絶望を希望に変える為に   作:スカイ⛅

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夏イベ!!楽しい!!今年のイベントは全部メインストーリーに関わってくるのかな~~~楽しみですね。
LASTKINGDOMはこれで最終回です!




LAST KINGDOM:勝利の余韻と独自の思惑

 

目が覚めた時には全て終わっていた。クラウンはネイキッドキングを発動し、インディビリアを完封した。チャイムには

 

「まったく、やかましいヤツ一匹倒すだけで全員ヘトヘトとは信じられんのだ」

 

と言われてしまった。勿論冗談だが。

 

「とはいえ……全員一度ここでお別れかな」

 

「そうですね。私とピナはアークへ」

 

「私達3人はナユタの方へ向かいます」

 

ドロシーとピナはアークへ。スノーホワイト、紅蓮、ラプンツェルの3人はナユタの元へと向かう。この戦闘の後での強行軍だが最低限のメンテナンスは行えたから問題はないだろう。

 

「スカイはどうなさるので?」

 

「私はまだ装備の修復もできてないし、1日世話になるよ」

 

「分かりました」

 

そう言ってクラウンは全員を見る。キロやマリアンはいないが。

 

「皆様のおかげで王国を守り抜くことができましたわ。国を統べる王として、心より感謝を申し上げます」

 

「危なくなったらまた呼べ」

 

「いつでも、とは言えんがなるべく早く来よう」

 

「お互い守る場所がある者同士、これからも協力していきましょう」

 

「王国のご飯、美味しかったです。今度はエデンの物を持ってきますね!」

 

「次からはもっとラプチャーが侵入しないように防御を固めておくよ」

 

「それではみなさん。そろそろ」

 

「お元気で」

 

「また来るのだ」

 

巡礼者達は去っていく。それぞれの役割の為に。

まあ、何かあったら連絡できるからそこまで寂しくはない。と思っていると。

 

「スカイ」

 

「ん、何?スノー」

 

「……早く元気になれ、それと、無理をするな」

 

背中越しで心配された。それにクスリと笑みを浮かべて。

 

「スノーも気を付けて、何かあったら私が助けるからね」

 

「ああ」

 

そう言って今度こそ3人は去っていく。

 

「それで、本当に大丈夫なんですか?スカイは」

 

「ん、ああ大丈夫。私は平気だからドロシーとピナはアークに行ってて、大事な用があるでしょ?」

 

「まぁ……そうですね。アークの目的を探るのも必要ですから」

 

「それとアークでしばらくしたらトンチキ幽霊豪華客船の調査があると思う。ピナと一緒に参加するんだよ」

 

「「なんて?」」

 

ドロシーとピナの声が重なった。

 

「多分……レッドフードとラピと少年も来るんじゃないかな」

 

「いえ、誰が来るかを聞いているのではなく……」

 

「後、動画配信はちゃんとバズる物を作るんだよ。私ドロシーが底辺配信者になっているの我慢できないから」

 

「?????????」

 

「ドロシー様が配信者……ですか……その路線もありですね……!」

 

「ちなみにピナ、豪華客船は水着必須だよ」

 

「えぇ!?そんな私達だけ遊んでるようなの!いいんですか!?」

 

「偶には息を抜いてもいいんじゃないかな……わかんない」

 

「わかんないですかそっかぁ……」

 

「動画……配信……私が……底辺……!?」

 

何故かショックを受けているドロシー。こういうのはプライドが許さないのかな。

 

「ま、まあいいでしょう。とりあえずしばらくはアークに滞在します」

 

「ドロシー様の水着かぁ……楽しみですね!」

 

「……そうですね。では」

 

そう言ってドロシーとピナも去って行く。

 

残ったのは私とクラウンとチャイムだけ。随分と寂しくなったものだ。

 

「寂しくなりますわね。チャイム」

 

「はい!晩餐の準備を致します!」

 

豪華な夕食をとった。キロは酒癖がやっぱり悪く、酔いつぶれて、最終的には私が膝枕をして介抱していた。

 

「えへへぇ……スカイさんのぉ……おひざぁ……」

 

とすりすりしていた。なんだか、妹みたいで可愛かった。

 

そうして、また同じメンバーが夕食後に残った。

 

「……そろそろマリアンをあの方に会わせた方が良いと思います」

 

「少年か……確かにそうだね」

 

「何かお考えが?」

 

「ええ。その様子だとスカイもあるのでしょう?」

 

「因子が活性化した。今のマリアンは記憶があるからまだ、大丈夫だと思うけど……ヘレティックだった時の詳細な記憶だけ抜け落ちている。彼女が何者なのか、ブレない為にも会わせるべきだと思うね」

 

「会わせた後にどうなったかはまだ?」

 

「分からない」

 

「ということは先になりますわね……彼らは今どこに?」

 

「クリスタル地帯の調査をしている。そこで私の古い友人達と出会うかな」

 

「その方達は?」

 

「マリアンと同じく元ヘレティックだったニケがいる。ただ……フォービーストがいるから危険地帯には変わりないね」

 

「なるほど。では時を見計らいましょう。スカイ、マリアンの事は引き続きお任せください」

 

「分かった。……マリアンはラプチャー側にとっても喉から手が出るほど欲しい存在だから、すべての戦力が整うまでは……我慢してもらうしかない」

 

「安心するのだ。大丈夫なのだ」

 

「うん、ありがとう。じゃあ私は装備の修復作業に入るから」

 

そういって部屋を後にし、自室に入る。そしてしばらく装備を改良した後、センサーが拾った反応を元に夜の空へと躍り出た。

 

「やっぱり来るか」

 

地平線が隠れるほどラプチャーの大群が集結している。その先にインディビリアとトーカティブの姿があった。

 

そこに、マリアンが現れた。少しすると、インディビリアとトーカティブが彼女に膝をついた。

 

「……仰せのままに。我らが女王……」

 

トーカティブはそう言って、ラプチャーの大群も消えて行った。これで王国が狙われることはない。しかし、だ。

 

「"女王"それが新たなクイーンを指しているものだったらどうする?本来のクイーンはシンデレラが破壊した。いや、そもそもなんでマリアンが……」

 

様々な疑念は湧くがやはり晴れない。時期を見るしかないだろう。そのまま私は部屋に戻った。

 

____

 

「これからは対ブラックスワンの可能性も見越して装備を作らないといけないか」

 

深夜、まだ作業をしていると扉がノックされた。

 

「あの、スカイさん、入っていいですか?」

 

「いいよ」

 

キロとタロスだった。何か用?と尋ねるとキロはもじもじしてこう言った。

 

「あの、装備の作製、手伝えませんか?」

 

「……!いいよ、丁度大変だったんだ。キロは対ブラックスワンの装備をお願いしていい?タロスは全体の武装を見てフィードバックが欲しい」

 

「かしこまりました」

 

カタカタとタイピング音が響く。静かだ。

 

「スカイさん」

 

「何?」

 

「私とタロス……頑張れましたか?」

 

「勿論。よく活躍していたよ、最後は私が居なくても勝てたと思う」

 

「それは!そんなことは……ないです……」

 

「だって2人が一緒なら最強なんだろう?」

 

「む……それはそうです」

 

「でしょ。ふふ、よく成長したね」

 

「ありがとうございます」

 

「ありがとう……ございます……その、スカイさんはもう行ってしまうんですよね?」

 

「ああ、救援に行かないとね」

 

「頑張ってください……!!本当、気を付けてくださいね!!」

 

そう大声でキロに言われる。随分と心配されているなぁと感じる。

 

「この研究室はキロに託すよ。使い方も分かるだろうし」

 

「え……いいんですか?」

 

「当然さ、君しかいないね。だってキロは私の弟子だ」

 

「……えへ、ありがとうございます……!」

 

そう笑う彼女の顔には曇り1つなかった。

翌朝、私は装備を整えて城門に立つ。

 

「お元気で、といってもまた来るでしょうが」

 

「そうだね。ひょっこり顔を出すと思う」

 

「来るときはしっかり連絡をよこすのだ!」

 

「分かってる」

 

「身体には気を付けて。後……指揮官をお願いします」

 

「任せて、大丈夫だから」

 

「スカイさん!次会う時には私達もっともっと成長しますから!」

 

「楽しみにしているよ。それじゃあ、私は行くね」

 

手を振られながら、私は変形して空へと羽ばたく。向かう先は駐屯地01、その先のクリスタル地帯。フォービーストとの連戦であり、セイレーンの親友であるレヴィもいる。

 

ヘンゼルやグレーテルの事も気にはなる。さて、何から始めようか。その時。

 

「……ブルーマイトの信号が消えた。メッセージ?」

 

『私はユニとミハラを救う!その為過去の記憶と記録は消去させてもらった!』

 

「嘘ぉ……」

 

多分、ブルーマイトはワードレスと行動を共にするんだろうなぁ。

どうなるのかな……心配だ。

____

 

アーク、某所。

 

「私が!!ワードレスを救うためにやってきた!!」

 

ブルーマイトが独自に動く。"失敗作"と烙印を押された2人を救う為に。

 

「いいんですか?貴女はピルグリムでしょう?」

 

「既に過去の記録は全て削除してある。私が何者なのか解析しても分からないさ。マスターには悪いと思うが、そもそもシュエンには自分が蹴った前科があると聞いた」

 

「だから貴女を解析して、臨時でワードレスと行動する代わりにユニの罪を帳消しにしろ、と?」

 

「正確にはユニは外装だけはあのデザインでいい。しかし、中身までは変えてしまってはダメだ。それをするなら私にしろ」

 

「ふぅん……分かりました。いいでしょう。ピルグリムの武装、起源が分からなくてもデータは取れます。それに貴女がそこまで肩入れするのも面白いですから」

 

「ラプチャーとニケの融合体。どうなるんでしょう?」

 

「ふっふっふ、シュエンのラプラスを見なかったのかね?ヒーローは何者にも負けない!」

 

「そうですか。分かりました」

 

ジエンとブルーマイトの密会はこうして行われたのだった。

 

LASTKINGDOM:END

 

小説の方向性(セリフや描写など)

  • 積極的に改変が欲しい
  • 原作準拠で大丈夫
  • 原作準拠だが改変は間間に欲しい
  • 幕間エピソードが欲しい
  • 激しい改変はなくて大丈夫
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