【リメイク版】不遇な朝田詩乃に寄り添いたい。 作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_
リメイク前のお正月特別編に4000文字程加筆・修正したものです。
まぁまだ私の時間軸では年明けてないんですけどね(2024/12/27 12:40:28)
年末年始は仕事が忙しいので、今のうちに予約投稿しておきます。
「初詣に行きたい。」
「……珍しいわね。貴方がそんな事言うなんて。」
そう?今までは家族と行ってたから、今回は詩乃ちゃんと二人きりで行きたいよね。
家族で行ってた時も、何故か詩乃ちゃん居たけど……そげなことはどうでもいいんだよ!
「でもここらに神社なんてあったかしら?かといって、あんまり混むような所には行きたくないわよ。私が人酔いするの知ってるでしょ?」
「うぅむ……」
ただの思い付きで言っちゃっただけだし、まだ12月30日の昼だし。まだ時間あるし。調べられるし!諦めるにはまだ早いよネ!
「出雲大社とか混むよなぁ……」
ちょっと気になってた出雲大社。俺と名前が同じなんだよ!それだけだけどさ!あと普通にデカい。初詣と初日の出の有名スポット。
「………言っとくけど私は無神論者よ。」
「俺も神様なんて信じてないけどね。」
転生者がこんな事言っていいもんか。まぁ別に神様と会って転生した訳でもなし。別にいいでしょ。
「はぁ…………」
やめてよそのジト目。俺別にドMじゃないから喜ばないよ。
わかった。わかったよ。俺が悪かった。ね、一緒に近くの混んでない神社探そ?
「でも初詣なんだし、何処の神社も混んでるんじゃないの?」
「うーん……お正月イベントとかやってるような神社なら、有名所程じゃないにしろ混んでるだろうねぇ……どこもイベントみたいなもんなのはわかるけど。」
詩乃ちゃんと色々相談した結果、混雑具合・初詣・有名の3つをおさえた【上野東照宮】に行く事になった。無難だね。まぁまぁ近いし。
……人酔いは?
12月31日。
マイクチェックの時間だゴルァ!あー、テステス。マイクテストワン・ツー……よし!
「おこたは、至高!」
「…………」
無視かぁ。そっかぁ。あ、そのみかん1個ちょうだい。ん、ありがと。でもあーんは恥ずかしいよあーんは。
「なんというか……特別感がないわね。」
「え?」
「炬燵に入って、2人で丸くなってみかんを食べてテレビを見る……今日は大晦日よ?もっとこう……何かないの?」
「ないよ?」
「えぇ……」
そんな事言われたって、しょうがないじゃないか……
大晦日はイベントの中でも珍しいイベントなんだよ。いや1年に1回だしそりゃ珍しいだろとかそういうんじゃなくて、ね?大晦日ってのは、年が明けるまでは特に何も無い。いつも通りだけど、年が明けたその時から、年賀状やら初詣やら新年顔合わせとか色々あるんだよ。大雑把に言えば年越しのあの0:00が特別。
「明けるまではなにもなーいの!」
「……ふぅん。」
「っても年末番組始まるまで本当にやる事ないねー。幸せだからOKですけど。」
「大晦日にGGOって言うのも、なんだかなぁって感じよね……いっそキリトやアスナも呼んで、みんなで年越す?」
おっ。こりゃ珍しい。いつもイベント事は俺と2人っきりで居たがるのに、今回はみんなで過ごそうという提案か。
「それでもいいなぁ……キリトくん達は集まりそうだよね。シリカちゃんとかクラインとか呼んでさ。」
不満顔になったな。なんだよー提案してきたのそっちだぞー。
ちょっと名前出したくらいで膨れるなよー。
か゛わ゛い゛い゛な゛ぁ゛し゛の゛ち゛ゃ゛ん。
「でもさ。やっぱり特別な時間は特別な人と、2人で過ごしたい。」
アフターケアも忘れちゃいけない。こういう不満が重なりに重なって、暴走してあらぬ方向に行くんだからね。ヤンデレと付き合うなら、しっかり考えて発言しなきゃ監禁されたり事件起こしたりするから、気が抜けないよ*1。
「…………そ、そうね!」
恐ろしく早いそっぽ……俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。
「あっそうだ。そういえばこんな物を母上様に送ってもらったのだよ」
「お義母様が?」
こ〜ら。まだ結婚していないぞ!まだね!
母上様ってなんだよとか、テンションおかしいだろとかは目を瞑ってくれ。というかみんなは知らないだけで、基本俺はこんな感じだ。
「人生ゲーーーーム!暇潰しには丁度いいね!2人しかいないけど!」
「こんな絶滅危惧種みたいな、リアルボードゲーム……よく引っ張り出せたわね、お義母様は。」
「おや。覚えてないかい?昔はよく遊んだじゃないか。まだ詩乃ちゃんがよそよそしかった頃だよ。懐かしいなぁ。俺が人生ゲームで設定でも結婚とかしたら凄い睨んできたよね。」
思えばあの時からヤンデレの兆候はあったね……俺が鈍感なせいで全然気付かなかった……
あの頃は、まさか詩乃ちゃんがヤンデレだとは露程も思ってなかったし、
この後むちゃくちゃ人生ゲームした。
さぁ現在時刻は23時59分!今年も終盤であります!何年かは覚えてないけど!
「出雲。」
「なんだい詩乃ちゃんや。」
「来年も、同じくらい私を愛しなさいよ?」
「ふふ。来年も毎年乗算で愛が増えるよ。俺の可愛い愛妻さん。」
そろそろ純愛したいから、慣れてくると有難いんだけどなー詩乃ちゃん。というか自分からなんで振るかなぁ。男としてダメダメじゃん俺。俺の女子力とキザ力がぐんぐん上がっていく。将来は主夫かなぁ……結構マジに。
そして年が明け、除夜の鐘が鳴る。なんか聞こえなくても聞こえるような気がするよね、除夜の鐘って。
「あけましておめでとう、詩乃ちゃん。」
「……えぇ。今年もよろしくね。出雲。」
明日は早いので、人生ゲームを切り上げその後特に何もなく就寝。明日早いからね。俺朝苦手だし。
期待した人、何を期待したか、怒らないから先生に言ってみなさい。
あ、メッセージで知り合いにもあけおめメールしておきました。みんな返信早いねぇ。やっぱり一緒にいるんだぁ。そっかぁ……ハブかぁ…………
キリトくんには「君の彼女さんも俺の彼女と同じ気配するから、気を付けといてね」と添えておきました。ハッハッハッー怯えろ怯えろヤンデレ初心者。別に恨みはないが。別に恨みはないが!*2
「寒いわね。」
「今年は随分と冷え込んでいるなぁ。」
手袋耳当てマフラーコートと完璧な防寒対策をして初詣に来ました。なぜ神は真冬の朝に1年の朝を持ってきたのだ?キリストさんが後2ヶ月遅れて生まれてたら……まぁそれはそれで文句言っちゃいそう。キリシタンごめん。
「あ、おみくじ!おみくじやろうよ!」
「わかったから……」
詩乃ちゃん元気ないねぇ。いつもは逆なのに……今は俺が詩乃ちゃんをエスコートしている感じだ。
……ん?それって普通なのでは?普通は男が女をエスコートするものなのでは……?
「んーんー……」
「あ、大吉。」
なにぃ!?だ、だだだだ大吉だと!?*3
「は、はぇ……?」
「いきなりどうしたのよ。別にない事じゃないでしょ?大吉は大吉。ほら。見なさい?」
詩乃ちゃんの持つおみくじには、しっかりと【
おみくじを読んでいくと、「特に恋愛運が向上。君めっちゃモテんで」的な事が書いてあった。俺以外にモテても仕方がないとあっけらかんと言うもんで、少し照れてしまった。ちくしょう、なんかちょっとした敗北感。
「それで?出雲は何が出たのよ」
「エ゛ッ」
【大凶】
くっ……何故だ!大凶って存在してたのか!噂か都市伝説だと思ってた!これは詩乃ちゃんに運気を吸い取られてるとしか……思えないぃ……
「そ、そんな目で見られても……私からは何も言えないわ」
……えーっとなになに〜?
【何をやっても上手く行かない】?
【想い人が離れていく】?
【友人が離れていく】?
「詩乃ちゃんは俺から離れる気があるかい?」
「例え地球の引力が私達を引き裂こうとしようが絶対に離れない。」
この大凶嘘っぱちじゃないかー!適当な事書きやがって……何でこんなもの信じる必要があるんですか?大凶なんて結んでやるわ。知ってる?悪いヤツが出ちゃった人は神社に結ぶんだよ。良い奴は財布とかに入れる。詩乃ちゃんは大吉を結んで行った。なんで?
「ほら、神様にお願いしに行くわよ。」
「やっぱり何か願うんだね?無神論者さんや。」
からかうようにそう言えば、溜息を吐いた後に少し真剣な顔になる。
「居ないと思う、って程度よ。居たとしても、それは人が思っているような聖人君子じゃない。
……でも、まぁ無神論者っていうのは撤回するわ。
クスリと笑い、俺の顔を覗くように見る詩乃ちゃんと目が合い、頬をポリポリと掻きながら目をそらす。今俺の顔は赤いだろうなぁ……
「そんないい人かな。その男の子は。」
「えぇ、いい人よ。」
「……その男の子が好きかい?」
「愛してるわ。」
「ずっと一緒に居たいって思えるくらい?」
「前に「来世も一緒に居てあげる」って言ってくれたもの。彼に嘘をつかせるわけにはいかない。」
「……そっか。」
「えぇ。」
「詩乃ちゃん。」
「何?」
「好きだよ。」
「フフ。私も!」
初詣の全行程を終え、帰路へ着く。なんかこう言うと作業みたいに思えるけど、楽しかったし良かったよ?また来年も行きたい。もちろん詩乃ちゃんと。
「詩乃ちゃんは何を願ったの?」
「……何も。勿体ない事したなぁって、今後悔してるところよ。」
「そっか。僕はね……僕を
「そう。」
それから、家に着くまで俺達の間に会話は無かった。
ずっと繋がれていた手に、少し力を込めて握ってみると、握り返される。
……幸せだなぁ……
家に帰って、ALOにログインする。
年越しは誘われなかったが*4、新年顔合わせというか━━━━VRMMOで顔を合わせるのを新年顔合わせと言っていいのかは分からないが━━━━お正月にみんなで集まらないか?とキリトくん達に誘われたのだ。
「よっす。」
「勢揃いだねぇ。俺達で最後?」
「いいや?まだ来るぞ。」
ALOにログインしてキリトくんとアスナちゃんのホームに行くと、錚々たるメンバーが集まっていた。とりあえずみんなに挨拶しに行こう。
「ようリーファちゃん、リズちゃん、シリカちゃん。」
「あ!こんにちは!」
「シュウも来たのね。」
「どうもシュウさん!シノンさん!」
ALOで知り合ったVRMMOゲーマーの3人に挨拶する。ちなみにだが、リアルでも知り合いである。それでもゲーム内で新年顔合わせするのは、流石に廃ゲーマー過ぎるか俺達は……
「あいも変わらずおあついこって。」
「あら。羨ましいの?」
リズちゃんの煽りにシノンちゃんが煽り返す。リズちゃんはこういう時ことある事に恋愛関係を弄ってくるが、毎回毎回飽きないの?どうせ俺がいるのに??
「えーえー羨ましい、羨ましいわよ。」
「リズはもっとがっつくべきなのよ。」
「シノンみたいには出来ないわよ!ねーシリカ?」
「うっ……は、はい。」
「アハハ……」
リズちゃんは原作通りキリトくんの事が好きらしい。シノンちゃん伝いに聞いただけだから、俺はよく知らないけども。シリカちゃんも。リーファちゃんは……そういえばあんま聞かないな。てか言い辛いんだろうな。義兄妹だし、アスナちゃんも居るから1番難しい立場だ。可哀想に。
「リーファちゃん。」
「は、はい?」
「応援、してるからね。」
「……は、はい??」
うん、ごめんね。自己満。やめてシノンちゃん睨まないで。
その後、三人衆と別れ、今度は男衆に会いにいく。
「よークライン。エギル、エンフォーサー。」
「おぉ!シュウの字じゃねぇか!」
「その呼び方やめろ。癖だな最早。」
「よぉシュウ。たまには飲みに来いよ。シノンも連れてな。」
「酒は飲めねーけどなエギル。」
「フフフ。私も是非……」
「えぇ?」
「な、なんで嫌そうな顔するんですか……?」
クラインは昔からの付き合い、エギルとはALOで出会ったが、リアルの【ダイス・バー】でもたまに飲みに行く。もちろん酒は飲めないので、雰囲気で場酔いする程度だけど……エンフォーサーは言わずもがな。俺がふとALOに行く話をしたら、エンフォーサーはすぐに俺に色々レクチャーしようとしてきた。どうやらエンフォーサーはGGOとほぼ同時進行でALOもやっていたらしく、魔法の詠唱なども速かったし覚えている呪文の数も多い。本当に、何コイツ。記憶力バグってんの?*5
というか、エンフォーサーコイツ、前々から思ってたが……
「お前、実は寂しがり屋だろ?」
「ふぁ!?」
「えぇ?エンフォーサーが?」
シノンちゃんが疑問符を浮かべる。
「べ、べ、べ、別にそんな事は……」
「焦り過ぎで逆に違うという心理?でもさ、確かにエンの字は結構構ってちゃんな所あるよな。なぁエギル?」
「分からんでもない……が、それはお前もだろ、クライン。」
「えぇ飛び火したぁ……」
面白いなコイツら。年末誘わなかったくせに。年末誘わなかったくせにーーー!!*6
会話も程々に、最後にこのホームの持ち主の所に行く。
「キリトくん、アスナちゃん。」
「挨拶は終わったの?シュウくん、シノのん。」
「まぁ大体ね。」
俺がそう言うと、すぐにアスナちゃんが青い長髪をなびかせながら、パンと手を合わせる。
「そう。良かったわ!ね、シノのん!ちょっとみんなの所行こうよ!」
「そうね。お呼ばれしようかしら?」
そう言って、シノンちゃんを引っ張ってアスナちゃんはみんなの所に向かっていく。
こう見ると、シノンちゃんは大分外向的になったよなぁ。昔ならバッサリ一刀両断してた。まぁ助かったよアスナちゃん。あ、言っとくけど別にアスナちゃんに嫌われて避けられてるとかは無い……と、思うよ?普通に狩りとか行くし。
「お疲れ様。」
「本当になぁ。」
俺とキリトくんは第3回B.o.Bの後も、こうやってよく2人で話している。てか俺とキリトくんはお互い単独で会う機会が少ない*7ので、こういう場では2人きりになれるようお互いの恋人が気を使ってくれる。
「シュウ、お前、年始のアレはなんだ。」
「アレ?……あぁ。メッセの事ね。」
「君の彼女さんも〜」云々のメッセの事を言っているらしい。
俺はALOのオレンジジュース*8を飲みながら、メッセの意図を伝える。
「たまーにさ、「誰か見てる?」って感じする時ない?」
「どゆ意味。」
「いやホント……日常生活してる時に、「貴様!見ているなッ!!」ってなる時ない?」
「そんなパンの枚数数えてない吸血鬼みたいなセリフ……まぁそうだな。あるかも。」
「アレだよアレ。お前、インプラントで体に機械入れてたろ。それもあるけど。」
「シュウはあるのか?「貴様!見ているなッ!」って時。」
「ある。ちなみに13枚。私は和食ですわ。」
「は?」
「伝わらんか。まぁいいけど。それで?」
「ってもなぁ……別にそれは了承したし……なんなら心拍測るアプリ組んだの俺だし。」
「お前も大概だな?」
キリトくんは、GGOの時の依頼などをよく受けるらしく、様々なVR世界を渡り歩いている。そのバイトを始める際、毎回毎回体に電極をペタペタ貼られるのが面倒で、インプラントで体に機械を埋め込んだらしい。その際アスナちゃんがバイタルデータをこちらにも提供するよう提案したんだとか……
「俺もシノンちゃんに勧めてみようかなぁ。」
「やめとけ。お前も埋め込まれるぞ。」
「ん?言ってなかったっけ?俺もうこめかみにチップ入れてるよ。」
「……え、はぁ!?お前!そんな……そんな一昔前の都市伝説みたいな事してんのか!?」
「5Gが云々的な?アルミホイル巻くかぁ……まぁそんな冗談も程々に。第3回B.o.Bが終わった後、シノンちゃんに心拍はもちろん脳波や血中酸素濃度も分かるチップを手術で入れさせられたんよ。」
「普通になんで?」
「いやほら、シノンちゃん心配性だから。」
「……お前……えぇ?」
「キリトくんは胸だっけ。良かったね脳波は図られなくて。俺の場合過度に興奮したりすると通知行くらしいよ。」
「最早何も言えねぇぜ……」
「え?なんかおかしい?俺は手術させるのが怖くてシノンちゃんに埋め込んでないだけで、心拍ぐらいなら腕時計付けてるからそこから把握してるよ?」
「…………」
黙ってしまった。え、どうして?
縁もたけなわ。ALOの仲間達とワイワイ騒いでいると、リアル時間で結構夜中になってきた。楽しい時間はあっという間だね。
「みんなは何時まで起きてるの?」
「私はもう寝るかな……」
「私もです……」
リズちゃんとシリカちゃんは限界のようだ。今もうつらうつらと船を漕いでいる。ここで倒れるように寝てもセーフゾーンなので大丈夫だとは思うが、まぁそういう訳にも行かないのだろう。特に彼女らはSAO
「キリトくん、ここは何時まで開けているのですか?」
「別に起きてる奴がいるならずっと開けとくけど。なんかすんのか?エンフォーサー。」
「よぉし!クラインくん、エギルくん、シュウくん!その他男性諸君!!集まりなさい!!」
どうやらエンフォーサーがみんなを集めているようだ。集めているのは男性のみ……
「なんだぁ?」
「フフフフフフ。皆さん、今から男だけでカラオケオールしませんか?」
「高校生かよ。かわいこぶんな。」
「……痛い。」
少々辛辣な俺の言葉にちょっと怯み、エンフォーサーは言葉を紡ぐ。
「まぁいいじゃないですか!こんな機会あんまりないんですから!紳士のみの歌唱大会しましょう!」
コイツ構ってちゃんバレしたから開き直った……?
別に俺はいいが。と賛成すると、みんなOKしていく。一部脱退した者も居るが。
集まったのは、俺、エンフォーサー、クライン、エギル、レコンくん、ユージーン、モーティマーくん、キリトくん、シンカーが集まった。
「レコンくんとユージーン、モーティマーくんはともかく、キリトくんとシンカーは恋人大丈夫かな?シンカー、新婚さんでしょ。」
「大丈夫だよ。たまにはこういうのも参加したいし。僕的には、ユリエールとの事もあるけどMMOストリームの正月特番を書く事が億劫だよ……」
「そんなユリエールさんが億劫みたいにぃ。」
「や、やめてよ!そんなつもりないからね!?」
「分かってっスよ。茶目っ気茶目っ気。で、ユージーンは何故来てくれたのかな?」
「いちゃまずいか。」
「別に?意外というか、こういう
「……え私は?」
「モーティマーくんは意外とミーハーじゃん。」
「前から気になってたんだが、何故弟のユージーンは呼び捨てなのに、兄であるこの私は「くん」付けなんだ?」
「ミーハーだから。」
「酷いな。」
だってそうなんだもん。
ユージーンとモーティマーくんはALOで知り合った剣豪と知将である。ユージーンは魔剣グラムを操るALOの対人スキルで言えばトップ層に名を連ね、モーティマーくんはサラマンダーの領主で頭が切れる。どちらもALOのトッププレイヤーだ。キリトくん人脈凄いな。いや、この場合人望か?
「レコンくんはリーファちゃんの所行かなくてよかったの?」
「だ、だってリーファちゃんのとこはいつも、お義兄さんさんいるし……」
「リーファをもうとった気でいやがる。そして俺を邪魔者扱いしないでくれ……」
「そ、そんなつもりないです!後半は!」
お兄義さん?ニュアンスおかしい。でもレコンくんには是非その調子で頑張って欲しい。頑張ってリーファちゃんを幸せにしてあげて欲しい。君ちょっとやばいけど。*9
その後、恋人が居る勢は許可を頂き、男だけのカラオケオール大会が始まった。
ちなみに優勝はモーティマーの【およげた〇やきくん】で【98.279点】。モーティマーくん……
最下位はエンフォーサーの【アンパ〇マンマーチ】で【60.000点】。エンフォーサー……お前何故カラオケ提案した??機械に接待されてるぞ。
そんなこんなでカラオケオールが終わり、ログアウトすると、隣の詩乃ちゃんはもう眠ってしまっていた。流石に朝だし、仕方ないね。
おやすみ、詩乃ちゃん。
【小説情報】
今更ですが、タイトルに「if」とついてるものは「本編とは関係なく、別世界線の話である」という意味です。その名の通り時系列やら関係性やらを気にせず、好き勝手やりたいから付けた設定です。
なのでifで原作では名前しか出ていないモーティマーくんを出したんですね(メガトン構文)
クリスハイトこと菊岡さんはお呼ばれはしたけど仕事が忙しくて行けなかった模様。社畜は辛いね。