黒い沈黙と源石の大地   作:居眠りするマグロ

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1話更新から4ヶ月くらいですね…へ?
書いててあまりの自分の文才のなさに疾走を…
文才なくてもいいからとりあえず書き切ろうぜってことで再開です
再開するのはいいけど更新すごい遅い可能性が…努力


1章
遭遇


「逃走用のルートはこっちだよな!?」

「今はアレから逃げるのが最優先だ!とにかく走れ!近衛局の奴らと出くわしてもその時はその時だ!」

路地に怒鳴り声とも取れるような声が響き渡る。

レユニオンの兵士が二人、がむしゃらに走っていた。

 

「ニックもコナーもイカれてあの化け物になっちまった!他のチームのやつだってメフィストが…俺たちは仲間じゃなかったのかよ!?」

「落ち着けガイ!今そんなこと言っても仕方がない!スノーデビル達と合流するか、チェルノボーグまで撤退できれァ…」

一瞬、何が起きたのかが理解できなかった。俺の前を走ってた隊長の胸に、後ろから飛んできた黒い源石がブッ刺さって…そのまま倒れた。あぁ…隊長も死んだのか…そう理解して絶望しながらも、足だけは動かし続ける。

もし止まったら、俺は隊長と同じ運命を辿ることになるだろう。

 

まだ…しにたくない。その一心で走り続ける。走って、走って…曲がり角を曲がって…限界が来た。化け物はすぐ後ろなのに…もう足が動かない。

壁際にへたり込んで後ろを見ると、つい先程までは仲間だった化け物が近づいてくる。

……鉱石病のせいで村から追い出されて…やっとレユニオンって居場所を見つけたと思ったんだ…。それなのに…なのにこんなことになるなんて…。

 

死ぬ……ライみたいに噛まれて死ぬのは嫌だな……死ぬなら苦しまずに死にたい。

そう思って自分のベルトに付いた鞘に触れる。あぁ…俺の短刀は走って逃げる途中に投げ捨てたんだったな。クソ…最後まで馬鹿だったな…俺は。

痛みを覚悟して目を閉じる。

化け物の荒い息遣いがすぐ傍で聞こえてきて…

乾いた音と共に遠のく。

これは…銃声?

二回………三回と音が続いた。

覚悟していた痛みは待っても訪れない。

「おーい、大丈夫か?えーっと…生きてるよな?」

そんな呼びかけを聞いて目を開けると、黒いスーツの男が立っていた。

 

 

────────────────────────

 

 

やっと人の気配を掴んだから接触しようと思ってかなり急いで移動したけど……アレはなんだよ?幻想体…って感じはしないな。

視線の先に壁際にへたり込んだ白服と、体に大量の黒い結晶が生えた人間が見える。

…とりあえず、引き離した方が良さそうだな?アレに理性があるようには見えないし。

そう考えながら既に俺の体は動き出していた。

前へ足を踏み出しつつ手袋からリボルバーを取り出して、引き金を引く。

1発…肩に命中して化け物がふらつく。続けて2発目を撃つ…足を狙って体勢を崩して…素早くリボルバーをしまって散弾銃に持ち変えて、放つ。

腹にデカい風穴を開けて、ソレは動かなくなった。

…我ながら華麗に決まったな?弾丸もちゃんと効いたみたいだ。さて…

「おーい、大丈夫か?えーっと…生きてるよな?」

呼びかけながら相手を観察する。

フード付きの白服に…シンプルな白い仮面…上から下まで白一色だな。

「アンタが助けたくれた…のか?」

「コイツを倒したことを言ってるのなら、そうなるな」

動かなくなった化け物を見ながら答える。

「一体コイツは何なんだ?人間みたいにも見えるけど」

「…俺にも分からない。突然仲間の源石が活性化して…敵味方の区別やく襲い掛かり始めて…うっ…」

源石…あの本に書いてあったな。この体に生えてる黒いのが源石なら、この結晶の化け物が「感染者」ってヤツなのか?

…分からないことが多すぎるな。

「ひとまず、落ち着いてくれ。俺はローラン、少なくともアンタの敵じゃない」

へたり込んだままの白服に手を差し伸べる。

「俺はガイ。見ての通りレユニオンだ」

差し伸べた手に触れないまま立ち上がったガイがそう答える。

レユニオン…ってのはおそらくは属してる組織の名前だろうけど…情報が少なすぎて何もわからないな。

「そのレユニオン…っていうのは?」

「…レユニオンを知らないって?というかさっき使ってたのは銃、だよな?一体どこに……アンタは一体何者なんだ?」

……答えによっては敵対しないといけなくなるかもしれないか。

今この場所について分かる唯一の情報源だ、失うのは避けたい。

…今から記憶喪失で何もわからない…ってのは無理があるよな。かといって正直に話しても…『俺、図書館で本の整理をしてたんだけど、いきなり光に包まれて気づいたら此処にいたんだ』…ないな。

「…俺はさっき目覚めたらこの路地で、何が何だかわからないって感じなんだ。だからその質問には答えられなくて…アンタの知ってる限りで、色々と教えてもらえないか?」

………………少しの沈黙の後、ガイが口を開く。

「答えたくないのならいいんだ…アンタなら俺なんかすぐに殺せるだろうしな。俺の知ってる限りのことで良ければ教えるさ」

…嘘はバレたけど、敵対は避けられたな。

「ありが「ただし」

「交換条件だ、俺の護衛を頼む」

「護衛ってのは、さっきのみたいな化け物からか?」

「そうだ。俺はアレには敵わないし…他にも…ともかくここは危険なんだよ。レユニオンの…俺の所属してる組織の本隊と合流すれば安全だ。そこで話そう」

何か隠されてる気がするんだよな…やっぱり脅せば…いや、やめておこう。

「わかった、道案内は任せるよ」

「よし、こっちだ」

信用していいのか分からないけど…ひとまずは、ついていくしかなさそうだな。




…に頼りすぎでは?
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