ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
部屋に入った山本は部屋を見渡すとそこは体育館ほどの高さに教室、二つ分の広さがある全体的に白い部屋場所だった。目の前には二頭身で2つ目が青色に光っており、腰にはそれぞれビームライフルと円筒形の柄部を差している緑色のロボだった。
「このロボがオレの相手か?」
【そうさ、この私が相手だよ。ボンゴレ10代目雨の守護者、山本武!】
「うおっ!しゃ、喋った!?」
ロボットから声がして驚く山本。無人だと思っていたために不意を突かれていた。
【アタシはバルケッタ。山本武、あんたの相手さ。こいつはザンザーラ】
「へぇ…ということは他にも対戦相手が用意されているってことか?」
【悪いけど、これ以上アンタに渡す情報はない――――ってね!!】
バルケッタはそう吐き捨てるとロボット―――ザンザーラを急発進して腰に差している柄部を抜くとそこから緑色の炎―――もとい雷属性の炎の刀身が出る。つまり、ビームサーベルである。
そしてそのビームサーベルで山本を切りつけようとするが、山本は寸での所でその攻撃を避ける。
「あ、危ねぇな……不意打ちとは穏やかじゃねぇな」
【悪いけどこっちはスポーツやっているわけじゃないんでね。うちのボスもあんたら、ボンゴレを倒せば援助してくれると言ってくれているしね】
「ねぇ、あんたらのボスはこっちを潰すのに熱心なんだな」
【おっとこれ以上は話す気はないよ】
これ以上、情報を渡したくないバルケッタはザンザーラを動かして山本の方へ逆戻りすると再び急発進する。今度は背中から雷の炎を逆噴射してスピードを上げていく。
そして山本の目の前に立っては雷のビームサーベルを振り下ろした。
「死ねぇっ!!」
「くっ!」
自分に振り下ろされるビームサーベルを時雨金時を竹刀から日本刀に変化しては雨の炎を纏わせて剣を受け止める。
「わりぃな。そう簡単にはやられるわけにはいかねぇからな」
「これでやれるとは思ってないさ。これでも喰らいな!」
バルケッタはそう言い放つとビームサーベルが「バチバチ」と鳴りだしては火花が発生していく。
「やべぇ!」
何か起きることを感じた山本はそこから離れるとビームサーベルから電が流れだしていた。あのままいたらその場に留まっていたら雷の直撃を喰らっていたのは山本でも察していた。
「悪いけど、逃がさないよ!!」
バルケッタが叫ぶとザンザーラの背中から大量の雷の炎を帯びたミサイルが山本に向かっていく。ミサイルは彼に落ちて行っては爆発し、そこには雷が広がっていく。
「ギャハハハ!!!これで終わりさ――――!?」
《時雨蒼燕流 守式七の型 紫吹き雨》
次の瞬間、山本がいた場所から水を回転するように巻き上がっていく。そこには山本が時雨蒼燕流を使って防いでいた。
「へへっ……びっくりしたけど防いだぜ」
「ふぅん……それならこれはどうかな?」
自信満々の山本を見てバルケッタはザンザーラの肩の横部分が開いてはそこから丸い機械のボールがいくつかふわふわと空中を浮遊していく。
あまりの怪しげのようすに山本は距離をとって警戒する。
「なんだ、これ?」
「油断大敵だよ!!」
バルケッタが叫ぶとボールは上下白左右に開いては電気を発生して直径2mプラズマボールがいくつも発生する。
山本はそれを避けるために後ろに下がっていくが――――
「がっ!!!」
下がって背中が壁にぶつかると電撃が発生して山本は傷みだす。
なんとか倒れずにその場に留まる。
「隙だらけだよ!」
ザンザーラは追い打ちをかけるように腰のビームライフルを山本に向けて引き金を引く。引くと銃口から雷の炎の光線が発射されてる。
「次郎!」
山本の叫ぶと指につけているリングに炎を灯すと腰に三本の刀を背負っている秋田犬と雨燕が現れる。次郎は中の帯にある刀の柄を一つだけ放り投げる。それを山本は受け止めると同時に柄から雨属性の炎をまるで刀身のように抜き出して時雨金時と共に雷の炎の光線を防ぐ。
「ふぅ……壁に雷の炎があるとは考えていなかったから油断したなぁ」
「元々はここから逃げられないようにするための物だったが…いいように作用したようだね。それにしてもそのままやられたら楽だったのにねぇ」
「ワリィな、そうやすやすとやられるわけにもいかないなのな。……さて、今度はこっちの番だ」
山本は態勢を直すと右手で時雨金時を斜め下に構えてはもう片方の手で次郎からもう一本刀の柄を受け取っては日本の柄から雨の炎を逆噴射して素早くザンザーラの元へ駆ける。
「いくぜ!」
《時雨蒼燕流 攻式八の型 篠突く雨》
山本はザンザーラの懐に飛び込み雨の炎を纏わせた時雨金時で鋭い斬撃で突き上げようとする。
「無駄ッ!!」
バルケッタはそう吐き捨てるとビームサーベルで山本の攻撃を弾く。そして肩の部分が開いては銃口が現れて、雷の炎を纏った弾を山本に撃ち込む。山本は時雨金時の刀身から雨の炎を放出して右に移動して避けていく。
「いい動きするねぇ……だけど、周りには電磁ボールが近づいてくるよ!!」
バルケッタが言う通りに山本の傍には電磁ボールが近づいていた。
山本は近づいてくる電磁ボールを避けながら上手く一か所に誘導していく。そしてある程度避けては――――
《時雨燕流 守式六の型
二本の刀の柄から雨の炎を放出すると電磁ボールに振り下ろす。そうして雨の炎が降り注いで電磁波ボールは鎮静で動かなくなって地面に落ちて行った。
「ちっ……電磁ボールをこうあっさりと処分されなんて……」
「こう一気に集まっているとこの技が効きやすいからな」
(本来は水を巻き上げてその水で攻撃を防いだり、相手を流す技だがスキがそこそこあって相手に動きが分かりやすいからあんまり使えねぇけどな)
普段あまり使わない六の型について考えている山本。相手に水を掛けて攻撃遮断や隙が大きく今で使えずにいたのだ。
「それにしてもあんたもスゲェ火力だな。こっちはボンゴレリングが新しくなってかなり強くなったはずなんだけどなぁ」
「こっちにはアラン機関の人間が作ってくれた新リングがあるからねぇ。これはA級のリング相当の力があり、出せる力も普通とは違う!」
「へぇ、アラン機関っていう所はそれだけスゲェ所なんだな」
「そうさ!だから、アタシはアンタボンゴレを倒して更にアラン機関からサポートを受けさせてもらうのさ!」
バルケッタはそう宣言するとザンザーラを雷の炎で加速させて山本にビームサーベルを振り下ろす。山本は時雨金時と雨の炎を出す刀の柄で弾いて防ぎながらあまり触れ過ぎないように戦っていた。
「アタシの雷を警戒するのはいいことだけど――――これはどうだい?」
バルケッタがそう言い捨てるとザンザーラがビームサーベルを持っていない左手の掌から雷の炎を集約して山本に向かって放出する。
すぐに日本の刀の柄から雨の炎を目の前に噴射して後退しては距離を取る。
だが、完全にロックオンされていて雷の炎は避けられずに止む終えずに雨の炎を時雨蒼燕流を纏わせて防ぐが威力が高く完全に相殺はできていなかった。
「がっ……!」
「このままトドメだよ!」
「小次郎!!」
山本が叫ぶと小次郎が何処からか飛んで来てはザンザーラを周りに雨の炎を降らせる。雨の炎の特性の『鎮静』によってザンザーラの動きは鈍くなり、雷の炎の威力も低くなったために二つの刀の柄から雨の炎を放出して距離をとった。
「はぁ…はぁ……」
「ははははっ!!!どうだ!!あたしの兵器でボンゴレの守護者を圧倒している!!これでモスカじゃなくって私の発明の方が優れているのかの証明になる!!!」
「……オレはアンタのことを見くびっていたかもしれねぇ……」
「今更、後悔しても遅いよ!!このまま捻り潰してやるよ!!!」
「……今後のために余裕を持っておこうと思ったが……仕方がねぇな」
そう呟くと山本は左手に3つの刀の柄を持っては日本刀を掲げていくと雨燕は山本の方へ向かっていく。
「小次郎。
その言葉の呼応するように小次郎は一声高く鳴いては時雨金時と融合する。
そうすると柄が燕に模したデザインに変化してそこには『Ⅰ』という文字が描かれていて、刀身が長くなってそこには大量の雨の炎が纏っていた。
《朝利雨月の変則四刀》
「出したね、ボンゴレ匣!それを打ち破ってこそハクが付くっていうもんよ!!」
「……ありゃ?なんでボンゴレ匣のこと知っているんだ?それについてはあんまり広まってねぇはずなんだけどなぁ……」
「さぁね。知りたかったら勝って吐かしてみな!!」
バルケッタはそう吐き捨てるとザンザーラを足から雷の炎を放出させては上空へ飛んでいく。そして背中からミサイルを大量に放つ。そしてその間に両掌から雷の炎を貯めていた。
そんなザンザーラの方へ山本は刀の柄から雨の炎を逆噴射して向かって行く。そして自分に飛んでくるミサイルに対して――――
《時雨燕流 守式四の型 五風十雨》
向かってくるミサイルを片手の剣で呼吸を合わせて軌道をずらして躱していく。
「ちっ、ならこれならどうだ!!」
ザンザーラは両掌から溜めた雷の炎を山本に向かって放出する。だが、山本は雨の炎を加速してその攻撃を避ける。
「こうなったら、電磁ボール再起動!!」
バルケッタは操作パネルにある穴に雷の炎を灯したリングを差し込んで回すとプラズマボールは再起動して山本の方へ向かっていく。そして山本の周りをプラズマボールが囲んでいく。
(ここで大技を使って仕留めてやる!)
「ドリルモード変形!貫け!!!」
バルケッタの叫びと共に手と足を体に収容しては頭からドリルを出しては山本の方へ向かっていく!
そしてまわりのプラズマボールはそれぞれ電磁波によって繋がっていく。
「終わりだ!散れ――――悪いが無理な話だ」
「なっ」
《時雨之化》
バルケッタが声を上げると次の瞬間、雨の炎が全体を包み込んでプラズマボールは動きを止めて電気を出さなくなっていった。その様子にバルケッタは困惑していた。
「一体、何をした!?」
「大したことはしていねぇさ。ただ、雨の炎をあんたのボールに全て当てただけさ」
「あの一瞬で全てに……」
バルケッタは人間業と思えない山本の動きに驚きを隠せなかった。
(だが、ここで立ち止まるわけには……)
「例え、プラズマボールが使えなくってもザンザーラで貴様を串刺しにしてやる!!」
雷の炎でザンザーラを加速させて物怖じせずにバルケッタは山本の方へ向かっていく。
山本もそれに迎え撃つように3つの刀の柄から雨の炎を逆噴射して向かっていく。
「ギャハハハハッ!!!雷の炎で纏ったこいつに真正面から勝てるわけが――――」
(――――負ったより遅くないか?ま、まさか……)
思ったよりかスピードが出ないことに気がついては原因を考えるがすぐにそれを理解するバルケッタ。そう、実は先ほどの攻撃でザンザーラは雨の炎の『鎮静』の攻撃を受けて遅くなっていたのだ。
「く、クソ……まさかこんなことで……」
「慢心すぎたのがアンタの敗因だ」
《時雨蒼燕流 特式十の型
次の瞬間、雨の炎が抉るように巻き上がりながら進んでいきザンザーラを貫いた。
「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
山本の攻撃によりザンザーラは完全破壊されて中にいたバルケッタは外に放り出されて叫び声を出しながらザンザーラともども地面に落ちていく。
「……ふぅ、思ったより大変な相手だったぜ。少し休んでからツナを追うとするか……」
山本はそうつぶやくと左手に握っている刀の柄から出している雨の炎を少しずつ威力を下げてゆっくりと下に降りて行った。
はい、これで山本の戦いは終わり。
相手が相手なのであんまり長引かせたくなかった。
ここから原作ではなかった六の型やオリキャラのバルケッタの説明。
時雨燕流 守式六の型
刀で水を巻き上げて、その水で攻撃を防いだり、相手を流す技。
ある程度の水が必要だったり、隙もそこそこあるため山本は今まで使わなかった。
リングの炎である程度弱点は解消されたがそこまで積極的に使う技でもないため今まで実践で使われなかった。
技の作った人物は火薬を使った銃の対策や大量の人数をまくためとして作られた。
・バルケッタ
マフィア所属のフリーの科学者。自身の科学力に自信がある科学者。
誰だろうが実験材料にしても心が痛まないマッドサイエンティスト。
プライドが高く自信家のために自分がボンゴレの科学者と選ばれなかったことにボンゴレを恨んでいる。
アラン機関に声を掛けられて「自分にはやはり才能がある!ボンゴレに復讐して選ばれなかった奴らに思い知らせてやる!」と考えていた。
ちなみに科学者としては10年後の入江やスパナには及ばない程度の技術。
・ザンザーラ
バルケッタが開発した二頭身で2つ目が青色に光っており、腰にはそれぞれビームライフルと円筒形の柄部を差している緑色のロボ。攻撃力、耐久性、スピードなど色んな数値が標準より上回っているバランス型。近中遠とも対応できるが、これといった強みと言えるものがない。バルケッタの開発したものは安定性重視である。
名前の由来はイタリア語の『蚊』より
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