ボンゴレファミリー所属の千束とたきな   作:たきな大好き0802

9 / 73
決着…そして……(前編)

偽骸もとい骸に操られた『ランチア』を倒したツナ達は偽骸によって倒された山本をその場に残して黒曜側の建物に突入。

ツナは建物の奥にいた本物の骸と対面する。

骸に捕らわれの身だったフゥ太は持っていた三叉槍の穂先でたきなの腹を刺した。

ツナにも同じように刺そうとするが……。

 

 

『おまえは悪くないぞ』

 

『みんな、フゥ太の味方だぞ。安心して帰ってこい』

 

 

ツナの説得によりフゥ太の洗脳は解け、フゥ太は倒れる。

洗脳を解いた後に別れて行動していた獄寺が連れてきた雲雀が骸と戦っていた。

雲雀は骸と互角の戦いをするが、骸は戦いの途中で雲雀が掛かっていた『サクラクラ病』を利用するために桜を出すが、既にシャマルからの処方薬を獄寺からもらっていた雲雀には意味がなかった。

雲雀の攻撃によつて骸は倒れるが体が限界が来ていた雲雀も倒れてしまう。

 

元凶の骸を倒し、部下達も全て倒し後はボンゴレの医療班を待つだけ……と思った矢先に骸は懐から出した銃を自分のコメカミに当てる。

 

 

 Arrivederci(またあいましょう)

 

 

そしてそのまま引き金を引くのだった。

そんな骸を見てツナ、リボーン、獄寺、千束は動揺を隠せないでいた。

 

「なんでこんなことを……」

 

「捕まるぐらいなら死んだ方がマシやっていうヤツかもな」

 

「そんな…そんなのってある……?」

 

「千束……」

 

ツナは千束の様子を心配する中で何か背筋に冷たいものが走った感覚に襲われた。

 

「生きたまま捕獲ができなかったのは仕方がねーな」

 

(なんだろう……嫌な予感がする……)

 

リボーンの声が耳に入ってこないほどツナは何か嫌な予感を感じ取っていた。

 

「ついに…骸を倒したんですね……」

 

声をする方向にツナ達が向くとそこには体を起こそうとするたきなの姿があった。

 

「たきな、意識が戻ったんだね!本当に良かった!」

 

「心配させるんじゃねーよ」

 

「良かった……」

 

「無理すんな」

 

意識を取り戻したたきなにそれぞれ心配して声を掛ける。

 

「肩を貸して下さいませんか……」

 

「………?」

 

体が動かないのか少し弱弱しく声を出すたきな。

だが、ツナは何か違和感を感じていた。

 

「弱弱しいたきなは珍しいなぁ……仕方がない私が肩を貸してあげる!」

 

「しょうがねーな。きょ…今日だけだからな」

 

「!!千束!獄寺君!!いっちゃだめだ!!」

 

「「えっ?」」

 

「ん?」

 

ツナは自分がどうしてそんなことを言ったのかわからなかったが、ただとっさに声が出たのだ。

すぐにそんなことを気にせずに獄寺がたきなに手を差し出すのだが――――

 

 

たきなが三叉槍の穂先で獄寺の頬を刺したのだ。

 

 

「なっ、何しやがるんだ!!」

 

「!」

 

「たきな!?」

 

(やっぱり……なんか違う……)

 

リボーン達がたきなの行動に困惑している中、ツナはたきなに何か違うものを感じ取っていた。

心配した千束はたきなに近づいて両手をたきなの肩に置く。

 

「何をしているのたきな!?なんかおかしいよ……」

 

「すいません…ちょっと体の調子が―――

 

 

 

悪くて」

 

 

たきながそういうと手に持っていた三叉槍の穂先を振り下ろす。

優れた動体視力ですぐに避けたために傷をつけられなかった。

 

「ほ、本当にどうしたのたきな……操られていない限りそんなことしないはずなのに……」

 

「まさか…マインドコントロール……!?」

 

「ちげーな。まるで何かに憑かれているみてーだ」

 

「それって呪いスか?」

 

「そんなことが……」

 

「まっさーか、今は確かに骸は六道がなんとか言っていたけど、今は21世紀だよ?そんなオカルトなんて……」

 

「だが、事実だ」

 

「何を言っているんですか?私ですよ」

 

(やっぱり違う…たきなじゃない。この不自然な感じ…前にも……)

 

ツナは頭の中で六道骸の姿が浮かんだ。

 

「………ろくどう……むくろ…?……はっ」

 

「クフフフ」

 

「また会えましたね」

 

たきなの右目に『六』の文字が現れる。

 

「で、でたーーーーーーーー!!」

 

「!」

 

「う、嘘……!?」

 

皆、死んだはずの骸が他の人間に取り付いて現れたことに驚きを隠せずにいた。

 

「そんなバカなことあるわけねーだろ」

 

「けど……」

 

ツナは死んだ骸の死体を見る。

呼吸などは一切しておらずにどう見ても死んでいた。

 

「やっぱり死んでる!!」

 

「クフフ、僕にはまだやることがありましてね。地獄の底から戻ってきましたよ」

 

「や…やはり……」

 

「そんなことが……」

 

「でもツナ、これは現実だよ……」

 

「あとは考えられるのは…まさかな……」

 

皆が困惑する中、リボーンは()()()()()に思い至るが信じられないような気持であった。

 

その後、悪霊だと思った獄寺が魔除けの呪文を唱えるとたきなに憑かれた骸は苦しみだして倒れた。

疑念を持って倒れたたきなにツナが近づこうとした時――――

 

「オレが確かめに行きましょうか?」

 

「獄寺く―――骸!!」

 

ツナが叫ぶと獄寺は上から三叉槍の穂先を振り下ろす。

ツナはとっさに転がり込んでそれを避けるが穂先は床に刺さっていた。

 

「ひいいいいいい!!獄寺君が!!」

 

「ご、獄寺まで……!?」

 

「ほう、まぐれでないようですね。初めてですよ。憑依した僕を一目で見抜いた人間は……つくづく君は面白い」

 

自分の正体を見破ったツナに対して笑う獄寺(骸)。

ツナはどうなっているか分からず余計に混乱を極めた。

 

「そんな……どーなってんの~~~~!!?」

 

「これもさっき言っていたら六道なんとらの能力というやつ……?」

 

「いや、それはちーげぞ。間違いねぇ。自殺と見せかけて撃ったのはあの弾だな」

 

「……」

 

「憑依弾は禁弾のはずだぞ。どこでそれを手に入れやがった」

 

「「憑依弾……?」」

 

厳しい顔で骸に問うリボーン。

 

 

 

 

 

そしてリボーンは『憑依弾』について語った。

憑依弾はその名の通りに他人の体に取り憑いて自在に操る弾。

エストラーネファミリーが開発したと言われる特殊弾で、これを使いこなすには強い精神力だけでなく、弾との相性の良さが必要とされていた。

しかし、あまりにも使用方法がムゴかったためにマフィア界でも禁弾とされて弾も製法も葬り去られたようだ。

 

「マインドコントロールの比ではありません。操るのではなくてっぺんまでからつま先…全体を支配する。つまりこの体は――――僕の物だ」

 

「や、やめろ!!」

 

獄寺の体の骸は自分の体のように首を指で掻き切って出血する。

その行為にツナは悲痛な声で声を上げる。

 

「ランチア程の男を前後不覚に陥れたのもその弾だな。だが、なんでお前が持っているんだ?」

 

「僕の物だから―――とだけ言っておきましょう」

 

「さあ、次はあなた方の番ですよ。無血姫、ボンゴレ十代目」

 

「なっ…オレ!!?」

 

「この麗らかな乙女の体を狙ってるなんて……」

 

千束は胸あたりに腕をクロスさせて隠すようなポーズをして「いやーん」とするが、周りの空気を読んですぐにやめる。

 

「やはりお前の目的は……」

 

「クフフフ。目的ではなく手段ですよ。若きマフィアのボスとあらゆる攻撃を無傷で避ける殺しの才能がある殺し屋を手中に収めて僕の復讐は始まる」

 

「な…何言ってんの~~~!!?」

 

「そんな~~~っオレは…っダメダメでいいことないって!!」

 

「そうだよ!私だってそりゃあ、スタイルには自信はあるけどさぁ……実際は欠陥だらけの体なんだよ!?」

 

(……?)

 

ツナはふざけた感じの千束の言葉に何か違和感を持った。

だが、今の状況には気にしていられずに目の前の骸に集中する。

 

「奴の剣には気をつけろ。あの剣で傷つけられた憑依されちまうぞ」

 

「確かに今まで振り返っても私達の中で操られていた人は一度、あの剣で傷つけられているね」

 

「そ、そんな!」

 

リボーンと千束はの説明を受けて、ツナは体を震わせる。

そして骸は雲雀を三叉槍の穂先で雲雀を傷つけて雲雀を操ってツナを殴るがすぐに倒れる。

 

「この体は使い物になりませんね。こんな体で戦っていたとは……恐ろしい男だ、雲雀恭弥」

 

骸がそうつぶやくと雲雀の体から骸の気配はなくなる。

 

「気をつけろ。また獄寺かたきなに憑依するぞ」

 

リボーンの言葉にツナと千束は警戒するが、起き上がったのは獄寺とたきなの2人。

そしてドアから雲雀にやられて倒れているはずの城島犬と柿本千種が現れる。

どうやら、2人も憑依弾によって操られているようだ。

 

「んなーーーーーー!!?骸が4人!?」

 

「ラジコンで1人で4機同時に操っているようなもん?」

 

「そんな簡単なものじゃねぇな……そもそも同時に4人憑依なんて聞いたことがねーぞ」

 

2人だけでなく4人一気に現れたことによりツナ達は友土井を隠せない。

だが、骸は更に驚くべきことを行う。

 

「それだけでは――――ありませんよ」

 

獄寺に憑依した骸がそういうと右目の数字が『二』に代わって普段から獄寺が使っていたようにダイナマイトをツナ達に投げつけた。

骸のスキルの『餓鬼道』によって本人にしか使えないはずの技術が六道輪廻のスキルとして使える。

 

「うわあああ!!!」

 

ダイナマイトの爆発によって吹き飛ばされたツナは叫ぶ。

リボーンと千束も骸によって操られている者の攻撃を受けていた。

たきなの射撃、犬のオオカミチャンネルの爪攻撃、千種のヨーヨーによる毒針攻撃……2人共にその攻撃を何とか避けるがじわじわと追い詰められていく。

 

「くっ……」

 

「おっと、アルバコーレは手を出せないようですし、ボンゴレ十代目は戦闘向きじゃない……となったら警戒するべきはあなたでしょう」

 

「っ……いい加減にたきなの顔でしゃべるのは止めてくれないかな!」

 

「クフフフ。いくら操られているとはいえ、あなたは相棒に対しては銃を撃つことができないでしょう。その銃の特性的に当たり所次第で死にますからね」

 

「……あなた性格悪いね」

 

「策略家とでも言ってください」

 

(拘束用銃でたきなを止められれば……)

 

千束の近くには骸に乗っ取られているたきなが張り付いていて身動きが出来なかった。

骸が言うように千束は非殺傷弾を撃ち込むことが出来なかった。骸の動きによって急所に当たるかもしれないからただ

千束には非殺傷弾以外にもワイヤーで相手を束縛する『拘束用銃』でたきなを拘束できれば話は変わるだろうが、相手は幻術を使えるためにタイミングによって避けられてしまう可能性があった。

そのためにタイミングを身計ってなんとか攻撃を躱し続けていた。

 

「お前がオレの教え子なら超えられるはずだ」

 

「ひいいいいっ!そんな滅茶苦茶な理屈ってあるかよ!?」

 

ツナが骸達の攻撃を避ける中、リボーンはツナに向かって教え子ならこの状況を打開できるはずだといい放つ。ツナはその言葉に呻くように抗議する。

だが、リボーンはツナの兄弟子のディーノもこのようなピンチの時に乗り越えて”へなこちょディーノ”から”跳ね馬のディーノ”に変わっていったと答える。

 

そんな中、ツナはダイナマイトによって吹き飛ばされて転がる。

 

「ううううっ……」

 

「さあ、おしゃべりはこのくらいにして終わりにしましょう」

 

「!危ない!」

 

骸に操られた千種がツナに向って走り出す。

状況を察知した千束はツナに駆け寄ろうとするが乗っ取られたたきなが前を邪魔する。

「ひいいいっ」とビビるツナに向かっていく千種――――

 

 

――――だが、その体は突然倒れる。

 

 

「?」

 

その状況にツナ、リボーンと千束は疑問符しか浮かばなかった。

 

「なあによくあることですよ。全身を支配したとしても肉体が壊れてしまったら動きませんからねぇ」

 

ツナは骸は支配した人間を体をむりやり動かしていたことに怪訝な顔をする。

仲間であるはずの犬や千種を道具扱いする骸にツナは「そんなの…おかしいよ」と言葉をつぶやく。千束も同じような気持ちであった。

そうしていると近づいてきた獄寺やたきなの体からも血が流れる。

 

(たきなの傷口から血が―――いや、たきなだけじゃなくて獄寺君にも……!)

 

「もうやめてよ!!このままだとたきなが死んじゃう!!」

 

傷ついた仲間の姿を見て悲痛な声を出して骸に懇願する千束。

その姿を見て獄手に取り付いた骸は何か思いついたように不敵な笑みをする。

 

「クフフフ。そういえば思い出しました。『無血姫』は新しく出来たパートナーにお熱でしたね。――――なら、こうしましょう。もしパートナーを助けたければこの剣で沢田綱吉を傷つけなさい」

 

「!」

 

「なっ!?」

 

骸からの提案に一同は驚きを禁じ得なかった。

千束は誰よりも憤りを感じていた。

 

「そんなこと出来るわけないじゃん!」

 

「もっと具体的に言いましょう。もしあなたが沢田綱吉を刺して"契約"を行ったなら彼女――たきなだけを解放しましょう」

 

「なっ!?」

 

「そんな……敵の言うことを信じられるわけないじゃん!!私の体狙っているくせに!!」

 

骸のさらなる提案に千束は戸惑いの表情をしながらも力強く怒鳴る。

その態度にも顔色を変えずに骸は更に話を続ける。

 

「確かに普通、敵の誘いに乗るのはバカの極みですが……僕からしたら一番必要なのはボンゴレ十代目の体だけだ。あなたを狙っていると言いましたが……別に僕からしたらついでのようなもの。本来は目的を達成したら他の者は解放していいと思っている。」

 

「だから、私にツナを刺せと……?」

 

「僕の調べではあなたは彼らとはここまで付き合いがなく、知り合ったのも数時間前では?長い付き合いのパートナーと数時間前に知り合った人間を天秤にかけたらすぐに分かると思いますがね?」

 

骸は不敵な笑みをしながら淡々と合理的な考えだというように千束に思考誘導する。

千束を顔を俯かせながら考える。

 

「……分かったよ」

 

「千束、ちょっとちょっと待った!!」

 

覚悟をした千束は銃をツナの方へ向ける。

次の瞬間、千束は銃をツナの近くにいた犬(骸)に発砲した。

事前に察した骸は直ぐに体を引いたために弾は当たらずダメージを受けなかった。

 

「……何のつもりですか?」

 

「最初に言ったけど敵であるあなたが約束を守ると限らないし……そもそもそんなことしてたきなだけ解放してもたきなに私が怒られちゃうよ。たきなの居場所は私の居場所なんだ!だから、その居場所を壊すような事はしたくない!!」

 

「千束……」

 

千束の言葉を聞いてツナは感極まってリボーンは口元が緩む。

だが、骸はまるでおかしいように笑いだす。

 

「クハハハハ!!!面白いこと言いますねぇ。ですが、そんな心構えだとしても状況は何も変わらないと思いますがね。なんせ掟で戦えない家庭教師と力がないボンゴレ十代目というお荷物を背負っているからですから」

 

「そうだよ……どうしよう、リボーン!!」

 

「オレは何もしてやれねーぞ。自分で何とかしろ」

 

「そんなぁ……」

 

リボーンの対応に絶望するツナ。

ツナはそれでもリボーンに縋るがリボーンはツナを蹴り飛ばして叱咤する。

 

「お前は誰よりもボンゴレ10代目なんだ」

 

「お前が気持ちを吐き出せばそれがボンゴレの答えだ」

 

リボーンの言葉を聞いてツナは冷静に考える。

千束はその姿を見守る中、骸は「彼の願いは”この場から逃げ出したい”ですよ」とバカにした口調で煽る。

そしてツナが決断は――――

 

 

「骸に……勝ちたい―――…」

 

「こんなひどい奴に…負けたくない……こいつだけには勝ちたいんだ!!!!」

 

 

ツナがそう強く言い切るとリボーンが背中にしょって繭になっていた形状カメレオンのレオンが光りだす。

そしてレオンは宙に浮いては糸を周りにくっつけては膨らみだしていた。

リボーン曰く、「オレの生徒用の新アイテムを吐き出す」らしい。

 

だが、それを骸が見過ごすはずがなくレオンはあっさりと骸が持っていた三叉槍の穂先で切り裂く。

レオンは地面に張り付いた状態になるが形状カメレオンで問題はなかった。

そして中から出てきた新アイテムは―――

 

 

「毛糸の手袋~~~~~~!!!?」

 

 

出てきたのは「27」と書かれた毛糸の手袋だった。

ディーノのスッポンのエンツィオみたいなのを期待していたツナは落胆する。

その後、ツナは手袋で骸の三叉槍の穂先を防いでそこに弾があるのを見つけた。

周りはそれが『特殊弾』と察する。

 

「ツナ貰うよ」

 

「あっ」

 

「リボーン、受け取って!」

 

千束はツナの持っていた特殊弾を取り上げるとリボーンに投げつけた。

リボーンはそれを受け取ると特殊弾をまじまじと見る。

 

「見たことがねー弾だな。ぶっつけて本番で試すしかねぇ」

 

「えーーーーーー!!!ぶっつけーーーーー!!?」

 

「させません」

 

「そんな、うわああああああああ!!!」

 

獄寺についた骸はダイナマイトを大量に投げつける。ツナは周りに爆弾に囲まれた状況に大声で悲鳴を上げる。

リボーンはそれを見てはすぐさま銃に特殊弾を入れ込む。

 

「ツナ――――「千束逃げて!!!」

 

「え?」

 

その時ツナは隣にいた千束を押して爆弾の範囲から遠ざけた。

思わぬ行動に千束も反応が遅れて気が付いた時には爆発で倒れているツナの姿があった。

 

「ど、どうして……私ならあんな状況でも抜け出せたのに……」

 

「ファミリーのためには無意識に体を張れる……それがツナという人間だ」

 

「クハハハハ!!例え仲間が無事だとしても本人が傷ついては意味がないと思いますがねぇ」

 

ツナが体を張って自分を助けたのに戸惑いながら悲しみを感じていた。

骸はツナの行動に無駄だと思い冷笑する。

そしてゆっくりと倒れているツナに近づき三叉槍の穂先を突き刺そうとする。

 

「やばいよ!止めなきゃ―――「待て、千束」

 

「止めないでよ、リボーン!!このままじゃあ、ツナが!!」

 

「心配するな。奴には新しい特殊弾を撃っている」

 

「えっ」

 

リボーンの言葉に驚く中、千束は倒れているツナが目を見開き骸が指そうとしていた三叉槍の穂先を受け止めた。

 

毛糸の手袋は『X』と描かれた黒いグローブに変化していき、穂先の一部を破壊する。

ツナは立ち上がり彼の額に橙色の炎が宿る。

 

 

 

「骸…お前を倒さなければ……死んでも死にきれねぇ」

 

 

 

ツナに新たなる力が目覚めた瞬間であった。




骸戦前半終了。
本当は1話で会わらせるべきですが必要な描写を入れていたら長くなってしまって。
割とツナと千束の絆を書くとしたら必要な部分だと思ってます。


読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=319679&uid=228766
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=324870&uid=228766
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。