「マクドナルド大尉!!」
と、
《マスター。
緊急回避。〉
と、機体を後退させるガンダムのAI。
後退した
「くらえ!!」
と、プラズマライフルを撃つ
しかし、この攻撃は回避されてしまった。
逆に、ザルクに撃たれてしまう。
だが、対
《
ターゲットトレース。〉
と言うガンダムのAI。
「当たれ!!」
と、プラズマライフルを撃つ
今度は、ちゃんとザルクの右腕に当たった。
右腕が爆発したザルクは後退した。
《もう1機のザルクもターゲットロック。〉
と言うガンダムのAI。
プラズマライフルを撃つ
右腕が爆発したザルクは後退した。
ザルクを2機とも後退させ、残るは
プラズマライフルを撃ちながら迫りくる
だが!!
『ダメだ!!
モビルスーツのシールドの内部にはプラズマリアクターがあって、シールド表面はプラズマフィールドで覆われている…!!
プラズマライフルじゃムリだ!!』
と言う、ショーゴの意識。
《プラズマグレネードを使いましょう。〉
と言うガンダムのAI。
『プラズマリアクターに負荷がかかるんだろ?』
と言うショーゴの意識に
《タケオは、間違った認識を持っています。
プラズマグレネードを使ったくらいで、本機のプラズマリアクターに負荷はかかりません。〉
と言うガンダムのAI。
『そうなのか?』
と訊く、ショーゴの意識。
《前回の戦闘でプラズマグレネードを使った時の事を思い出してください。〉
とガンダムのAIに言われ
『たしかに…。』
と、納得するショーゴ。
《プラズマグレネードにプラズマエネルギー送入。
0.7秒後に発射できます。〉
と言う、ガンダムのAI。
「撃て!!」
と叫ぶショーゴ。
《ターゲットロック。
プラズマグレネード、発射。〉
と、右腕からプラズマグレネードを撃つ
それにより、
モビルスーツのシールドに内蔵されているプラズマリアクターが発生させるプラズマフィールドは、あくまで対モビルスーツ戦におけるプラズマライフルの防御を想定した物である。
しかし、ガンダムのプラズマグレネードは、多量のプラズマエネルギーを圧縮、凝縮した半固形エネルギー実体弾だ。
いかにプラズマフィールドでも、防ぎきれないのだ―。
《敵機のプラズマリアクターから
不規則な波動パルスを検知
しました。〉
と、妙な事を言い出すガンダムのAI。
『えっ?
どういうこと?』
と訊くショーゴの意識に
《あのゲルーグには
純正品ではなく、粗悪なプラズマリアクターが搭載
されているようです。〉
と言う、ガンダムのAI。
(そんなことまで、わかるんだ…。
でも、それが―)
と考えたところで…
突如、
「うわあっ!?」
と、驚くショーゴ。
《緊急回避。〉
と、突然の
しかし…
超高速で飛び去っていき…。
◆
「な…なんなんだ…
あの威力は…!?」
と、ガンダムのプラズマグレネードの威力に戦慄するロガ。
(こうなりゃ、接近戦だッ!!)
と、スラスターの出力を上げようとしたら…
何かの警報が鳴った。
(何だ?)
と、ロガは正面モニターにトラブル情報を表示させる。
(な…何だ…ッ!?)
リアクター出力が、どんどん上がっていく
のだ。
(な…なんだよ…この…ッ★)
と、リアクターの出力調整をするが、出力が落ちない…。
「うおぅ…ッ!?」
と、突然、体にGがかかって、驚くロガ。
リアクターの出力が上がったため、スラスターの推力も上がったのだ。
凄まじいスピードで飛翔するゲルーグ。
(まさか…
リアクターの暴走
か…ッ!!)
と気づくロガ。
やがて、コクピット内に、次々と警報音が鳴り始めた。
(ちくしょうッ!!
バーボンの野郎ッ!!
粗悪品のリアクターを積みやがったな…ッ!!
アイツのことだッ!!
このゲルーグも、どうせ、どっかから、かき集めてきたパーツで組んだジャンク品に違いねぇッ!!)
と、憤るロガ。
リアクターの暴走を止められないと悟ったロガは、脱出装置を起動させるが…
(な…何ッ!?)
脱出装置が起動しない…!!
「ちっくしょおぉおぉッ!!
バーボンッ!!
おぼえてやがれぇえぇ…ッ!!」
という、ロガのバーボンへの怨嗟の絶叫とともに…
ゲルーグは爆散した…。
◇
遥か彼方に、
「一体、何が…。」
と、つぶやくショーゴ。
《おそらく、粗悪なプラズマリアクターの暴走と思われます。〉
と言う、ガンダムのAI。
その時
《オータ君。
海賊は撤退した。
帰還してくれ。〉
と、オスカーからの通信が入った。
「了解。」
と答えるショーゴ―。
◆
3機のザルクも、ゼム・ネクストによって撃墜された。
シーラの母艦には、腕を失った2機のザルクが帰還してきた。
ロガも死んだ。
残ったモビルスーツは、半壊状態のザルク2機と、悪徳武器商人のバーボンから買った、粗悪なプラズマリアクターを積んだゲルーグのみ…。
実質、全滅状態だった…。
ガンダムも手に入らなかった。
モビルスーツだけでなく、多くの人員も失ったシーラ海賊団は…
いづこかへと去っていった…。
◇
ヴォスニアに帰還したショーゴ―。
モビルスーツ格納庫に、オスカーとエリー、ラノがいた。
「オータ君…。
あたらめて、話がある…。
と言うオスカー。
「はい。」
と答えるショーゴ―。