毎日投稿とかしてる人は神だと思いますね
夏休みでクイックを得たのでこれから更新速度が上がる
(予定)
ここが動力制御エリアか。見てる感じ、中央エリアと変わってるところは特にない…な。周りの建物もビルばっかで…動力制御って言うんだから、この都市を止めれるような物があると思ってきたんだけど…勘が外れたか?
周りの様子を探りながら路地を抜けた先で、俺は"そいつ"と出会った。
あれ、人間だよな?かなりボロボロだけど…まだ息はあるみたいだな。
倒れたままの人影にゆっくりと近づいて、様子を見る。
銀髪の…頭の角、サルカズか?ところどころ燃えて穴の空いた服…背中にかかってるのは銃か。変わった形状だな…。
その時、倒れていたそいつが咳き込みながら目を覚ました。
「うぅっ…ゲホッゴホッ…ここは?一体どこまで吹っ飛ばされたわけ?」
そこまで独り言を言ったところで、そいつは頭に突きつけられているリボルバーに気づいたらしい。
「……あら、龍女の追手?あーあ、ついてないわね…」
龍女…?フミヅキさんのこと…じゃないよな。銀髪のサルカズのことなんか聞いてないし。
「その龍女ってのは知らないが…背中の銃を捨てろ。そうすれば、とりあえず命は保証する」
「あら、違った?まぁいいわ。銃を捨てればいいのね?はいはい、じゃあこれで…」
そう言いながら顔を上げたそいつの言葉が途切れる。
「…えっ?…待って、その趣味の悪い仮面……あんた、まさかローラン?」
拍子抜けするような声の後に放たれたその言葉は俺を動揺させるのには十分すぎた。
は?…こいつ、どうして俺の名前を…?
「……俺たち、初対面だと思うんだけど。なんで俺の名前を知ってるんだ?」
「忘れちゃったの?傭兵のWよ。ホント久しぶりね…2年ぐらいかしら?いきなり消えたって聞いてたから死んだと思ってたんだけど、生きてたのね」
2年…?久しぶり…?どういうことだ?俺はまだテラにきて1日経ったか経ってないかぐらいのはずだろ?
銃を降ろして、尋ねる。
「待て…W、だったか?2年ぶりってのはどういうことだ?俺は…俺がテラに来たのは1日前のはずなんだけど」
「はぁ?何言ってんの?…あんたも記憶喪失ってヤツ?それとも惚けてるのかしら?まぁどっちでもいいわ。あんた、タルラに雇われた傭兵ってわけじゃないのよね?」
肝心な答えが返ってこなかったけど…タルラってのはレユニオンのリーダーのことだったはずだ。
「本当のことを言っただけなんだけどな…。俺の目的はこの移動都市を止めることだ。お前のいう通りで、レユニオンのリーダーに雇われてるわけじゃない」
「なら、あたしたち協力しない?あたしもあんたも、タルラを止めるのが目的なわけでしょ?」
信用していいのか?いや…でも、こいつが言ってることが本当なら…帰るための手掛かりが得られるんじゃないか?
「協力するけど、条件がある。この件が片付いたら…お前が知ってる俺についての話を聞かせてくれ」
「あら、そんなのでいいわけ?…それじゃ、さっさと動き始めましょ」
「動き始めるって…ここが動力制御エリアだろ?何かコアとか、そういうやつを破壊すれば止まるんじゃないのか?」
俺がきた道に進み出そうとしていたWがこっちを振り向く。
「あんた…本気で言ってんの?マジで記憶喪失なのね…。あー…説明は面倒だから後でね。とにかく上層を目指すわよ」
「わかった…お前のことはなんて呼べば?」
「そのままWでいいわ。歩きながら話しましょう」
そうして俺はWと一緒に行動することになった。
ローラン・・・元バベルの前衛オペレーター コードネームは"フィクサー"
2年前 カズデルでの戦闘作戦の終了後 集合場所に現れず、行方不明に
捜索活動が行われたが、彼が所持していた通信機が発見されただけであり、他の痕跡は見つからなかった