(|)< ボーンドルドルドル!これは罠だったのですよ、ナナチ!
小説を書いてみると、小説の見え方が変わるので是非書いてみてください。
本音を言うと、もっと色々な作品を読みたいです。
お気に入りと感想と評価、ありがとうございます。
峠が来ましたが、もっと頂けると嬉しいです。
恐らく完結まで行くと、200話とかになるかもしれません。
今回はほとんど閑話です。
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
「ここは………」
錠前サオリはゆっくりと目を覚ます。
未だに『枢機へ還す光』を撃ち込まれた腹部は痛むものの、包帯が巻かれており、誰かの処置されたのだということがわかる。『呪い針』の効果も無くなっており、身体も正常に動く。
──痛みを感じると思い出すのは酷く不気味な男の姿だった。
全身にパワードスーツを身に纏っており、戦闘巧者とも言うべき実力。
神秘の研究者であり、いかなる犠牲も気にすることがない残虐性。
攻撃されているというのに感心を抱き、より追求しようとする異常性。
忘れようとも忘れられない男。それが黒服だった。
そして、最後に見た光景。
「っ、姫!!」
秤アツコ、自身の大切な者に魔の手が迫っていく光景。
それを見ていることしか出来なかった。
寝かされていたベッドから飛び起き、周囲を急いで見渡す。
今までの生活では考えられないほど清潔なベッドだが、5つあったものの内、錠前サオリ自身を除いた4つが既に使用され少し乱れた後になっている。
5つということはアリウススクワッドのメンバーということがわかり、少しだけ安心したものの、未だ警戒を解くことはない。
ここは何処なのか。それすらも分かっていないのだから。
「一先ずは安否確認か……」
ひたひたと、部屋を出て廊下と思しき場を歩いていく。
蛍光灯が光り、辺りを照らしている様は何処か怪しげに見え、原初的な恐怖心を擽る。
廊下は決して汚いというわけではなく、寧ろ綺麗だとも言える。
天井には様々なパイプが繋がっており、そこら中に部屋があるのだということがわかる。
少なくとも、まともな医療施設ではないことだけは確かなようだ。
次はどちらへ進もうか、そう思っている時、悲鳴が響き渡った。
「ひいいいぃぃぃ!!」
「ッ、ヒヨリ!?」
声は反響しているものの、それは間違いなく槌永ヒヨリのものである。
アリウススクワッドとして長年一緒に過ごしてきたのだから間違えるはずもない。
だからこそ、悲鳴を聞いて悪い想像が一気に膨らむ。
ベアトリーチェに回収され、拷問されている可能性。
人身売買のような闇業者に攫われた可能性。
適当に投げ捨てられ、全く別の組織に拾われた可能性。
──そして、黒服の実験材料とされている可能性。
あんな異常性を持っている人間の実験材料など、考えるだけで寒気が襲ってくる。
それが、
錠前サオリは駆け出した。
武器は小型の拳銃一丁と心許ない。だが、そんなことを言っている場合ではないのだ。
ただ只管に建物のなかで、アリウススクワッドの面々を探し求める。
決して幸せな人生などとは言うことは出来ない。
生まれは貧困であり、食料を得るだけでも一苦労の生活だった。
家はボロボロで雨が滴り落ち、寒さに凍えたこともあった。
生き残るために、様々なことをしてきた。
だが、そんな人生でも失いたくないものというものもあった。
アリウススクワッド、家族である大切な人達。
だからこそ、探し求める。
アリウススクワッドとして、散々教えられてきた言葉。
世界の真理であり、これ以上ないほどの事実。
その言葉に対する、黒服の発言を忘れることが出来ない。
『本当に虚しさばかりでは、『愛』すらも生まれないんですよ』
黒服のパワードスーツの中身が空っぽになってしまったのかと思うほど、その言葉は酷く錠前サオリにとって重く、黒服にとっての虚しさを表しているように思えた。
黒服がどのような人生を送ってきたのかは知らないが、その言葉は酷く重く、空虚だったのだ。
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
それが世界の真理であり、真実なのかもしれない。
だが、今はそれ以上に家族を助けなければならないという使命感があったのだ。
そこに『愛がある』という黒服にとっての矛盾を抱えながら。
「っ、ここか!」
光が漏れ、少しだけ声が聞こえる部屋に突撃する。
ただ、アリウススクワッドを助けたいという一心で。
転がりながら拳銃を構え、周囲を確認してみるとそこにあったのは──
──鍋を囲んでいるアリウススクワッドと黒服と、見知らぬ少女だった。
◇
突然扉がこじ開けられ、転がり込んできたと思ったら、そこにいたのは錠前サオリだった。
「………何をしている」
錠前サオリは此方を警戒しながらも言葉を発する。
当然と言えば当然、自分が彼女達の意識を奪ったのだから当たり前の反応だろう。
「クックックッ、鍋ですよ」
「鍋? 何故……」
「大人数だと料理をする時間が無かったので、簡単な鍋にしてみました」
季節はもう冬。アビドスとはいえ、冬は寒いのだ。
そういった時は暖まる鍋がいい。
七人分の料理というものは時間的に用意出来なかったため、簡単に出来る鍋にした。
本来であればシロコと料理を一緒に作ろうかとも思っていたのだが、流石に今の状況でそれは出来ない。七人分は骨が折れる。
「えへへへへ、暖かいですぅ〜」
「……リーダーも準備手伝って」
「? リーダーは食べないの?」
アリウススクワッドの面々は錠前サオリを誘うが、錠前サオリ自体はこの状況が理解出来ていないようであり、これ以上ないほどの困惑の表情をしている。
「さっきヒヨリが叫んだのは……」
「あれは鍋を初めて見た時の反応ですよ」
あれは普通に驚いた。声という意味でも、食環境という意味でも。
アリウスが貧困であり、苦労を強いられる生活だということは知っている。
それはエデン条約の際に歴史から抹消され、内部でも抗争が続いていたからであるため、仕方がないとも言える。自分が手を出せばそれを脱却させられることもだ。
だが、それでは原作から完全に乖離してしまうため、手は出さなかった。
それにベアトリーチェとの完全な敵対にも時期尚早だったからだ。
だがしかし、こうして目の当たりにすると、中々驚くものがある。
動かなかったが故の罪悪感がまた出てきそうである。最近は大忙しだ。
流石に気になるとともに、気の毒になり訪ねてみたのだが……
『……普段は何を食べてるんですか?』
『──壁の味しかしない栄養食、行動食4号を食べてる』
話は終わりだ。いや、終わらせた。
ともあれ、今は食事の場。ゆっくりと味わってほしいものではある。
アリウススクワッドやシロコは既に鍋を食べ始めている。
「ん、その白菜は私の」
「……いや、私が先だった」
仲が良さそうで何よりである。
「………彼女は?」
「砂狼シロコ。記憶喪失で彷徨っていた所を私が拾いました」
「そうか……」
錠前サオリは未だ混乱の色が強い。
事前の“黒服“の情報と現状の乖離や、自分に対する恐怖、教えられてきたことに対する考えなどがごちゃごちゃになっているのだろう。
それらは時間をかけていくしかないかもしれない。
「クックックッ、考えていても仕方がないでしょう。取り敢えず食べてきてはどうです?」
「……ああ」
勝ち誇った顔のシロコや、アジト内の構造を考えている白洲アズサ。静かに食べ続ける秤アツコや、ゆっくりと食べていく戒野ミサキ。これでもかという量を掻っ攫い食べていく槌永ヒヨリなど平和も平和。
今くらいは虚しさに囚われなくてもいいだろう。
こういった風景を見ると、自分の選択は間違っていなかったのだと感じる。
◇
『私はもう交戦するつもりはありません』
『…………』
銃口を此方に向け、静かに見つめてくる秤アツコ。
今まで自分達と戦っており、圧倒的優勢であった敵が突然交戦するつもりがないといっても信用されぬのは当たり前といえば当たり前だろう。
『おや、私は手話もわかるので手話で会話しても良いんですよ』
以前、喋られなくなった際に手話を覚えておいて良かったと心の底から思った。
秤アツコは銃を下ろし、此方を警戒しながらも手話で伝えてくる。
『(貴方の狙いは私。私が身代わりになるから私以外に手を出さないで)』
『…おやおや、信用が無いというのは悲しいですね』
本当に実験するつもりは無いというのに。研究対象にはなるかもしれないが。
実験は大抵自分の肉体か、オーパーツで事足りる。
勿論、神秘を持つものだからこそ行える実験もあるが、それをするつもりはない。
『そもそも、ここまでの流れ自体は想定内です。予定より早かったですけどね』
『(……どういうこと?)』
『ふむ、何処から話したものですかね』
ベアトリーチェとの敵対構造は絶対に避けられないものであった。
それは私と彼女の『解釈違い』でもあり、『崇高』に至るための道筋も反対だった。
ならば、どうするか。
彼女は敵対者であった先生を消そうとしたように、私にも攻撃を仕掛けてくる可能性が高い。
敵対者を消し、技術を奪うという一石二鳥を狙っていたのだろう。
彼女も多少は私の技術を知っていたため、送られてくる人員は少数精鋭。
アリウススクワッドの可能性が高い。
完全な運任せの内容ではあるものの、実際その流れになろうとならなかろうと構わない。
なれば私にとってはラッキーであり、ならなければ完全な原作知識を活かすことが出来る。
そんな打算的思考を秤アツコに話した所で、信用を得ることも出来ず、理解もされないだろう。
『
『…………』
『アリウス自治区という彼女にとっての箱庭で育てられてきた少女達、貧困にあえぎ、内戦で戦い、人生が苦難の連続。そんな少女達がどのような思考をしているのか。気になりましてね』
Vanitas vanitatum et omnia vanitas. ベアトリーチェが洗脳のように植え付けた言葉。
それをただ只管に妄信的に信じているのか、迷いがこの時点からあるのか。
原作では知り得ない部分まで追求したいと思ってしまう。
原作知識外に対する知的好奇心は抑えられる気がしない。これは性としか言えない。
『今武装を外して話し合ってもいいですが、どうです?』
『(……いや、殺したり囚えようとしてるなら既に実行してるはず)』
『ええ、そうですね。わざわざこんな手間は掛けませんよ』
一々情報を正すというのも面倒ではある。
それ以上に今はアリウススクワッドの面々をアジトへ運ぶほうが優先だ。
──そんな時、背後から銃口を突きつけられる。
『おや、起きていたのですか。──白洲アズサさん』
『……遂さっき起きたばかりだけど』
嗚呼、面白い。『神秘』を弄くったというのにまだ立ち上がるのか。
本当に中々どうして神秘というものは既存化学やデータを馬鹿にしてくる。
だが、今はそれに付き合っている暇はない。
尻尾で銃を吹き飛ばす。
だが、だというのに、白洲アズサは諦めた瞳をしていない。
『本当に、……本当に素晴らしい』
原作でもメンタルが凄いとは思っていたが、実際に目の当たりにするとより実感出来る。
アリウススクワッドという部隊を一人に壊滅させられ、自身も大してダメージを与えることなく倒れてしまったというのに、それでもまだ立ち向かおうとする。
それは蛮勇とも言われるかもしれないが、出来る人間が何人いるのかという話だ。
彼女がベアトリーチェの言葉をどのように考えているかは知識として知っている。
だが、それ以上に実際に聞いてみたい。その欲求が高ぶることを感じている。
脳が震え、身体も震えているように感じる。
覚悟を決めた意志を持った強い目。そんな瞳には憧れを持ってしまう。
『(アズサ、大丈夫。もう敵対することはないよ)』
『……本当に?』
『(うん、大丈夫)』
今度は秤アツコが真っ直ぐな澄んだ瞳で白洲アズサを納得させる。
嗚呼、本当に素晴らしい。
『彼女の言う通り、交戦するつもりはありません。安心して眠っていてください』
『………そうか』
そう言い、白洲アズサは倒れるように眠りにつく。
やはり、無理をしていたらしい。
『……いい家族を持ちましたね』
『…………』
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
本当にこの言葉は縛りでしかない。
子供の思想に制限をかけ、自ら可能性を閉じさせてしまうような言葉。
虚無主義のようでありながら、何か大切なものを作っているという矛盾。
別に子供を正すつもりはない。それは自分ではなく、先生の役目なのだから。
だが、少しだけ自分の言葉が彼女達に響いてほしい。何故かそう思えてしまった。
そこからは少し大変だった。
アジトまで運んだ際は、シロコからはジト目を向けられ、シロコはアリウススクワッドの面々に親近感を覚えていた。……確かに誘拐を否定出来ないのが辛いところではある。
病室に5人分のベッドを作り上げ、そこに一人ずつ寝かせていった。
この頃から秤アツコから疑問を含んだような目線を送られるようになった。情報と実態の乖離というものは先入観などが作用し、疑心暗鬼気味になってしまう。
一つずつ情報を正していくしかなかった。
『姫、大丈夫?』
『うわあぁぁぁぁん! 全部終わりですぅ!!』
『黒服……』
3人が拳銃片手に突っ込んでくるたびに静止させる必要はあったが。
◇
鍋を囲んでいた面々は満腹といった様子で倒れ込み、睡眠を始めてしまった。
戦闘が終わり、目覚めたばかりなのだ。そういったこともあるだろう。
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
意味を持たせるために植え付け、意味を持つように考えるようになり、意味を持っていなかった筈なのに意味を持つようになった
「──サオリさん、起きてください」
「……ああ、勿論」
揃って寝ていた中から錠前サオリが起き上がる。
彼女は私に対して特に警戒などを示していた。それは原作での例の言葉に対する考え方や、アリウススクワッドへの感情を考えれば容易に想像がつく。
リーダーとしての責任感も勿論あるのだろう。彼女とはゆっくりと話す必要がある。
別に彼女を説得したりするつもりはない。ただ『解釈』について話し合うだけである。
「
「……………」
「ベアトリーチェから散々植え付けられてきた言葉でしょう」
これ以上ないほどにアリウス自治区では意味のある言葉となる。
人は不幸を感じれば感じるほど不平等を呪い、憎悪や憤怒を蓄積させていく。その結果が原作でのエデン条約へと繋がっていく。
ゲマトリアにおいて『解釈』は大きな意味を持つが、通常の学園では大きくない。
だが、当時の公会議においては重要視され、アリウスは弾圧をされていった。
そのしわ寄せが、今の時代にやってきたのだ。
嘗ての先人の争いにより、生まれた時から貧困であり、不幸であり、不平等である。
幸せを望むこと、夢を見ることは悪とされる。
更にベアトリーチェによる乗っ取りが発生し、学校とは名ばかりのものへと堕ちていった。
第三者の視点から見ても、アリウススクワッドの面々などは被害者としか言いようがない。
「貴女方の境遇は同情に値するものでしょう。生きる理由を探し、虚しさを感じる不幸な生」
生きる理由というものはそう簡単に見つけられるものではない。
だが、彼女達にとって生は酷いものであり、理由を探すことで生きようとした。
だからこそ、錠前サオリは秤アツコを大切に思っている。
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
これは彼女達にとっては酷く納得が出来るものだったのだろう。
毎日を空虚に生き、姫という存在を大切に思うことで生の理由を探したのだから。
「……お前に何がわかるんだッ」
錠前サオリは唇を噛みしめるように言葉を漏らす。
まだ原作開始より2年も前なのだ。
幾らアリウススクワッドでリーダーであろうと、精神的に子供の部分は大きい。
「さあ、わかりませんよ」
「……は?」
「クックックッ、あくまで私はそれらを”知っている”だけです」
知っているだけであり、理解や共感は余り出来ない。
自分の尺度で考え、”自分ならば”ということを語っているだけであり、彼女達のことではない。
自分が同じ立場に立ったりすれば出来るのだろうが、そんなことはあり得ない。
だが、しかしである。
「”虚しさ”については理解をしているつもりではあります」
「ッ………」
やっていること、これからの事全てが無に帰す。
どうしようもない絶対不変の事実に打ちのめされる事。
”知っている”だけであるはずなのに”理解”が出来ている。
「──貴女は“虚しさ”の中で大切なものを作り、”愛”を生んだ」
「私からすればそれは『解釈違い』に当てはまります」
虚しさだけであれば、『愛』は生まれることはない。その確信が何故かある。
だからこそ、虚しさを語る彼女に『愛』があるのは『解釈違い』としか言いようがない。
「……それを私に聞かせて何をさせたいんだ」
「クックックッ、そう身構えないでください」
警戒は未だ解けず。当たり前か。
「──私はハッピーエンドが好きなんですよ」
「何を………」
困惑する錠前サオリ。だが、それに構わず話を進める。
こういった話の時、錠前サオリがどのような反応を示すかは知っている。
「クックックッ、虚しさを抱えて生きる陰鬱な世界よりも余程面白い。私はそう思います」
ああ、そうだ。
「希望を持ち、夢を持ち、憧れを持ち、幸せを掴む。漠然とした”それ”が何よりも素晴らしい」
「……けるな」
その反応で正しい。錠前サオリ。
「ふざけるなッ!!!」
錠前サオリは叫ぶ。
寝ている周囲の面々は起きる気配はない。いや、白洲アズサが狸寝入りをしているくらいか。
まあ、それでも支障はない。
「ハッピーエンドだと!? ふざけるな!! そんな言葉で世界が変わるとでも!?」
虚しさを信じて、感じて生きてきた彼女にとってハッピーエンドというのは夢物語でしかない。
いや、ハッピーエンドという夢を見てはいけないのだ。
夢と現実の差で、潰されてしまうから。
「それだけでこの憎しみが、不信の世界が変わるとでも言うつもりか!?」
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
ああ、実に都合のいい言葉だと思う。
失敗や苦しみから逃れることが出来る魔法の言葉。全ては虚しいのだと理由をつけ、逃れられない醜い現実から目を逸らすことが出来るのだから。
行動に意味を求める。人生に目的を求める。
誰しもが求めることでありながら、実際に見つけることが出来た者のほうが少ないだろう。
「――喜びしか知らぬものから、祈りは生まれません」
「ッ………」
その反応、間違いなく錠前サオリも祈ったことがあるのだろう。
助けてほしい、幸せになりたい。そんな当たり前のことを。
「……そんなことで何が言いたんだ」
これ以上は私の役目ではなく、先生の役目だ。
ここら辺りで辞めにしたほうがいいだろう。影響を与えすぎる。
「クックックッ、いえいえ私はあくまで持論を述べたまで。貴女が深く考える必要はありません」
「──ただ、目を逸らしてはならない。その忠告ですよ」
全ては虚しいというのに、愛があり、憎しみがあり、怒りがある。
それらは言葉通りだと無意味で無価値だというのに、生あるものは左右される。
「これから貴女達の学年が変わるまでは私が預かります」
「……………」
「クックックッ、安心してください。悪いようにはしません」
「黒服………!」
これまでの行動や言動から警戒心は非常に強い。
アリウススクワッドの他の面子は簡単だったが、やはり彼女は難しいものがある。
だが、少しでも吐き出して楽になれたなら良いが。
「クックックッ、その警戒心は正しいですよ。私は”悪い大人”ですからね」
何も仲を深めることを目的としているわけではない。勿論、そうなるに越したことはないが。
私がするのは、あくまでも”新たな視点の提供”。それ以上の過干渉はするつもりはない。
これでどんなルートに入ろうとも対応できるだけの事前準備と策は考えている。
さて、ブラックマーケットにでも行ってみようか。
エアプボンドルドを本編で書きたくなってくるお年頃。
拝啓マエストロ様、ストーリーが読めないのでどいてください。
大人のカード出さずにストーリーキャラで戦わせてください。
30Lvで特攻を続けてます。
実はアリウススクワッドは本物ボンドルドルートでも余り手を出されないという特殊立ち位置にいます。まあ手を出したら中々に凄惨なことになるんですけど。
戦闘描写
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省け(サクサク)
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書け(それっぽい)