ではどうぞ。
俺とミカリ、そして射士郎は俺たちの事情を話すため、魔導検警機構の教室へと入った。そこにいたのは…
シュンガ「実先生…」
秋「また会ったわねシュンガくん。どうやら私たちの戦闘科が迷惑をかけたわね…」
シュンガ「いいえ。迷惑をかけてしまったのは俺たちの方です。」
射士郎「謝らないでください。ハイマジンはいつ現れるか分からないヤツらなので。」
秋「紹介するわ。彼女は魔導検警機構の統制会会長、高貴楓蘭よ。」
ミカリ&リリサ「魔導検警機構?」
シュンガ「この学校で事件や事故などの解決役を担っているヤツらのことだよ。話には聞いていたけど、まさか実在するなんて…」
楓蘭「お話は実先生から聞いています。アナタ方は普通科にも関わらず、あのような怪物と戦っているとか?」
秋「まずは詳しく聞かせてくれる?アナタたちのこと。」
シュンガ「えぇ、こっちもマケンのことで聞きたいことが沢山あるので。」
アズキ「その様子…なんかマケンを知っているような気もするけどな?」
俺たちは自分たちの役割と存在、そして今までの経緯に鍵と倒したネガ電王ブレイズとの戦いを話した。その際に姫子と話したことで出たマケンが使われていることを魔導検警機構の全員に伝えた。
実「なるほど…敵は私たちが保有するマケンのレプリカを…」
秋「随分と厄介ね…だけど、様々な世界を繋ぐ路線を変えようとする組織か…なかなかと面白い連中じゃないの?」
シュンガ「それにあのマケンのハイマジン、十中八九…」
射士郎「イチカだな?」
ミカリ「そういえば前にもイチカって名前の人のことを喋ってたわね?彼女は何者?」
シュンガ&射士郎「……」
タケル「どうしたんだよ?2人とも黙っちまって?」
健悟「なんか気まずいことでも?」
シュンガ「実は…イチカは元々スフィアラインのメンバーだったんだ。」
「「えぇ!?」」
実「その人がどうして敵に?」
射士郎「昔のスフィアラインが色々と酷かったんです。俺とシュンガ、果ては姫子さんもそのことは詳しく知らないんですが…」
シュンガ「とにかく、ここはスフィアラインと魔導検警機構の合同捜査といきましょう。俺たちとタケル、春恋、イナホとコダマはハイマジンの目的、他のみんなは盗まれたマケンの調査と犯人…そして。」
秋「学園内にハイマジンと繋がっている生徒がいないかを調べることね?分かったわ。やりましょう。」
一度解散した俺たちはイチカの目的と謎のハイマジンの正体を知るために作戦会議を始めた。
コダマ「それでどうするのじゃ?あのハイマジン、本来ならばありえない個体なのじゃろう?」
射士郎「本来ハイマジンは廃人が力を手にしてなる怪物だ。だが、今回は倒した後に人の姿は見当たらなかった。」
春恋「マケンのサンプルを改造して使った可能性は?」
シュンガ「有り得るな…あの特殊なハイマジンに変身するためのアイテムをイチカが何らかの方法で作り出すなら有り得る話だ。」
タケル「だけどどー探すんだよ?」
シュンガ「そこは情報通に聞くんだよ。」
射士郎「お前まさか、アイツに聞くんじゃないだろうな?」
シュンガ「別に悪くない案だろ?」
射士郎「わ、悪くはないが…」
イナホ「なになに?2人して何の話してるの?」
ミカリ「また私の知らない人?」
シュンガ「まぁ、たぶんミカリもリリサも名前を聞くのは初めてだと思うけど…」
射士郎「性格がちょっと難ありなんだよな。」
シュンガ「おい、センカが聞いてたらどーするんだよ?」
「「センカ?」」
俺がその言葉を吐いたその時だった。
センカ「よく言うぜシュンガ。相変わらずデンライナーブレイズでハイマジン狩りをしてるのか?」
向こう側から紫の瞳を持つ金髪ロングヘアーの女性が現れる。それを見たタケルや春恋たちは驚きの顔をしていた。
春恋「お、女の子!?」
タケル「俺たちとあまり歳が変わらない気がするけど…コイツがお前たちが言っていた情報通か?」
射士郎「鼑センカ、スフィアラインの保線作業員だ。だが、保線の作業が終わったあとは色々なところに出向いてバグラインズや色々な異世界の情報を仕入れているんだ。」
センカ「よろしくな?」
シュンガ「それで?ちゃんと今回の目的に見合うハイマジンの情報は手に入れたのか?」
センカ「お前に言われて…というか、噂に流れてたから例の件と同時に調査してたんだよ。そしたら驚くべきことに、お前たちがあそこで倒したハイマジン…中に人が入ってたらしいぜ?」
春恋「えぇ!?でも煙が晴れたあとのハイマジンが倒れた場所は…」
コダマ「あぁ、マケンだけが残されていた。」
イナホ「シュンガや射士郎くんの必殺技を浴びる直前にマケンだけ捨てて怪人態を身代わりにして逃げたってこと?」
シュンガ「可能性はあるな。」
と、俺たちがそんな話をしていたら着信音が流れ出した。
シュンガ「俺だ。」
姫子『私よ。アナタに頼まれてイチカたちの行動を見張ってたんだけど、恐ろしいことに彼女はトルカマヴツと共に行動していたわ。』
シュンガ「また随分と荒々しいヤツと組んだな?」
ミカリ「トルカマヴツって?」
射士郎「バグラインズの幹部級メンバーだが、入った理由が強いヤツと戦うためらしい。」
タケル「そんな理由で悪い組織にいるのかよ!?なんか変じゃねーか?」
射士郎「全くだ。どういう理由で悪人側に着いたのか、流石の俺でも頭が痛い。」
センカ「よく言うぜ。お前もその腐った性格どーにかしろよ。他人を初見では信用しないスタンスで毎度毎度トラブルを起こしてるだろ?」
射士郎「そういうお前こそ、保線作業員のクセに闇雲に突っ込んでトラブルを起こしてるだろうが。」
センカ「なんだとてめぇ!」
春恋「ちょっと!喧嘩はやめようよ!」
姫子『もしかして…センカちゃんがいるの?』
シュンガ「生憎なことにな?」
姫子『彼女もライダーの一員なのに…喧嘩なんかしちゃって。』
ミカリ「え?彼女も変身するの?」
シュンガ「あぁ、一応な?」
すると…
タケル「はい、大山です。」
楓蘭『高貴です。ある方にサンプルのマケンについて聞いてみたら、ここ数日に何回か消えていることが分かりました。保管係の方に調べてもらうと、20ものマケンのサンプルが何もないレプリカ…つまり偽物にすり替えられたみたいです。』
シュンガ「となればやはり…」
姫子『えぇ…』
そんな話をしていたその時だった。
イチカ「愉快なお話ね?私も混ぜてくれる?」
「「!?」」
春恋「だ、誰?!」
射士郎「くっ…やはり現れたか。」
シュンガ「イチカ!」
センカ「トルカマヴツ、お前もいたのか。」
コダマ「アイツがイチカなのか?」
シュンガ「姫子、一旦切るぞ。」
姫子『えぇ、気をつけてね?』
タケル「先輩、こっちも切ります。」
楓蘭『応援をそちらへ寄越します!なるべく気をつけてくださいね!』
トルカマヴツ「我々の目的を邪魔する気でいるんだね?スフィアラインのライダーたち。」
センカ「当たり前だろ。お前みたいなヤツらは邪魔で仕方ないんだよ。」
イチカ「なら、ここで新しい実験をしましょうか。」
そう言ったイチカは指パッチンで目の前にある人たちを呼んだ。
春恋「あれって天日学園の生徒!?」
コダマ「貴様!生徒に何をした!」
イナホ「ねぇタケルくん。あの右手に持ってるのって…」
タケル「あぁ、マケンだ!」
イチカ「さぁ、実験の成果を見せてよ。私の作った変身アイテム。」
そう言った瞬間、目の前にいた女性生徒は手に持ったマケンにライダーパスらしきものを装填する。
tune…!
「「起動。」」
up alright!
Root on time HUNTER!
Alpha!
Beta!
Delta!
イナホ「な、なに?あれも仮面ライダー?」
コダマ「いやあれは違う!」
イチカ「そう、これは仮面ライダーじゃない。スフィアラインに反逆、そしてそれらを狩るために造られた新たな兵器…その名も、ルートタイムハンター。」
センカ「コイツ、ふざけやがって!」
シュンガ「射士郎、センカ、やるぞ!」
射士郎「あぁ、足を引っ張るなよ!」
センカ「それはこっちのセリフだ!」
春恋「また喧嘩してる…」
DEOーBLAZE driver!
グロヴスドライバー!
オウガライザー!
シュンガ「みんな下がってろ!」
Change!standby!
スタンバイ!
バニッシュ、レディ?
シュンガ&射士郎&センカ「「変身!」」
strike!standard!
バレットフォーム!
バニッシュ!フォーム!オールライズ!
タケル「おぉ!?本当にセンカさんが変身した!?」
春恋「そんなことを言ってる場合じゃないよ!ここは退くよ!」
タケル「でもあれにはマケンが!」
コダマ「タケル、あれは最早マケンではない。マケンを違法的に改造した兵器だ。」
シュンガ「そういうわけだ。ここは俺たちに任せて秋先生たちのところへ行って状況を伝えてきてくれ!」
タケル「分かった。死ぬなよシュンガ!」
シュンガ「ミカリ、みんなを頼む。」
ミカリ「うん!任せて!」
タケルたちをミカリに任せた俺たちはイチカが開発したルートタイムハンターと戦うのであった。
次回
・ルートタイムハンター