わたしが自主トレを終えてプール施設から寮の自室へ戻ると、なぜかルームメイトのルージュフルールがベッドの上で正座をしてくちびるを噛み締めていた。
「……おかえり、エルサ」
「うん、ただいま。ってか、どうしたの? ベッドの上で正座なんかしたりして」
わたしがそう聞くと、ルージュは声を押し殺して泣き始める。
「ど、どうしたの!? お腹でも痛いの?」
「あ、あなたはこんな時まで明るくひょうきんに振る舞えるのね!」
「えっ?」
何がなんだかわからない。
「あなたのレース見てた。……今日の未勝利戦、勝てなかったんでしょう?」
「はい。惜しくも3着でした」
「ってことは! もうアタシたちお別れってことじゃない!それなのに、なんでそんな平然としてられるの!?もう一生、会えないかもしれないのに!」
……ああ。
どうも彼女は盛大な勘違いをしているらしい。
というか、仮にわたしが今日出走制限で引退することになったとしても、別に一生会えないわけではない。
トレセン学園の校則に【出走制限に引っかかった引退者には二度と会ってはならない】なんてものは、確かなかったはずである。
っていうか、そんな拘束(この漢字でも合ってるかもしれない)のある学校なんかに通いたくないなあ……。
「あの、ルージュさん。感極まっているところ大変申し訳ないのですが、わたし、これからも一応トレセン学園の生徒としてレースを戦うことになりました」
「えっ!? ……ひょっとしてあなた、GⅠウマ娘の娘だからって特別にプレオープンへ昇級させてもらったとか……」
「……………」
そんなわけあるかい。
わたしをどういうヤツだと思っているのだ、この娘は。
そういう彼女はダイワスカーレットの娘という、わたしなんかよりもよっぽど良血ウマ娘だったりする。
「いや、そんなコネで残してもらったみたいな話じゃなくてね……。ただ単に、障害競走に転向してもうちょっと頑張ってみることにしたってだけだよ」
「あ、そうなのね。って、障害!?障害競走ってコースに置かれている障害物をぴょんぴょん飛び越えながら走る、ちょっと風変わりなレースのことよね?」
わたしとのお別れを想像して泣いてくれていたように、ルージュは決して悪い娘ではないのだが、この娘は少し感情表現が大げさで言い方が素直すぎるところがある。
「……はい。その障害競走です」
「障害のレースって、クラシックのこの時期までに一度も勝てなかった娘でも出走できるの?」
……あと、ちょっとこう、なんていうか、ズバッと物を言いすぎるところもあったりする。
いや、彼女の言葉に悪意があるわけじゃないのはよく知っているけどね。
「お父さん……もとい、トレーナーが言うには、そうみたいだね。わたしも今日聞くまで知らなかったんだけど」
「へ~……アタシも知らなかったわ。ということは、これからもルームメイトとして一緒にいられるのね?」
「はい。どうぞこれからもよろしくお願いします」
「なーんだ! それなら寮長に許可をもらって、こんなケーキまで用意してお別れ会する必要なくなっちゃったじゃない」
そういうと彼女は1/6にカットされたいちごのショートケーキをふたつ、備え付けの冷蔵庫から取り出してきた。
寮の部屋に食べ物を持ち込むことは禁止されているので、今回のようになにか特別な事情があってどうしても部屋でなにか食べたい場合は、寮長や寮母さんの許可が必要になる。
ちなみに水分はオーケーで、だから部屋ごとに小さいながらも備え付けの冷蔵庫があるわけだ。
なんというか、ちょっと空気読めないところはあるにせよ、こうしてちゃんと規則通り許可を取ってくるあたり、優等生で知られたスカーレットさんの娘なんだな~と思う。
それはそれで立派なことだと思うし、お別れ会をしようとしてくれたその気持ちは非常にありがたいのだが。
「……お別れ会の準備までしてくれていていたんだ……」
「当然よ! 友だちならそれくらいして当たり前でしょう?」
その気持ちは、本当に嬉しい。
嬉しいんだけど、ありがたく思う気持ちとモヤッとさせられる気分が入り混じったこの感情は、一体なんなんだろう。
「うん、ありがとう……」
「じゃあまぁ、今日はエルサの現役続行お祝い記念パーティーということで。それぐらいの変更なら寮長も何も言わないでしょ。さ、座って座って」
ルージュはそう勝手に決めつけてわたしに着席をうながすと、冷蔵庫からコップとジュースを取り出してそれを注ぎ始める。
勝利したわけでもないのにお祝いというのはこれまた妙な感じもするけど、お母さんもいつぞやに『お祝いごととお好み焼きは何回やってもいい』って言ってたような気もする。
そんなことを思い出しながらわたしは座卓テーブルの上に用意されたケーキとジュースの前に座り、グラスを手に持って乾杯、とルージュの掲げているそれにカチンと合わせた。
「じゃあ、せっかくなので遠慮なしにいただきます。それにしてもケーキかぁ。甘いのって久しぶりだから、嬉しいな」
「そうなの?」
「レース前だからちょっと控えてたんだよ」
恥ずかしいからあんまり人には言わないけど、わたしは体重の管理が難しいタイプのウマ娘だったりする。
カロリーを取りすぎるとすぐに太り気味になってしまうし、そのくせ代謝はいいのか、少しトレーニングがハードになると今度は体重が減りすぎてしまう。
それだけ聞くとガッツリ食べてしっかり動けばいいだけだから、別に体重管理は簡単じゃない?って言われそうだけど、食べすぎて増えてしまった体重を落とそうと思えば、本来する必要のなかった余計なトレーニングをしなければならないわけで、その分ケガをするリスクも増えてしまうわけだ。
で、もしそのトレーニングのせいで体重が減りすぎると今度はまた、予定外のものを食べて体重を戻さなければならない、という悪循環に陥る。
ウマ娘の体重管理というのは、取ったカロリーを普段のトレーニングですべて消費して理想の体重を維持できる、というのが一番なのである。
まぁそれがなかなかできないからこそ、トレーナーもウマ娘もみんな苦労しているわけだが。
「それはちょうどよかったわ。……ところでちょっと気になったんだけど、髪の濡れ方みてるとあなたひょっとして、プールでトレーニングしてから戻ってきたわけ?」
「ああ、うん。レースのあとでもあるし、少しだけね」
レース後はレース場にあるウマ娘専用の浴場で汗を流してから学園に戻ってくるので、乾ききってないわたしの髪を見て不思議に思ったのだろう。
「レースの直後だってのに、タフねぇ」
「それだけが取り柄ですから」
「無事是名ウマ娘、っていうぐらいだから、それはエルサの大きな強みだとアタシは思うけどね。そう言えばあなたって、わりとプールトレーニングをしっかりする方よね。エルサはステイヤータイプだからスタミナ強化のためにそれが必須ってことはわかるんだけど、あなたのお母さんのヒシミラクルさんってプールが苦手なことで有名じゃなかった?」
うん。
なぜかルージュからは今まで聞かれたことがなかったけど、そのことはプールにいくと同じようにトレーニングしているウマ娘や、時にはその娘たちを指導しているトレーナーさんからも聞かれることがある。
「いや、実はわたしも泳ぎは苦手なんだよね……」
そう。
GⅠを3勝もした走りの才能はお母さんからほとんど受け継がなかったくせに、そういうところだけはなぜかきっちり因子を継承していたりする。
だからプールトレーニングを行っている際のわたしは、俗に言われるビート板勢だ。
「そうなんだ。それなら、どうして?」
「どうしてもこうしても……」
首を傾げているルージュに、わたしはまだ少し湿っている髪をかきあげながら答える。
「苦手だろうが嫌だろうが、それが速くなるために、強くなるために必要なら仕方ないじゃない」
「それは……そうよね」
当たり前すぎるわたしの返事に、なぜかルージュは神妙な顔をして何度もうなずく。
「ん。妙に真剣な顔して、どうしたの?」
「いやね。アタシもプレオープンからなかなか卒業できなくて最近少し焦ってたけど、結局はトレーニング頑張るしかないものね」
ルージュはそう言ってスプーンを手に取ると、すこしケーキを大きめに切り取ってそれを口に運んだ。
彼女はメイクデビューこそ勝利を上げたものの、その後なかなか勝ち星に恵まれずに苦労している。
普段はわりと明るく強気に振る舞っているルージュだけど、お母様のダイワスカーレットさんと同じようにトリプルティアラ路線で活躍できなかったことには、きっと忸怩たる思いを抱えていることだろう。
「プールといえばさ、ヒシミラクルさんはプールトレーニングが死ぬほど嫌で、トレーナーさんが空き缶をカンカン鳴らしてプールに追い立てていた、なんて話があるけど、あれって本当なの?」
彼女も話を切り替えたかったのだろう。
ルージュは少し話を戻して、益体もない話題を振ってくる。
その話はもちろん、わたしも聞いたことがあった。
「う~ん。どうなんだろう? わたしはさすがにそれは嘘、というより、プールが苦手なお母さんをトレーナーがちょっと厳しくトレーニングしていた話に、尾ヒレ背ヒレがついてそんなエピソードになった、と思っているけど」
だって他にそんなことされているウマ娘を、少なくともわたしは見たことも聞いたこともない。
「確かエルサのトレーナーって、お母さんのヒシミラクルさんを受け持った人と同じよね。直接聞いたことないの?」
「うん、まぁ。そんなこと聞いてもなぁ……って感じだし」
「ふ~ん」
ルージュもさして興味はなかったのだろう。
いや、本当はもう少しツッコんで聞きたかったけど、親子関係が絡むことにこれ以上踏み込むべきではない、と判断したのかもしれない。
わたしの答えに生返事すると、コップを手にとってオレンジジュースを口へ流し込んだ。
本当のことを言うと、その話に関してはそれなりに興味はあったのだが、わたしはわざわざ真相をお父さんやお母さんに確かめようという気にはなれなかったのである。
だってこういう伝説的なエピソードは、文字通り伝説にしておいたほうが楽しいじゃないか。
もしわたしが両親にそのことを確かめて伝説の真相を知ってしまったら、そのエピソードが嘘であれ真であれ、『そうだったんだ』でおしまいである。
それよりも今みたいに『あの話って本当だったんだろうか?』『いや、まさかね』みたいに言い合っている方が、はるかに面白い。
要するにわたしはヒシミラクルの娘であると同時に、ヒシミラクルという伝説的なウマ娘の一人のファンだということだ。
それからもわたしたちはあちこちに話題を飛躍させながらしゃべりまくり、最初はなんだかなぁ……と思っていたわたしの【現役続行お祝い記念パーティー】を思う存分楽しんだ。
「ルージュ。今日はありがとう」
「いいってことよ。じゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
パーティーのあと片付けと歯磨きを済ませたわたしたちは、消灯時間と同時にベッドに潜り込んだ。
お互いに明日も早朝から、トレーニングが待っている。
彼女も決して気楽な状況でもないだろうに、わたしのために身銭を切ってパーティーを主催してくれたのだ。
その友情に感謝しつつ、わたしは明日も頑張ろうと心に決めて目を閉じた。
*
五月の早朝。
天気晴朗なれど、風強し。
そんな日にわたしは障害専用のトレーニングコースに初めて脚を踏み入れていた。
障害レースとはいえ、走るコースは基本的に芝である。
そして設置された障害を飛び越えるわけだけど。
「飛び越す障害ってこんなに大きいんだ……」
その設置されている障害物を見て、驚いた。
障害物は生垣でできていて、高さはわたしの視線の位置ぐらいにあるし(ちなみにわたしの身長は155cmだ)、幅は楽にそれを超えている。
他にも土塁でできたものやブラシ状の竹柵を逆さまに立てたもの、そして水濠と呼ばれる見た目小さなプールのような障害物まである。
……ここには絶対、ハマりたくないなあ……。
そんなことを考えながら難しい顔で水濠を観察していると、「お~い」と手を振りながらトレーナーがやってきた。
「もう来てたのか」
「うん。初めてのトレーニングコースだし、少しスクーリングしておこうと思って」
「そうか、それはよい心がけだ。じゃあだいたい自分がどんな障害物を飛ぶかは見終わったか?」
「うん」
「よし、それならオーケーだ。じゃあいつものダートコースに行くぞ」
それだけ言うと、トレーナーは本当にダートコースの方へ歩き出してしまった。
「ちょっ、ちょっと! 今日はここでトレーニングするんじゃないの?」
わたしの慌てっぷりに、トレーナーは小さく首を横に振るだけだった。
「いくらお前がハードルを飛び越えるのがうまいからと言って、いきなり実戦と同じ障害でトレーニングさせるわけにはいかないよ。今日は『レースではこういう障害物を飛ぶんだ』ということを、実際に見て理解してもらうためにここに来ただけだ」
「そうだったの」
なんだか、ちょっと拍子抜けしまった。
「心配しなくても、今日はダートコースにちゃんと初心者用の飛越トレーニングの準備はしてある。ついてきてくれ」
「はーい」
どうやらいきなり実戦と同じ障害物を飛び越える、という練習をするわけではないらしい。
一体どんなトレーニングが待っているんだろう?と少しワクワクしながら、わたしはトレーナーのあとをついていくことにした。
*
「ほっ、ほっ、はっ……」
わたしはリズミカルに調子よく、トレーナーが設置してくれたであろう障害物の上を跳躍していた。
と言ってもその障害物は膝より少し下ぐらいの高さで、直径は50センチもない切り株である。
「トレーナー。いくらわたしが初心者って言っても、これぐらいなら別に練習しなくても跳べるよ……」
障害物を全部飛び終えたわたしが愚痴とも文句ともつかない不満を口にすると、トレーナーは苦笑いを浮かべた。
「まぁ、女子のハードル走でも高さは80センチくらいあるからなぁ。簡単すぎるという気持ちはわかるが、その切り株を飛び越えるトレーニングは基礎中の基礎なんだ。それに、お前がハードルを飛び越えるのが得意だって言っても、ハードルの幅はその切り株ほどもないだろう? 幅のある障害物に慣れるための練習だと思って、取り組んでみてくれ」
「う~ん……わかったよ」
そう返事したものの、正直このトレーニングは簡単すぎて、どう考え方を変えてみても高いモチベーションを持って取り組むのはなかなか難しそうだ。
といっても、トレーナーの指示を無視するわけにもいかない。
わたしは不満の気持ちをなんとか胸の奥に追いやって、設置された8つの切り株をもう一度飛び越えるために走り出した。
あ~あ。
これならまだ、平地のトレーニングのほうがやりがいがあったなぁ……。
今日の朝ご飯、なんだろ?
おかずがハムエッグならうれし……
「あっ!」
簡単すぎる障害物が油断を誘ったのだろうか。
わたしは3つめの切り株に、つま先を少し引っ掛けてしまった。
……平地では未勝利だったとはいえ、わたしは一応ウマ娘である。
当然、それなりのスピードを出して走っていたわけで、バランスを大きく崩したわたしは思い切り地面に叩きつけられてゴロゴロとダートの上を転がる羽目になってしまった。
「お、おい! エルサ、大丈夫か!?」
「……っぅっ……。うん、多分大丈夫……」
今感じている肩と脇腹の痛みは、ダートコースに叩きつけられた時のものだろう。
痛いことは痛いけど、どこかを壊してしまったという感じはしない。
慌てて駆け寄ってきてくれたトレーナーに、わたしはジャージについた砂を払いながら、照れとお愛想を織り交ぜたような笑いを浮かべた。
集中力を切らせたまま走っていたせいですっ転んだのが、少し気まずかったのだ。
「簡単な障害練習とはいえ、気をつけてくれよ。障害競走っていうのは本当に危険なスポーツなんだ。レース中のみならず、トレーニング中のケガで競走能力を失ってしまって引退に追いやられたウマ娘もたくさんいる。それに障害競走中のミスは平地のレースに比べると、大きな事故につながりやすい。そんな可能性は、極限まで減らさなくちゃならないからな。基礎練とはいえ、集中力を持って取り組んでくれ」
「……わかった」
始めたばかりの基礎練習の時にナメたマネをして、少し痛い目に遭っておいたのはむしろよかったのかもしれない。
もしこれがレース中、それもバ群が密集している時に起こっていたら……。
いみじくもトレーナーが言ったように、ミスしたわたしのみならず、周りのウマ娘をも巻き込んだ大惨事になっていたに違いない。
今から自分が飛び込もうとしている世界は、今までのレースより危険度が高くて、自分のミスで人の競走人生を奪ってしまいかねないという場所なのだ。
もちろん平地で走っていたときもそのことを意識しないではなかったけど、砂まみれのジャージと肩や脇腹にジンジンくる鈍痛が、それを一層自覚させてくれた。
もうあんなミスは絶対にしない。
もっと集中力を持って、少し高く飛ぶことを意識してやってみよう。
簡単な基礎練とはいえ……いや、簡単な基礎練だからこそ、意識すべきマインドセットや学ぶべきことが、たくさんあるはず。
わたしは自省してもう一度スタート地点に戻ると、その気になれば誰でも跳べるであろう、膝ほどの高さしかない切り株へ意識を集中させ、今度は本気で走り出した。
読了お疲れさまでした。
【ミラ子の娘。】の第二話をお送りさせていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
私事なんですけど、10年ぐらい描いてたイラストを描くのを最近やめたんですよ。
もちろんそれだけ続けていたわけですから、やめる際にはそれなりに悩みました。
イラストに限らずなんでもそうですけど、うまくなろうと思ったら努力や練習が欠かせません。
私が描いていたような二次元美少女のイラストなら模写とかデッサンとか、美術解剖学を学んだりすることですね。
私は背景がまったく描けなかったのですが、背景が描けないとイラストの持つストーリーが広がらないので、魅力的な一枚の絵に仕上げるのが難しくなります。
ですが背景を描けるようになろうと思えば、また人体とは別の知識や練習や必要になりますから、そのための勉強もしなくてはなりません。
でも私はもうそれやるの嫌だなあ……と思ってしまったんです。
つまり、もう努力するのが嫌になってしまった。
その時、気づいたんですね。
もうここが潮時だなって。
やめた理由としては10年描いてて大してうまくならなかった、というのも大きな理由なんですけど、もうこれ以上努力したくないな、イラストに時間を使いたくないな、と感じてしまったのも同じぐらい大きな理由だったと思います。
何かをやめようか悩んだ時、これからもそれに努力と時間を注ぎ込みたいか?と自分に問いかけてみるのは、答えを出すのにいい方法なのかもしれません。
そんな独白はさておき、今作は第一話から好評をいただいており、少し自分でもびっくりしています。
なんせ書き始めは『ウマ娘の原作に登場しない障害の話なんて、一体誰が読みたいんだろう?』なんて考えていたからですよね。
私は読んでくださる読者層を意識するより自分の書きたいものを書くという、典型的な数字を出せないアマチュア物書きです。
それでも『まぁ、何人かは面白いと思ってくれるだろう。あまりに数字が出なくてモチベが下がるようなら止めればいいし』ぐらい気持ちで書き始めたのですが……。
言ってしまえば、ちょっとウマ娘二次小説の正道から外れてしまっているこの作品を楽しんでくださっているハーメルンの読者様の懐の深さには、本当に感謝しかありません。
といいますか、そんな作品しか書けないイイ加減な私ですが、一話を読んでくださった方々の期待を裏切らないよう、精一杯書いていきたいと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
それではまた、近い内に次回作でお会いしましょう。