Re:ゼロから始める騎士団生活〜TSラインハルト&TSユリウスを添えて〜 作:リゼロ好き
そういえば性格改変と原作改変とオリジナル設定のタグ入れとかなければ……
「ば、バカな……7歳の息子に剣で負け……というかなんで7歳でマナ強化やってるんだ……」
勝 っ た ぜ 。
膝を突くパパンからは酷く哀愁が漂っている。
そりゃまあ7歳の息子とガチ戦闘(木刀)を繰り広げて負けたら落ち込みたくなるのも無理はない。パパン、普通に強いしね。
後から知ったのだが、父は騎士団の中でも1チームを束ねる長的存在だったらしいのだ。その実力も騎士団の中でも指折り。
父が俺に剣を教えようとしたのも、あくまで父親としてカッコイイと思われたかっただけらしく、そんなガチで教えようとも思っていなかったっぽい。
だけども、俺がみるみるうちに強くなったことにより、修行(笑)が修行(ガチ)になり、最終的に修行(戦闘)に変貌した。
それもこれも、俺が剣を握ったと同時に自覚した──
「──《
──加護のお陰である。
剣を握り、戦うという気概を見せた途端に自覚した加護であり、水面で反射した俺の目は3つの勾玉みたいな模様で構成されていた。
──写輪眼やんけェ!! と当時は叫んだ。
生憎と幻術見せたりする効果はないけどコピー能力+コピーした動きを細分化して自分のものにする能力があった。
プラス要素として、体内のマナを強く感知する才能があったお陰でわりと早期の段階でマナによる身体能力強化を行えた。
まあ、4年もかかったってことはラインハルトより才能は無いってことだな。当たり前だけど。
異世界チートヒャッハー! はラインハルトと大罪司教がいる時点で終わりなんですよね、ハイ。
あっ、あとは大気中にあるマナの存在も感知できたっぽいけど、精霊術師じゃないので意味ないっすね。
やってること写輪眼じゃなくて六眼だろ、っていうツッコミは無しだぜ!
ともかく、これらの能力をフル活用してパパンの動きとかマナ強化を自己流で行った結果、齢7歳にして遂にパパンに勝つことができたのだ。
「……ふぅ、まあ息子が強くて悪いことは無いか……」
俺が世界に絶望してる間にパパンがどうやら立ち直った様子。
どうやら色々と折り合いをつけることに成功したらしい。
7歳の息子に負けるだなんて相当の屈辱な話なのに、よくも一瞬で立ち直れたものだ。まあ、父親と呼ぶのに抵抗が無くなるくらいに良い父親だからな。
「俺に勝ったってことは大抵の騎士より強いってことだ。だがな、シャリン。強さに驕ることはするな。傲慢は己の身を滅ぼす。常に謙虚であれなんてほざくつもりは毛頭ないが、他人を見下すな。俺に勝ったお前に父親として言える最後のことだ」
「……うん、分かったよ。父さんに勝ったけど、俺は父さんを尊敬してるしね」
父親から薫陶を受け、俺は本心から尊敬していると返した。
その言葉に父は嬉しそうに笑い、何かに悩む姿勢を見せる。
「はは、嬉しいことを言う。……うーん、しかし困ったな。……この先お前はもっと強くなるだろう。そのための修行相手を用意しないといけないが……」
「そんな気にしなくても良いよ。父さんと修行するの楽しいし」
「そうは言ってもだな……同じ強さ、またはそれ以上の強さと修練してこそ実力ってものは上がるんだ。俺を超えたお前のことだ。すぐに俺なんか相手にならなくなる」
「でも父さんより強い人って騎士団の中でも上層部の人たちでしょ? 忙しいんじゃないの?」
「そうなんだよなぁ……父さん、だから困ってるんだよ」
ちなみに話し方に関しては、肉体に引っ張られているようでこのちょっと子どもっぽい話し方に落ち着いた。
それにしても、修行相手かぁ……。
父さんが壁として高かったからあんまり考えてなかったんだよなぁ……。
俺が言ったように父さんより強い相手となると、副団長とか騎士団長のスケールになってしまう。
というか驚いたのはパパンが普通に近衛騎士団所属だったことである。
リゼロ世界の騎士は幾つか分かれているが、近衛騎士団が最も地位と実力が高いと言われているのだ。
ということは、当然騎士団長は事務作業や団員たちをまとめることに忙しいはずで、わざわざ一団員の子どもの修行相手などするわけがない。
リゼロ世界において強い人間はかなりいるものの、味方サイドにおいては少なかったりする。
そもそも今が何年なのか知らない以上、俺の知ってる強い人がいるのかも分からないしな。
「俺が貴族だったら伝手とかあるんだけどなぁ。そもそも去年にあった近衛騎士団の一斉解体で俺の知り合い大抵クビになったし」
「近衛騎士団の解体?」
「あぁ。先代王弟の娘が拉致された事件が原因で解体されたんだ。お陰でヴィルヘルム団長が割を食って、テレシア様もお亡くなりになられて……いや、すまんすまん。言い過ぎた」
──マジか!!
パパンのお陰でやっと時系列が把握できた。
先代剣聖テレシア・ヴァン・アストレアが亡くなったということは、今は原作から十年ちょっと前……のはず!!
というか近衛騎士団が一斉解体されたのにパパンが長いこと騎士団所属でいられるってことは割と信用されてる立ち位置なのでは……? パパンすげぇ。
ちなみに剣鬼恋歌はマジで有名な話なので知っている。
どの吟遊詩人も歌ってるしな。
……ふぅ、少なくとも原作の頃には俺はピチピチの青年ってことで……ピチピチの青年のまま死ぬ可能性がめちゃくちゃあるってことだな……ヨシ!
まあ、原作に介入しても生きれるくらいには鍛える予定だから丁度良かったんだけどね……?
「……ん? ってことはそうか。シャリン、騎士学校に入らないか?」
「騎士学校? なにそれ」
不意に思いついたとばかりに顔を明るくするパパンが俺に向かってそんな提案をした。
騎士学校とはなんぞや。
「騎士を養成する学校のことでな。どうやら先代剣聖の孫……当代の剣聖も通ってるとのことだ。すでに誰も敵わない強さを持っているらしいし、良い刺激になるだろう」
「なるほど……」
ラインハルトかぁ〜〜〜〜。
あの公式チートさんかぁ……ってかそんな情報あったっけ? 俺が知らないだけ?
「そんな強いなら騎士学校に通う必要ないんじゃないの?」
「それはそうなんだがな、どうやらヴィルヘルム団長……あぁ、もう団長じゃないか、先代剣聖の夫の意向らしいな。父親はどうにも通わせたくないようだけど」
「はえ~」
ん? おかしいな。
俺が死んだの3期の真っ最中だったけど、その時点ではヴィルヘルムさんとラインハルトって仲悪い……というか色々な蟠りがあったような……? まあ、あのハインケルとかいう輩のせいなのもあると思うけど。
だからヴィルヘルムさんの意向で騎士学校に通わせるという選択肢を取ったのは少々疑問が残る。
……いや、でも自らの近くに置きたくないって理由なら納得できるけど、あのハインケルが納得するかどうかは別なんだよなぁ……。剣聖の力や権力、名声を欲してるような状況を示唆してたし。逃がさないでしょ。
くっそ、アニメ勢だからこそ深く知らないのが今になって影響してるなぁ……原作読んでおけば良かった。
「まあ、そんな建前はさておき、お前には剣聖をぶっ倒してハインケル副団長の鼻を明かして欲s……いや、7歳の息子に何言ってんだか……」
「今のは聞かなかったことにしてあげるけど、騎士学校に通うことに不満はないよ。むしろ俺のためにありがとう」
「フッ……つくづくお前は年齢不相応だな」
パパンは俺の頭をサラリと撫でて笑った。
……うん、まあ剣聖の剣技を《写見の加護》で見ることで追いつける可能性もあるし、いっちょあの剣聖に負けを教えてあげようじゃないのォ!!
ハッハー、待ってろよラインハルト!
同じ男としてお前に敗北を教えてやる!!
……いや、無理だと思うけどね。
☆☆☆
「だれですか」
「お前こそ誰だよォ!!!!!」
作者はリゼロ知識がヴォラキア帝国編の途中で止まっているので、違うよてっとこがあったら教えてくだせえ。
あ、でもわりとオリジナルな設定があるのでご容赦頼んます。
次回!! TSラインハルト登場!!