【リメイク版】不遇な朝田詩乃に寄り添いたい。   作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_

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分割3話目。

私が出雲って呼んだりシュウって呼んだりシュウくんって呼んだり彼って呼んだり定まってないのは気分ですね。私はなんなら私の一人称も気分なんで。俺とか私とか僕とか。今は私にハマってるだけ。気分屋なもんで……
作者がオリ主どう呼ぶかとか分かれば良くないですか(問題発言)

ヒスっぽいけど、作中にある通り妥当な怒りなんでヒステリーじゃないです。
躁鬱っぽいのは認めます……
まぁ全人類大好き必修科目ことヤンデレは読んで字のごとく「ヤン(病む)」と「デレ」を両立している子の事なので、ペイルライダーに限ってはその「病む」の部分が第三者に行っちゃったんですね。
こんな形のヤンデレもあるんだよ。というね?


朝田詩乃と怒り。

「うおっ」

 

 ログアウトしてまず目に入ったのは、アミュスフィアを片手にベッドに仁王立ちし虚空を見つめる詩乃ちゃん。当たり前だが、先にログアウトした詩乃ちゃんが先に起きてるよな。なんて思ってたら、アミュスフィアを振り上げた。

 

「ちょぉぉ!!」

 

 コードが断線するんじゃないかってくらい張り詰め、詩乃ちゃんはプルプル震える。知っていたが詩乃ちゃんは怒りを物に当てるタイプじゃない。そんな詩乃ちゃんが怒りの矛先を見つけられずアミュスフィアを叩き付けようとしたが、理性で我慢している。

 

 って顔に書いてある。

 

 俺はさっきも言ったがそんな詩乃ちゃんを見て怒りが引っ込んだ*1ので、結構落ち着いてる。

 やがてアミュスフィアをゆっくり下ろし、ベッド脇に置く。俺はとっくにアミュスフィア外して置いてる。

 

「…………なんなのよ」

 

「……ぇ?」

 

 マジで聞き取れないくらいの声量で何か言ってる。とりあえず手を握って、座らせる。そして肩を掴んで、目を合わせる。俺と目が合ったと思いきや、

 

「なんなのよあの女ァ!!!」

 

「うっ!?」

 

 え、聞いた事ないくらいデカい音。GGOの銃声はもちろん、脳にこびりついたあの【事件】の銃声すら音だけなら凌駕するかもしれない。多分気迫。気のせい。そう思いたい。

 

「まずなんなのよチーミングチーミングチーミングって!!!えぇえぇそうでしょうね!!!みんなにはそう見えるでしょうね!!!けどわざわざそんなに悪い言葉で言う必要ある!?!?こっちもこっちで大変だったのに!!!」

 

「ソウダネ」

 

「そもそもなんでアイツにあそこまで言われなきゃいけない訳!?本ッッ当にわかんない!!!なんでよ!!!アンタはGGO全プレイヤーの代表にでもなったつもり!?!?というかそこら辺の事情察したからリザインしたんじゃないの!?!?」

 

「ウン」

 

「なのに3日も!!!経って!!!あーーーだこーーーだぐだぐだぐだぐだと!!!(しま)いには何!?えぇ!?スクワッド・ジャムゥ!?知らないわよ!!!本当の本当に誘う気があるならフレンド登録だけしてしっかり告知出てから誘いなさいよ!!!人脈アピ!?!?開催されないなら話が無くなるだけで済むからまだいいわ!!!けどもし延期するけど開催しますってなったら私達はどの面下げて参加すればいい訳!?!?ゲーマーとして公式チーム版B.o.Bはめっっちゃ気になるから延期されようもんならっ!!!ホント!!!どうしてくれるのかしら!?!?ねぇ!?!?」

 

「ハイ」

 

「聞いてる!?!?」

 

「キイテマス」

 

 盛大に怒ってるなぁ。これはヒステリーでは無いな。妥当な怒り。他人が……というか、自分も含め、尚且つ記憶の限り前世も含めここまで怒ってる人は見た事がない。こういう時は聞き役に徹するんだ。というかそれしかない気がする。今の詩乃ちゃんにはとにかく怒りを発散させるしか道は無い。自分を壁だとでも思うんだ。落ち着け俺。クールに!!スマートに!!!

 

「出雲も言ってたけどとにかく我が強過ぎる!!!なぁにが「毎回思うんだが、何故ネットの人々は皆リアルのように初対面で硬ッ苦しい敬称をつけるんだ?」よ!!!はぁ!?!?アンタバッカじゃないの!?!?今ァ!!!何処で、何を、どの様に!!!発言してるか分かってるの!?!?アンタB.o.B本戦レベルには強いのよね!?!?どうやってそこを学ばずあのスキルを身に付けたの!?!?GGOってDAOみたいにスキル完全取得制スキルレベルなしとかだったかしらぁ!?!?」

 

「チガウネー」

 

 ダメだ。詩乃ちゃんが完全に暴走してる。

 ……なんか俺もちょっとぶり返してきたけど、詩乃ちゃんが怒り過ぎてすぐに引っ込む。こんなキレる子じゃなかったよ……というか、ここまでキレる程詩乃ちゃんの家族と俺の家族以外に興味無かったんだろうな。今回が例外過ぎて。キリトくん助けて。最悪クラインでもいい。エンフォーサーは絶対来るな。

 

「挙句の果てには

「運営に金を積む」!?!?

私達ゲームプレイヤーが理由はどうあれ自分のプレイするゲームの運営にそんな言葉使われたら聞いた側がどう思うかわかんないのかしら!?!?しかもアンタそのゲームの1プレイヤーでもあるんでしょ!?!?えぇまぁ!?!?わかんないんでしょうねぇ!!!だからあんな配慮も人間性もゲーマーとしてのプライドも欠片もなんッッもない発言出来るんでしょうね!!!」

 

 その通り過ぎて何も言えねぇ。怒り過ぎて話の順番が前後してる。

 あーはー。これ、GGOライト層*2なら怒んなかったんだろうなぁ。ゲーマーであればあるほど怒る。

 

「ハァーーー!!……ハァーーーー!!!!!」

 

「詩乃ちゃん、息吸って。人生楽しもうよ。」

 

「…………えぇ、うん。大丈夫よ。ちょっと息切れしただけ。もういいわ……そもそも出雲に言っても変わんないし……ごめんなさい、当たっちゃって。」

 

「いやいや、俺も同じ気持ちだから。詩乃ちゃんが今怒ってくれたから俺も引っ込み着いた感じは正直否めない。しかもあの時ちゃんとお互いが穏便にその場を済ませられるようよく立ち回ったね。」

 

「私がしてなかったらどうせ出雲がしてたでしょ。」

 

「そうなんだけど、そもそもあそこで詩乃ちゃんの怒りを感知した「アレ聞いて怒らないゲーマー居るのかしら」居ないねうん。だから俺は終始落ち着けた訳で……」

 

「出雲結構キレてたわよ。」

 

 ……そうかも。そうだわ。あの時は多分ペイルライダー以外みんなキレてた。アルレシャも。アイツ怒ったりするんだなぁ。

 詩乃ちゃんが自分の肩に置かれた俺の手を外し、そのまま俺に抱き着いてくる。

 

「もうやだ。なんで?なんで私達だけこんな思いしなくちゃいけないのかしら。新川くんの件で……私もう、最近……」

 

「そうだね。こればっかりはタイミングもあったわ。」

 

 つい3日前、命をかけた激闘を繰り広げ、数少ないリアルフレンドに命を狙われ、その子が逮捕されたばっかりなのだ。しかもその子は罪を受け入れ、今後償っていくつもり……あの「ありがとう」はそういう意味だったと思う。そんな事実に直面して、事後処理の一環とはいえあんな奴の相手を心の傷が癒えないままさせられたら……はぁ。

 俺は新川くん警戒してたからあんま思い入れないようにしてたけど、詩乃ちゃんにとって新川くんは唯一同い年(タメ)のリアルフレンドだったんだ。俺よりも心を占める割合はデカかったはず。少なくとも俺よりかは。小さな違いかもしれないが、ダメージの割合はデカければデカい程その小さな違いが浮き彫りになる。

 

「ねぇ出雲。GGO辞めちゃダメかな。」

 

「ダメ。」

 

「……うん、うん。そうだね。ごめん。言ってみただけ。」

 

 ここで逃げたら……それこそ人間として【ダメ】だ。俺達は今後あんな奴の為に心を乱され1世界(ゲーム)から逃げた過去を背負っていかなければならない。それはダメだ。絶対に許せない。

 こういう心の傷は負ってしまったらケアするしかない。身体の怪我と一緒。事件の時もそうだった……いや、詩乃ちゃんの治る速度異常だったから少し違う。

 俺達はよくアルレシャことエンフォーサーに辛辣になるが、それは信頼の裏返しで、怒らない線引き(ライン)をよく分かっているからだ。だからイジれるしイジられることも良い。そんな線引きもよく分かってない一言二言話しただけ*3の奴に土足で乱されぐちゃぐちゃ言われなきゃいけんのだ。

 色々考えていると、どっちのか分からないきゅうというお腹の音が鳴った。どっちにしろ俺も腹が減った。

 

「ご飯、食べよ。」

 

「そうだね。今日俺の日だ。なに作ろうかな……」

 

「一緒に作ろ。」

 

「……そう、だね。」

 

 うーん。スクワッド・ジャムかぁ。

 楽しみなんだけど、出るならまずペイルライダーに自分を省みて配慮が出来るようになってからだな。開催されてもそこが解消されない限り理由つけて行かないつもり。それは俺も詩乃ちゃんもアルレシャも分かってる。だからアルレシャは俺達に選択を委ねたのだろうし。アイツなりの抵抗だったんだろう。

 

 その後、お互いがお互いの存在でなんとか保っている精神状態のまま、夜ご飯を作って食べた。人間不思議なもので、腹が満たされたら少しマシになった。単純だな。

*1
それか限界突破して呆れ諦めた。

*2
所謂エンジョイ勢。

*3
しかも命を懸けた大会中に。




【小説情報】
 キャリバー編について。
 前も言いましたが知らない子ですねぇ……というジョークは置いといて、超簡単に言えば普通に俺がキャリバー編あんま好きじゃないだけです。嫌いじゃないヨ!!
 詳しく言うと、まずキャリバー編のシノンちゃんクソかわなのは認めますが、「この剣を抜くたびに、心の中で、私の事思い出してね」ってシノンちゃんがキリトくんに言うシーンの無いキャリバー編に価値ないでしょ(過激派)。
 やるとしても、原作通りシノンちゃんが落ちてくエクスキャリバーを拾うと思うんですが、そのあと上記の台詞ヤン詩乃ちゃんが言うわけないですし。言っても「拾い直したよ。はいどうぞ」くらいです。キャリバー編はあの台詞のシーンの為だけに用意された章なんだから(超偏見)要らないよね?って話です。
 後、時間軸の描写がめちゃくちゃ難しいです。
 キャリバー編は12月28日(多分)なんで、やるとしたらごちゃるんですよ。今話のペイルライダーとのお話(12月17日)→キャリバー編(12月28日)→第1回スクワッド・ジャム編(1月〜2月頃)になりますが、キャリバー編の前に(スクワッド・ジャム編の展開を上手く取り除いても)まぁまぁの文字数のペイルライダーへの説明があるんで、その後になんとか書くとなると……ね。
 一応設定的にはキャリバー編は今作にも存在はする予定です。ラノベ版ね。アニメ版トンキー居ないから。ALO始めたばっかりのシノンちゃんとシュウくんがキリトくん一行とヨツンヘイムへ参加して、原作通りシノンちゃんが弓でエクスキャリバー拾い直してキリトくんはエクスキャリバー持ってる設定です。未来の話で申し訳ないですが。まぁマザーズ・ロザリオ編をまともに書かないので、現状ほぼ死に設定ですが……
 今後の原作時間軸のユナイタル・リング編でエクスキャリバー出たら生きるかも。ユナイタル・リング編詳しくないけど。

SJオリキャラの武器悩んでます。候補からアンケ取ります。

  • Thunder.50
  • デザート・イーグル.50AE
  • .500 S&W Magnum
  • .460 S&W Magnum
  • Raging Bull
  • Magnum Research BFR
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