ジョジョノ奇妙ナ学園ボツ案シリーズ 見たい方だけ見てください   作:エア_

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篠ノ乃束への脅しを考えたときにこうなりました。

すこし自分でも身震いするようなのを考えるぞーと思って書いたんですが、こうなりました。

つまり没案です。


第六話 篠ノ乃夫妻殺害

 

 

「・・・・・・テメェは、いったい」

 

「ん? ・・・・・・なるほど、そういう事か。貴様は本能でこの私の正体を理解したか。流石はこのDIOに対しての唯一なる障害」

 

何かを理解したのか、海の上に立つ黄色に包まれた男は不敵に笑ってみせ、そしてその圧倒的存在を見せ付けた。相対した二人はその眼前に現れた謎の存在に、驚きを隠せずにいた。不意に承太郎は自分と同じ存在だと本能的に感じ取る。それがどう意味なのかすらも理解出来ない。だが、この目の前の存在は同じ部類の存在だと認識したのだ。

 

「“スタンド同士は惹かれあう”とはよく言ったものだ。このDIO直々に貴様の下へ行くことになるとはな・・・・・・それも、標的に会うために来たというのに」

 

男は束を見つめたまま、ゆっくりと海に波紋を作りながら近づいていく。歩む足を一歩ずつ出すたびに、その存在感が増して行き、周囲の存在をかき消す。そして全てを自分の存在へと塗り替えていった。束はその存在を恐怖のために理解できないでいた。この目の前の存在に、空条承太郎よりも恐ろしいナニカを感じ取っていたのだ。

 

「まず初めに言っておこう篠ノ乃束。私に永久の忠誠を誓わなければお前の妹はこの海上にて死ぬ。その事を踏まえてからお前は私の問いに答えよ」

 

「な!? いきなり何様のつもり!? 私に直接ならともかく、箒ちゃんを交渉の材料に使うなんて、死んでも償いきれないよ!!」

 

彼女の睨みが更に増した。彼女が異世界の気の使い手ならばどれほど頼もしいものだろうか、しかし残念ながらこの世界にはそんな龍球的要素は全くといっていいほど存在していない。ゆえに彼女の睨みは男にとっては何の傷みにもなりはしない。

 

「ほぅ? それが答えか? ならば仕方がない。篠ノ乃箒にはこの瞬間、舞台から永遠に退場してもらおう」

 

「ま、まって!」

 

男の躊躇無さに束は改めて恐怖した。目の前の存在はやると言えば必ずやる凄みが存在した。急に嫌な汗が彼女の体に纏わりついてきた。一歩間違えば自分の大切な妹を失うかもしれないのだ。この目の前の存在に従えば何をするかは知らないが、妹を助けられるのもまた事実。しかし、彼女の天才としてのプライドがそれを阻んでいた。

 

何者にも屈しはしない。それが篠ノ乃束の掲げたプライドだった。

 

その有り余る才能の所為で影ながら疎まれた彼女の破天荒な行動の所以、そして彼女の根源と言っても過言ではない。彼女のその高慢さ、身勝手な行動。その全てがその掲げたプライドによる行動といって良い。

 

だが、今はそのプライドが、彼女の選択の手を濁らせた。妹は助けたい。だがプライドが屈する事を邪魔する。しかし目の前の存在が行っているのは出鱈目かもしれない。だが本当なのかもしれない。

 

「クククッ、あぁそうだ、そうだった。お前の選択を一択にする為に一つ手を回したことがあるのだった」

 

「な、何をいったい」

 

男は未だ不敵に笑いながら、二人を見下すように仁王立ちのまま動かない。承太郎もすぐにスター・プラチナを展開したいが、相手が既に手を打ってしまっている。迂闊に手を出せば箒に被害が及ぶ。それは避けなくてはならない。

 

だが、彼の事情などいざ知らず。男は衝撃の事実をその手のものと同時に突きつけた。

 

 

 

「貴様の両親の血は、中々の美味だったぞ?」

 

 

その手の中に存在したのは、篠ノ乃束の父が持っていた家宝の小太刀だった。

 

 

 

 

パタリッと海岸に膝をつく女性がいた。目を見開き、顔を真っ青にさせ、次第に涙を流し始める。あまりにも衝撃的な事実に絶望をしたのだ。

 

状況の全くつかめない承太郎は、男が持つものが束の両親のものだということだけを理解し、そこから彼女の両親が殺されたのだという事実に自らの推理力で導き出した。そして、憤怒した。

 




ミジケー 
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