機動戦士ガンダム スタァライト   作:星龜

9 / 10



 

マクドナルド大尉!!

と、ゼム・ネ([イワン])クストが爆発四散したのを見て、叫ぶショーゴ。

 

《マスター。

緊急回避。〉

と、機体を後退させるガンダムのAI。

 

後退したガンダム([ショーゴ])を追う、2機のザルク。

 

「くらえ!!」

と、プラズマライフルを撃つガンダム([ショーゴ])

 

しかし、この攻撃は回避されてしまった。

 

逆に、ザルクに撃たれてしまう。

 

だが、対ゲル([ロガ])ーグ用に機体のセッティングをアップデートしていたため、ザルクからの攻撃も当たらない。

 

戦闘補助プログラム(バトルサポート)、起動。

ターゲットトレース。〉

と言うガンダムのAI。

 

「当たれ!!」

と、プラズマライフルを撃つガンダム([ショーゴ])

 

今度は、ちゃんとザルクの右腕に当たった。

 

右腕が爆発したザルクは後退した。

 

《もう1機のザルクもターゲットロック。〉

と言うガンダムのAI。

 

プラズマライフルを撃つガンダム([ショーゴ])

 

ガンダム([ショーゴ])の射撃は、ザルクの右腕に当たった。

 

右腕が爆発したザルクは後退した。

 

ザルクを2機とも後退させ、残るはゲル([ロガ])ーグのみ―。

 

プラズマライフルを撃ちながら迫りくるゲル([ロガ])ーグ。

 

ゲル([ロガ])ーグからの攻撃を回避しつつ、プラズマライフルで反撃するガンダム([ショーゴ])

 

だが!!

 

ガンダム([ショーゴ])の反撃は、ゲル([ロガ])ーグが左腕に装備しているシールドで防がれてしまった。

 

『ダメだ!!

モビルスーツのシールドの内部にはプラズマリアクターがあって、シールド表面はプラズマフィールドで覆われている…!!

プラズマライフルじゃムリだ!!』

と言う、ショーゴの意識。

 

《プラズマグレネードを使いましょう。〉

と言うガンダムのAI。

 

『プラズマリアクターに負荷がかかるんだろ?』

と言うショーゴの意識に

 

《タケオは、間違った認識を持っています。

プラズマグレネードを使ったくらいで、本機のプラズマリアクターに負荷はかかりません。〉

と言うガンダムのAI。

 

『そうなのか?』

と訊く、ショーゴの意識。

 

《前回の戦闘でプラズマグレネードを使った時の事を思い出してください。〉

とガンダムのAIに言われ

 

『たしかに…。』

と、納得するショーゴ。

 

《プラズマグレネードにプラズマエネルギー送入。

0.7秒後に発射できます。〉

と言う、ガンダムのAI。

 

「撃て!!」

と叫ぶショーゴ。

 

《ターゲットロック。

プラズマグレネード、発射。〉

と、右腕からプラズマグレネードを撃つガンダム([ショーゴ])

 

ゲル([ロガ])ーグは、シールドで防御しようとしたが…

 

ガンダム([ショーゴ])が撃ったプラズマグレネードは、ゲル([ロガ])ーグのシールドを撃ち抜き、シールドは爆散。

 

それにより、ゲル([ロガ])ーグの左腕も爆散した。

 

 

モビルスーツのシールドに内蔵されているプラズマリアクターが発生させるプラズマフィールドは、あくまで対モビルスーツ戦におけるプラズマライフルの防御を想定した物である。

 

しかし、ガンダムのプラズマグレネードは、多量のプラズマエネルギーを圧縮、凝縮した半固形エネルギー実体弾だ。

 

いかにプラズマフィールドでも、防ぎきれないのだ―。

 

 

《敵機のプラズマリアクターから

不規則な波動パルスを検知

しました。〉

と、妙な事を言い出すガンダムのAI。

 

『えっ?

どういうこと?』

と訊くショーゴの意識に

 

《あのゲルーグには

純正品ではなく、粗悪なプラズマリアクターが搭載

されているようです。〉

と言う、ガンダムのAI。

 

(そんなことまで、わかるんだ…。

でも、それが―)

と考えたところで…

 

突如、ゲル([ロガ])ーグが突進してきたのを見て

うわあっ!?

と、驚くショーゴ。

 

《緊急回避。〉

と、突然のゲル([ロガ])ーグの突進を回避するしガンダム([ショーゴ])

 

しかし…

 

ゲル([ロガ])ーグはそのまま…

 

超高速で飛び去っていき…。

 

 

ガンダム([ショーゴ])からの攻撃をシールドで防ごうとしたら、シールドが爆散し、その余波で左腕も爆散した…。

 

「な…なんなんだ…

あの威力は…!?」

と、ガンダムのプラズマグレネードの威力に戦慄するロガ。

 

(こうなりゃ、接近戦だッ!!)

と、スラスターの出力を上げようとしたら…

 

何かの警報が鳴った。

 

(何だ?)

と、ロガは正面モニターにトラブル情報を表示させる。

 

(な…何だ…ッ!?)

 

リアクター出力が、どんどん上がっていく

のだ。

 

(な…なんだよ…この…ッ★)

と、リアクターの出力調整をするが、出力が落ちない…。

 

うおぅ…ッ!?

と、突然、体にGがかかって、驚くロガ。

 

リアクターの出力が上がったため、スラスターの推力も上がったのだ。

 

凄まじいスピードで飛翔するゲルーグ。

 

(まさか…

リアクターの暴走

か…ッ!!)

と気づくロガ。

 

やがて、コクピット内に、次々と警報音が鳴り始めた。

 

(ちくしょうッ!!

バーボンの野郎ッ!!

粗悪品のリアクターを積みやがったな…ッ!!

アイツのことだッ!!

このゲルーグも、どうせ、どっかから、かき集めてきたパーツで組んだジャンク品に違いねぇッ!!)

と、憤るロガ。

 

リアクターの暴走を止められないと悟ったロガは、脱出装置を起動させるが…

 

な…何ッ!?

 

脱出装置が起動しない…!!

 

「ちっくしょおぉおぉッ!!

バーボンッ!!

おぼえてやがれぇえぇ…ッ!!」

という、ロガのバーボンへの怨嗟の絶叫とともに…

 

ゲルーグは爆散した…。

 

 

遥か彼方に、ゲル([ロガ])ーグの爆炎を見るショーゴ。

 

「一体、何が…。」

と、つぶやくショーゴ。

 

《おそらく、粗悪なプラズマリアクターの暴走と思われます。〉

と言う、ガンダムのAI。

 

その時

《オータ君。

海賊は撤退した。

帰還してくれ。〉

と、オスカーからの通信が入った。

 

「了解。」

と答えるショーゴ―。

 

 

3機のザルクも、ゼム・ネクストによって撃墜された。

 

シーラの母艦には、腕を失った2機のザルクが帰還してきた。

 

ロガも死んだ。

 

残ったモビルスーツは、半壊状態のザルク2機と、悪徳武器商人のバーボンから買った、粗悪なプラズマリアクターを積んだゲルーグのみ…。

 

実質、全滅状態だった…。

 

ガンダムも手に入らなかった。

 

モビルスーツだけでなく、多くの人員も失ったシーラ海賊団は…

 

いづこかへと去っていった…。

 

 

ヴォスニアに帰還したショーゴ―。

 

 

モビルスーツ格納庫に、オスカーとエリー、ラノがいた。

 

「オータ君…。

あたらめて、話がある…。

艦橋(ブリッジ)に来てくれ…。」

と言うオスカー。

 

「はい。」

と答えるショーゴ―。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。