Re:レイヨリトリツク異世界生活 作:キジユツニトリツク存在
逆転裁判やゴースト・トリック、レイトン教授見てると、こういう謎を作る人ってすごいなぁと思います。
「___ここだな」
オレは今、義兄の姿が最後に確認できた場所にいた。
そう、コンビニの前である。
「…今持っている情報を纏めてみよう。
①監視カメラにはいきなり消えたように映ってる。
②自殺や他殺の線は一切なし。また、事件当日の様子から自然現象により死亡したこともありえない。
③上記の二つから、スバルの死体は無いものとする。
④森に踏み込んだ形跡は無く、真っ直ぐ進んだ後にたった一瞬で消えてることから、単なる行方不明ではない。
…となると、これらから予測できるのは。
…やっぱり怪異関係か、異世界転移とかか」
そう呟いて、周りを見渡す。
視界には何もない…ように見えるが。
だが、そうじゃない。何もないように見えるだけ。
なぜなら。
「…見つけた。たったほんの少し、本当にかなりわかりづらいけど、歪んでいる場所が」
予視界を『赤く』して周りを見渡した瞬間、予め疑ってよく見ないと見つけられなさそうな小石程度の、渦が空中に浮かんでいた。
恐らくこれがスバルがいなくなった原因だろう。
「…さてと、どうしたものか」
原因が見つけた所で、オレにはすぐにどうこうすることはできない。
そもそも、どうにかしてこの渦に入ったとしても、それがスバルがいる場所に繋がっているとは限らないのだ。
「……どうしたものやら」
踏み込むか踏み込まないか。
少し躊躇してしまう。
だが…。
「考えても仕方がないか。なんとかなるはずだ」
脳裏に蘇るのはあの日の記憶。
昴がオレに手を差し伸ばしてくれた日。
暖かさに触れた思い出。
それを考えれば、この程度で恐れててはいけない。
「…最悪、この先にスバルが居なかったとしてもなんとかここに戻ろう」
そう、覚悟の言葉を吐き出した瞬間だった。
『___面白い、彼の元に君を招待してあげよう』
女性の声が聞こえた。うっとりとしてしまいそうな声が。
それと同時に、渦が大きくなり、私を取り囲む。
「ッ!?」
___襲撃!?
そう思った瞬間、私はBB弾を装填したエアガンを取り出す。
が。事は既に遅し…いやこの場合は、
1分にも満たない時間で渦が収まり、気がつくとそこは。
「…はぁ…まさかこうなるなんてな」
中世の街並みを月が優しく照らし、亜人と呼ばれるような人種を含んだ人種が行き交う、異世界だった。
「___どうするか」
手持ちにあるものを思い出す。
『魔改造エアガン達:計四丁』
『そのエアガンに付属した装備品関係』
『BB弾×500発』
『5mm鉄球×700』
『サバイバルナイフ』
『財布』
『警棒』
『下着2日分』
『十特ナイフ』
『腕時計』
『スマホ』
『手回し充電器』
『スタンガン』
『魔法瓶』
『サバイバルキット』
『シュールストレミング(超熟成ver.)×5』
『フィギュア』
…とりあえず、今はこれだけでも生き残れそうだが。
「それでもやっぱり、先立つものは…必要か」
それでも、お金は欲しい所ではあった。
恐らく、いや確実に日本でのお金が使えない。
精々骨董品として売れるくらいを予測している。
そうなると今度は何か必要なものを買う時、買えなくなってしまうのが目に見えている。
ならば。
「…狩りに出るか」
周りを見渡すと、毛皮の服を着ている人や屋台で焼肉をしている人がいた。
そこから、この世界でも食用や衣類に適した野生生物はいるらしいことが伺える。
ならば、自分としてはそこを見逃す訳にはいけない。
「山は…あっちかな?」
勘を頼りに、街を出て獲物を狩る為に、いそうな方向を目指して歩き始める。
こうして、日本での日常生活は終わりを告げ、それと同時にオレの異世界生活はたった今、始まりを告げるのだった___。
次回、『再開を目指して』
向かう先は?
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リンガ売りのおっちゃんの所
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ラインハルト氏の元
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ロズワールド邸