夢特典は皇帝竜の魔法? 作:流星群
今回他作品ネタが出てきます。
以降もオリ主の切り札として出てくると思います。
「追いついた…」
夜の海を飛行し、船に追いつく。
「よっと……?」
飛び乗ろうとして立ち止まる。
「…乗るのやめとこ…」
何故かこの船に乗ってはいけない。正確には脚をつけてはいけない気がした。
何でだろう?酔ってしまう気がする。船酔いなんてしないのに…
船の窓から入り、浮遊しながら進んでいく。大きな部屋の前に来た。
中の声が、聞こえてくる。
「離せ!!、女の子達を解放してっ!!」
「煩いな、刻印を押してやるから大人しくしてろ…」
どちらも昼間の声だった。バチバチという音からして、かなりの熱を持った何かを女の子に押し付ける気だな。
うん、確信犯だな、こうも敵がはっきりとした悪役だなんて。
…分かり易い夢だな…。
ならば…
「ふっ、」
ドガアッ!!!
「「「「「!!!!!」」」」」
俺も思いっきり船の壁を破壊した。
中が見える。
「よう…」
「あ、あんたっ!!!」
「昼間の…!!!」
見知った顔2つが俺を見て叫んだ。
ふむ、金髪ちゃん男達に捕まったか。なら、引き離さないとな…
方法はどうするか…
…瞬間移動が脳裏に浮かぶ。
「ふっ、」
一閃、俺は光になった。
「きゃっ、」
「なっ!!!」
「「「「ええええーっ!!!!!」」」」
気づいた時には俺は金髪ちゃんを抱えていた。
周りにいた男達が大騒ぎする。
「ほ、ボラさんっ!!、と、取られちゃいましたっ!!!」
「馬鹿っ!!!!、その名で呼ぶなっ!!」
ボラと呼ばれた男、偽サラマンダーは部下に怒鳴りつける。
「ち、畜生、お前ら、やれー!!!」
一気に押し寄せてくる男達、
だが、
ドゴオオオオッ!!!!
天井が破壊された。
そこを突き破ってきたのは!!
「フェアリーテイル…、てめえらがフェアリーテイルだと!!」
「「「!!!」」」
桜色の少年が降りて来た。
この感じ、まるで主人公みたいだ!!
そして、
「うぷ、気持ち悪…」
乗り物酔いした。……。
前言撤回、やはり俺の夢は俺が何とかしないと!!
「ははっ、何だ、駄目じゃないか、」
ボラが大笑いするが俺がすかさず前に出た。
「よくも船を!!!だが、俺に勝てると思うか!!」
「勝てるさ、だって…」
桜色を後ろにして前に出る。
「
パチンと指を鳴らす。
瞬間、目の前にいる男達が拘束していた女の子達が暗い光に包まれた。
そして…男達の手をすり抜けて浮き上がった。
「「「「「なっ!!!!!!」」」」」
「って、てめえ、返せ!!!俺の奴隷だぞっ!!!」
空に浮き上がる。
夜空には沢山の女の子達が浮いていた。
「え、」
「あい、」
後ろにいる2人と一匹も暗い光に包まれて浮かび上がった。
「きゃあっ、何コレ、魔法っ?」
「お、おおっ、楽になったぞ!!」
「わあ~、オイラ飛んで無いのに浮いてる〜!!」
一気に俺も天に向かう。
…視界に船全体が映った。下で大騒ぎしている。
「な、何だー!!!」
「てめえっ!!女共を返せっ!!」
煩く騒ぐ男達。
当然返す言葉は決まってる。
「返してやるよ!!、俺の夢で好き勝手してくれた恨みをな!!!」
「「「「!!!!」」」」
大気中の何かを身体中から吸い込む。
奴隷になりそうだった女の子達を浮かせたのは理由がある。
彼女達の身の安全の為だ。
これから船の奴らにとっておきの技をお見舞いする為のな!!
俺はそのまま指を口に咥える。
ピーっと口笛を吹いた。
何故そうしたのかって?
俺の脳と身体が勝手にやったのさ。脳がそうしろと言ってるようなそんな感じだ。
ゴゴゴゴゴゴッ!!!
何かが隆起する音。海が盛り上がる。
「え、え、」
「っ!!!、この匂い!!!」
「嘘でしょ、」
ドオオオオオオオンッ!!!
海面を突き破って何かが出てきた。
黒くて大きなその身体…
ギャオオオオッ!!!!!
咆哮する耳が震える程の轟音。
「嘘っ!!」
「なあっ!!」
「本当にいたー!!!!」
「「「「「「なー!!!!!」」」」」」
現れたのは巨大な翼に巨大な身体。長く太い尾と鋭角的で頑丈な顎を持つ伝説の生物。
蜥蜴、蝙蝠、をモチーフとしたがそれとは似ても似つかない程強大な存在。
「本物だっ!!!!」
桜色の少年が叫ぶ。
そう、
「本物のドラゴンだっ!!!」
「!!!!」
「「「「「!!!!!」」」」」
再度、叫ぶ少年。船からも外からもその巨体が見えた。
ドオオオオオオオンッ!!!
ドオオオオオオオンッ!!!
「きゃあ!!!!」
「「「「やー!!!」」」」
金髪ちゃんや目が覚めた女の子達が悲鳴をあげる。
1頭だけじゃない。次々と紅黒い体色、そして、蒼闇の体色の凶暴で強大な竜が海面から出てくる。
凶悪な色合いの金闇色、銀闇色の竜も出てきて、全部で5体の竜が空に浮かんだ。
バリバリバリッ!!!
ゴオオオオオオッ!!!
雷が発生した。海上は大嵐だ。突風が吹き荒れる。
体色が暗い闇属性らしきドラゴン共は縦横無尽に飛び回ると、一気に一点に向かって来た。
俺の方に…
「え、…」
「危ねえっ!!!!」
少年が俺に向かって叫ぶがもう遅い。
巨大な竜が俺に向かって来て。
「!!!!!!」
身体中に噛み付いた。
バキバキッ
ガッ
ガブッ
俺の手脚を噛み砕こうとでか過ぎる口と牙で噛み付く竜達。
「………っ!!!!!!!!!!!ああああああああああああっ!!!!!」
凄い音がする。バキッバキッと折れる音。
凄い痛い!!!!夢なのに痛い!!!!!
「やめてっ!!!」
「やめろー!!!死んじまうぞー!!!!」
「「「きゃあああああ!!!!」」」
空から悲鳴が上がる。金髪ちゃんは目や耳を塞ぎ、少年はデカい声で叫んだ。
「皇帝竜…」
にも関わらず、俺の口は勝手に動いていた。
身体中から痛みと同時にエネルギーが湧き上がってくる。
カッと辺りが紅黒く光った。
そしてグルリと身体をその場で空中で一回転させて、魔力を込めて…
「1号!!!!!」
一気に体内のエネルギーを吹き飛ばす。
ゴオオオオオオッとエネルギー弾が飛んでいく。
俺に噛みついていた竜が一気にドウンッと離れて、そのエネルギーに向かって行った。
行き先は当然…
「う、うわああああああ!!!!!!」
「「「「「ぎゃああああああああ!!!!」」」」」
船の方だ。船に向かって5体のドラゴンが向かって行き…
ドガアアアアアアアッ!!!!!!!!
「……!!!」
船が吹き飛んだ。港まで飛んで行き木っ端微塵になった。
ドラゴン達も港の方まで一気に旋回する。
そして…フッと消えた。
港まで俺は皆を連れて飛行する。
地面に降り立つ。
ガクンと身体が崩れる。
凄いエネルギーを使った。頭が、身体中が痛い。
「おい、大丈夫か!!!!」
「あんたっ!!」
「あいー!!」
桜色の少年の声がした。後ろから猫と金髪ちゃんも走ってくる。肩で荒い息をする。
おかしいな…夢なのに。何でもできてるのに…。
「……。(ゼエ、ゼエ…)」
「おい、おいっ!!!、」
「大丈夫だ。夢だからな…」
「何寝ぼけた事言ってんだ!!、ったく平気みたいだな!!!」
「大丈夫、みたいね、本当っ良かった!!」
ホッと撫で降ろす。2人と一匹。
「あ、…」
金髪ちゃんが何かを指差す。
「どうした、おっ、」
「皆、死んでないよ…」
猫の言う通り、
…エネルギー弾で吹き飛んだ男達を黒い光が護っていた。
皆、取り敢えず息がある。
「す、凄え…お前、何者だっアレ、どうやったんだ!!!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、」
桜色の少年が急に俺の眼を見て来た。
「ヤバいよ…」
「あい、」
後ろも似たり寄ったりの反応だな。
俺だって驚くぜ。だけどそうじゃ無い。
だってコレは…
「決まってるだろう!!夢だから何でも出来る!!!」
「「「……。」」」
アレ、冷めてる。何でだよ。
辺りが騒がしくなってきた。
「って、てめえ、よくもやってくれたな!!!」
「あ…」
先程の男。ボラが立ち上がって来た。光に護られており、少し体力が残っていたみたいだ。
「くらえ、パープルファイア!!!」
ボラの手から出された炎が俺達に向かってくる。
紫の炎が燃え上がる。
「っ、俺の夢でっ!!」
「寝ぼけてねえで下がってろよ、」
俺を押し退けて桜色の少年が前に出た。
そして…、
一気に炎が吸い込まれた。
「ま、マジかよ…」
「ほ、炎を…」
こいつ、炎を食いやがった。
何だ?どうなってんだ?
「炎を食べて…」
「あ、ああ…」
「あい、ナツは魔導士だよ、それもドラゴンの魔導士、
その名も…
ドラゴンスレイヤー!!!?ドラゴンを倒しちゃうのか!!
って俺の魔法やられちゃうじゃん!!!!
あいつナツって言うのか、
やっぱりお前が主人公か!!!
そう思ってると新たな魔法陣がナツの前に展開された。
「火竜の咆哮!!!!」
そう言って。口から火を吐き出した。
その炎はボラを吹き飛ばし、後ろの建物を破壊して進んで行った。
うわ、凄えー!!!
格好良いなー!!!
建物やべえけど!!!
「俺達のギルドの名前で悪さするんじゃねえー!!!」
そう言って、拳に炎を纏い、突っ込んでいく少年もといナツ。
炎の拳でボラは吹き飛んだ。
そこを更に追撃!!!
煌炎が敵の子分も含めて更に吹っ飛ばした。
おおっ凄えな。
…………。
港中を巻き込んでいるけどな!!!
「凄い、凄いけど、やり過ぎよー!!!!!」
「あいさー、」
金髪ちゃんが大声で叫んだ。
軍隊みたいの来た。
え、コレ、もしかしなくても俺の味方みたいだし、
俺も関係者じゃね。
夢の中で俺達逮捕?
「あいつだー!!捕まえろー!!!」
案の定こっちに向かってくる軍隊。
「やべえ、逃げるぞ!!!」
そう言って逃げ出す少年。
俺と金髪ちゃんを連れて…
「ちょっと君!!ナツ君!!!逃げるのは良いけど、」
「何であたし達までー!!!」
そう言う俺達にナツ君は振り返った。
「だって、入るんだろ!!
そっちのお前の事も、もっと知りたいしな!!!」
そう言って。笑うナツ君。眩しい!!
…やっぱり、お前…主人公だよ、
「うんっ!!」
「ああっ!!」
一気に走り出す俺達。
夢の続き見せてくれよな!!!!
オリ主紹介
リン・フユノ(冬野凛)
年齢18歳(夢の中)
魔法
皇帝竜の魔法
技
皇帝竜1号
大地、大海から暗い体色の5体の竜を一瞬だけ蘇生。
空を飛ぶ竜が使用者の身体中に噛みつく。
使用者の身体が紅黒く光り、一気に解き放たれたその魔力エネルギー弾で攻撃する魔法。
凄い威力だが当然使用すると全身に激痛が走る。
今回は未完成でかつ、オリ主の魔法加護の効果もあったのでボラ達は何とか生きてた。