転生したらにゃんこ軍団のスキル持ってた件   作:吉良吉良星☆

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前回のあらすじ

ヴェルドラが消えて落ち込んだケディは慰められるけど、直後に幼獣ガオが出て来て仲間に、洞窟を出ると森になっていて快適に過ごしていたらゴブリンと邂逅しました。

前回設置したアンケートですが、とりあえず期限はシズさんとの別れまでにします。

それでは、どうぞ!


小鬼族の守護者たち

バンダナのゴブリン「コノ先ニ、何カゴ用ガオアリデスカ?」

 

洞窟を出て森へと入った僕たちは、今30匹のゴブリンが目の前に立っていた、そしてその中のリーダーなのかな?赤いバンダナをしたゴブリンがこっちに声をかけて来た。

少し聞きづらいけどどうやら敵意は無いかな…それどころか畏敬?みたいな感じが混じってるような…。

て言うか従者って…僕のことか?ちょっと聞いてみるか…。

 

ケディ(リムル、ちょっとこっちからも声をかけてみるけど…良い?)

 

リムル(ああ、良いぞ)

 

ケディ「(ふぅ…)こんにちは!僕は猫の魔物のケディって言います!」

 

ゴブリンたち(ビクッ!!)

 

バンダナのゴブリン「ナ、ナルホド!名持チデシタカ!」

 

ケディ「…あれ?」

 

おかしいな…僕としては結構親しみやすい挨拶をしたつもりなんだけど…なんか皆んな肩を震わせてるし。

なんでかな…僕じゃ怖がられるかな…?後、名持ちって何だよ…。

ここはリムルに社会人の経験をいかして挨拶をして、緊張ほぐしてもらお…。

 

リムル(ダメだったな…)

 

ケディ(悲しくなってくるぜ…リムル、後は頼んだ…)

 

リムル(お、おお…)

(んーと…ここはとにかくフレンドリーに行くか…「んっ、んん!」良し!)

「えーっと、初めまして!俺はスライムのリムルと言う!」

 

そん時だった、リムルが自分の自己紹介を兼ねた挨拶をすると、ゴブリンたちは一気に腰を抜かし一部は完全に平伏していると言う状況に、リムルは当然困惑する僕も困惑したしネコたちはおっかなびっくりして転げてる奴だっている、やっぱりなんかすごい怖がられてる!?

 

ケディ「えっ!?ど、どして…?」

 

ネコ「どう言うことにゃ…」

 

ガオ「……」パチクリ

 

バンダナのゴブリン「ッ、強キ者ヨ!アナタ様ノオ(チカラ)ハ十分ニワカリマシタ!」

「ドウカ声ヲ鎮メクダサイ!」

 

ケディ「…はっ!えっと、僕はこれぐらいで良いですか…?

 

リムル「すまん、まだ調整出来てないみたいだ…

 

バンダナのゴブリン「オ、オ見ソレ多イ…!我々ニ謝罪ナンテ不要です…!」

 

何だろ…思念が大きかったのかな?僕とリムルは声を抑えてゴブリンたちが気押され無いようにしておく、ってかリムル声ちっさ!?それでもゴブリンたちは普通に聞こえてそうだ…。

その後勇者ネコたちに武器を下ろしてって伝えておいて、森を出て少し最初のトラブルは何とか切り抜けられそうだった。

 

リムル「で、俺たちになんか用?俺たち特にこの先に用事は無いけど…」

 

バンダナのゴブリン「左様デシタカ、実ハコノ先ニ我々ノ村ガアルノデス」

「強力ナ魔物ノ気配ヲ感ジ、警戒ニコチラニ来タ次第ダッタノデス」

 

ケディ「あん?強い気配…?あるか?」

 

リムル「んー、特に近くには…いたわ」

 

リムルがその強い気配を探すため周りを見渡し、そして何か気づいたように動きが止り向いた先は…。

僕の方だった。

 

ケディ「え?僕?」

「いや待って待って!?それ言うならリムルの方じゃ無いの!?」

「僕よりリムルの方が強そうだし!」

 

リムル「えー?俺の「魔力感知」だとこれ以上のものは感じないぞ?」

 

バンダナのゴブリン「ゴ冗談ヲ!確カニリムルヲ超エル殀気(オーラ)ハ御座マセンガ…」

「ケディ様ノ殀気(オーラ)モ、我々ニハ遙ニ大キナ物デゴザイマス!」

 

ケディ「そ、そうか…?そうかも…」

 

リムル(そんなに言われるなら一回俺も見てみるぞ?)

 

ゴブリンにも殀気のことに関して言われたリムルは、自分を見る形で魔力感知の視点切り替えをする。

するとリムルはやっと自分の殀気に気付いた…スライムが汗ダラダラで固まっている図はかなり面白かった。

 

リムル(ダダ漏れじゃねーか!?そら狼も逃げるわな)

 

ケディ(ねっ?すっごいでしょ?)

 

リムル(例えると社会の窓が全開のまま大通りを堂々と歩いていた気分だ!)

 

ケディ(ごめん、その例えはよくわからない…)

 

リムル(えっ?)

(と、とにかく!引っ込め!引っ込めー!)

 

なんかリムルよくわかんない例えをして、自分から傷付いていたけどそれはそれの為、リムルは僕と一緒に殀気を引っ込ませていき、僕たちはそこらの魔物と変わらないくらいに殀気は収まっていた。

 

リムル「…ふ、ふふふ。どうやらわかるようだなお前たちは…!」

 

バンダナのゴブリン「勿論デス!漂ウ風格ハ隠セマセヌ!」

「ソレト助カリマス、貴方様方ノ殀気ニ怯エル者モ多カッタノデ…」

 

リムル「ははは…殀気を出さないと絡まれるからな」

 

ネコ「今更隠そうとしても遅いにゃ…」

 

ケディ「リムル…動揺があからさまだよ…」

 

リムル「黙っててくれ…!!」

 

ガオ(リムルお兄ちゃん…)

 

リムルったら…気付かなかったのを誤魔化そうとして…。

そし後、僕たちが殀気を抑え話が出来るようになったゴブリンたちと会話していると、どうやらゴブリンたちの村へとお邪魔出来るようになった。しかも泊めてもらえるしゴブリンたちの声も前よりクリアに聞こえて来た、聞こえてくる声に違和感があったしよく聞こえるのは良いこと!(あとゴブリンたちは自分たちのことは敬語でなくても大丈夫と言っていた為、敬語は辞めておいた)

 

バンダナのゴブリン「何と!ケディ様はリムル様の弟様でしたか」

 

リムル「あぁ、そうだぞ生まれた場所と日が近かったからな成り行きだ」

 

バンダナのゴブリン「申し訳ありませんケディ様…貴方様のことをリムル様の従僕と勘違いしていたようです…」

「どうか今までのご無礼をお許しください…!」

 

ケディ「いんや?全然問題無いよむしろこれが兄弟ってわかる方が難しいし、魔力の差も今は大きいしね」

 

僕は気にするなと言ってゴブリンのことをフォローした、結構いいえって粘られたけどネコが一押ししてくれてゴブリンは持ち直してくれた。

そしてこのやり取りのすぐに僕たちは村に着いたのだった。

 

バンダナのゴブリン「見えてきました!あちらです」

_________________________

ゴブリンの村

 

ゴブリンたちの案内により村についた僕たちは、ゴブリンたちの村長の家に案内され入るとどうやらすでに飲み物が用意されていたみたいだ、丁寧に僕とネコたちには広めの皿で淹れられていた。

だが…肝心の飲み物は草に水を注ぎ煮沸させぬるま湯程度に冷ました物、苦味は強くガオは渋い顔をしていた。

しかしそれも当然か、言っちゃ悪いが村の文明の程度は低くほぼ藁テントみたいな粗雑な住居、服もかなり質が低かった。中々問題が多そう…。

 

だけど気分は全く落ちない、泊めてもらえるだけでも大金星だからね、文句なんか失礼の極みだよ!

そうして村長のテントの中でもはやリムルとガオを隣においた僕しか飲んでいない茶を啜ると、村長と思われるヨボヨボなお爺さんのゴブリンと、さっきのバンダナのゴブリンが入ってきた。

 

村長「ようこそ御客人…大したもてなしを出来ずに申し訳ない…」

 

リムル「いやいや、お気遣い無く」

 

ケディ「そうです、泊めてもらえるだけでもありがたいですよ」

 

ネコ うんうん

 

リムル「それよりも、俺たちに用があるからここに招待してくれたんですよね?」

 

リムルがそう言うと突然村長たちは平伏し言葉を紡ぐ。

 

ガオ「!?」ビクっ

 

ネコ「んにゃ!?」

 

村長「貴方様方のお力は息子から聞いております」

「どうか我々の願いを聞き届けて貰えないでしょうか…!!」

 

ケディ「……」

 

リムル「…言ってみろ」

 

村長からの願い、それは村の危機からの守護だった、ことは一月ほどの前森の守護神であった竜が突然消滅、すると守護者のいない森への縄張りを求め外の魔物がちょっかいをかけてきたのだと言う。

その中でゴブリンの村は「牙狼族」と呼ばれる狼の魔物のに目をつけられたと、さらに牙狼族一匹でゴブリン10匹で掛かったとしても苦しい戦いになるほど、力はかけ離れ、しかもゴブリンの村の中で戦える者は女子供含め60、それに比べて牙狼族は100匹とあまりにも無理がある戦力差だった。

 

だがどうして、牙狼1匹>ゴブリン10匹の戦力差でその情報を得ていたのか、そうリムルが尋ねると村長はこの村で1番の戦士であった「リグル」と言う村長の長男坊が牙狼族との死闘で、命を犠牲に手に入れた情報だったと言った。

バンダナのゴブリンは自慢の兄だったと言い、続いて村長が例え弱者は蹴散らされる運命だとしても、我々は息子の誇りに掛け生きていかねばならない。と弱々しくも力がある言葉を紡ぐのだった。

 

ケディ「そっか…」

 

ネコ「ケディ…」

 

ガオ(ゴブリンさん…)

 

ケディ(リムル)

 

リムル(あぁ、言いたいことは分かるさ、こいつらを助けるぞ)

 

ケディ(リムル…!!ありがとう)

 

リムル(ただし!体裁を整える為にこいつらが俺たちに何が出来るか聞くからな?)

 

ケディ(はは!分かってるよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リムル「…村長、少し聞きたい」

 

リムル「俺たちがこの村を助けたとして、見返りは何だ?」

「お前たちは何を差し出せる?」

 

リムルは助けた時の対価に何があるのか、そう言った。

リムルの言葉を聞き、村長たちは自分たちの差し出せる物を言った。忠誠だ。

 

 

村長「強き者達よ!我々は貴方様方に忠誠を捧げましょう!」

 

 

リムル(…懐かしいな)

 

ケディ(え?)

 

リムル(あぁ、前世の話だけどな俺こういう頼み事に弱くって、よく後輩のヤツの分の仕事もしていたんだよ)

 

ケディ(それは…結構なお人よしだね)

 

リムル(…だな)

 

 

ウォォーーン……

 

 

その時、狼の遠吠えが何処かから響く、牙狼族のものだ。

すると村にいたゴブリン達が一気にパニックへと陥る。

ついに攻めるのか?どこへ逃げる?無理だ、女子供もいる!おしまいだー!!そんな絶望が支配するところを村長は何とか宥めようとするけど効果は薄い、だが…。

 

リムル「いや、怯える必要はない」

 

ケディ「そう、これからやっつけないといけない相手だしね!」

 

村長「で、では!?」

 

僕たちの言葉で静まったゴブリンたちの中、村長は前より明るい声を上げる。

そしてガオとじゃれていたネコが前へと出て、言う。

 

ネコ「そう、願いは聞き届けられたにゃ!」

「ケディ=テンペストとその兄、リムル=テンペストに吾輩たちが味方するにゃ!」

 

ネコの宣言を聞いたゴブリンたちは平伏し、僕たちに守護の願いと自分たちの従属をつげるのだった。

…さて、これからは忙しくなりそうだ。

 

_________________________

おまけ

 

リムル「殀気です」ぴーん!

 

村長「?!」ビクッ

 

ケディ「ぶふっww鬼○郎ww…」

 

ネコ「ふっw…にゃw…」

 

ガオ(どうしたんだろう…リムルお兄ちゃんたち…)

 

 

ネタが通じてよかったね…。

 




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