でぃふぇんすには自信があった主人公(仮   作:zaq2

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 アルカディア計画

 

 早い話、各氏族が住める環境を整えて、人族以外を集めた大陸を新たに一つ作っては、人族の住む大陸とは切り離す計画だ。

 

 民族大移動ともいう荒業を行い、各地から人族以外を集める事にかなり手間取った。

 なにせ、ここでも簒奪しにくる奴等がいるのだから。

 

 もちろん、各氏族の中でも、残る道を選択した者たちもいた。

 だが、強制送還することにする。

 そして、人族に拉致られた者たちも強制送還する。

 

 

 神力とでもいうぐらいに、派手にアピールも兼ねて、天の使いというモノを呼び出しては、人族以外を連れ出すという行為を行った。

 

 

 ……それで宗教団体に、ひと悶着あったみたいだが、それは知らない。

 

 

 なにしろ、人族が崇めている女神様というのは存在しない。

 

 そもそも自分がこの世界の創生最高神らしく(権能を譲渡した前任からの強制的な指名ではあるが)、人族が信仰している女神関連の神話もでっち上げであるからと理解しているからだ。

 

 そんな所に、女神の使い(と思われていた)天使が舞い降りて、人族を救うどころか、人族以外を救い出すという行為を行えばどうなるか。

 

 

 結果として、諍い(いさかい)が起きるのもさもありなん。

 

 

 

   *   *   *

 

 

 さて、そうして新たに生まれた大陸で、申し訳ないが建造物がそんなにないところから生活をしてもらっていったが、文明が育っていく目途が立ち始める。

 

 それと、剣と魔法の世界という事で生きるか死ぬかの魔物が闊歩する世界であったが、自分が作り出した大陸には魔物なんて生まれてはこない。

 

 

 というか、そういう設定を施した。

 

 

 今までの大陸には、魔物が出て、ダンジョンがあり、スタンピードがありと、文明が育つ前に、まるで間引きをする様な形の物であったからだ。

 

 争いがあるから進化や発展があるという点は、わからなくもない。

 わからなくもないが、進化や発展する前に叩き潰してくるのはいかがなものかと。

 

 それに伴い、安全を確保するための階級や身分による権力争いも起きていた。

 (ノブレス・オブリージュがあるところもあるにはあったが、一部すぎた)

 

 なので、この邪魔となる部分を無くし、その分を教育と道徳を一から叩き込んでいく事にした。

 

 とくに第一次産業を最初に伸ばし、衣食住を確保するのが先決だったこともあった。

 

 

 数十年でかたちになり、それに伴い二次三次と産業が育ち始めていく。

 

 その中で、各種産業に精通するというか、正直にいえば種族による"特化"した氏族がいるために、そこら辺は自然と何とかなっていく形となっていった。

 

 

 そして、ひと段落ついてきたころに事件がおきる。

 起きたのは……争いだった。

 

 大陸内での内戦

 

 きっかけは、食料分配の率がということを切っ掛けに、種族間における認識や習慣違いからくる問題であった。

 

 

 そうして、争いが激化する前に、首謀者を引っ張り出しての講和の席を設けてはみたが……

 

 

……となりのアイツが気に入らないを地でいくか

 

 

 であった。

 

 各氏族でもっている、根付いているローカル文化的なものも加味すれば、ややこしい。

 

 それを争いにて決めるというのであればと思ったが、どこかしらのガス抜きが必要なのかとも。

 

 そうして、ならば代表による試合で決着をつけろと決める。

 代表に5人をだして、それぞれに戦わせるという仕様。

 

 

 そうして、武闘大会から始まり、各氏族における代表戦になり、今では神前武闘祭となっていった。

 

 

 そこには、武の他にも芸術も採点の範囲とし、個人上位者には私自らがその功績を称えるという形となり、氏族の代表として上位に入れば、その氏族に対して一部の権利を一定期間認められるとした。

 

 そこに技術も採点の範囲を含めるとしてみた。

 そうしたら各氏族の技術力が急速に上がり始めていった。

 

 

 政治に関しても(土台があるために自分を最上位としたものになりかけたが、第三者とした存在としたままで)連合国家として動き出す。

 

 その中には、各氏族のローカル文化を統一化し、共有する作業も進めてもいった。

 

 そうして、烏合だったものがまとまりだし、

 

 

 

 【アルカディア連合国】

 

 

 

いつの間にか、この大陸にある一大国家の名がそうなっていた。

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