20年以上前のエピソードだけど何故か記憶に残ってました
クレしん参照は多分映画エピぐらいしかもうやらないと思います
「それにしてもシロちゃんって大人しいというか、賢いですよね〜」
「いきなりどうしたの? お手」
『アン』(お手)
「シロちゃんを飼い始めてまだそれほど時間が経ってないのに、アヤベさんの言うことをしっかり聞いているじゃないですか」
「そうね、ここまで手がかからないというのは想定していなかったわ。 おかわり」
『アン』(おかわり)
「それにゲージを飛び出して部屋の中で暴れたりとかしてないですし」
「まだしていないだけかもしれないけれど。 伏せ」
『アン』(伏せ)
「授業中とかに面倒を見てもらっている寮母さんからも『実家の犬よりしつけがしっかりしている』って言ってましたよ」
「前の飼い主がしっかり教えていたんでしょう。思い付きで動きそうな人だったけれど。 ハイタッチ」
『アン』(ハイタッチ)
「シロちゃん芸も達者ですし、賢いって評価になるのは何もおかしくないと思いますよ?」
「まあ私もシロフワーヌが賢いと思うときはあるわね。シロフワーヌ、ご褒美のオヤツよ」
『アン!!』
「例えばどんなときですか?」
「シロフワーヌがトイレの場所を直ぐに覚えたことかしら。
覚えなくて苦労した話はよくあるらしいわ」
「そうですねー。
こういう部屋で飼うとベッドで催されるとイヤですからね。
カレンも特に心配していた所ではあります」
「あとは……寮の間取りをもう覚えているみたいなのよ」
「え?」
「信じられないかもしれないけど、最低でもこの部屋と玄関、寮母さんの部屋と洗い場の位置は覚えているわね」
「シロちゃんを飼い始めて数日だから……まだ二桁も行き来してないですよね?」
「そうなのよ。
匂いをたどれれは不可能ではないとは思うのだけど、700人以上人がいる栗東寮でまだ数日しか住んでいないシロフワーヌが嗅ぎ分けできるのかどうかは疑問だわ」
「やっぱり賢いって評価に落ち着きますね……。
あ、そうだ! この間アヤベさんも好きそうなわたあめを出しているお店をウマッターで見つけたんですけど、今度一緒に行きませんか?」
「……シロフワーヌもいるし散歩のついでにならいいわよ」
『アン』(わたあめ)
「なら今度のお休みの日に行きましょう! って、シロちゃん何かしてますよ?」
「こ、これは……。
丸まることでシロフワーヌのふわふわな毛並みを前面に押し出しつつ、頭や尻尾を完全に隠しているさまはまるでわたあめのよう……。
触り心地は……、……最高としか評せないわ」
「アヤベさん、完全に夢中になってる……」
「いいものを見せてくれたくれたお礼に追加のオヤツよ」
『アン!!』
「……アヤベさんがシロちゃんを甘やかし過ぎないようにカレンがしっかりしてないとダメかな?」
シロフワーヌのヒミツ
求められてはいなさそうだけど、こっちにきてからやってなかったのでわたあめをやってみた。アヤベさんからは大好評だったのでご満悦