ポー…ん?   作:mi-ta

1 / 13

唐突にドラドク熱が再燃したので投稿。

アプデで刹那の永久石はよ。


こんなの絶対おかしいよ

 

拝啓、あっちの世界の友人達。

 

仕事が終わっての帰り道、激しい心臓の痛みと共に目の前がフッと暗くなり、目が覚めたら別世界。

 

今日は素敵な私の寝床からお送りします。

 

天井と壁と床は野性味溢れる岩肌に、流れるBGMは滲み出た水が滴る音、マイナスイオンが感じられて素敵ですね。

 

家具なんかは殆ど置いておらず、余分な物が無いシンプル故の使いやすさを表しているようです。

 

唯一ある扉は通気性バッチリの頑丈な鉄格子で出来ており、扉の前の通路は常に警備兵が巡回している為防犯もバッチリ!

 

異世界転生だよ、これは変わるしか無いよね!色々調べたらこの世界剣とか魔法の世界だよ!ドラゴンもいるよ!内政チートとか出来るかもよ!さぁ今すぐ代わろう!代われ。

 

と、まぁ現在いるのは牢屋である。

 

部屋なんて上等なものでは無くただ洞窟をくり抜いただけの簡素な牢、しかも武装した兵士の巡回付き。

 

とは言え何らかの罪を犯したわけでは無いのだ。

 

あれはそう、今から36万…いや、1万4000年前だったか。

 

と言う冗談はさて置きあれから季節が5回巡った位か、三年前に俺は発掘現場で倒れていたらしい。

 

これ幸いと牢に放り込まれ、始まったのは鉱山奴隷としての生活。

 

当然やってられるかと逃げ出そうとしたものの、何故か監督官の言葉に逆らえず、逃亡は幾度となく失敗。

 

あのクソハゲ、いつかあの頭はたいてやる。

 

涙がちょちょぎれそうな程辛い労働をこなし、従順なフリをしつつら虎視眈々と逃亡の隙を伺いながら気づけば5年。いいおっさんになったもんだ。

 

積み重ねてきたものと言えばこの経験と寝床の毛皮位である。

 

寝床として支給されるのは一枚だがチンチロで巻き上げた…ゲフン、快く譲ってもらったおかげで最初の頃の寝苦しさは無く、痛みなく起床出来て元気に働けるって寸法である。何が労働だクソくらえ。だったら給料ぐらい出せってんだ。

 

周りは発掘現場とは言っているものの俺の予想ではかなり大規模な盗掘現場だろう、周りはどいつもこいつも目が死んでて粗末な布を纏った奴隷みたいな奴らに、たまに剣と盾で武装した兵士、たまに上等そうな服を来たお偉いさんっぽい奴、偉そうなクソハゲ監督官がペコペコしてたから間違いない。

 

…剣と魔法のファンタジー世界って事はここは恐らく古代の遺跡が何かでここには凄い力が眠っていて、あのお偉いさんっぽい奴はそれを手に入れようとしているってパターンだろう。

 

そうであれば、ここにもこの世界の主人公みたいな存在が来るかも…そうなれば脱出の目も出てくるかもしれん。

 

いや、恩を売ってしばらく一緒に行動するってのもアリか?何しろ今の俺は家無し、金無し、仕事(強制労働)あり。

 

チンチロで巻き上げた…ゲフン、ヘソクリ程度はあるものの先立つ物は必要である。

 

となれば今はまだ雌伏の時、少しでも周囲の信頼を得るべく再び石と骨を手に作業にかかるのだった。

 

にしても何であいつら俺の事"ポーン"って呼ぶんだ?恐らく“半人前"って意味だと思うがこっち結構なベテランよ?

 

確かに転生してからやたら身体が丈夫になってたり怪我がすぐ治ったら身体能力上がったりしてるけど…俺、別に人間辞めたりしてないよね!?

 

 

 

 

 





主人公:名前は後程。

元の肉体は急性の心臓発作により突然死。
何の因果か黒髪黒目の中肉中背でポーン?として発掘現場で初期の方に倒れていた。
これ幸いと初期のポーン達と一緒に労働力として発掘奴隷生活に叩き込まれた。
当初こそ問題行動が多かったものの数ヶ月で真面目に働くようになり、今では奴隷頭として他のポーン達を采配する立場にある…とは言え別にそんなに偉いわけでは無い。
割とおっさん。
なおドラゴンズドグマ及びダークアリズン、ドラゴンズドグマ2についての知識は全く持っていない。


主な功績(罪状)

チンチロひいてはサイコロの概念を持ち込んだ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。