XX月XX日 晴れ
何者かの奇襲を受け、私は沈んだと思った
沈む時は苦しい・悔しい・泣きたい・憎いという気持ちが沸くんじゃないかなと思っていた
しかし、そんな気持ちが沸くことは無く、なにやら消毒液のようなつーんとした臭いによって、私は目覚めました
目覚めた場所は医務室のようで、私はベットに横になっていたようです
誰があの攻撃を仕掛けてきたのか・・・
私はその時の出来事を振り返っていると扉から白の軍服を着た男の人と小柄のセーラー服を着た茶髪の女の子が現れました
白の軍服を着た人は、“ブルネイ鎮守府にようこそ、怪我は大丈夫かい?”
ここの鎮守府のトップがわざわざ会いに来てくれたのだ
私はすかさず敬礼を返そうとしましたが
“敬礼は必要ないよ、無事で何よりだった”
手で制し、笑顔で語りかけてくれました
私は上げかけた手をそっと降ろしました
そんな提督にどう反応すればいいかわからず、しかめっ面で俯いていると茶髪の女の子が私に近づいてきて
“あ・・・あの!ごめんなさい!”
私は呆然としてしまいました
今日初めて会う子にいきなり謝られたのだから・・・
私がオドオドしていると
“さっきの戦闘中にあなたにぶつかってしまったのです・・・”
“あの奇襲はあんたかぁ!?”
“はにゃあああ!?ごめんなさい!ごめんなさい!”
つ・・・つい癖で見ず知らずの子にツッコミを入れてしまった・・・
おかげで何度もお辞儀をするように謝らせてしまった
“電はわざとじゃないんだ・・・君が深海棲艦に追われているのを見つけて、全速力で助けようとしたんだ、許してやってくれ、この通りだ”
そう言いながら提督からも頭を下げた
あの攻撃は敵からの奇襲・・・ではなく、私を助ける為に飛ばしたせいだった・・・
私を助けるため・・・
頭を下げ続けている二人に対して
“私こそ助けてくれてありがとうございました、おかげでこのように生きているんですから・・・”
私も頭を下げました
しばらく、沈黙が流れましたが互いに微笑みました
お互いに自己紹介をし、私が深海棲艦に追われていた経緯を話しました
またも重苦しい空気が流れました
話すべきではなかったとバツの悪い顔をして、提督を見つめていると
提督が唇を噛み締め、涙を流していました
“五十鈴さんの気持ちよくわかります、私も必要ない艦娘として解体されそうになりましたから・・・”
電が私の手を包み込むように握ってくれました
提督が私の肩に手を置き
“私は君の心の傷を癒すことはできない・・・だが、和らげることはできると思う”
“辛い境遇に立つ者同士で分かち合うことはできるはずだ”
提督の言葉が胸に響きました
前の提督からはこんなにも熱く、そして、優しく声を掛けられることはなかったから
自然と目から涙が零れ落ちました
“私は新米の提督だ、電以外誰もいない”
“よかったら君の力を貸してくれないか?”
私は、この言葉を望んでいた
自分の力を頼ってくれる人を・・・
私の自己満足かもしれない
でも・・・それでも・・・!
“わかりました・・・長良型軽巡2番艦 五十鈴!水雷戦隊の指揮ならお任せ,全力で提督を勝利に導くわ!”
私を求めてくれる人がいるなら・・・!
今日の私の心は雲一つない晴れでした
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コンコン
ん?どうぞ
失礼するわ!
どうした?“電”?何か書類の間違いでもあったか?
ヒドーい!初対面でいきなり間違えるなんて!
・・・え?“電”どうしたんだ?いきなり初対面だなんて・・・俺の事が嫌いになったのか!?
え、いや、そういうことじゃなくてーーーー・・・!
何か俺に至らない点があったら言ってくれ!すぐに直すから・・・!
あ、あの司令官!?ちょっと聞いてる!?
もう・・・手遅れなのか・・・ちょっと首吊ってくる・・・
ちょっ!?待って待って!そんなの駄目よ!
コンコン
失礼するので・・・あれ?“雷”ちゃん?
あ!“電”いいところに!司令官をとめてぇ!?
ふぇ?司令官さん?
い、“電“が二人・・・だと・・・私は牧場はしてない!してないんだぁあああああああ!
落ち着きなさい・・・ってどこいくのよ!?
はわわ、司令官さん!待って!
ツッコミ役の参上
建造艦一人しか出てないですけど、もう一人はまた今度
あと艦娘の出る順番ですが、過去自分の獲得した艦娘順だそうかなっと思ってます(多分
次回でどれだけダメ提督が生み出されるのやら・・・(ゲス顔