ティーパーティーのTS転生スナイパーメイドさん   作:出張版BBちゃんねる

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「いきなり現役JKと一つ屋根ってかなり厳しくありません?!」

「ここがティーパーティー、フィリウス派閥の学生寮です」

 

 ナギサ様はその日の内にタクシーで僕のことをトリニティ総合学園?とやらに連れ込むと、真っ先にそこまで連れて行った。その設備は「うおでっか」と声が漏れてしまうほどに荘厳。15階建てのそれはもはや寮というよりはホテルと言う方が相応しく思える。聞くとこの建物以外にも共用のスパ棟やカフェテリアなんかまで揃っているらしく、もはや学園の域は遥かに超越している。

 

「……えっ、僕もここに住むんですか?」

「当然でしょう?おはようからおやすみまで私の世話をするんですから、私と同じところに住んでもらわないと。ほら、行きますよ」

「あっ、ちょッ……いや力強くないですか?!」

 

 そう言って僕の手を引っ張っていくナギサ様。どうやら状況を受け入れる暇は与えてくれないらしい。彼女はゲートにカードキーをタッチすると、そのまま中へ入り、エレベーターに乗り込んだ。

 

「いッたぁ……あ、ちなみに何階ですか?ナギサ様のお部屋……」

「15階です。エレベーターが止まったら流石にまずいと思われるかもしれませんが、この一年で止まるどころか予備電源すら使われていないので安心してください」

「そうなんですね……ッていうか、僕ナギサ様の部屋に住むんですか?」

「だからそう言ってるでしょう。幸い、趣味に幾つか使っても部屋はまだ余ってますので」

「いやそういう話じゃなくて……流石に女子高生と一つ屋根の下というのは刺激が強すぎると言うか……」

「サクラさんも女子高生ですよね?」

「……あっ、いやそうなんですけどそうじゃないというか……」

「どうせ入浴介助もしてもらいますから、そんなことで恥ずかしがらないでください」

 

 そして「15」という表示と共に止まったエレベーター。こういうところの良いやつは音もなくピタッと止まるイメージがある。そしてナギサ様はエレベーターを降りると、エレベーターホールの左右に広がる廊下の右端まで歩いていった。

 

「ほら、着きました」

「アクセス悪くないですか?」

「トリニティは利便性より安全性の学校なんです」

 

 そう言いながらパチン、パチンと部屋の電気のスイッチを入れていくナギサ様。さっきの話からどれだけ終わってる生活環境かと思いきや、その部屋は意外も意外、完璧に整えられた綺麗な部屋。「えっこれまさかハードルクソ高バリキャリ女ですか?」と疑心暗鬼になっていると、聞かずとも彼女は答え合わせを始めてくれた。

 

「実はサクラさんが来る前に一度リセットしておこうと思ってホームクリーニングを頼んでおいたんです。最近の人はこんなに綺麗にしてくれるんですね」

「……?なら、最初から使っておけば良いんじゃないですか……?なんでわざわざ僕に……?」

「簡単な話です」

 

 ナギサ様はとある一室の扉を開けて言った。

 

「私の趣味が、あまり広まってほしくないんです」

「これ……もしかして、人形ですか?」

「分かりますか?そうなんです、私は少々コレクター気質なもので、茶葉や食器なども手前味噌ながら人様にお見せ出来る程度には蒐集しているんですが、その中でも一番幼い頃からのめり込んでいるのが人形なんです。所謂球体関節からミレニアムのフィギュアまで、人形というのは種類が多いながらも一人一人に個性があって何より制作者の美学や追求された造形美があって、それでいてガレージキットなどという自らの手で作成できるという文化まであってそれはそれは奥深く……んんっ……すいません、少し熱くなってしまうところでした」

「もうアチアチでしたよ、ナギサ様」

「……とにかく、あまりトリニティ政界において、このような個人の趣向を顕にするというのはあまり望ましいものではありません。ですからあまり外部の人間に頼るよりも一人人間を抱え込んでおきたいんです」

「あ、もしかして生贄みたいな役回りですか?僕」

「そこはサクラさんの仕事ぶり次第です。期待していま……」

 

 そうナギサ様が言いかけたところで、部屋のドアが開く音がした。取り敢えずメイドらしく「どちら様ですか?」と出ようとしたところで、彼女は「いえ、どうせ彼女ですから」と僕を引き止めた。

 

「やっほーナギちゃん!元気してる?」

「……この人は?」

「聖園ミカ、私の幼馴染です。ガサツで傲慢、されど頼れる暴力装置でもあります」

「ねえナギちゃん、それ人間に使う説明文?」

 

 誰の許可をもらうこともなく傍若無人に入ってきた全体的にパステルピンクな感じの美少女。どうやら彼女が聖園ミカらしい。Twitterでバズってるのは見たような気がする。そして彼女は僕と目を合わせると、口を手で隠しながらクスッと笑った。

 

「ナギちゃん、その子が前言ってた新しいメイドさんだよね?いやあ、まさかナギちゃんがこんなにむっつりだったなんて!自分はぺったんこなのに、こーんな災害級のおっきいのがナギちゃんの好みだったんだ!」

「はあ?!何言ってるんですかミカ……ミカさん?!言っておきますが、私の身体はあざとい脂肪を一切廃して極限の造形美を追求した身体です!ミカさんのようなだらしなく肉の乗った身体ではなく!」

「ぷーくすくす、ぺったんこが何言っても持たざるものの僻みにしか聞こえな〜い☆」

「こちらの台詞です!大体ミカさんこそ、ダイエットでようやく2キロ落としてその程度の身体でしょう?!ウエスト3センチ絞るのにどれだけ苦労したんですか?!」

「乙女の努力を笑うなんてナギちゃんデリカシーなさすぎ!そっちこそ……」

 

 それはそれは不毛な言い争いを続ける二人。僕はスマートフォン一台だけ持って、部屋のトイレへ逃げ込んだ。

 


 

【ん、私とも】ブルアカ転生スレ part27【異世界転生するべき】

 

17:TS転生っぽい奴 ID:XQ1/pKCf5

前略、桐藤ナギサと同棲することになった

 

18:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:33mauxRKR

は?

 

19:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:beCw8H9ys

>>17

うらやま

 

20:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:xw1f662Pn

要介護ぺったんこナギちゃんどんな感じ?

 

21:TS転生っぽい奴 ID:XQ1/pKCf5

>>20

全然普通だった

人形趣味は結構意外だったけど

 

22:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:DFtyq4D3A

>>21

えっなにそれは

 

23:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:beCw8H9ys

ナギサってそういう設定あったっけ?

 

24:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:mEplQbw5Y

(そんなの)ないです。

 

25:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:xw1f662Pn

他になんか特徴あった?

変なこと言ってるとか

 

26:TS転生っぽい奴 ID:XQ1/pKCf5

そういえば「造形美がどうたら」みたいなこと言ってたわ

 

27:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:OSt16aZP4

>>26

もしかして「極限の造形美を追求した身体」か?

 

28:TS転生っぽい奴 ID:XQ1/pKCf5

>>27

そうそれ

なんか貧乳にプライド抱いてる感じだった。

 

29:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:u/LHLcSJI

メルトリリスじゃねえか!!

 

30:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:mANevesjX

BBに引っ張られてるじゃんねナギちゃん

確かに早見沙織ではあるじゃんね

 

31:名無しのイオリ脚舐め隊 ID:WFrejAqeQ

命名「メルトナギサ」

 

 




皆さん高評価どうかよろしくお願いします……!
めちゃめちゃ喜ぶので……!
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