遠い昔遥か彼方の銀河を生きた少女、今度は学園都市を生きる   作:LemoИ

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適度に主人公病んでる描写は今後も入れたいな(作者の癖なの許して)
ちなみに、左腕が義手なのを知って曇る先生や生徒はアリ?


アビドス編
新たなる始まり


 

 

『心を落ち着けるんだ○○○。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてですか○○○ー?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フォースを信じろ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何で今更…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『○○○、これはお前のためだ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コの……人ゴろしめッ!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはその通りだな……

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「はぁ……。」

 

目を覚ました私は袖で額の冷や汗を拭ってから、そのまま何も履いてない足でぺたぺたと自室の端まで歩いていく。

そして、オーダーメイドのコーヒーメーカーのボタンを押した。

 

数秒程ガラガラと豆を挽く機械音がした後、黒い液体がいつも使っているマグカップの中へと注がれ、嗅ぎなれた香ばしい匂いが私の方まで漂ってきた。

 

12時頃に一度就寝はしたが気分が悪くて何度も目を覚まし、結局3時頃には寝るのは諦めることにした。

 

寝る度に夢の中では、ほぼ毎回知ってる誰かが現れて話しかけてくる。

それがただただ不快でしかなかった。

 

死の直前、ヴェイダーに斬られた所が突然痛む所謂幻肢痛で目が覚めることもある。

後は、夢の中で今まで殺してきた連中が私の脚を掴み、罵詈雑言を吐いたりしてくることも…

 

本当に意識を落としたい時はアルコールという方法もあるが……それは最終手段だ。

 

数年前ほど己の死に対する執着はしなくなった…気がする。

本人が意図してなのかは分からないが、連邦生徒会長やその周りのお陰で、こんな私にもキヴォトスでの居場所が出来たからかもしれない。

 

「まぁ、自分が嫌いなのは変わってないがな。」

 

前世の出来事を引き摺り続けてるなんて、キヴォトスの心療内科やカウンセリングでどうにか出来るものでは無い。

結局今日も生きているのは、首の皮一枚が繋がり続けてるからなんだろう。

 

◇◇◇

 

ドロイドたちは警備用以外の大半をスリープモードにしているため、施設内は不気味なほど静寂に包まれている。

 

そして、そのままオフィスで、雑務をしながら夜明けを迎えた。

 

「さぁ、これからどうなることやら。」

 

独り言を呟いた私はコーヒーを飲み干し、尋問官のマスクを嵌めた。

まるで、夢で見させられたものを蓋をするように。

 

当たり前だが、PFDは単なる鉛玉を発射するだけの集団ではない。

情報の優位性が要になることは、クローン戦争で嫌という程味わった。

 

そこで私は、昨年度にPFD諜報部を設立。

役割は文字通り他組織の情報収集。

正当な方法で手にする情報もあれば、連邦生徒会が眉を顰めそうなやり方で秘密裏に手に入れたものもある。

意外と後者の情報の方が役に立ったりもする。

 

ダークサイドに手を染め、尋問官時代を何年も過ごしたことで、裏ルートの取り引きや、よくある〝交渉〟のやり方に対する抵抗は全くない。

ちなみに、そのことを知った会長が毎回悲しい顔をするまでがセットだ。

 

「シャーレの先生就任………連邦生徒会長失踪との関係性は?それによるエデン条約への影響、SRT特殊学園存続の危機……か。」

 

クロノスのニュースサイトに大きく掲示されているのはその辺りの内容だった。

正直クロノスの内容だけで判断するのは浅はかだ。

とにかく今は、彼女が消えたことがどう影響しているのかを知りたい。

私は忘れる前にそのことを諜報部に命じた。

 

デスクトップPCで各地のドロイド工場の状況を確認していると、扉をノックする音が静かな部屋に響いた。

 

「入れ。」

「失礼シマス代表。」

 

入室してきたのは、プロトコルドロイドに近いプログラミングを施したB1バトルドロイド。

秘書兼中間管理職のような立ち位置に居るので、無茶な命令で振り回している自覚はある。

 

また今度オイル風呂に入れてやるか…

 

「オハヨウゴザイマス代表…昨晩ハ、オ休ミにナラレマシタデショウカ?」

「……それは嫌味か?」

「失礼シマシタ。」

「何か連絡事項は?」

「今ノ所緊急ノ依頼ハアリマセン。タダ、七神リン様カラ連邦生徒会施設ノ警備増強ヲ依頼スル連絡ガ来テイマス。」

「分かった。増員の配置はコマンダー(タクティカルドロイド)に任せると伝えろ。」

「ラジャラジャ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャーレの先生がアビドス砂漠で消息不明?」

 

「ハイ……」

 

就任早々、なにをしてるんですかあなたは。

 

◇◇◇

 

その後、許可を得てアビドスに放ってあるプローブ・ドロイドから、アビドスの生徒拾われたとの情報を入手した。

 

「万一の時は捜索隊の派遣も考えたが、大丈夫そう…か。」

 

ただ、このまま放置するのは二流だろう。

私はデスクに端にあるボタンを押した。

すると直ぐにホログラムが起動し、電子的な声で返事があった。

 

「ハイ、代表。」

 

目の前にはタクティカルドロイドの姿が青白く表示されていた。

 

「コマンダー、カイザーPMCの動きをマークしろ。それと連中の情報を私のパソコンへ。後、アビドスの様子も知りたい。」

「承知シマシタ。」

 

アビドスの現状は私も把握している。

数人の学生が本来なら有り得ない金額の借金を背負わされているその現状も。

過去に何があったのかも。

 

そして、カイザーがあそこの砂漠で何かを探していること。

 

 

私は自室を出て、マグナガードと模擬戦が出来る部屋へ向かった。

身体を動かした方が考えが纏まる時もある。

 

それに…どれだけバトルドロイドを生産したとしても今、この組織の最終兵器は尋問官の私だ。

役たたずなんてことは決して許されない。

 

 

何かビジョンを見たわけじゃない。

だけど、シャーレの先生が来たことで少しずつ動き出している予感がした。




というわけでアビドス編です。
めちゃくちゃ絡むってわけではないですが、活躍の場は既に書けてます(頭の中で)。
なんかふと酒が入ってる時に思いついたんですよね、ちょうど良さげに主人公でも苦戦しそうな奴居るなぁって……( ◜ᴗ◝)

感想等お待ちしております。

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