ジョジョノ奇妙ナ学園ボツ案シリーズ 見たい方だけ見てください   作:エア_

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タイトルどおり千冬と承太郎の関係を悪くした場合です。

こっちの場合は、互いに本音で言い合い、承太郎はそんな彼女を尊敬していて、千冬は自分のことが嫌いなのだろうと思い込んで距離を置いてる。見たいな感じです。

千冬がネガティブっぽくて書いてる途中自分のネガティブな部分が暴走しそうになり、これ以上はいけないと没になりました。なので途中で終わってます。


没案その1 第二話 千冬と承太郎の仲が悪い場合

日本の空港に、黒いスーツの似合う美しい女性がそこに存在した。大和なでしこを体現していて、さらにこの時代の風潮を象徴するような強い女性という印象が最も多く感じられる。

 

そのスーツの女性。織斑千冬はイラつきを隠せないでいた。

 

そう、今回IS学園に転校してくるはずの人間を乗せた飛行機が未だに到着しないのだ。機長によると、ハイジャックに遭ったのではないか? とのこと。

 

何故言い切れないのかは至極簡単なこと。応答がないからだ。

 

到着時刻を大幅に遅れたドイツ→日本の航空機が一つ存在することが分かるとすぐにコントロールセンターからその航空機に応答を求めた。

 

しかし、返答はなく。何度も回線を確認したが接触も良好、悪いところなど見つからなかった。

 

「・・・・・・ラウラ」

 

千冬はかつての教え子、ラウラ=ボーデヴィッヒの安否を心配した。流石にハイジャック犯に遅れをとりはしないだろうとは思われるが、今回は戦場とはわけが違う。そう、ざっと200人をのせた旅客機の室内での戦闘となるのだ。人を救助するのが最優先であり、まともに身動きが取れない状況でもある。

 

「・・・・・・いったいどうする?」

 

一応、コントロールセンターに赴き、指示を仰いだところ

 

『流石にブリュンヒルデ殿に迷惑はかけられません。我々にも誇りがあります。我々でも手がつけられない時に関して、一時的にこのコントロールセンターの全権限を譲渡します。それまでは一般ロビーでお待ちください』

 

と待機を命じられたのだ。

 

いくらブリュンヒルデであるといっても、それはISに対しての権限が絶対的にあるだけで、飛行機やら軍、自衛隊での権限は客将と変わらない。一時的に中佐の権限が与えられるだけなのだ。

 

「・・・・・・」

 

千冬は考えた。所詮、力を持っていようが、世界の基盤は【変わりはしない】のだな・・・・・・と。

 

そんなとき、ケータイが鳴った。紛れもなく千冬自身のケータイからだ。この緊急事態に誰がかけてきたのだろうかと、苛立ちがさらに増す。

 

相手の名前の表示を見た瞬間に、そのイラつきが頂点に達した。

 

 

 

その頃、我らが承太郎たちはと言うと。

 

「ちっ、厄介なことになりやがったな」

 

「・・・・・・どうしましょう。我々がうかつに動いては、乗客に危害が及びます」

 

「まぁ待ちな。物事ってぇのはだいたいタイミングがある。ようはそのタイミングを待ち、ピシャリと合わせられるかが問題だ」

 

「つまり、【果報は寝て待て】ということですか」

 

そういう事だ。と承太郎はラウラとのプライベートチャンネルを一時的に閉じ、打開策を模索していた。

 

今状況を軽く説明すると、ISを装備した人間によるハイジャックテロである。数は1人。いかにも人を見下しているような女ただ一人だった。

 

「てめぇ等の中に一人。男でISを使える奴がいるはずだ。出てきな」

 

そして、内容は明らかに承太郎自身の身柄確保と来た。これではますます動きづらくなった。何故なら自分が素直に名乗り出たとしてここの乗客員が無事に開放されるとは限らないからだ。本来なら真っ向から潰しにかかるはずの承太郎だが、何も訳の知らない赤子とは違う。もしもISに適合してから一年以内だったら真っ先に手を出していただろう。だが、今の承太郎は違う。ISについてのレクチャーを受け、今の自分の立場を明確に理解している。

 

だからこそなのかもしれない。対応に困ってしまうのは。

 

(俺のISで潰すと一言で言えば簡単だが。こいつが何を仕掛けているかがわからねぇんだ。昔の俺ならともかく・・・・・・今となっては昔の俺が羨ましいぜ)

 

承太郎は、焦りはしないが判断を渋っていた。

 

「出てこねぇなら。この一番前の客から殺して行くんでよろしく」

 

「ひっ、ひぃいいいいいいいいいい」

 

完全に脅してきた。判断が遅れた所為なのか、もう名乗りを上げる以外に選択がなくなった。

 

(・・・・・・やれやれだぜ)

 

そうして、承太郎は昔の自分を思い出しながら立ち上がり、真っ直ぐ武装をしている女の前まで歩き出した。

 

「あん? 何だてめぇ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ゴゴゴゴゴゴッと周囲の空気が震える音が聞こえた気がした。そう、承太郎のその威圧感からなのかも知れない。

 

その姿に女はたじろいでしまう。それは仕方がないだろう。何故ならその体格は圧巻の195cm。それはISに乗っている身としてもたじろいでしまうのは仕方がないのかもしれない。

 

「な、なんつーでかさだよ」

 

 

 

 

「・・・・・・もしもし」

 

[Hey 千冬! 元気にしてたかい? Baby?]

 

「・・・・・・すみませんが、今取り込み中でして」

 

まぁ待て。今は冷静になるときだ。織斑千冬。この人はいつもこんな感じだろう。と頭の中で冷静になろうと勤めた。

 

何を隠そう。相手はあのジョセフ=ジョースターなのだ。

 

織斑千冬がとある事情でドイツにいる時。そこで知り合ったのが出会いのきっかけだ。

 

当初からジョセフは気さくな人間で、とても老人と言う歳には性格から見えなかった。むしろその性格のせいか、年寄り扱いされないので、いつもスタミナ切れに悩まされるほどだった。

 

そんなジョセフが千冬は苦手だったのだ。

 

その理由は互いの性格からだった。

 

織斑千冬は一言で言えば真っ直ぐな性格だった。曲がったことが大の苦手で、その事から得意な武器は剣ただそれ一振りだけだった。だからこそなのだろうか、特化したもので相手を自分の有利な場面に引きずりこみ、剣を叩き込み切り裂く。愚直に真っ直ぐなぶれない性格なのである。

 

対してジョセフといえば。暴力的で気性が激しく、さらに軽い性格をしている。某チョロコットさんが見たら血管ブチ切れものかも知れない。さらに目上の者に対しても関係なく茶化したような接し方をする。

 

そんな曲がりくねった性格に、千冬は苦手意識が酷かった。

 

しかし、そんなジョセフが時折見せる芯の硬さ、垣間見える正義と勇気の心に完全煮に嫌いになれないという本当に何ともいえない感情を向けていた。

 

[HAHAHA そんな事いうなよlittle girl? 俺と千冬の仲じゃあないか]

 

「・・・・・・それで、用件はなんですか?」

 

千冬のスルーにケータイの向こうのジョセフも苦笑い。千冬はイラつきを隠せないでいたのだ。冷静になるって言ったのはどこのどいつなのだろうか。

 

[今日くらいにワシの孫がお前んとこのお嬢ちゃんと空港に着くから、そいつの迎えをよろしくと思ってな]

 

「・・・・・・事前にボーデヴィッヒから聞いています。しかし、承太郎も一緒とは聴いていませんでしたね」

 

[ワシが頼んだんじゃよ。本来なら別の者が付き添いだったんじゃが、承太郎の性格を考えれば、お嬢ちゃんが適当じゃろ? なんせ承太郎のISは]

 

無類の強さじゃ。ジョセフの放った言葉に、千冬は目をまん丸に見開く。そう、彼女がドイツにいたときを思い出しながら。

承太郎がどのような人物だったのか。そして、彼の使うISがいったいどういった代物だったかを。正確に、全てを思い出した。

 

空条承太郎の危険性を

 

「・・・・・・今ちょうど、その二人が乗っている旅客機がハイジャックに遭ったそうです」

 

[ほう、それで?]

 

千冬の情報にジョセフは耳を傾ける。しかし、どういうわけか別段心配ではなさそうな声色をしている。

 

「・・・・・・はい。やつの性格上・・・・・・ハイジャック犯は重傷じゃすみません」

 

[そうじゃな]

 

「何故事前に言ってくださらなかったんですか。言ってくだされば私が直接出向いたものを」

 

 

怒りが込みあがる。危険人物と認識していた存在をこのケータイの向こうにいる老い耄れは野放しにしたのだから仕方もないだろう。承太郎は芯の固い男だが、それと同じくらい頑固でもある。そしてさらにいえばこの青年、非常にキレやすい。キレればすぐに手を出すような印象しか持っていないのだ。

 

[そうすれば小僧はお前さんを無視して一人で帰っただろうな]

 

「それはそうでしょう。奴は私が嫌いですからね」

 

互いの譲歩のお陰か表立って対立をしなかったと千冬は呟いた。

 

[そうじゃあない。千冬。お前はあいつを勘違いしておるぞ]

 

「それは? あんな短気な男のいったいどこを勘違いしていると?」

 

[千冬・・・・・・小僧はお前を尊敬しておる。そんな尊敬している人間をわざわざ自分のために寄越させるわけがなかろうが。小僧はれっきとしたジョースター家の末裔。真に敬意を払っている人間にそのような事をさせる訳がなかろうが]

 




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