夢特典は皇帝竜の魔法? 作:流星群
今回は主人公の部屋です。
予告通り、何エピソードか飛ばします。
ポイ、
ジュワアアアッ(熱した油に片栗粉まぶした鶏肉を入れる音)
「う〜ん、良い音だ♪」
夢の中で魔導士ギルド妖精の尻尾に入った俺。
ミラジェーンさんから紹介して貰ったアパートに住んでいる。
只今キッチンで調理中だ!!!
ジュウウウウッ!!!
「お、頃合いだな。」
出来た唐揚げをキッチンペーパーに乗せる。火を止める。
作り過ぎたかな…
油を抜いて、皿に特盛り盛り付けて、
あとは仕込んでおいた香味野菜のソースをかける。
夢だからな!!!、大抵の事は出来るぜ!!!(かなり練習したけど。)
居間のテーブルに唐揚げが乗った大皿を乗せて、
あとはご飯を盛り付けて、
「さあて、早速頂きま…」
「モグモグ、上手いな〜」
「美味しい〜」
「あ、あたし食べたの3個だけ、
味見と、ついでにちょっと食べちゃった2個だけだから!!!!」
「………!!!!……!!!?………!!?。」
意味わからないZE!!!!
何で、何で2人と一匹が、俺の料理を食ってるんだぜ!!!
「モグモグッ、リンも喰えよ〜無くなっちゃうぞ〜!!!」
「あ、あと2個、あ、…あと3個だけ!!!頂戴っ!!!」
「あい〜」
……。
あい〜って何だよ。あい〜って
取り敢えず…
「その、何で喰ってるの?
俺の料理を…」
「ん、そこに唐揚げがあったら喰うに決まってるだろっ」
「あいさ〜」
「んんっ美味しいねコレ、」
「……。」
何で遠慮なく食ってる奴らがいるんだぜ!!!?
「………ご飯あるぜ。」
「んん、大盛りな〜、さっさとくれよ。」
「オイラは平気だよ〜」
「あ、…頂戴っ!!」
仕方ないのでご飯も配った。
状況が分からないまま3人と一匹で朝食を共にする事になった。
「旨かったな〜もっと食いたかったぜ〜」
「オイラは満腹っ」
「美味しいわね、ねえ、折角隣の部屋なんだし、後であたしにもレシピ教えて〜、」
……。
確かにそうだった。ルーシィちゃんと俺、隣の部屋だった…。
……。
うん、満足してくれたならそれで良いや。
なら、聞くことは1つ。
「それで、何で俺の部屋に3人がいるの?」
「俺達仲間だろ?」
「ゲップ、…あい〜、」
「そうだけどさ…」
いや、意味分からんぞ。
あと何でゲップしてるんだ。
「んん、えっとね、ナツとハッピーが言うには、」
ルーシィちゃんが説明し始めた。
まず、ギルドの仕事をするにあたって1人だとこなせない仕事がある。けど、基本的に依頼は少数であれば何人で行っても大丈夫なんだと。だからギルド内でチームを組んで依頼に行く方が良いんだけれど…
そのチームをこの3人と1匹で組まないかということらしい。
「良いな、ソレ、組もう!!!」
「よっしゃっ!!」
「あいさ〜!!」
「やった〜!!」
手打ちをして、早速今回の依頼を見る。
《公爵家の家から本を一冊取ってくる。》
変な依頼だぜ。まあ、良いが、
ん?注意書きがあるぜ。
《注意、公爵はスケベで只今金髪のメイドを募集中。》
「ん、金髪?」
「ルーシィ金髪だもんな〜」
「あいさ〜」
「ああっ、…嵌められた。やっぱり無しで〜、」
ルーシィちゃんが前言撤回しようとするが…
「星霊魔導士は契約を大事にするんだよな〜」
「そうだよね〜」
「まんまと嵌められたっ、」
良く分からないけど可哀想…。
「どんまい、俺、報酬いらないからさ、あと今夜、料理作ってあげるから、」
「ああ〜ん、リン〜、」
慰めになってるような、なって無いような。
変な依頼だけど…
その日から俺はナツとハッピー、ルーシィと一緒に依頼に行くようになった。
最初のエバルー公爵家から依頼主の本を取ってきたり。
火山の火口の鉱石をナツと2人で取ったり。
山賊ギルドを倒しに行ったらその先に大規模な闇ギルドがいて(俺とナツには目もくれず)ルーシィちゃんばかりを狙うから必死で護ったり。
山を荒らす超大型飛竜と1体1のバトル(ナツが休みの日でルーシィちゃんと2人きりだった。)をしたりと色々やった。
ルーシィちゃんはまだ魔法に慣れてないようで格闘系は主に俺とナツがやったが、
彼女は中々の策士であり、俺とナツの魔法(皇帝竜1号は2人から使用禁止されている。)じゃ倒しきれない多数の魔物を嵌める罠を作成してくれた時があった。
そんなこんなで今ギルドから帰って俺の部屋にいるのだが、
「ナツ寝ちゃったね。」
「ルーシィは寝ないの?」
「うん、今日はまだ眠く無いの…」
いつもは俺の部屋に戻ると(何故かベッドではナツとハッピーが寝てる、ルーシィちゃんがソファ。俺が床。)真っ先に眠っちゃうルーシィちゃんが起きていた。
「可愛い。」
「だな、」
ルーシィちゃんはナツとハッピーの寝顔を拝んでいる。
確かに寝顔可愛いかも。羨ましいな〜。あんな風に思われて。
これがリア充か〜。
そんな風に思って床に寝転んだらルーシィちゃんがソファからこっちを見ていた。
「もっとこっちおいでよ。」
「良いのか、」
ゴロリと転がる。疲れたー。
そのまま眠ろうとするが…
何でルーシィちゃんこっち見てるんだ?
「寝ないの?」
「いや、寝るけど」
「ふう〜ん、」
そう言って俺をチラチラ見ながらソファに寝転ぶルーシィちゃん。
????良く分からないけど俺は眠る……。
zzzzzz……
「綺麗…」
真近くからそんな声が聞こえた気がした。
頬を触られたような。
……何か軽いけど弾力があって重たいものが覆いかぶさったような…。
良く分からないけど俺は夢の中で夢の中だった……。
翌朝、ルーシィちゃんは床で寝てた。
寝転んだのかな?と思ったけど痛そうな表情が無いことに違和感を感じた。
まあ、良いかと思いながらも冷えたら困るのでソファに戻した。
「さて、朝食を作るか……。」
そう言って朝食を作り始める。
と言う訳で色んな人が泊まりそうな主人公の部屋でした。
あと何人この部屋にくるのかな?