前回は冒険者たちと遭遇をしました。これから焼肉接待と、シズさんのお話が始まります。
それでは本編をどうぞ!
「「「スライム…とネコ?」」」
まぁそうだよね、雷が落ちた方を向いたらスライムとネコがいるなんて誰が思うよ?しかも喋るだなんて誰がわかるよ。
「む、スライムで悪いか?」
「あっいや〜べつに…」
「……ふぅ」
「っと、大丈夫…?」
僕たちの姿に3人が困惑していると、仮面の女性、シズが立ち上がった。僕はその人、シズさんに近づいて安否確認する。
「…うん、助けてくれてありがとう、スライムさん、白猫さん。おかげで助かったよ」
「…ホッ、良かった〜…!」
「うむうむ、無事で良かったよ。それとほら、この仮面はお姉さんのだろ?」
「えぇ、ありがとう」
無事を確認して安心すると、リムルがシズさんの付けていた仮面を渡す。それをシズさんは受け取ると柔らかい笑顔でお礼を言ってくれた。
…どうしよう、この笑顔で落ちてしまいそうだ…!!ま、眩しい…!!
「それと…よく見えなかったんだけど私から
「あぁ、多分いると思うよ」
「ケディ殿!」
「ケディさま、皆様はご無事でしょうか?」
「ほら噂をすれば、真田〜!ヴァルキリー!」
「この人たちがシズさんを助けてくれたのか?すっげえ綺麗な人がいるなぁ…」
「なんか一人鳥…?みたいな見た目でやすけど」
「なに気にするでない旅のものよ、もとよりこうであるが上」
「はぁ、そうでやすか…すいやせん失礼なことを聞いて」
「それにしても疲れたぁ〜〜……」
「そういえばお前たちに魔物に襲われていたんだっけか、何があったんだ?」
「いやぁそれが…」
どうやら話によるとこの人たち、ガバル、エレンにギドとシズさんは、なんと三日間もあの蟻に追われていたらしい、その間荷物も紛失するわ寝込みを襲われるわ腹は空いているわと、散々だった。
「んー…仕方ないな、簡単なのだけどご馳走しといてやるよ」
「えっ、いいのか?」
「そうだね〜聞いていたら居た堪れなくなって段々居た堪れなくなって来ちゃった…」
「白猫さんとスライムさんって、ここら辺に住んでいるの?」
おそらく冒険者の中の魔術師である少女のエレンがこっちに目線を合わせるために四つん這いになり、そう聞いてくる、て言うかこの人も僕のこと白猫さん呼びなのか…。
あれか?上の子の口調を真似する末っ子みたいな感じなのか。
「そうだ、最近引っ越したばっかりでさこの先に町があるんだ」
「そうそう、安定もして来たから肉までなら出せるよ」
「魔物が町…!?
「怪しい…信用できるのか?」
「でも悪い奴らじゃあ無さそうでやすよ」
あーそうか、そうだよな僕たち魔物だもんね一応、たぶん僕も僅かだけど殀気が漏れてるはずだし魔物と確信されてるんだろな。うーん…どうしたらいいか…。
(リムル、どうやったら警戒を解いてくれるかなこの人たちは…)
(そうだな、よし!俺が無害アピールをしてみるか!)
そう言うとリムルが前に出てきて、普段より高い声であのセリフを言った。
「俺はリムル!悪いスライムじゃあ無いよ!」
(ブハァッ!?そのセリフ!?)
「ぶふっ」
(んっ?)
(おっ?)
某大人気RPGのこれまた知名度の高いセリフを言ったリムル、思わず吹き出してしまったけど何故かそれを聞いたシズさんが同じく吹き出していた。
…あれって「そう言うこと」だよね?多分そうだ、あの人は多分「異世界人」だ。今まで異世界の転生者しか見ていないなかったが、今日で初めてこの世界でリムル以外の異世界人と出会ったのだ。
「どうしやしたシズさん?」
「いえ、なんでも無い、それより…」
そう言うとシズさんはリムルを胸に抱えると、僕の方に手招きをして来た。手を招かれちゃあ仕方ないし僕は空いている肩へと乗る。
「おじゃましよう、この子達は信頼できると思う」
そう言うとシズさんは僕たちを乗せながら歩き始める、冒険者たちは少し戸惑いながらもそれだけで、ついていった。
僕は真田にリグルドからお客が来ると伝えておいてと言って、ヴァルキリーにはガバルたちの護衛をさせた。
「町はこっち?」
「あ、ああ」
「うん、合ってるよ」
「それと…自分で歩けるんだが」
「いいじゃん、こうゆうこと一度じゃ無いでしょ?」
「それは、そうだがなぁ…!!」
「ふふっ…ねぇスライムさん、白猫さん、国はどこ?」
「国…?」
「いや、まだ国と呼べる規模じゃ無いし、町の名前もまだ決めて…」
「そうじゃないの、さっきはゲームのセリフでしょ?」
「私はよくは知らないけど、同郷だった子から聞いたの」
「同郷…」
「それじゃあシズさんは…」
「うん、だから聞きたいの、
「…日本だよ」
「こっちも同じく!」
「やっぱり!そうだと思った」
僕たちの故郷を聞くとシズさんは嬉しそうにし、付け直した仮面を再び外すと綺麗な笑顔を浮かばせていた。
「私と同じだね、会えて嬉しいよ」
________
魔物の町 テントの中
森から少し歩いて町に着いた、そこからリグルドに案内をさせてテントの中で焼肉を振舞っている。
そしてその肉を狙って、今鉄板の周りはシズさん以外の冒険者3人による、肉バトルロワイヤルが繰り広げられていた。
「賑やかな奴らだな…」
「だね…」
「ねぇねぇスライムさん?」
「ん?」
「鉄板に触れてるよ?」
「!!?」
僕も気になっていたけど大丈夫そうだから言ってなかったが、何故か鉄板に触れていたリムル、シズさんに言われると結構パニクった後に鉄板から離れた。
「ふ、ふぅ溶けるかと思った」
「けど割と削れて無いね、すごいよ」
「ケディ!お前なぁ…!!」
「溶けなかったところを見るに熱に対する「耐性」があるのかな?」
「耐性?」
「何それ?」
どうやらシズさんの話によると、異世界からこの世界に渡る時、その人が何かを強く願うとそれに合った力を得ることがあるらしい。
それがスキルや耐性などになるんだとか、だとするとリムルの「大賢者」と「捕食者」は何をねがって…。
………ナニなのかまさか???考えないでおこうかな…。
「あーなるほど、だからか…」
「リムル、何かわかった?」
「ああ」
「ケディはすでに知ってるんだが、俺は前世で刺されて死んだんだ」
「それで、刺されたところが熱いとか、血が抜けて寒いって思っていたら手に入ったんだと思う」
「そっか、大変だったんだね」
「まぁな」
「白猫さんは?」
「僕?僕は…車が滑落してやり損ねたゲームを惜しんでたら、こうなったよ」
「あんなに規模が大きいユニークスキルは中々無いよ」
「それは俺も思ったな、たまーにお前のスキルを使ってみたくなるし」
「やめて!?食わないで!?」
「冗談だよ、さっきの仕返しだそれに食ったらパンクしそうだし」
心臓に悪いなぁもう…そう思いながら僕は二人といっしょに冒険者3人を観ながら、同時に茶を啜る。
と言うか猫にお茶って大丈夫なのか?まぁ前世の時とは違ってNGも違うかもしれんし、今んところ色々食ってきたけどなんとも無かったな。
「そう言えばシズさんも結構苦労したんじゃ無いか?」
「
「いいえ、違うの」
「えっ?」
「シズさん、どう言うこと?」
「それは…炎は私の呪いだから」
シズさんから語られた今までの話は衝撃がおおきいものだった、シズさんは異世界に来る前は第二次世界大戦の最中真っ只中の日本で、住んでいた町が空襲に合ったらしい、その時に酷い火傷を負ったが偶然かある男に召喚された。
期待したものでは無かったのか男は見捨てようとするも、気まぐれか捨てはせず強力な炎の精霊を憑依させた。
それによって莫大な力は手に入れたがその力のせいで奪われてしまった人もいたとシズさんは言った…。
そんなシズさんでもやっぱり仲間は良いものだったらしい、最後の旅があの人たちでよかった言う、信頼することができて、そのおかげで思いっきり楽しんで、ケンカも出来る…。危なっかしいけど良い冒険者だったとしめた。
(…そっか、そんな苦労があったんだなシズさんは)
(それなのにここまで暖かい人で、擦れずにいられるのは尊敬しかできない)
(なんだか…この人のことをもっと知りたくなってきた…!!)
「ねぇリムル!」
「どうした?」
「ちょうど食事も済んだし、少し散歩しない?」
「…なるほど、良いかもな」
「?」
「ガバル~!!おかわりが来たにゃ!」
「まだまだありますから、是非どうぞ」
「マジか!?」「ほんとでやすか!!ネコさん!!」
____________________
「いやっほい〜〜!!!」
「わぁ…!!」
テントで食事を摂り終えた後、僕はライガに、シズさんとリムルはランガに乗って食後の散歩に出ていた。
「速いね、
「そう、名前はランガとライガ!」
「しかし意外だなぁ…」
「…何がだ、主よ」
「こう言うのにはあんまり乗らないタイプかと思ってたんだけど…」
「結構聞いてくれるんだねライガって、もっと気難しいのかと…」
「ふん、貴様が形はどうあれ名前を授けた主人であるからな、答えねばなるまい」
「そっか…ありがとうライガ!」
「……」
「ふふっ、ランガ、ライガ、ご主人様はちゃんと守るんだよ?」
「無論です、我が主の友邦よ、私は命を懸けてお守ります!」
「…ふん、当然の事であろうが」
「…」
「?、どうした、シズさん」
「珍しいなぁって顔に僕見えるよ?」
「本当?…えっとね、町にいたボブゴブリンとこの二匹も、随分流暢に話すなぁって…」
「他の所だと珍しいのか?」
「うん、すごくね、それに町を作っていたのが一番驚いたかな」
「後はね…ちょっと良いかな?」
シズさんがポンポンとランガの背を叩くと、ランガの毛の中からガオとガルの二匹が顔を出してきた、実はどうしてもいっしょに行きたいと言うもんだから、「リムルやシズさんといっしょならOK」と言う約束の下で、乗せてきたのだ。
「この子達もそうだし町にいる「にゃんこ」だっけ?あの子達を見ているとこっちまで楽しくなってくる」
「そうだねシズさん、僕の自慢の仲間たちだよ」
「ケディおにいちゃん…」
「…そうかよ」
「ははっガル、しっぽが立ってるぞ?」
「はっ!?うっさいリムル!ケディもだ、まとめて噛むぞ!!」
「ははっごめんなガル、後でおやつやるからな、…あっそうだ!」
「シズさん、今から良いものを見せてやるよ、お前らも見るか?」
「えっ見たい見たい!何?」
「ぼくも見たいな…!」
「まぁ、ならオレも?」
僕らが見たいと言うと脳内から直接あるイメージが流れてくる、多分「思念伝達」を使ったものだろうな、どれどれ………うおぉい!?なんか前世の時っぽい部屋があるなぁって思ったら、パソコンに映ってるのあれっておセンシティブなゲームじゃねぇか!!!
(おいゴルァ!!?僕は良いとしてもシズさんとガオガルが見てんだぞ!! )
(さっさと変えろオッサン!!)
(い、いま変えてるから少し…!うおぃ!?こっちに乗り込もうとして来んな!?)
リムルがすぐにイメージを切り替えてくれたため、なんとかガオとガルに見られることは無くなった。
「さっきのエルフさん?とても綺麗だったけど」ってシズさん言ってる…無かったことにしてくれ…そう思っていると、イメージがだんだんくっきりと見えてきた。これは、多分戦後の日本だな。
「これが…あの炎に包まれた町?」
「そう、俺も自分で見たわけじゃないけどな、みんな頑張っていたんだよ」
「そっか…」
だんだんとイメージは変わっていく、戦後の復旧や、大きく成長する経済、新たに出来た技術、正直僕が見てもしばらく見入ってしまうものだった。
それを、シズさんが見ている、見ることが無かった未来を見ている、僕は…何も言わずにただ見ていようと思った。
感想、お気に入り登録ありがとうございます!
現在のステータス
名前:ケディ=テンペスト(レベル9)
種族:殻被の幼猫
加護:暴風の紋章
称号:魔物を守りネコを統べし者
魔法:無し
ユニークスキル「猫之軍団」
エクストラスキル「魔力感知」
コモンスキル「念話」
属性効果:無し
能力
範囲攻撃
次のガチャ加入キャラは?
-
伝説のネコルガ族
-
超激ダイナマイツ
-
ウルトラソウルズ
-
ダークヒーローズ
-
ギガントゼウス
-
ギャラクシーギャルズ
-
エレメンタルピクシーズ
-
戦国バサラーズ
-
ドラゴンエンペラーズ
-
ギャルズモンスターズ