黒竜に復讐するのは間違っているだろうか   作:アン・シャトー

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不定期更新。

ノリと勢いで書きました。

誤字脱字ある際は是非教えてください。

よろしくお願いします。


プロローグ

  ふと目が覚めると知らない森で俺は横たわっていた。

「…………………?」

「………ここは?…どこだ?」

そう呟いた時、自分の声が高いことに気が付き、慌てて近くにあった湖の水面で自分の顔をを確認する。

「えっ…………おい、おい、おい、マジかよ!?」

 そこに写っていたのは、一言で言うならば美少女だった。

 容姿は幼さがあるもののつり目で黒髪黒目のザ大和撫子といった見た目。

 黒と赤を基調とした中二心を刺激するような和装。

 是非ともお知り合いになりたい美少女がそこにはいた。

というか自分だった。

 

 

 それから、何とか心を落ち着かせた俺は、近くに人が居ないかと散策していた。

 どうやら辺り一帯森のようだ。

カサッ!!

「!!?」

後方から音がして驚いて振り返った所、若い男がこちらに向かって歩いてきていた。

「こんな所で、どうしたんだい?」

 そう聞いてきた青年に警戒しながらも、遭難して記憶喪失というのを簡単に伝えたところ自分の家で良かったら一緒に暮らさないかと言ってくれた。

 結婚もしているとのことだったが子宝に恵まれず、君さえ良かったら俺達の子供として来てくれないかと言ってくれた。

 なんと心優しい青年なんだ………。

「この家が今から君の家になる所だよ!」

 青年が、所々痛みがひどい木製の扉を開けながら、笑顔でこちらを振り返った。

「あ!そうだ。…まだ君の名前聞いてなかったね。………自分の名前は憶えているのかな?」 

「…………………。」

名前か……。どうせなら新しく名乗るようにしようかな。

「……………桔梗です。」

「桔梗ちゃんだね。わかった。遅くなったけど君の父親になるルードだ。よろしくね!」

こうして、父ルード、母リーネと暮らすことになった。 

 その日、薬草の採取をする為に森に出かけていた。

採取も終わり、そろそろ家に帰ろうとした時、村の方角が明るいことに気付いた。

 私は両親が暮らす村へと急いだが、そこに広がっていたのは、故郷の村が一つ残らず燃やし尽くされている光景だけが広がっていた。

「…………そんな………一体何があったと言うの…………。」

両親が暮らしていたであろう燃え盛る家の前で呆然と呟く。

「……誰がこんなことを……」

 そう呟き空を見た時、空の彼方で遠ざかっていく黒い影を見た。

否、見てしまった。

「!!!」

「あれは!!まさか!!黒竜!!!」

見間違うはずもない。

幼少の頃より良い聞かせられた姿そのままだったのだから…。

「………絶対許さない………必ずお前の首を取る。絶対にだ!!!」

 

 この日、一人の少女「桔梗」の物語『復讐の物語』の始まりだった。

 

 

 

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