これからちゃんと更新するぞ……(強い意志)
簡素な椅子と机。灰色の壁。
俺は導かれるまま路地を進んで、建物の一室で黒装束と向かい合って座っていた。
「まずは、その仮面を外せ」
指示された通りに仮面を外して、目の前の机に置く。
「…では改めて尋ねよう。貴殿は何者だ?」
1:1みたいになってるけど…すぐ近くにいるみたいだな?…ちょっとでも受け答えを間違えたら囲まれるだろうな?
「俺はローラン。何者って訳でもない、ただのフィクサーだ」
こういう時はとりあえず正直に答えておくのが1番安全なんだ。まぁ、いざとなったら全員ねじ伏せて逃げればいいだろうけど…土地勘がないから迷うことになるだろうし、何より凄く骨が折れる事になるだろうから…やっぱり戦うのは得策じゃないだろうな?
「"フィクサー"と云うのは?」
「俺のいたところじゃ一般常識みたいなものだったんだけど…報酬さえ貰えれば何でもやる便利屋…ってところだな」
「……先程の戦闘で使用していたあのアーツについて教えてもらおう」
「その"アーツ"ってやつが何なのかは分からないけど…"これ"のことを言ってるのなら、俺の商売道具だな」
そう言いながら"ゲート"を出現させて"デュランダル"の持ち手部分を取り出して見せる。
「そんな身構えなくてもいいって」
構えを取ろうとした黒装束に声をかけて止める。
「さっきも言ったけど…敵対するつもりはない。理由がないと信用できないのなら答えるさ。…アンタみたいなのを何人も相手にするのは骨が折れそうだからだ」
デュランダルを収納しながら、暗に周りの他の奴に気づいていることと、最悪全員を倒せることを示す。
「成程…」
持ち手部分をしまって、黒装束に視線を合わせる。
「敵対するつもりはないけど…こんな意味のない尋問でダラダラ時間を使うのは避けたいんだよ。だから…交渉しないか?」
仮面を手に持ち上げて、俺は提案した。
「別の世界から来たってのは話したよな?」
反応を示さない黒装束に向かって、続ける。
「俺の目的は手がかりを見つけて、元いた場所に帰ることだ。それ以上でも以下でもない」
図書館はそれなりに安定してきたけど、外郭はまだまだ何が起こるか分からないし、心配してる友達もいるだろうから。
「情報と引き換えに、フィクサーとしてアンタたちの依頼を受ける…って条件で」
こいつがレユニオンの敵…この都市を統べる翼側の者なのなら、大量の情報が手に入るだろうから。
「戦闘、暗殺、偵察、情報収集…はこの世界について俺がまだ疎いから難しいだろうけど、大抵のことならこなせる。腕に関しては…さっきの通りだ」
そして何より…俺の腕前は少しでも戦ったこいつが1番わかってくれてるだろうから。
「つまり…情報と引き換えに雇え、と?」
仮面を収納しながら頷いて見せる。
「私はただの影に過ぎず、このようなことの決定権は持っていない。だが…主君に…話を通そう」
老兵は目の前の椅子に座る男の様子を窺っていた。
つい先刻、数回剣を交えた者。虚空から数多くの武器を取り出し、自在に操る男。
共に行動していた黒蓑が一人重傷を負わされたが、一先ずは非戦闘状態に持ち込むことはできた。
だが、ソレの言った『敵対するつもりはない』という言葉に保証などどこにもなかった。
それ故に他の黒蓑とも合流し、五人で周囲を包囲した上で尋問を行った。
仮面を外させたその素顔に特に己の知る種族の特徴はなく、"フィクサー"なるものを名乗った。
そして、暗に『我々数人程度なら殺すことができる』ということを示す言葉と共に交渉とは名ばかりの脅迫を持ちかけてきた。
先刻剣を交え、確かに『最初から本気で殺す気だったのなら、自分は死んでいただろう』とは感じていた。
恐らく、この提案を跳ね除けた場合は、包囲している我々全てを相手にした上で逃げようと云うのだろう。
自分の命など惜しくはないし、ただでやられるつもりもなかったが…もし情報と引き換えにこの者が駒となるのであれば、主君の力になるだろうという確信があった。
裏切らないなどと云う確証はない。
だが一人の黒蓑は自分に罰が与えられるだろうと思いながら、その男を主君の元へ案内することを決意した。
ボジョ=赤霧>>>六英雄、教皇銃騎士、蒸気騎士、禁軍、利刃、銀槍天馬etc…>>一部強者>=黒蓑
9級は禁軍とか利刃とかのところに入る、多分
※個人の妄想