機動戦士ガンダム スタァライト   作:星龜

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スタァラ([ショーゴ])イトを攻撃した敵機は、そのまま離脱していく。

 

続いて、敵の3機編隊が攻撃してきた。

 

《先程の敵機のデチューン機と思われます。〉

と言うスタァライトのAI。

 

たしかに、先程攻撃してきたX字状のウイングを持った敵機とは、本体は同一のようだが、X字状のウイングが無く、普通の飛行機のように水平のウイングで、先端にプラズマグレネードを装備したスラスターが付いている。

 

3機編隊の敵機がプラズマグレネードを撃ってきた。

 

回避するスタァラ([ショーゴ])イト。

 

《敵の母艦を確認。

数6。〉

と言う、スタァライトのAI。

 

『何だって!?

母艦が6隻!?

そんな海賊、聞いたことないぞ…!?』

と驚愕するショーゴ。

 

そこに

《ショーゴ君、しっかりして!!

船団の損害が1割を超えたわ!!〉

と言ってくる、ネオ・スターライトの船長。

 

(そんなこと言われても…!!)

と、プラズマライフルで反撃するスタァラ([ショーゴ])イト。

 

スタァラ([ショーゴ])イトの攻撃が敵機に命中したが…

 

何!?

 

敵機に命中したプラズマ光弾が打ち消されてしまった―!!

 

《敵機は

プラズマフィールドを装備

しています。〉

と言うスタァライトのAI。

 

何だって!?

と驚くショーゴ。

 

そこに

うわぁ!!

ぎゃあっ!!

という悲鳴が聞こえた。

 

レーダーを見れば、僚機の反応が無い…。

 

撃墜されてしまったようだ…。

 

《マスター、後退しましょう。

これ以上の戦闘は危険です。〉

と言う、スタァライトのAI。

 

『そうだな…!!』

と言うショーゴ。

 

「船長!!

後退しよう!!

こいつら、ただの海賊じゃない!!」

と、ネオ・スターライトに通信を入れるショーゴ。

 

すると…

 

通信機から…

 

あああああ…!!

と、船長の悲鳴が聞こえた。

 

(!!)

 

ショーゴは見た…。

 

ネオ・スターライトが炎につつまれる光景を…!!

 

さらに…

 

うわあああああ…!!

と、ラノの悲鳴が聞こえた。

 

ラノもスターライト号を操縦して、コンボイ船団に参加していたのだ。

 

その、ラノが操縦するスターライト号も撃沈されてしまった…。

 

いまや、コンボイ船団の損害は3割を超えようとしていた…。

 

 

《マスター。

敵が接近してきます。〉

と言う、スタァライトのAI。

 

4機の敵機が接近してきていた。

 

その内の1機は、X字状のウイングを持った敵機だった。

 

敵機からの攻撃を回避しつつ、スタァラ([ショーゴ])イトはプラズマライフルで反撃するが、敵機は回避することもなく、被弾してもプラズマフィールドで無力化されてしまう…。

 

その時

〈やるな…。

お前のモビルスーツ…

ただのモビルスーツではなさそうだな…!!》

という通信が入った。

 

聞こえてきたのは男性の声だった。

 

「だ…誰だ…?」

と、驚くショーゴ。

 

〈我々は

ネオフェデル

だ…!!》

と答える、謎の男性。

 

(ネオフェデル…?

やつの名前…

いや…

やつが所属している組織の名だな…。)

と思うショーゴ。

 

スタァラ([ショーゴ])イトはプラズマライフルを撃ちながら後退する。

 

スタァラ([ショーゴ])イトの攻撃はX字状のウイングを持った敵機に命中するも、プラズマフィールドで防がれる。

 

すると、X字状のウイングを持った敵機は、ウイングの先端のスラスターを射出した。

 

スラスターが分離しただと…!?

と驚くショーゴ。

 

射出されたスラスターから放たれたプラズマグレネードを回避するスタァラ([ショーゴ])イト。

 

だが、回避中に…

 

X字状のウイングを持った敵機に撃たれてしまった―!!

 

うわぁっ!!

 

X字状のウイングを持った敵機からの攻撃をくらい、左腕と右足を破壊されてしまうスタァラ([ショーゴ])イト…。

 

(ダ…ダメだ…

やられる…!!)

と、死を覚悟するショーゴ。

 

しかし…

 

敵機はスタァラ([ショーゴ])イトにとどめをさすことなく、去っていった…。

 

 

スタァラ([ショーゴ])イトにとどめをさすことなく離脱するX字状のウイングを持った敵機。

 

《コマンダー。

なぜ、あのモビルスーツを見逃すのですか!?〉

と言ってくる部下Aに

 

「プロトタイプフェアリーを使ったら、メインプラズマリアクターが暴走したのだ!!」

と言う、コマンダーと呼ばれたパイロット。

 

《そんな…!?

急いで脱出を!!〉

と叫ぶ部下A。

 

「わかっている!!」

と、コマンダーは左手で黄色いレバーを引く。

 

すると、コマンダーの機体からメインプラズマリアクターが排出された。

 

大爆発をおこす、切り離されたメインプラズマリアクター。

 

「やれやれ…。

フェアリーはまだ、実用の域に達していないな…。

お前達も、フェアリーは極力使うな。」

と、部下に指示するコマンダー。

 

しかし

《コマンダー!!

リアクターの暴走による自爆の被害が続出しています!!〉

と報せる部下B。

 

「これ以上、リアクターの暴走による自爆の被害を出さないためにも、全機撤退だ!!」

と叫ぶコマンダー―。

 

 

《敵機が撤退していきます。〉

と言うスタァライトのAI。

 

『助かったな…。

だけど…どうして、あの機体は僕にとどめをささなかったんだろう?』

と言うショーゴの意識。

 

《敵機のプラズマリアクターから

不規則な波動パルスを検知

しました。〉

と言うスタァライトのAI。

 

『不規則なパルス…

リアクターの暴走…?

どういうことだ?』

と訊くショーゴの意識。

 

《あのオールレンジ攻撃は、プラズマリアクターに多大な負荷をかけているようです。

実際、襲撃してきた敵機の、プラズマリアクターの暴走が原因と思われる自爆を確認しています。〉

と言うスタァライトのAI。

 

(なぜ、そんな無茶なことを…!!)

と、敵—ネオフェデルの無謀さに怒りをあらわにするショーゴ。

 

『それよりも…スターライトの生存を確認できるか?』

と訊くショーゴの意識。

 

《残念ながら、ネオ・スターライトおよびスターライトのプラズマリアクターの波動パルスの反応はありません。〉

と答えるスタァライトのAI。

 

『とにかく、ネオ・スターライトに向かうぞ!!

生存者を捜すんだ!!』

と言うショーゴの意識。

 

《本機は損傷度が40パーセントを超えているため、効果的な人命救助作業は困難です。〉

と言うスタァライトのAIに

 

『同行していたカラバ警備隊に通報して、救助隊を派遣してもらう。

場合によっては、僕が救助活動をする。』

と言うショーゴの意識。

 

そして、スタァライトは撃沈されてしまったネオ・スターライトに向かう―。

 

 

漂流しているネオ・スターライトに辿り着くスタァラ([ショーゴ])イト。

 

『生体スキャン開始!!

まずは船橋(ブリッジ)だ!!

船長は無事か!?』

と訊くショーゴの意識。

 

30秒後…

 

船橋(ブリッジ)の生体スキャン終了。

生体反応無し。〉

と答えるスタァライトのAI。

 

『続いて居住区、船倉(カーゴエリア)、機関室をスキャンするんだ!!』

と言うショーゴの意識。

 

《4番船倉(カーゴエリア)に生体反応3〉

と答えるスタァライトのAI。

 

「よし!!」

と、ショーゴはマシン・シンクロニティシステムをはずし、コクピットを開けて外に出る。

 

そして、ネオ・スターライトの4番船倉(カーゴエリア)に向かった―。

 

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