闇に咲く火種   作:五時葵

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今回からUSJ事件!!
戦闘書くのむずい( ˘•ω•˘ ;) 下手だが許してくださると嬉しいです

文字数がちょい増えます。


8話 USJ事件①

オールマイトの教師就任と事務所からの発表に雄英にはマスコミが押し寄せていた。

 

「オールマイトの授業はどんな感じです?」

「授業の様子をお聞かせください!」

 

質問責めが鬱陶しかったが、マスコミの波をかいくぐり無事校内に入ることができたのであった…

 

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ、Vと成績見させてもらった。爆豪。ガキみてえなマネするな、能力はあるからな」

 

 

「わかってる…」

 

「そして緑谷、また腕ぶっ壊して一件落着か。いつまでも制御できないじゃ通せねえぞ。それさえクリアすればできることは多い、焦れよ」

 

「はい!!」

 

 

「さてHRでは急で悪いが、学級委員長を決めてもらう」

 

「「学校っぽいの来たーー!!!」」

 

うるさい……。学級委員長決めって学校ぽいの?よくわからない。

みんなやりたいのか手をあげて、ガヤガヤと騒ぎ始めた。

 

その中で飯田君が机に立ち上がるようにして声を上げる。

 

「静粛に!皆を牽引する責任重大な仕事だぞ!やりたいものがやれるものではない!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めると言うなら…投票で決めるべきだ!!!」

 

流石、飯田君メガネって感じだ…明らかにやりたいように見えるのに公平な提案をしている。彼に投票でいいか…

 

その後投票が行われ…

 

「僕3票ーー!!!?」

 

緑谷出久 3票

八百万百 2票

 

私と麗日さん、焦凍以外が1票だった

 

「1票!?誰が僕に…さすが聖職、わかってはいたが…入れてくれた誰かすまない……!」

 

飯田君は私の1票だけだな、他の誰かに入れたのだろう。

 

そしてその後は特に何もなく委員長:緑谷君、副委員長:八百万さんとなった。

 

──────────

 

そしてお昼、昼食のためランチラッシュのめし処に訪れていた。

ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからかとても混雑している。

 

ん?

 

「灯里ちゃん席探しとるん?ここ空いとるよ」

 

麗日さんが手招きしてくれている。私は礼を言い緑谷君の横に座らせてもらった。

 

「ありがとう、助かった。お邪魔するね」

 

席について間も無く、緑谷君に声をかける。

 

「そういえば、緑谷君委員長おめでとう、頑張れ…」

 

「!?でも、いざ委員長やると務まるか不安だよ…」

 

「ツトマル」

 

「なんだかんだ上手くいくと思う」

 

「大丈夫さ、緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は素晴らしい。だから君に投票したのだ」

 

「でも飯田くんも委員長したかったんじゃないの?」

 

「やりたいと相応しいか否かは別の話…僕は僕の正しい判断をしたまでだ。僕に投票してくれた人には申し訳ないが」

 

「「僕……!!」」

 

緑谷君と麗日さんが声をあげる。

 

「ちょっと思ってたけど、飯田くんって…坊ちゃん!?」

 

「そう言われるのが嫌で一人称を変えていたのだが…俺の家は代々ヒーロー一家なんだ、俺はその次男だよ」

 

「「ええー凄ー!!」」

 

飯田君は少し胸を張りながら言葉を続ける。

 

「ターボヒーローのインゲニウムは知っているかい?それが僕の兄さ」

 

「もちろんだよ東京事務所に65人も………」

 

また緑谷君の解説が始まった。詳しすぎて少し引くくらいだ。

 

「人を導く立場はまだ俺には早い…上手の緑谷くんが就任すべきだ!」

 

 

ウウーーーーー

 

唐突に警報が鳴り響く

 

『セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください』

 

周囲が騒然となり、飯田君が近くの人に聞いたらどうやら侵入者がいるということだ。

 

「僕らも早く避難しないと…」

 

しかし、私はみんなが慌てる中1人蕎麦をすすっていた。

 

「灯里ちゃん!?早く避難しないと」

 

麗日さんが焦って声をかけるが、箸を止めることなく指を刺した。

 

「まだ食べてる最中だし…ほら」

 

指を刺した方向には、皆が避難しようと出口は人で溢れ身動きが取れなくなっている。

 

窓を見るとどうやら報道陣が侵入している光景が見えた。

 

「俺を…浮かせろ麗日くん!」

 

飯田君は麗日さんに浮かせてもらって出口に飛んでった…

しばらくして飯田君の声が響き渡る。

 

「大丈ー夫!!ただのマスコミです!何もパニックになることはありません大丈ー夫!!ここは雄英!!最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!」

 

非常口飯田…

その後は警察が到着し無事事態は収まった。その後緑谷君の推薦で飯田君が委員長になった。

 

─────────

 

そして数日後

 

「今日のヒーロー基礎学は俺とオールマイトともう1人の3人体制で見ることになった。」

 

やはり先日のマスコミの侵入より警戒しているのだろう。

 

「今日は災害水難なんでもござれ人命救助訓練だ」

 

バスで移動するらしく、更衣室で着替えてバスに移動するのだった。

 

「バスの席順でスムーズにいくように番号順に二列で並ぼう」

 

飯田君が張り切って皆を整列させる。窓からはバスは対面式のように見えるが言うべきかな…

 

 

「こういうタイプだったか」

 

案の定整列する意味はなかった。

 

「私思ったことをなんでも言っちゃうの緑谷ちゃん」

 

「あ!?ハイ!?蛙吹さん!!」

 

「梅雨ちゃんと呼んで、あなたの“個性”オールマイトに似ているわ」

 

「!!!!、そそそそ、そうかな、いやでも僕は、、、」

 

え、嘘こんなわかりやすいことある?緑谷くん誤魔化し方が下手…やっぱりそういうこと?

 

「オールマイトは怪我はしねえし、似て非なるあれだぜ」

 

その後もわいわいと盛り上がっていた…

 

 

「もう着くぞ、いい加減にしろ」

 

「「ハイ!!」」

 

バスを降りてドームに入ると、広い施設があった。

 

「「すげーー!!USJかよ!!?」」

 

「水難事故、土砂災害、火事…etc、あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった練習場です」

 

そう語りながら現れたのは、宇宙服のようなコスチュームを身に纏ったヒーロー、13号だ。

 

「その名も…USJ(ウソの災害や事故ルーム)!!」

 

「わーー私の好きな13号!」

 

麗日さんはテンションを上げる一方、緑谷くんはぶつぶつと解説を始める。

 

私はそれを聞き流しつつ、13号に視線を向けた。

 

「えー始まる前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」

 

どんどんお小言が増えていく…

 

「皆さんご存知と思いますが、僕の“個性”は“ブラックホール”どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」

 

「その“個性”でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」

 

 

「ええ……しかし簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう"個性"がいるでしょう。超人社会は"個性"の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているように見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる"いきすぎた個性"を個々が持っていることを忘れないでください」

 

生徒たちは13号の話を黙って聞き入っていた。

 

「この授業では……人命のために"個性"をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。救けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな」

 

 

 

“救けるため”

私の心の中でそのフレーズが反芻するした。

 

その言葉の対象にヴィランは含まれていないのだろう。

「人命のため」と言いつつ、ヴィランを倒すこともまた「人を傷つける」行為だ。

結局はヒーローもヴィランも暴力の連鎖しか生まない。

 

市民はどちらが自身に利益があるか判断し、正義か悪か決めるだけ

「血を血で洗う」「暴力は暴力で解決する」結局、社会はそういう仕組みなんだよな…

 

「ステキー!」

「ブラボー!!ブラボー!!」

 

その時、相澤先生の表情が変わった。

クラス全員が13号に注目している中、相澤先生だけがセントラル広場の方を睨んでいる。

 

「一塊になって動くな」

 

「え?」

 

クラス全員が慌てて周囲を見渡す。

 

「13号!!生徒を守れ」

 

「なんだまた入試の時みたいにもう始まってるパターンか?」

 

「動くなあれは(ヴィラン)だ!」

 

見覚えのある黒い靄ーワープゲートからゾロゾロとヴィランが現れる。

 

 

「13号に…イレイザーヘッドですか…先日いただいた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが…」

 

「やはり先日のはクソ共の仕業だったか…」

 

「どこだよ…せっかくこんな大衆連れてきてやったのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて…子供を殺せば来るかな?」

 

あの男は…

お父様の言っていた死柄木弔ーー私の義兄だろう。

黒霧がいるので間違いない。

あとは脳無、あの黒い体表、上位の脳無か…

あれでオールマイトを倒すつもりだろう。確かあの個体はオールマイト並みのパワーに「ショック吸収」と「超再生」を持っている。

結果はどうなるかわからないが少なくとも良い戦いをしてくれるだろう。

 

相澤先生が敵陣へと飛び込んだ。流石プロと言ったところか、戦闘向きではない個性だが個性を消しながら上手く戦っている。

 

 

避難しようとするA組、しかし黒霧がそれを阻む。

 

「初めまして我々は敵連合、せんえつながら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせていただいたのは、平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして」

 

校舎と離れた隔離空間での奇襲…奇襲としては完璧だけど、私まだ義兄と話したことすらない

ちゃんと情報提供はしてるから少しは連絡欲しかった…

黒霧をじっと睨む

 

爆豪君と切島君が黒霧に攻撃した。あーあ、13号の射程内に入ったから13号動けなくなってるじゃん…

 

その後私たちは黒霧の個性で分断された…

 

──────────

 

私は倒壊ゾーンか…

マークしていた何人かはすでに顔と個性をわかる範囲で詳細に報告していたが、全員分の写真まではまだ用意できてない。

黒霧のことだからできる限りいい感じに分離できたと思うが、A組は固まっていたので理想的な分断はできてないだろう。

私を1人にしたということはいざという時に動いてほしいということかな?

すごくいいように使われてる気がする……

 

「来た来た」

「ガキ1人かよ」

「さっさとやちまおうぜ」

 

なるほど、分断して殺す感じか、けどあんまり期待できないと思うんだけどな、見た感じヴィランというより、ただのチンピラ。向こうが生徒をどう思ってるかわからないけど、それなりに強いからな…この程度じゃ期待できなさそう。

 

誰見てるかわからないし、適当にあしらっておくか。

 

「君達はなんだい?チンピラ?」

 

一言そう言い放ちながら、私は一気に距離を詰めた。

チンピラ1人に「獄蝶」を0距離で叩き込む。

 

「グアアあアぁぁぁ」

 

攻撃が直撃し、男は苦痛にのたうち回る。

肌が焼け爛れ赤くなっている。訓練時よりも威力を上げているため、一撃で戦闘不能になったようだ。

 

私はその男を無情に踏みつけ、冷たく問いかけた。

 

「で、君達は何?目的を手短に教えてほしいな」

 

流石にどこで誰が聞いてるかわからないからな、私は雄英生…

 

「ひぃ」「こいつ容赦ないぞ」

 

視線を周囲に向けると、男たちは予想外の展開に動揺し、一歩後ずさった。

 

「どうした? さっきまでの威勢はどこへ行ったの?」

 

すると、1人の男が前に出てきて叫んだ。

 

「狼狽えるな!所詮は学生1人だ!囲んで一斉にやれば問題ねぇ」

 

その場のチンピラが一斉に向かって来た。

 

「鳳華の環」

 

自身の周りに凝縮した炎の花が咲き誇る。

チンピラどもは展開する花で足を止める

 

「どうしたの?足止まってるよ…」

 

 

 

結局、全員の腹に蝶の炎をぶつけて戦闘不能にする。

 

全員が地面に転がり込んでいく様子を見下ろしながら、私は思う。

 

――弱い。こんな雑魚しか集められないのか。

 

義兄の強さについては詳しく知らないが、黒霧・脳無以外には期待できない雑魚ばかりだろう。

やっぱりこれじゃ生徒1人もやれない…

 

─────────

⦅水難ゾーン⦆

 

「わぁぁ!?水難んん!!」

 

緑谷は水難ゾーンに飛ばされ、水中に潜むヴィランたちに狙われていた。水面に浮上すると、見覚えのあるテープが伸びてきた。

 

「緑谷、大丈夫か?」

「瀬呂くん!?ありがとう、助かったよ!」

 

瀬呂のテープで船に引き上げられると、そこには麗日と峰田の姿もあった。

 

「デクくん!大丈夫!?」

「麗日さん!?僕は瀬呂くんのおかげでなんとか…」

 

「これどうすんだよ!?オールマイトが来るまでじっとしているのが得策だろ!」

「でも、待ってても敵が襲って来るだけじゃない?」

 

「じゃあどうするんだよ!!?」

 

「奴らにオールマイトを倒す術があるなら…僕らが戦って阻止する事!」

 

「何が戦うだよぉ、オールマイトぶっ倒せるかもしれねー奴らなんだろ」

 

「奴らは生徒の個性までしっかり把握できてないんじゃないかな?」

「確かに、デクくんの言う通りかもしれん。人数的には敵が有利やし、デクくんが増強系と言っても水中では私達が不利だもんね」

「それでもそうやって倒すんだ?結構いるよな」

 

緑谷、麗日、瀬呂は淡々と話していた。

 

その時、船が壊される。

 

「うわあああ!」

 

峰田がヤケになってモギモギを投げつける。

 

「ヤケはダメだ、ああ敵に個性が…」

 

緑谷は敵が警戒して触れないのを見て、一つの案が思い浮かぶ

 

「勝つにはこれしかない!!」

 

その後4人は作戦を立てる。

そして

 

「あああ!死ぃねぇぇ」

 

緑谷が爆豪っぽく叫びながら船から飛び降りる。

 

SMASH

 

水面に強い衝撃を与えることで、敵達は中心に収束していく。

そして峰田のモギモギにより離れられなくなる。敵達はそのまま吹っ飛んでいった。

 

「デクくんすごい!」「峰田もナイスだ!」

 

麗日の個性で浮かされた船から瀬呂がテープで緑谷を回収する。

 

「とりあえず第一関門突破だね」

「次はどうするか…」

「救けを呼ぶのが最優先だよ、このまま広場を避けて出口へ向かおう」

 

──────────

⦅セントラル広場⦆

 

セントラル広場ではイレイザーヘッドがヴィラン達と交戦していた。

 

「24秒、20秒…17秒」

 

死柄木弔がイレイザーヘッドの肘に触れ肘が崩れる。

 

「無理するなよイレイザーヘッド、その個性じゃ…集団との長期決戦は向いていないだろ、君が得意なのはあくまで「奇襲からの短期決戦」じゃないか?それでも真正面から飛び込んできたのは生徒に安心を与えるためか」

 

イレイザーヘッドは鋭い目で睨みつけるが、弔は構わず続けた。

 

「かっこいいなぁ かっこいいなぁ。ところでヒーロー。本命は俺じゃない」

 

その瞬間、脳無がイレイザーヘッドを後ろから掴み上げた。

 

ドォン!グシャ…グシャ…

 

黒い体表の脳無がイレイザーヘッドの頭を押さえつけ、何度も地面に叩きつける。

 

「っ……!」

 

右腕が折られる。まるで小枝を折るように簡単な動作だった。

 

「“個性”を消せるなんて素敵だけどなんてことないね、圧倒的な力の前ではつまりただの“無個性”だもの」

 

イレイザーヘッドは個性を使用し脳無を見る。だが、また頭を地面に叩きつけられる

 

グシャ 

 

左手が潰され、血が広がる。

脳無はオールマイト並みの力でイレイザーヘッドを押さえつけるのだった。

 




水難:緑谷、麗日、峰田、瀬呂
暴風:常闇、口田
倒壊:橘
火災:蛙吹、轟
山岳:八百万、耳郎、上鳴
土砂:爆豪、切島
その他:飯田、障子、芦戸、尾白
?青山、葉隠

このように分断されています。基本は原作と変わらないです。
弔達は生徒の個性を大まかに覚えてるが、チンピラ共はあんまり把握してない状況です。
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