今回から2号ライダー、そして3号ライダーの話になります。まずは2号ライダーから!
・奮うマケン。蒼き警備。
戸島鍵、仮面ライダーゲートと共にネガ電王ブレイズを倒した俺たち。だが、俺の中ではある問題が心残りになっていた。
シュンガ「あのネガ電王ブレイズ…どうも気になるんだよなぁ…」
姫子「気になる?何が?」
シュンガ「ハイマジンのエネルギーを感じたのは確かだが、他にも別のエネルギーが混じってた気がするんだよ。」
姫子「他のエネルギー?」
シュンガ「あぁそうだ。例えば…エレメントとか。」
姫子「エレメント?」
シュンガ「戦闘科の秋先生と実先生が助けにきただろ?もしかしたら俺の住んでる世界は『マケン姫の世界』じゃないのかなと思ってさ。」
転生した時は気づかなかったが、まさかマケン姫っ!の世界に転生するとは思いもしなかっただろう。
主人公を中心としたラブコメと、「マケン」という特殊能力を持った武器を用いたアクションシーンを組み合わせた構成が特徴の物語であるマケン姫っ!は圧倒的に女性の方が多いという点も特徴として挙げられるが、これは男女共学化初年度の元・女子校が舞台であるためだ。
だが俺の世界のマケン姫の学校『天日学園』は…
シュンガ「男子生徒が2人しかいない。」
姫子「ということは…」
シュンガ「あぁ、普通科と違って女子が殆どだろうな?それに…」
姫子「?」
シュンガ「そろそろ勧誘が来るはずだ。俺が……いや、俺たちが戦闘科に誘われることを…」
姫子「俺たちって……まさか。」
シュンガ「あぁ、ミカリとリリサも巻き込まれるだろうな?」
姫子「もしかして…シュンガの秘密を2人が知ってるから?」
シュンガ「いや、ただ単に一緒に行動してるからだろうな?それ以外にはないはずだ。」
それから数分間、デンライナーブレイズ内で姫子と話した俺はある場所へと向かった。そこは…
タケル「そこ!」
春恋「遅い!」
シュンガ「お、やってんじゃん。」
俺の幼馴染である大山タケルと天谷春恋がいる道場だ。久しぶりにここの匂いを嗅ぎに来ただけなんだが、どうやらそういうわけにはいかないみたいだ。
シュンガ「タケル、春恋。」
タケル「ん?……あ!シュンガ!?」
シュンガ「よ、タケル。春恋も久方ぶりだな?」
春恋「シュンガくん珍しいね?どうしてここに?」
シュンガ「いやさぁ、タケルが訛ってるって聞いたから稽古相手しに来たんだよ。」
タケル「勘弁してくれよ。さっき春ねえにボコボコにされたんだよ。」
シュンガ「春恋、お前どんだけやったんだ?」
春恋「休憩を挟んでざっと5試合かな?」
シュンガ「そりゃボコボコにされるわなw」
タケル「おい!笑うなよ!」
シュンガ「じゃ春恋、試してみるか?」
春恋「いいよ!負けないんだから!」
てなわけで、俺は春恋と試合をすることになった。
一方、デンライナーブレイズでは…
姫子「え?バレットエキスプレスが来るって?」
駅員「はい。理由は分かりませんが、恐らくハイマジンの増加が原因でしょう。」
???「そうだ。異世界にまで影響を及ぼしているから態々と来てあげたんだよ。僕がね?」
姫子「あ、アナタは…射士郎くん!?」
射士郎「姫子さん。お久しぶりです。シュンガは元気ですか?」
姫子「元気に今頃、友達と遊びに行ってると思うわよ?まさかとは思わないけど、射士郎くん、バレットエキスプレスに?」
射士郎「えぇ、彼女が推薦してくれたので喜んで入ったんです。」
射士郎がそう言ったあとに現れたのは薄緑で染められたショートヘアと、同じ薄緑の瞳を持つ無表情な少女が姫子の前に現れた。
姫子「スズネちゃん。」
スズネ「お久しぶりです。姫子先輩。」
姫子「まさかとは思わなかったけど、アナタがここに来るなんて…」
スズネ「私も驚きです。姫子先輩がデンライナーブレイズのオーナーになるとは…」
姫子「それで?何の用でここに来たの?」
射士郎「実は……この前、シュンガが一緒にあのネガ電王ブレイズとかを倒したライダー……ゲートのことなんですが…」
姫子「鍵くんのこと?彼が、シュンガと何か悪さを?」
スズネ「いえ…彼らに罪はありません。ただ、アナタたちとあのネガ電王ブレイズが戦っている間に予想外なことが起きまして…」
姫子「予想外のこと?」
射士郎「実はあの混乱に乗じて、バグラインズがマケンのレプリカを盗んだんです。」
姫子「何ですって!?」
姫子はシュンガたちが住んでいる世界がマケン姫っ!の世界であることは彼と共有して知ってはいたものの、まさかバグラインズがそんなことに姫子やシュンガたちを利用していたことなど知らなかった。
スズネ「近々、センカもこの場所に来る予定ではありますが、バグラインズの侵攻は進むばかりです。」
姫子「そうね…警戒をすべきかもしれないわね。」
射士郎「スズネ、姫子さん、俺はシュンガに会ってくるよ。」
スズネ「はい。お願いします射士郎。」
姫子「このこともシュンガに伝えてあげて。」
射士郎「はい。」
そして……
春恋「あぁ〜あぁ…負けちゃった。」
タケル「お前、また強くなったのか?」
シュンガ「まぁ、色々と訳ありでな?」
そんなことを思っていたその時だった。向こう側から大きな爆発音と共に黒い煙が出ていた。
タケル「あれって戦闘科の!?」
春恋「まさか襲撃!?」
シュンガ「急ごう!」
春恋「シュンガくん!?」
タケル「あ、おい!おまえ戦闘科じゃねーだろ!?」
2人の制止に耳を貸さなかった俺は急いで戦闘科へ向かう。そして着いた途端に見た光景は恐ろしい物だった。戦闘科へと向かう道がボロボロで何人かの生徒が怪我をしていた。そして…
タケル「イナホ!コダマ!」
俺たちの前にオレンジが地毛のショートヘアの女性と金髪のツインテールの女性が横たわっていた。
イナホ「タケルくん、よかった…」
春恋「大丈夫?」
コダマ「大丈夫じゃ、だが…油断しておった。あの怪物、急に襲撃しては戦闘科の生徒たちを次々と襲いやがった。」
そしてここを襲った怪人を見つけた俺はその特徴に疑問を持っていた。
シュンガ「あれは…インベイダー?」
以前に戸島と倒したハーフインベイダーとかと酷似していたが、それとも違った。その見た目はハイマジンも混じっていたのだ。
シュンガ「なんだが知らないが、幼馴染が通っている場所を襲うところを見ていられないな。タケル、春恋、2人を安全な場所へ。」
春恋「だけど!」
タケル「お前、正気かよ!?」
DEOーBLAZE driver!
タケル「それは?」
シュンガ「安心しろ。あぁいう化け物は俺の専門分野だからな?」
Change!standby!
シュンガ「変身。」
strike!standard!
タケル&春恋「ええぇええ!?」
コダマ「あ、あれは…」
イナホ「戦闘科のみんなで噂になってた仮面ライダー!?」
シュンガ「へぇ〜…やっぱり戦闘科もこういうヤツを見るんだな?なら、今回は特別サービスだ。俺のクライマックスを目に焼き付けてやる。」
ブレイズガッシャー!ソードモード!
シュンガ「さぁ、パーティの時間だ。」
俺は学校を襲ったハイマジンに向かって走り、ブレイズガッシャーで切り裂こうとするが…
シュンガ「避けられた!?」
コダマ「アイツ!?速い!?」
シュンガ「なるほど…ところどころ、インベイダーの力を纏っているのか…だが、本質はハイマジンだ。一瞬で倒してやる!」
ガンモード!
そう言った俺はブレイズガッシャーをガンモードに切り替え、謎のハイマジンに向けて弾丸を放つ。しかしあまりにもしぶとい速さで撃った弾を避け、俺に連続した攻撃で追い詰めた。
シュンガ「マジかよ…」
あまりにも強いハイマジンに大苦戦を強いられる俺。しかしそこに予想外の人物が現れた。
射士郎「やぁ、シュンガ。」
シュンガ「射士郎、お前…」
射士郎「相変わらずボロボロだな?」
シュンガ「言ってろ。お前こそ、なにしにきた?」
射士郎「ハイマジン退治に決まっているだろう。」
シュンガ「気をつけろ。アイツは普通じゃない。」
射士郎「普通じゃないからこそ。倒すんだろ?」
グロヴスドライバー!
射士郎「さぁ、いこうか?」
射士郎が俺とは形状が違う変身ドライバーを取り出して腰に装着、そして懐から俺と似たライダーパスを取り出し、それをドライバーに装填する。
射士郎「今からお前は、僕の獲物だ。」
スタンバイ!
射士郎「変身。」
バレットフォーム!
射士郎「仮面ライダーグロヴス…さぁ、君の覚悟はできたかい?」
グロヴスマグナム!
射士郎は仮面ライダーG電王をベースとした仮面ライダーグロヴスへと変身。そのまま手に持ったグロヴスマグナムをハイマジンに向けて銃弾を放つ。しかしそれさえも避けてしまう相手に射士郎は…
射士郎「その速さが僕に通用すると思うなよ?」
1つのカードを取り出しながらそう言い放った射士郎はグロヴスマグナムにそれを装填する。
チェイスバレット!
装填された状態のグロヴスマグナムでもういちど弾丸を放つ射士郎。放たれた弾丸は避けようとしたハイマジンを追尾して爆発。
それを喰らった相手はそのまま転んでしまう。
射士郎「まだ終わらないぞ。」
そう言った射士郎はハイマジンに向かって走り、ハイマジンに近接格闘をしながら攻撃する。
射士郎「次はコイツだ。」
ワーキングバレット!
今度はめちゃくちゃ危なさそうなカードを銃に装填して発射。そこから出てきたサメが道路を海のように潜り、ハイマジンを容赦なく噛み砕く。それを見て俺は思った。
シュンガ「マッハかよ…(困惑)」
仮面ライダーマッハにも同じような技を使っていたことを覚えていた俺は仮面の下で苦笑いをするのだった。
射士郎「これで終わりだ。」
フルチャージ!
必殺技のカードを取り出した射士郎はそれをマグナムに同時に装填する。
Final Shooting!
射士郎「はっ!」
グロヴスマグナムから10個の弾丸が放たれ、それをハイマジンに追尾して着弾させ、動けないようにする。そして射士郎の持つグロヴスマグナムからブルーの光線が放たれ、ハイマジンを爆発四散させたのだった。
射士郎「一件落着だな。」
シュンガ「相変わらずお前のやり方には横暴があるけどな?」
射士郎「言ってろ。あぁしないと倒せない。」
そして爆風の影響で出た黒煙が消えたあと、その場から現れたのは予想外の物だった。
シュンガ「なんだこれ?」
射士郎「見たところ…何かのレプリカみたいだが?」
コダマ「いかん!ソイツはマケンのレプリカだ!」
春恋&タケル「えぇ!?」
イナホ「いや、よく見たら確かにそうかも。」
春恋「なら急いで秋先生たちに知らせなきゃ!」
シュンガ「なら俺たちも同行させてくれ。」
射士郎「シュンガ!」
シュンガ「ばらすことは別に規制はないだろ?それに、秋先生たちも俺たちの存在のことはもう分かっているはずだ。」
しかし俺たちは知らなかった。この裏でイチカが新型のハイマジンを作り出そうとしていたこと…
イチカ「2号ライダーに関しては予想外だったね。けど、これで終わるとは思わないでよね?さて、アナタにも活躍して貰おうかしら?」
トルカマヴツ「ふん、ちょうど暇を持て余していたところよ。いいわよ?アイツらの相手はアタシがしてあげる。」
イチカ「ふふ…さて、マケンハイマジンのテストに付き合って貰うわよ?仮面ライダー、そしてマケン使いたち。」
次回
・謎のハイマジンの正体