきなが強くなったということだよ!」

 

「そうなんでしょうか……」

 

千束はたきなが強くなったからだと疑っていなかった。彼女自身はどこか納得していないように表情をしていた。

 

「それならあれが息絶えてているか確認すればいい」

 

「確かにそうかもしれないッスけど…もし生きていた場合は反撃を食らわないっすか?」

 

「――なら、遠くから攻撃をすればいい」

 

サクラの疑問にユリは答えるように腰にある匣は開口しては左腕に黒色の筒状の砲身を装着する。

 

「な、なにそれ!?空〇砲!?」

 

「……似たような物だと思えばいい。これで倒れている真島を撃つぞ」

 

「つまり、生きているなら反撃してくるだろうし、来ないならそのまま死体を消すっていうことね」

 

「ええ。死んでいたとしても死体処分になるだけですから」

 

「なっ…私のクローンなのになんというか……合理的すぎない?冷たいというか冷静で……」

 

「殺人マシーンとして幼い頃から育てられていたらこうにもなりまょう」

 

あまりにも冷徹な判断を下すユリに千束は割と引いていた。たきなはそうなった理由は想像ついていた。

2人が話している間にユリは砲身を真島に向けるが――――

 

「やっぱり、騙せそうにねぇか」

 

「嘘!?その出血で生きているの!?」

 

「嘘だ……その傷で動けるなんて……」

 

「……やはり、死んだふりをしていましたか。割とダメージを与えた手ごたえがあったと感じたんですが……」

 

こちらに少し顔を向けて話す真島にミズキを始めたメンバーは驚いていたが、たきなはある程度予想していたようでそこまで動揺していなかった。

 

「悪いな……俺はミルフィオーレに改造されたことで体が丈夫になってな……あとは俺にあった生存能力だな……」

 

「生存能力って……」

 

「単にそういう『運』」を言っているだけッスよね?」

 

「まあ、幻術などがある世界で否定するのもおかしいだろうが……」

 

まさかの答えで千束や一部は懐疑的だったが、色々とオカルトを見ているそういうものがあると納得しそうになってしまう。

 

「そんなことはどうでもいい。悪いが何かする前に決めさせてもらう!!」

 

ユリはすぐさま付けていた砲身から雲の炎のを打ち出す。その炎はすぐさま、真島の方へ向かっていく。

 

「おせぇよぉ!!」

 

だが、真島はすぐさま左胸にある匣に雷のマーレリングを差し込む。そうすると雷の球体に真島は包まれていく。その球体によってユリの攻撃を弾かれてしまっていた。

 

「くっ…!これが噂の修羅開匣か……」

 

「一体何が来るんだろう……!?」

 

「何が来ようが警戒を怠らないでください!!」

 

その場にいた全員がピリピリとした感じを肌で感じていた。そして少ししては炎は消えて姿か現れる。

 

 

「俺をこの姿にさせたんだ……精々楽しませてくれよ?」

 

 

そこには全身が緑色になり腕と足が一回り大きくなって手と足が恐竜らしくゴツくなって、背中の左右から雷の炎で模した翼が出ていた。

なにより特徴的なのは彼の額から現れている1mは超える大きな2本の角と鼻先にある小さい角であった。

そして先ほどたきなに受けていたダメージも完全になくなっており、体力も回復しているようであった。

 

「修羅開匣って……実在の生物から力を得ているとしてもあれって何なのよ?」

 

「あれは……もしかして……」

 

「トリケラトプスッスか!?」

 

ミズキの疑問に答えたのはサクラであった。確かにトリケラトプスを連想させような特徴的な3つの角がその証拠であった。

 

「ツーブロック女よくわかったな……そうだ、俺の修羅開匣の元はトリケラトプスだ」

 

「恐竜!……って心が踊るけど、その姿を見るとなんか逆に萎えるな~……カッコよくないっていうか」

 

「バカなこと言ってないで、戦闘態勢をとってください!!」

 

真島の修羅開匣の姿を見て残念がっている千束に対してたきなは声を大きくして怒鳴っていた。真島の姿を確認してはたきな達はそれぞれ戦闘態勢をとる。そして真っ先に動いたのはサクラだった。

 

「修羅開匣とか知らねーすけど、先手必勝!!」

 

サクラは匣を開匣するとマシンガンが出てくる。重みで少し斜め下にもっていたが、すぐに持ち上げては真島の方へ向けてガトリングから嵐の炎が放たれてそれを連続的に真島に撃ち込む。だが――――

 

「はははっ!本気でやってんのか?豆粒でくすぐてぇぞ?」

 

「……嘘だろ?あれだけの嵐の炎の弾を防御なしで受けて何もないのか!?」

 

「修羅開匣した後の肉体の防御力はかなり上がっているようだな」

 

「つまり、あの程度の攻撃では奴の防御を突き抜けられないようですね」

 

サクラのガトリングを物ともしなかったた。ユリの説明からたきなは修羅開匣した真島の防御力はどれだけなのか考えていた。

 

「1人ずつ潰してやるよ」

 

真島がそうつぶやくと一瞬にしてサクラ達の前に消える。そしたら気が付いた瞬間にはフキに近づいて大きく変貌した手でサクラを吹き飛ばす。

 

「ぐはっ!」

 

「サクラ!……チッ!!」

 

フキはサクラを心配しながら匣開匣して霧蜻蛉を出しては羽を動かすと霧の炎によってフキが複数に増えていく。――実際は1人以外は全て幻覚なのである。

フキは幻覚で混乱させて隙をついて真島の急所を狙おうと考えていた。しかし――――

 

「そんな幻影、吹き飛ばしてやるよ」

 

真島の体から雷の炎を放出しだす。そうすると周りの幻影は一気に吹き飛ばされる。残された本人だけで露わになって丸裸になっていた。

 

「フキの姿が吹っ飛んだ!!」

 

「バカなっ!?いくら威力があるとしてもこんな一撃で……!」

 

「悪いな。硬化を極めた結果、他の炎の影響をガン無視できる――つまり、霧属性の幻覚になんてものはこうやって簡単に吹き飛ばすことができる」

 

「嘘でしょ……?ということは嵐の分解やらこっちの雷の硬化などあいつには無効っていうこと ~!?」

 

「……ということはサクラの攻撃が効かなかったのは分解の特性が無効化されていたということでしょうか」

 

「それが事実なら単純に火力で馬割らないと倒せないっていうことじゃん!やべーじゃん!」

 

話から結論を出すたきな。その話を聞いた千束は大げさに反応をする。

千束が言わなくっても皆は真島が言う特性に恐ろしさを感じていた。

 

「さあ、これで2人目だぁ!!」

 

「がはっ!」

 

「フキ!!ッ」

 

真島の蹴りによってフキはその場から吹き飛ばされた。そんなふきを千束は声を叫んで心配する。

 

「さて…次は誰をやるとするか―――っと!!」

 

「がっ……!!」

 

「俺には周囲に雷の炎を薄く広めて範囲に入ってきた敵に反応しては反射で攻撃する技もある……この技がある限りは俺に不意打ちは効かねぇ」

 

隙をついては後ろから真島を鉤爪で刺そうとユリはしていたが、すぐさま気がついては彼はかぎづめを折っては彼女を吹き飛ばす。ユリは地面に落下する前に地面に手を置いて足でブレーキをかける。

 

「ま、まだだ!」

 

ユリは腰の右側にある匣の1つを開匣する。そうするとそこから巨大な雲の炎を纏った大蛇が現れる。

 

「雲蛇よ!真島に攻撃を―――「おせぇ!!」

 

叫び声と共に大蛇に向かって真島は上から雷を上からを落としては雲蛇を切り裂いた。

 

「ば、ばかな!……いくらなんでもこんなあっさりとやられるなんて!!」

 

「リングの火力が弱いのもあるが、今の俺とお前とじゃあ力の差が違うんだよぉ!!」

 

次の瞬間、真島はユリにタックルをかましては木の方へ吹き飛ばす。吹き飛ばされた彼女は木にぶつかりその場に倒れる。衝撃でヘルメットが外れていく。

 

「ちょ、ちょっと!助けに来てくれた奴ら全員倒されちゃったわよ!?」

 

「これ以上、メンバーを倒されるのはまずい……みんなで一つに固まらないと……うっ!」

 

「あんたはやっぱり傷を治した方がいいわよ!!」

 

「たきな、どうする?まともに戦える勢力が私達しかいないけど……」

 

「私が行きます。ボンゴレ匣を持っている私ならあいつに対抗できますよ」

 

たきなは自分の足に履いているブーツを見せて自分が唯一戦えることをアピールする。

 

「1人で大丈夫?何なら私も―――」

 

「お気持ちは嬉しいですが、今の奴相手に即興で2人で戦うのは難しいです。千束まで傷つけかねない」

 

「そ、そうなんだ……それなら悔しいけどお願いするよ」

 

「はい、任せてください」

 

たきなはそういうとブーツから死ぬ気の炎を放出してはその場から消えるように離れていった。

そして次の瞬間、真島に向かって足を振り下ろす。だが、真島は腕でその攻撃を殴り返しては彼女の足とぶつかる。

 

「中々速いじゃねぇか、黒髪!!」

 

「くっ…!」

 

「だが、お前がどれだ速かろうが俺には周りに薄い電気が貼ってある限り、お前の攻撃は通らねぇぞ!」

 

(まずはこいつが言う薄い電気を破壊しないと……それなら―――)

 

【周りに微弱に発生している雷の炎を確認】

 

たきなは真島が言う薄い電気を破壊するためにコンタクトディスクで場所を確認しては、ブーツから雷の炎を放出していく。そして周りにあるものを破壊するように雷は広がっていく。そうして、たきなの周りは『バチバチ』と破壊されていく。

 

「へぇ……そんな風に突破してくるのかぁ」

 

「これであなたは私の動きに反応できなくなるハズてす!」

 

たきなはそう言い切ると彼女は雷の炎を放出しては周りを高速移動していく。周りには移動した証拠のように雷の炎が後のように音ともに残っていた。

高速移動で場所が知られないように移動して攪乱して行っては真島の上に飛び、足を上に上げては雷の炎を纏って下に勢いよく下ろす。

 

裁きの一撃(ディストルツィオーネ・インパット)

 

それはまるでイナズマが落ちるような鋭い一撃であった。

 

(よし!手ごたえはあった!!このまま一気に畳みかける―――)

 

「―――とでも思っているんだろうが…この程度じゃあ俺を倒すまではいかねぇ!!」

 

「くっ!!」

 

真島は雷の炎でガードしていたためにたきなの攻撃を全く受けずに小さい球体型の雷属性の炎を弾丸のように無数にたきなに飛ばしていく。たきなはそれを加速して避け続ける。真島の額に生えてい2つの角と鼻先にある小さな角は少しずつ雷の炎を帯び始めていた。だが、今のたきなにはそれに気づく余裕はなかった。

 

(反射攻撃能力がなくってもダメージを与えるのは難しいか……それなら長期戦に持ち込んで少しずつ削っていくしか……)

 

「そんなに悠長なことしていいのか?速くしねぇと取返しがつかないことになるぜぇ?」

 

「えっ」

 

(角に雷の炎が溜めている……?これはまさか……)

 

【敵の額に高エネルギーの雷の炎を確認】

 

「ッ!皆さん、すぐにこの場から離れて―――「おせぇよ」

 

たきなは真島の動きに気が付いて仲間に呼びかけを行おうとするが時は既に遅し、3本の角から雷が全方位に放たれる。

 

《エレクトリック・リベラーレ》

 

その威力は鋭く、周りの木々を薙ぎ倒していく。

とっさの攻撃でたきな以外の人間は防御はできずに直撃を喰らう。

 

 

「うわあああああああああっ!!!」

 

 

真島が放った雷の威力はすさまじく食らったその場にいたメンバーは痛みで叫んではその場に皆倒れ始める。唯一、死ぬ気の炎の防御を行っていたたきなは倒れずにその場に留まることができた。といっても威力が高く近くにいたためにかなりの痛手を受けていたが。

 

「はぁ…はぁ……なんという威力……ここまでなんて……」

 

「そろそろ諦めて道を開けたらどうだ?そうしたら命だけは助けてやるよ」

 

「そんな……私はツナを…売ったりは―――しない!!!」

 

たきなは怒りを込めて足を上げて真島に回し蹴りを入れ込もうとするがたきなは違和感に気が付く。

 

「足が…い、いや…体が動かない……!?うわっ!?」

 

そしてたきなはそのまま地面に落ちては地面に体をぶつける。

なんとか受け身の体制を取ったが体は上手く動かずにその場にうずくまる。

 

「い、一体何が……!?」

 

「気が付いたか。雷の特質は『硬化』――だが、それはものの強度だけじゃないもの自体を固くする方向性で使ったとしたらどうだ?」

 

「ま、まさか…雷の炎の特性をそういう方向で使うなんて……」

 

(ま、まずい。体が硬直して上手く動かないんじゃ、武器や匣も使えない…無防備の状態に……)

 

たきなはなんとか体を動かしては周りを見る。そこには木々は全て薙ぎ倒されては一面が荒れ果てた様子になっていた。

真島は少しずつその場に倒れている千束の方へ向かっていく。

 

「う、ううーん……」

 

(し、しまった!今の状態では……千束は動けずに確実に捕まってあの男に嬲られてしまう……なんとかしなくては……)

 

たきなは周りの人間が倒れているのを見て動けるのは自分だけだとわかりなんとか千束の傍に駆け寄ろうとするが真島の雷の炎を受けているためか這いずり回ってしか動くことができなかった。

そうしていると真島は千束の胸ぐらを掴んでは彼女を持ち上げた。

 

「……いたいけな女子中学生を持ち上げてはどうするつもり?」

 

「お前はボンゴレ10代目を殺すのに一番障害になるのはてめぇだと思っている。それだけでなく、お前はあの時に殺し損ねたのもあるからな」

 

「そういえばそういうこともあったね……悪いけど、ツナのためにもそう簡単に死ぬ気はないよ!お前なんかの好きにはさせないから!!」

 

「はっ、俺の雷の炎の『硬化』で体が動かないのに強がりをよく言うぜ。―――なら、これでも食らいな!」

 

次の瞬間、真島は手から雷の炎を放出してはつかんでいる千束に向かって多量の電気を流しこむ。

 

「ああああああああああああああっ!!!」

 

「千束ッ!!!」

 

真島によって流された多量の電気によって千束は苦しみだして藻搔きだす。それを見ていたたきなは悲痛な声を出すが体を思うように動かせないために駆けつけられずに見守るしかできずにいた。

それから雷の放電が止まるのはそれから数秒ほどであり、終わった時には真島の腕の中の千束はぐったりとうなだれていた。

 

「はははははっ!!!どうだ?俺の電気のお味は?」

 

「…………」

 

「あーあ……やりすぎて気を失ったか……。それなら意識を取り戻す前にやっちまうか。起きて何かしら抵抗されるのは困るからなぁ」

 

真島はそう言うと千束を真上に放り投げる。意識を失った千束は抵抗できずにそのまままっすぐに下に落ちていく。

真島は意識がない千束を見て笑っていた。

 

 

 

「じゃあな――――錦木千束」

 

「やめてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

たきなの悲痛の声を上げる中で真島は冷酷に自分の額に生えている角の片方に雷の炎を纏わせては片方で千束の体を貫いた――――

 

「はっ、これで『無血姫』も終わり――――あっ?」

 

真島はすぐに違和感に気が付く。刺したかと思った千束は地面に転がっていた。だが、刺した感触は確実にあり、顔は確実に千束であったが服装は黒いぴっちりスーツであった。

 

「テ、テメェは……ユリ!!顔が同じだから身代わりになりやがったな!!」

 

「ぐっ……!……お前が雲蛇を割いてくれたおかげで…それを壁にしてお前の雷の炎から身を守ることが……できた……感謝するぞ」

 

「……ちっ!オリジナルを庇うのはクローンの役割ってか!!」

 

(……役割か……)

 

真島は首を振っては角に刺さっているユリを強引に抜いてはその辺に投げ飛ばす。

投げ飛ばされたユリは転がって千束の傍に倒れる。そんな彼女に千束は這いずり回って彼女に近づく。

 

「う、ううっ……」

 

「ユリ!!……ど、どうして!!?私のことが憎かったんじゃないの!?」

 

「……ああ、私はお前のことが……()()()()。――だが、お前には帰る場所も…迎えを待つ人も…いるだろう?……私には何もないから……」

 

「えっ……」

 

自分を憎んでいると思われたユリから意外な答えが返ってきて千束はとても驚いていた。

 

「本当は分かっていたんだ……私は白蘭様にとって都合がいい道具…の1つしかすぎないということを……」

 

「それは……」

 

「誤魔化さなくっていい……気がついていたが……本当は認めたくなかっただけだ……認めてしまうと結局、ボンゴレにいた時と…変わらないことに気が付いてしまうから……」

 

「ユリ―――「ぐがっ!!」

 

「だ、大丈夫!?今すぐ治療するよ!!!」

 

千束はポケットから晴のリングを出して装着しては匣を開匣し、晴コテを出してユリの傷口に晴の炎が出ている先端を当てるが活性の効果よりも傷口が広がっていく方が早かった。

 

「く、クソ……ッ!!治れ、治れよ!!!」

 

「無駄だ……私の傷は深すぎる……真島の奴も…殺す気でやってきただろうしな……」

 

「そ、そんな……諦めないでよ!!生きて、白蘭にボコって新しい道を探そう!!そ、そうだ!!白蘭を倒したら私達のファミリーに入ればいい!!ツナならきっと受け入れてくれるよ!!」

 

「……なぜだ?私は貴様の命を…狙っていたんだぞ……?それなのに…なぜ私のことの心配を…する……?」

 

 

 

 

「……だって、ユリ――――泣いているんじゃん」

 

「――――えっ?」

 

 

 

 

千束に言われてユリは自分が泣いているのに気がついては手で涙を拭う。

 

「……ああ。――――やっと分かった……私はオリジナル――錦木千束に嫉妬していたんだ……信じられる大切な仲間がいたお前に……」

 

「な、なら!今からでも遅くないよ!!ユリ!!私達と仲間になろう!!」

 

「………それなら…私の願いを聞いて……」

 

「う、うん!なんでも言って!!」

 

千束は弱弱しくなるユリの手を握っては彼女の要望を応えようとしていた。

そんな彼女を見たユリは笑っては口を開く。

 

「…元の時代に戻ったら…過去の私を救ってあげて……お願い……」

 

「うん!約束するよ!絶対、過去のあなたを絶対に助けるよ!!」

 

「……ありがとう。……もっと早くあなたと出会いたかった……」

 

「ユリ!?」

 

ユリは少し笑ってそう言い残こすと目を瞑っては首が地面に倒れる。そう――――彼女の命は今、事切れたのだ。

千束は握っていた手に熱が下がっていくのを感じては、すぐさま彼女に心配して彼女を抱きかかえる。既に真島の雷の影響は解けていた。

 

「ユリ!しっかりして!!……起きてよ!!」

 

「――そいつは死んだ。お前だって本当は分かっているだろ?」

 

「……真島」

 

「お別れは済んだか?わざわざ待ってやったんだ。きちんとお別れてしてもらわねぇとなぁ」

 

(ごめん……ユリ。後で優しく埋葬してあげるから……)

 

千束は後ろを振り返り修羅開匣状態の真島がゆっくりと近づいていた。

彼女はユリの遺体を近くに優しく下ろしては開匣を行う。

 

「くっ……!開匣!」

 

「ステゴサウルスを倒した匣兵器か……おっ、さっきと違って赤い炎を纏ってやがるな」

 

千束は匣を開匣してはレインボーフィッシュを出しては真島の方へ向かわせる。レイボーフィッシュ達は雲の炎だけでなく、嵐の炎を纏っていた。

これは先ほどの開匣に雲の炎だけでなく、嵐の炎を開匣の時に混入したために起きた現象である。

 

「面白れぇ!どれだけ、どれだけできるかか楽しみだ」

 

(あの強さじゃよくても1分程度しか持ちそうにない……その間に……!)

 

「千束!!」

 

「たきな!!」

 

千束がこれからどうするか悩んでいるとたきなが急いで彼女に傍に駆け寄っていた。千束はそんなたきなの顔を見ては喜ぶ。彼女も硬化の効力もなくなっていた。

 

「丁度、良かった!たきな、あの匣を一緒に開匣するよ!!」

 

「あれをですか……?ですが、あれは何度も練習しては開匣できなかったのでは……?」

 

「そうだけど……でも、もうこれしかないよ!あいつにはたきなのボンゴレ匣も通用しなかったんじゃ私達にはもうこれしか――――」

 

次の瞬間、たきなと千束は間に緑色の雷が落ちだす。

 

「「きゃあああああああああああ!!!」」

 

落ちた雷によって2人は体を傷つけられては雷に感電してその場に倒れこむ。

 

「あ…ああっ……」

 

「た、たきな……」

 

「おいおい、何を仕掛けるつもりかは知らねぇがそう簡単にさせねぇぞ」

 

(くっ……!思ったより早い……1分も時間を稼げられなかったか……)

 

千束は想定以上に時間を稼げられなかったのに驚きを隠せない。真島の下にはレインボーフィッシュが倒れていた。

真島の角には少しずつ雷の炎が溜まろうとしていた。

 

 

「たきな……だめだろうが…もうやるしかないよ……」

 

「……そうですね」

 

真島の角を見た千束は覚悟を決めてそう言うと穴が2つ開いている匣を取り出してはたきなの方へ向ける。

彼女は右手の中指に彼岸花のリングを受けて大空の炎を灯す。たきなも中指に彼岸花のリングを嵌めては大空の炎も灯す。

 

「いくよ」「ええ」

 

 

「「開匣!!」」

 

 

2人は同時そう叫ぶと穴にそれぞれ同時にリングを差し込んだ。

そうすると匣は開匣されては――――

 

「フェ、フェニックス!?」

 

千束達の目の前に現れたのは橙色の炎で体が形成された大きな火の鳥が現れる。

火の鳥――――フェニックスは鳥の鳴き声を発してはその場に留まっていた。

 

「なんだ、こいつは……!?」

 

「千束!速く命令してください!このままだと突っ立っているだけで何もしませんよ!」

 

「あ、う、うん!!い、いけ!フエニックス!!真島の方へ向かっていけーーーーーー!!!」

 

千束はフェニックスに命令するとフェニックスはそのまま真島に向かっていく。

 

「はっ!いくらフェニックスだろうが死ぬ気の炎だ。俺の力で無効化してやるよ!」

 

真島は向かって来るフェニックスを破壊するために自分の3本の角に溜まっていた雷の炎を放出する。

 

《エレクトリック・リベラーレ》

 

だが、フェニックスはそんな雷の炎を物ともせずに真島を自分の体の炎で彼を包む。

 

「ぎゃああああああああああっ!!!」

 

(雷の炎で大空の炎の『調和』を無効にできねぇ……これがボンゴレが作った現存しない生物の匣兵器か……負けたが…悪くねぇな……)

 

真島はフェニックスの炎に焼かれながらも真島の心の中には憎しみはなく、穏やかであった。これは大空の炎によって真島の心が浄化されていったからだろう。

 

(……10年ぶりに目覚めた中で楽しかったぜ……錦木千束――そして、井上たきな……)

 

真島は大空の炎に焼かれながらもこの匣兵器を開匣した千束とたきなを称えて真島は死ぬつもりで目を瞑って、そこで彼の意識は途絶えた――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……おい、なんで俺は生きている?」

 

目を覚ました真島がいたのは森の地面に倒れていた。死ぬ気でいた真島は今の状態に動揺を隠せないでいた。そんな彼の近くを千束がゆっくりと近づいてくる。

 

「あっ、目覚めたね」

 

「錦木千束……テメェか?こんな状況で俺を生かしたのは」

 

「うん。なんせ私のモットーは『命大事に』だからね!敵だろうと関係ないよ!」

 

「お前のクローンを殺した相手でも?」

 

「…うん。ユリのことは本当に辛いよ……だけど、それで復讐しようとしたり自分のスタンスは崩したりしたくはないんだよ……」

 

「……チッ!!つくづくあめー女だな……やる気がそがれちまう……」

 

千束の言葉に毒を抜かれた真島は顔を横にしてはそうつぶやくのだった。

 

「……敵幹部だったのにいいんッスかね?」

 

「仕方がねぇだろ。あれが錦木千束だ」

 

「千束姉だって辛いだろうに……」

 

(千束……ユリを埋葬したあなたが一番辛いはずなのに……)

 

周りは敵である真島を生かしたことを千束の周りは疑問に思いつつ、千束の意識を尊重していた。そんな中でたきなは真島が起きるまでに千束がユリの遺体を埋葬したのを思い出しながらも彼女の気持ちを慮っていた。

 

 

 

それから白蘭の切り札の『GOST』が投入して千束達の死ぬ気の炎を奪われるのはそのあと少ししてからだった。




ここまで。やっと真島戦が終わりまで書けました。真島を盛りすぎだと思う人は正解です。某サイトの別スレで得た着想を入れ込みました。ただ、修羅開匣状態でしかできないので問題なかったり。
前の話で桔梗が自分が「真6弔花最強」と言ってましたが、彼は真島が嫌いで対抗心があってそう言ってましたが設定上は真島の方が強いです(つまり、この小説では真島が最強の真6弔花)

匣兵器シークレット解説シリーズ
雷(フールミネ)トリケラトプス
匣タイプ:ダイナソー 属性:雷 設計者:ミルフィオーレ
大きさ2.9m パワーS スピードA スタミナS  賢さB 性格:真島そのもの
技:電撃 落雷 電撃弾 放電 雷刃 突撃
雷バリア 反射電線 蓄電  エレクトリック・リベラーレ
備考:修羅開匣で使用者の肉体そのものに恐竜のトリケラトプスの力を掛け合わせる雷属性の匣兵器。ベースになったトリケラトプスは3本の角が特徴的な草食動物である。
頭の2本の角により突撃もさることながら角に雷の炎を貯めて放出する技はどんなものも粉砕する破壊力を生む。
またこの状態であれば、相手の攻撃に反応して攻撃する『反射電線』、特性の『硬化』が極まってあらゆる特性を受け付けずにあらゆる炎の特性を無効化出来たり、もの自体を『硬化』するなど特殊能力を得られあらゆる状況でも対応できる優れた匣兵器と言えるだろう。
BOX DESIGN
体内に埋められた匣にミルフィオーレの紋章な穴が開いている。
※フリルはダサいので省きました。スピノサウルスの背中にある大きな帆のような突起も省かれているので多少はね……


天空フェニックス
匣タイプ:バード 属性:大空 設計者:詳細不明
大きさ30m パワーS スピードS スタミナS  賢さA 性格:ミステリアス
技:体当たり 羽飛ばし 発炎 炎の嵐 天空の叫び
備考:大空属性の炎を体全体にまとっている大空の千束専用匣兵器。
ボンゴレの最新テクノロジーが注ぎ込まれている。
本来、現存しない生物で高い出力があるために本来、匣に1つの穴に炎を挿入するだけのものを2つの穴に純度が高い大空の炎を2つ同時に挿入しないといけないという難易度ができてしまっている。
それだけあってかなりの能力と攻撃力を持ち合わせて、大空の炎の調和によって相手を灰のようにしたり、浄化を行ったりと大空の特性をまんべんなく使えている。
まだ戦闘経験が少ないために技は家内が今後の経験によってできることは増えていくかもしれない将来有望な匣兵器である。
形態変化できるかは今のところ不明だが……?
BOX DESIGN
側面にボンゴレのエンブレムが描かれた穴が二つ空いている白い匣。


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