革命ファイナル 外伝「ストーリー・オブ・マスターイニシャルズ」 作:メイマロン
sideドギラゴン剣
「侵略者!このフィールドで確実に滅する!」
ドギラゴン剣の咆哮にユア・マイ・スペシャルは笑った。
「侵略者?この私が?笑わせるなよ!」
「何?」
「私はマスターイニシャルズ!このD2フィールドのマスターであり、ドキンダム様より直々に力を与えていただけた存在である!」
「悪いが、侵略の力を使う下衆の戯言に付き合うつもりはない。」
いつもならどんな相手にも正面から向かうドギラゴン剣。しかし今のドギラゴンは旧友であったゲキカレーカラ・カレパンの死に怒りを隠せなくなっていた。
「私に与えられた力は『U』、「究極(The Ultimate)」。このフィールドにおいて今の私はドギンダム様以外の何者にも負けることはない!」
「チッ…。」
黙り剣を噛み締めるドギラゴンをよそにユア・マイ・スペシャルはD2フィールドに力を込め始める。
「終わりだ!ドギラゴン!デンジャラ…。」
「ファイナル革命…。」
フィールドが変化するよりも早く放たれた斬撃はユア・マイ・スペシャルを真っ二つに斬り飛ばした。
「次…。」
ドギラゴン剣はフィールドが解除されたのを確認するとすぐに次の敵の方へ飛び立った。その先に立つ「D2W² クライシス・ミラー」はフィールドを展開すると頷いた。
「ドギラゴン剣、大体の力は把握した。」
sideプチョヘンザ
D2フィールドに突入したプチョヘンザはフィールドの中心のアイドルと目があった。
「お〜お〜光輝いちゃってるねぇ!」
プチョヘンザはD2フィールドによって生み出されたステージで歌い踊るアイドルを見て口笛を吹く。
「私はD2I スクリーン・パルフェ!貴方は私を止められる?」
「まだ完成してないけど試してみるか!」
ウィンクしたパルフェに対しプチョヘンザはウィンクを返すと指を弾きフィールドを展開するとマイクを手に取る。
「D2フィールド!?何で革命軍が!?」
「止めるのもいいけど、逆にオレのビートに乗せてやるぜ☆」
フィールドを展開し合い歌と歌がぶつかる対バンライブの幕が開ける。
sideミラダンテⅩⅡ
ドレミ団と共に進むミラダンテは影を踏んだ瞬間に違和感を抱いた。
「皆聞け、敵のD2フィールドに入った…。警戒せよ。」
ドレミ団の面々がざわめき周囲を警戒する中、団員の1人が自らの首を掻っ切った。
「何…!?」
それに続くようにドレミ団が片っ端から自殺しだす。それを見たミラダンテは即座に時を止めてドレミ団全ての武器を叩き落とした。その後目の前に立つこのフィールドの主に目をやる。
「なんとも不愉快な能力だ…。」
苦虫を噛み潰したような顔のミラダンテはファイナル革命をマスターイニシャルズにぶつけ時間停止を解除する。
「終わったか…。」
ため息をつき武器を拾うドレミ団を見るミラダンテの前にクリーチャーが着地した。
「あれ?カット・マイ・ベリィ死んでんじゃん!せっかく「帰って」きたのに。」
「何者だ…?」
「んお?お前がその敵か。俺はD2B² カム・ハウス。始めに教えといてやる俺の力は「返還(The Back)」だ。」
「愚か…!」
カム・ハウスがD2フィールドを展開するのに対しミラダンテⅩⅡの背後の時計が輝く。
sideクエスチョン
「異議を唱える!」
D2Q 5w1hの叫びがD2フィールドの中に響く。
「全く、このクエスチョンに異議を唱えるとは…。何を言っている?」
「さぁ!答えよ!」
「何を言って…ッ!?」
首を傾げようとした瞬間、静止する。
(身体が動かない!?成程…質問に答えなければ動くことすらできないとは…。)
「で?貴様は何を問うているのだ?」
「答えろ!」
(分からない…!?この私が…?)
クエスチョンの思考が絶望に支配される寸前、D2フィールドをぶち抜いて銃を抱えた男が飛び込んで来る。
「お前は…メタルアベンジャー!?」
「何を驚いている?それに訳の分からない異議?そんな粗問この私が因数分解してやる!」
銃口を向けたメタルアベンジャーに対し5w1hは改めて叫ぶ。
「貴様に異議を唱える!」