GPの覇者(切り札はサイコエンドパニッシャー(P.A.N.K.も入ってる))は強いのか?   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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1枚目「異次元からの帰還」

やぁみんな、俺だ!え?俺が誰かって?じゃ、説明しよう。

 

俺は俗にいう転生者。神みたいのにも会わなかったし、特典も何もない。

 

そんな俺だが、一つだけ不満がある。それは、遊戯王がこの世界にないこと。

 

俺はマスデュエプレイヤーだったが、それでもカードを愛していた。ダイヤⅠまでしっかり上げたし、楽しんでいた。ホープワンキルとかいうクソデッキが流行ったころはムカついたけどね。

 

まぁとにかく、おれは遊戯王ってゲームが好きなわけだ。

 

この世界にないと知ったときには絶望したよ。それはそれは、気絶するほどにね。

 

「で、今俺は昏睡してる…ってわけだ」

 

「何を言っている!デッキからカードの剣を抜け遊仁(ユウジ)ィ!」

 

「はいはい。じゃ、先行もらうよ。俺のターン!」

 

え?昏睡してるのに何へ依然とデュエルしてるんだ!って?そりゃそうでしょ。

相手がいて、デッキがある。ここでデュエルしないのはデュエリストじゃないね。

 

相手は昏睡してしばらく…大体2年かな?そのくらいからなぜかここにいた女、…女?女じゃないかもしれない。異形だし。

まぁともかく、自称女の禅獣(ゼンジュウ)だ。本人は1000年前の呪術師?陰陽師?名乗ってるけど、キミどっちかていうとバケモノ側じゃね?と思わないではいられない。

 

そんな相手と俺は今日も今日とてデュエルをする。

 

「カードを伏せ、ターンエンド!」

 

「私のターン!」

「私は、パイドラを召喚!」

 

「天盃龍ヤメロ」

 

するはずだった。

 

「いーじゃん。強いじゃん。」

 

「ダルイんだよぉ…テンプレ通りなら対処できるけどぉ…」

 

ソレハ、イトモタヤスククズレルゲンソウダッタ。

 

地面が崩れ、真っ黒な裏地が見える。

 

「ーーッ!逃げろ遊仁!」

 

その言葉が俺に届くころには、俺は下へと落ちていく。

 

「遊仁ッ!」

 

禅獣が手を伸ばす。

 

が、手はスカり、落ちていく。やがて、意識は黒く包まれた。

 

<><><><><><>

 

「…どこだココ」

 

白い天井。俺に刺さっている針…点滴。なるほど病院ね。まぁ昏睡してんだし、そうだよな。

 

俺はナースコールを探して押す。

 

押した瞬間に、どこかから看護婦がすっ飛んできた。

 

「ほ、ホントに起きてる…!」

 

看護婦の驚いた声が届く。

 

「しゅ、主治医呼んできます!」

 

そして部屋から出ていくと同時、頭痛が頭に走る。

 

死滅回遊

《総則》

1 泳者(プレイヤー)は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。

2 前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。

3 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。

4 泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。

5 点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。

6 泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。

7 管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。

8 参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。

 

「な…んだこいつ…?」

 

「ハァ…だから嫌だったんだ。そいつは、羂索が作った、クソみたいな殺し合いの情報。だ」

 

頬から禅獣の声が聞こえてくる。

 

「ぜ、禅獣!」

 

「体を一旦借りる…病院から出るぞ」

 

そしてもう一度、俺の頭は暗闇に包まれた。




ゴルプラ以外も使います(戦闘を除く)
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