絶望を希望に変える為に   作:スカイ⛅

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2.5周年と現在のイベントで咽び泣いたオタクです。。。。。
本編はLASTKINGDOMが終わってから更新します。
時系列は27~29(公式インタビュー)の間だったので、その辺りになるかなと。
改変多めですが主要イベントは行いたいな~という予定です。


LAST KINGDOM:王国との出会い

奪還地01、レッドフードの故郷

 

「ラプチャーに擬態する人間だぁ!?」

 

レッドフードは素っ頓狂な声を上げた。

 

「自称動物愛好家であり、ラプチャー専門家のラプチリオンよ。たまに会っていたのだけれど、まさかマザーホエールにいるなんて」

 

「危うく殺すとこだったぞおい!アタシが気づいたからよかったけどさぁ……」

 

「寧ろよく撃ち抜かなかったわね……」

 

「いやいやいや、流石にわかるだろ!」

 

「乱戦でわかるわけないでしょ!わかったとしても無理よ!!」

 

喧嘩するアニスとレッドフード。正式にレッドフードはカウンターズの協力者となり、行動を共にしている。

 

「ってか……スカイはどこ行ったんだよ?」

 

「ああ、それね……」

 

『私は少し、後輩の様子が気になるから見に行ってくる。多分そろそろだと思うから』

 

「って言ってたわよ」

 

「アイツに後輩ぃ?……なんだそりゃ」

 

「ともかく、しばらくはスカイは離脱。私たちで任務を行うのよ」

 

「オーケー、分かった」

 

「……ねえ、そろそろいいかな?」

 

ラプチリオンが話が終わったのを確認し、口を開く。

 

「5日間何も食べてないんだ!よかったら、食べ物をわけてくれないかな。いや、先に飲み物をくれたら本当に感謝するよ!……」

 

「……おいおいおい!気絶してるじゃねえか!!水!ラピ!」

 

「水筒なんて持ってないわ!アニスとネオンは!?」

 

「「持ってない!」ません!」

 

「私が持っている……が、どこから飲ませればいいんだ……?」

 

「男前!これスーツなんだろ?どっかにチャックとかないのかよ!」

 

「前にラプチャースーツを着た時……ここだ!」

 

指揮官は小さな隙間から水を注いだ。

 

「…………ブハッ!あははははは!本当に死にかけちゃったよ!食べ物ももらっていいかな?」

 

「……とりあえずアタシの家に行こう。話も気になるしな……」

 

「そうね」

 

そういいながら一行はレッドフードの家へと向かう。

 

CHAPER.27 探索へ続く。

 

_____

 

一方その頃。地上にて

 

「タロス、ダメージを報告して」

 

タロスのコックピット内でキロはダメージの確認を行う。スカイと別れてしばらく。21回目の実践テスト中に起きた出来事だった。

 

「外部装甲、大破。メインジェネレーター、損傷。通信システム、ダウン。自己修復システム、使用不能」

 

「移動能力は?アークまで戻れる?」

 

「移動は可能です。ただし、アークに帰還するための動力が不足しています」

 

「じゃあ、今の状況でできることは?」

 

「提示できる選択肢は2つあります」

 

「1。パイロットの安全を最優先に待機」

 

「2。機体の安全を最優先に待機」

 

「うーん……スカイさんとも連絡は取れないんだよね?」

 

「向こう側からのコンタクトがあれば可能です。こちらからの通信は不可能です」

 

「そっか……なら、1番で」

 

「命令確認」

 

「シグナルジャマーと救難信号の発信機能のみを維持し、スリープモードに切り替えます。救助の到着まで待機してください」

 

「うん。……ふぅ、これで21回目のテスト失敗か……その内プロジェクトも打ちきりだろうな……折角スカイさんに色々教えてもらったのにまた行く場所がなくなっちゃう。もうやだ……」

 

「タロス、どう思う?」

 

その問いかけには"スリープモード中"と返答があるのみで、キロは膝を抱えてうずくまった。そしてそのまま、深い眠りについた。

 

夢を見る。

 

『思うに私は、キロはまだ自分の殻を破れていない。可能性を信じきれてないだけだ。でもその内、近い内に……必ずその機会が訪れる』

 

かつてスカイから告げられた言葉。反芻させながら、その機会は今まで訪れなかった。そしてきっと、これからもそうなのだろうとどこかで思ってしまう。

 

「ねぇ、スカイさん。私、本当は貴女に……付いて行きたい。貴女みたいになりたい……

どうしたら……」

 

『私みたいにか。それはまた、近い内に話そう。ほら、起きる時間だよ』

 

「え___?」

 

そうして、微睡みから目が覚める。ガタン、ゴトンと揺られ、何事かと思う。しかし揺れはすぐに収まる。

 

「何……?ラプチャーは見当たらない。……ウェイクアップ!タロス!」

 

「再起動完了。こんにちは、キロ様」

 

「全モニター稼働!外の状況をスキャン!戦闘するか脱出するか、優先度を計算して実行!」

 

「優先度を計算中……該当エリアの観光を推奨します」

 

「え?」

 

キロはモニターに映っている画面を落ち着いて確認した。

古いが雄大な雰囲気を保っている古城が目に入った。

 

「……城?なんでこんなところに……」

 

「お、お、お、お、お嬢さまぁぁぁぁぁ!!!!!置物が動き出しましたぁぁぁぁ!!」

 

チャイムが叫ぶ。対照的にキロはニケを見つけたことにより、安堵していた。

 

「ララララプチャーなのだ!?貴様、ラプチャーなのだ!?」

 

「ひえっ!ま、待ってください!」

 

「お、お、お嬢さまぁぁー!!ラプチャーが口をききましたぁぁー!!」

 

「どういうことでしょう、チャイム?」

 

「お、お嬢さま、も、持ってきた置物が、いやロボットが、いやラプチャーがしゃべって……!」

 

「……あなた、お話ができるのですか?」

 

「はい、できます。というか、私はニケですよ?タロス、コックピットオープン」

 

プシューッ……

 

タロスの操縦席が開き、中からキロが出てきた。

 

「へ、ヘビーグラム部隊所属のキロといいます……みなさんは……?」

 

「ふむ……貴様、何故ニケがロボットの中から出てくるのだ!」

 

キロは地上でテスト中に救助を待っていることを告げた。チャイムとクラウンはそれを見て顔を見合わせる。

 

「「……」」

 

「救助を?そうでしたか。では、私たちが救助したということになりますわね」

 

「はい?」

 

「おっしゃる通りでございます。私たちが引っ張って王国まで持って来たのですから。安全な王国まで連れてきて"救助"してやったということなのだ」

 

「えっと……はい?」

 

「私たちの恩恵を受け、王国に足を踏み入れた以上……あなたは今からこのクラウン王国に民ですわ」

 

「光栄に思うのだ。王国の民には簡単になれるものじゃないのだ」

 

「先方は好意の意思表示をしているものと判断。協力関係を構築した方が生存に有利です」

 

「むむ?気に入らないのだ?」

 

「その……えっと、よろしくお願いします……?」

 

スカイさん、ここが私の場所なのでしょうか?そう困惑するキロだった。しかし、その次の説明を聞いて、やっぱりここはヤバいのかもしれないと内心嘆くのであった。

 

____

 

「王国を案内する前に、食事なのだ。今日の当番は……マリアンなのだ」

 

「その方も王国の民なんですか?」

 

「ええ、今は、ですが」

 

含みのある言い方に内心?を浮かべながら案内された食卓に向かう。そこにはマリアンがいた。

 

「あら、王国にお客様がいらっしゃるのは初めてですね。はじめまして、マリアンといいます」

 

「あ、はい、こんにちは。キロといいます。……おお」

 

「??」

 

「しょ、初対面ですみませんが、とても神秘的な方ですね」

 

「そうですか?ありがとうございます」

 

「さあ、お食事にしましょうか?フタを開けたらすぐに食べられるよう準備しておきました」

 

「はい、いただきます」

 

キロは少し期待しながらフタを開けた。そこには蜘蛛……ではなく、芳醇な香りのする、鹿肉のステーキが美味しそうに並べられていた。

 

「……わぁ!!」

 

「これはマリアンさんが作ったんですか?」

 

「正確には友人にレシピを教えてもらいまして。最初は上手く作れなかったのですが、改良を重ねてここまで作れるようになったんです」

 

「い、いただきます!」

 

もぐ、とキロは一口食べる。

味は……美味しい!!

 

「スカイの献身があってこそなのだ……最初は虫団子……うう、思い出したくもないのだ……」

 

「え……スカイさんを知っているんですか?」

 

知っている名前が出て、口に運ぶフォークの動きを止める。

 

「む、スカイの知り合いなのだ?それならそうと話を早くするのだ!」

 

「え、えぇ……貴女たちがスカイさんの知り合いって知りませんし……でもそっか、ピルグリムですもんね……ピルグリム?」

 

「はい?」

 

キロの視線がマリアンに寄る。

 

「ま、まさか……ヘレティック……!?」

 

「む!!」

 

「あら」

 

「流石に気づきますか……」

 

ピリ、とした空気が流れる。張り詰めたような、到底食卓には相応しくない雰囲気だ。

 

「それで、どうしますか?」

 

「……アークでの内容は知っています。そこでスカイさんが何をしていたかも……助けていただいた恩はありますし、黙って……おきます……それに……」

 

「それに?」

 

「スカイさんを知ってるという事は、友好関係を築いているという事で……敵対したくないです……」

 

キロは気づいていないが、自身の頬が赤く染まっている。

 

「キロ、体温が上昇しています。大丈夫ですか?」

 

「だ、大丈夫!タロス!ありがとう……うぅ……」

 

「ははぁ……さては貴様、スカイに絆された口なのだ!」

 

「うっ!」

 

「スカイは優しいですからね。お二人はどんな関係だったんですか?」

 

「え、えぇと……先輩と後輩、みたいな……もしかしたら私が思ってるだけかもしれませんが……」

 

「キロ、更に体温が上昇しています」

 

「うぅ……!!」

 

キロは恥ずかしさから逃げるように、黙々とステーキを食べ続けた。

 

____

 

「スカイから、もし後輩がやってくるようなら自分の部屋を使わせてあげて欲しいと言伝を預かっております」

 

「え、わ、私が……ですか?」

 

「うむ。機械が多く我々にはよくわからないものもあるのだ」

 

「こちらへどうぞ、キロ」

 

困惑しながら案内された部屋は、古城の雰囲気に似つかわしくない白い部屋。様々な機材が置かれている。

 

「これは……装備開発用のプリンター……こっちは素材生成ナノマシン。メンテナンスルームもある……え、これ全部スカイさんが?」

 

「ええ、彼女が残して行ったものです。自分は常に滞在できないから、扱える者が現れたら譲ってあげて欲しいと。寝室はその奥の部屋になります」

 

「あ、ありがとうございます」

 

そういって3人は出て行く。残されたキロとタロスは共に機器類を調べて唖然とする。

 

「これ、アークの技術よりもすごい……なのにちゃんと私にも扱えるようになってる」

 

データを探っている内に、1つのメッセージファイルを見つける。それは宛名不明だったが、こう書かれていた。

 

『このメッセージを開いているという事はそれなりの技術を持っている者だろう。ラプチャーには侵入できないように対策してるから問題はない。恐らくニケかな?君はこのデータを自由に扱ってもいい。この王国の為にでも、自分の為にでも。どちらにせよ、私は怒らない』

 

「キロ、このデータをアークに送信しますか?」

 

「え……た、確かに、貴重な情報源だし、功績にはなると思う……けど、それってスカイさんの事裏切らないかな……」

 

「ここの機器類を使用すれば更なる戦力増加は見込めます。また、ブルースカイの装備もあればキロの戦闘能力も向上する可能性はあります」

 

「……ダメ、多分スカイさんに試されてるんだと思う。もしかしたら色々調べる内にあの人の事がわかるかも。だから、アークにこの事は秘密にしておいて、お願い」

 

「わかりました」

 

「じゃあ、私……寝るから。おやすみ、タロス」

 

「はい、おやすみなさい、キロ」

 

キロは寝室に行く。ベッドと備え付けの机と置かれたPCを見つける。ただ、今は事態の把握で疲れてしまっていて、すぐにベッドに飛び込んだ。

 

「……スカイさんの匂いだ」

 

うとうとと、憧れの人の匂いに包まれながらキロは熟睡する。

 




Q:マリアンの飯が……美味い!?
A:スカイとピナが泣きながら調理方法を教えました。その中にはかつて地上でベストセラーを博したレシピもあった事でしょう。やったねオスワルド。

小説の方向性(セリフや描写など)

  • 積極的に改変が欲しい
  • 原作準拠で大丈夫
  • 原作準拠だが改変は間間に欲しい
  • 幕間エピソードが欲しい
  • 激しい改変はなくて大丈夫
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