ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
ご了承ください。
2024年11月30日 千束の二つ名の当て字は止めました。
最強の助っ人 錦木千束
並盛町の入口に1人の赤い制服の少女が背中にかばんを背負って立っていた。
「ここが並盛町かー……待っていてたきな。今行くから」
少女はそういうと町中へ走って行った。
「リボーン!どーしよー!!怖ぇーよ~!!」
並盛の住宅街でツナは恐怖で震えがっていた。
2月の下旬、並盛町では並盛生徒が襲われる事件が発生していた。
そして襲われた人間は全員歯を取られる共通点があり、その数はランキングフゥ太が出した『並盛中のケンカの強さランキング』の順位によって取られる歯の本数が変わっていた。
どうやら襲撃者はそこからボンゴレ10代目を探そうとしていたらしい。
それをリボーンから知らされたツナはランキング3位の獄寺を探すとそこには襲撃者の1人と戦っていた獄寺の姿が。
だが、完全に倒されていなかった襲撃者の1人の攻撃をツナから庇って獄寺が負傷してしまう。
獄寺を病院に送ったツナはその後、リボーンから9代目の指令を聞くのであった。
『12時間以内に六道骸以下脱獄囚を捕獲。そして捕らえられた人質を救出せよ 幸運祈る 9代目』
だが、それを聞いたツナは震えあがって逃げ出したが並盛中は学校閉鎖するほどのありさまで獄寺がやられた時にツナがボンゴレ10代目とバレてしまっていた。
リボーンは襲撃者がツナを直接狙ってくるのを煽られて震えあがる冒頭に戻る。
「もう分かっているはずだぞ」
「!」
「奴らがお前を探すためにやったことを忘れるな」
「………」
ツナはリボーンの言葉を聞いて、襲撃者によって襲われて傷ついた副風紀委員長の草壁、先輩の了平、自分を庇って傷ついた獄寺の姿が目に浮かんだ。
そして何より自分の兄が傷ついた姿を見た京子ちゃんの姿が……。
「お前が逃げれば被害はさらに広がるぞ」
「そ…そりゃあ、オレだって奴らのやり方は許せないよ。皆を巻き込んで…骸って奴ムカつくよ!」
「だけど、あのヒバリさんも帰ってこないんだぞ……そんな奴らをダメツナのオレが倒せるわけないよ―――ムチャだよ……」
「だけど、周りはそう思ってねーぞ」
「え?」
「おっ!いたいた。オレを連れて行ってください」
「え……」
リボーンがそう言うとツナに後ろからとある人物が声を掛けてきた。
「今度こそメガネヤローの息の根とめますんで!!」
「獄寺くん!!」
そこには怪我で入院しているはずの獄寺がツナの目の前にいた。
「つか、ケガは大丈夫なの!?」
「あんなのカスリ傷っすよ!」
よろよろとしていた
「オレもいくぜ、ツナ!今回の黒曜中のことはチビから全部聞いたぜ」
「山本…」
「学校対抗のマフィアごっこだっけ?」
(騙されているよ、山本ーーーーーー!!!)
ツナはこんな状況でもマフィアごっこだと思っている山本に呆れていた。
「私も行きます。9代目の指令が来たんですよね?」
「たきな!……でも、いくらこのメンバーでも脱獄囚相手は厳しいんじゃ……」
たきなも声を掛けてくれたが、正直ツナは不安だった。
いくら実戦経験があるとはいえ脱獄囚相手に勝てるかと……。
「そんな心配症なツナに朗報だ。9代目が心配して超頼りになる助っ人を送り込んでくれたぞ」
「えっ!誰だよ!?超頼りになる助っ人って!!?」
ツナが困惑していると「ダダダダッ」と走ってくる音が聞こえる。
「どうやら来たようだな」ニッ
「えっ」
「たーきーなー!」
声と共に黄色みがかった白色の髪の赤色の制服の少女が後ろからたきなに抱き着いた
「なっ!!!」
「離れていて寂しかったよ!!思ったよりアメリカの組織の奴らが手ごわくってさぁ~~!たきなは?」
「……その前に離れてください。鬱陶しいです」
「もー!たきなって照れ屋なんだから!」
(いきなり現れたと思ったらたきなに抱き着いているーーー!!いくら同性だとしても距離近すぎないか!?)
金髪の女性がたきなに抱きついては頬を寄せて話しかける。肝心のたきなの方は少し鬱々しそうな顔をしていた。
ツナはそんな状況に慣れずに困惑していた。
「奴の名は錦木千束。前に話したボンゴレの元暗殺部隊の殺し屋でたきなのパートナーだ」
(なっーーーーー!!!この人がーーーー!!?想像していたのと違う!!!)
ツナの中にあったゴリラのような『錦木千束』は風化したように一瞬で崩れ落ちる。
「あとツナ、言って置くが人の趣向や愛の形はそれぞれだから深く触れないのがマナーだ」
「なんだよ、それ!あと人の心を勝手に読むなーーー!!!」
勝手に心の中を読んたリボーンにツナは声を上げた。
「おっと、私としたことが自己紹介忘れていたよ。リボーンとたきな以外の人は初めまして!千束で~す。どうぞよろしく!」
「元気なのが来たな。俺は山本武!よろしく!」
「錦木千束…あの『無血姫』の千束か!?」
「むけつひめ……?獄寺君、知っているの!?」
千束の名前を聞いて獄寺は明らかに動揺していて、ツナは彼に尋ねた。
「……ええ。彼女が戦う時は彼女はあらゆる攻撃を避けては無傷で戦闘を終わらせるどころか戦った奴らの血も流させないということで『無血姫』と呼ばれています」
(無傷で不殺生ってこと!?殺し屋なのに!?意味わかんねー!)
「ははっ。なんだよ、それ。凝った設定だな」
(この人、マフィアごっこだと思っているからただの設定だと思ってる―――!!!)
獄寺のからの説明で『殺し屋なのに不殺』という矛盾な話に驚きを禁じ得なかったツナ。
それ以上に設定だと思っている山本を見て、相手の口が塞がらない。
「あなたがボンゴレ10代目?」
「えっ、あ……うん」
(じろじろ見られるとなんか緊張するな……)
見た目はどう見ても美少女である千束に色々とみられてツナは緊張する。
「ふーん……思ったより普通だねぇ。オーラ?が0というか……」
(初対面で貶されたーーーーーーーー!!!てか、デジャブ!?)
初対面で酷い貶されようだがツナはどこか懐かしさを思い出していた。
「テメェ、10代目に―――「千束!ツナに失礼ですよ!!」
「ごめんごめんって……『ツナ』ねぇ」
「なんですか?そのにやけ顔は」
たきなの綱吉への呼び方を聞いては千束の顔がにやける。
「いや~、たきなが異性に対して渾名呼びかぁ……感慨深いねぇ」
「何を言っているんですか?」
「まあまあ、照れなくていいって。それにしてたきなも男を知る歳かぁ~」
「何を言っているか分かりませんって。というかおじさん臭いですよ」
「『おじさん臭い』!?こんな可憐な少女なのに!?」
「……はぁ。そういう所ですよ……」
(あのたきながめんどくさそうにしている……この子で本当に大丈夫なの?)
自覚のない中年オヤジのような言動をする千束に困った顔をするたきな。
そんな二人のやり取りを見てツナは呆れていた。
「よし。これで敵地に乗り込むメンバーが揃ったな」
「本当に大丈夫かよ……」
「守りから攻めに転じる時だ。奴らのアジトは新国道が出来てさびれた旧国道の一角だと思われる。多分人質もそこにいるはずだ」
「お前達が良く知っている人質がな」
リボーンは遠くの方を見ては言い放つのであった。
+++++
「えっ、死ぬ気弾があと1発しかないのーーーーー!?」
仲間が一同に集まった後にリボーンの提案で準備のために1度解散することになった。
ツナも着替えなどしていたのだが、そこでリボーンは今回は九代目からの指令で死ぬ気弾しか撃てずにしかもその死ぬ気弾が1発しかないのを告げられていた。
「死ぬ気弾はレオンの体内で作られるから今は作れねーんだ」
「そーだったの~!?」
驚きの事実にツナは声を上げる。
ちなみにレオンというのはいつもリボーンの帽子に乗っている緑色の形状記憶カメレオンで場合によって色んな物に変化してはリボーンの手助けをしていた。
ちなみに今は尻尾が切れた繭状態でリボーンの手の中にあった。
そしてリボーンは死ぬ気弾はボンゴレ伝統の素弾を形状記憶カメレオンのレオンに3日埋め込んでできるとツナに話した。まるで真珠のように。
「だから、死ぬ気弾をアテにすんな」
「死ぬ気弾が1発しか撃たれないのはうれしーいけど、どっちみちやべーよ!どーしよ~~っ」
ツナが頭を抱えて悩んでいると「ピンポーン」と家のインターフォンが鳴っては「おじゃましまーす」という声が聞こえてきた。
「いよいよだな。寿司と茶のさしいれな」
(行楽気分だーーーーーーーーー!!!!つーか、マフィアごっこと思ったまま連れていっていいのかーーーーーーー!!?)
まるでピクニックにいくような軽さで寿司が入った弁当や茶が入った水筒を持ってきている山本を見たツナは何とも言えない顔になる。
「うわー、気合入ってるねー。私も人のこと言えないけど」
「うおっ!気合入っているっすね……」
(重箱!?)
山本の後に入ってきた千束は重箱を持って肩には大きな水筒を掲げていた。
気合が入った姿にツナと山本は驚いていた。
「いやねぇ~仲間になる友好の証と大変な道中になりそうだから力をつけようと作りすぎちゃった。テヘ」
「え、えっと千束さん―――「千束でいいよ~」
「そ、それじゃあ千束。そんなんに持ってきても大丈夫?動くのに邪魔になるんじゃ……」
「ん~…食べ盛りの男子3人いるし大丈夫っしょ。私も食べるから残らないだろうし」
「味は私が保証しますよ」
千束の後ろから声が聞こえてすぐにみるとそこからたきながやってきた。
たまたまなのかほぼ一緒にやってきたようだ。
「たきな、獄寺くん!!」
「おうおう言ってくれるね~たきな~。『味は食べてからのお楽しみ』ってしたかったのに~~」
「普段、『毒サソリ』のビアンキがいますから食事には皆さん不信感を持ってます。ですから、先に味を言っておかないと皆さん不安になりますから」
「う~ん……たきな、再会してからなんか冷たくない?男でも知った?」
「……私は普通ですが?あとさっきからその『男を知った』ってなんですか?男という性別は知ってますが?」
「やっぱたきなはたきなだ~~」
千束は露骨に近づいてたきなに身を寄せる。
たきなは肩をすくめて千束に歯向かうことなく受け入れていた。
「ボンゴレ十代目……いや、私もたきなに見習って『ツナ』でいいかな?」
「別にいいけど……」
「ありがとう!それでツナは大変じゃなかった?たきなに守って貰っていて」
「い、いや……大変じゃなかったかな……色々と助かったところもあるし……」
「実際は10代目に苦労掛けていた部分は結構ありましたが」
(そうだけど、君もあんまり変わらないからね!?獄寺君!!)
実際、色々と迷惑が掛かったこともないのだが本人の前だからあいまいな言い方で誤魔化すツナ。
愚痴ってくる獄寺に対してツナは苦笑する。
「あ~よかった。出会った頃に護衛対象を囮に使ったりしていたから心配だったんだよね~」
「えっ」
「昔の話じゃないですか!!しかもツナがいるがいる前でバラすんですか!!?」
「あっ……ごめんごめん。だから、ツナ今の忘れて」
「なっ……」
(いや、護衛対象を囮ってなんだよ!?そんな我が身に起きるかもしれないことを忘れられないよ!!!)
今初めて聞いた衝撃的な事実にツナは顔を青くして苦々しい顔をした。
とはいえ、たきなが部下になり初めの頃に無茶な作戦でツナに弾が当たるかもしれない作戦を提案したのを考えたらあり得ない話ではないのだが。
たきなの「違いますから!昔のことですから!」という言葉に対しても上の空であった。
「相変わらず騒がしいな、千束」
「おっ、クルミじゃん!元気にしてた!?」
「まあな。とはいえ、1週間ほどの再会だからたきな程のなつかしさはないだろうがな」
「そんなことないよ~会えなくって寂しかったし」
(そうか。クルミって千束とたきなと一緒にいた時期があったんだっけ)
ツナは仲良さそうに話しているクルミと千束を眺めていた。
「クルミも今回の作戦を手伝ってくれるの?」 「そうだ……と言いたいが敵がいる場所が電気とか機械が使われていない場所っぽいから手を貸せれそうにないな」
「そっか……」
「ドローンとか飛ばして援護してくれればいいのに」
「それでもいいが破壊されたらお前弁償できるのか?」
「うっ……今月は厳しいかな。あはは……」
(意外と大変なんだな。マフィアも)
クルミからの追及を微笑してごまかす千束。
リコリス…というか千束のフトコロが寂しいのを垣間見るツナだった。
「よし、揃ったな。お前ら外に出るぞ」
話が付いたをことを察してリボーンは呟いた。
そのつぶやきを聞いてその場にいたメンバーは落ち着いて彼に言われて外に向かっていた。家の外にメンバー全員を確認しては頷く。
「骸退治に出発だ!!」
先頭にいるリボーンが張り切ってそう言い放った。
千束登場回でした。
某掲示板を参考にしたのでこのタイミングで登場。
そのため黒曜編はアニメと同じ3月となっております。
話の流れ的にビアンキの出番を削って千束たきなに担当して貰うようにしました。
読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=319679&uid=228766
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