この2010年頃スタートだと「アウトブリードの馬が海外にしかいねぇ」と悲鳴を上げるのが、訓練されたウィポプレイヤーです。
まさか、アメリカも似たようなもんだとはなあ。
フォーエバーヤングも売買交渉の一つくらいはしていると思われるほど、新しい種牡馬をガンガン入れているのに。
ジャンタルマンタルの祖父の話を書いている時に日本牡馬マイルG1完全制覇するとは。
サンデー入ってないし、嫁さんたくさん来るだろう目出度いっ。
トラヴァーズステークス前にリフレッシュの為に日本へ帰ったウィンターウィーク。
「どうして! アメリカで休まないのか!」というアメリカの競馬ファンの慟哭。に、プラスして競馬関係者をも慟哭していることに。
「ファンはともかく、どうして関係者まで??? 開会閉会宣言するアメリカの大統領も三冠制覇した時に熱狂してたけど、本当に人気あるなあウィンターウィーク。それはそうと、日本に帰って休むでしょ。日本馬なんだから」と内々で話し合いながら、外向きには「母馬ホワイトグリントが居る生まれ故郷で休みます」と発表して事なきを得た。
こういう内々の話し合いの内容を表に出す時に綺麗に塗装する日本のやり方は、気が付いたら外国で大きな軋轢になっていた。そんなよくある事がウィンターウィークでも起こっていた。
日本もアメリカもその事にはまだ気が付いてなかったが。
アメリカで滞在する牧場のオーナーである大好きなハンコッグ氏「ありがとうよ。お前はお前の爺さんが果たせなかった夢を果たしてくれた。サンデーの孫でミスプロ経由しないネイティブダンサーとは、な。嫁さん沢山来てくれるぞ。お前さんは間違いなく種牡馬としても成功する。
……ありがとう、な」
ウィンターウィーク的価値観における「とてもとても優しい人間さん」の一人と離れる時に寂し気に嘶いたが、その分を取り戻すように北野牧場で祖父や母やきょうだいや人間たちと仲良く過ごしながら過ごすウィンターウィーク。
開校したばかりの競馬学校が休みなためアメリカから一緒に来日したケインくんに、毎日乗って貰いながらお互いに笑顔で楽しんでいた。
「竹ちゃんが、嫉妬すんのは分かるよ。あんだけ気性が良くて強い馬の乗鞍だもの。俺も騎手だったら嫉妬してたわ。今は、ああいう馬を育てたいになったけど、米三冠かあ。良いなあ。ホワイトグリント産駒凄いなあ。預託して欲しいわあ」
「いや、嫉妬じゃないですよ嫉妬じゃ。父親のスペシャルウィークでBCターフ制して、一昨年の2006年にホワイトスノーでBCクラシック制覇した騎手に、アメリカに挑戦するってのに一言も無しというのは常識じゃ有り得ないんじゃないかと言っているだけです」
「そういうのを嫉妬って言うのよ」
「……え~、そうなんですかねえ」
「まあ、俺も竹ちゃんと同じ状況ならふざけんな! って暴れただろうしね」
「ですよね! ボクはおかしいことしてないですよね!」
「騎手として普通だし仕方ないと思うよ。テツに、年齢や口で圧かけようと思わんかったん」
「やりませんよ。格好悪いじゃないですか。田柳さんみたいにしますよ。僕に言うこと聞かせるのに一度も年齢や口を使わず、いっつも腕、騎乗の腕で僕を黙らせてくれた田柳さんのように」
「そらそうだろ、騎手だもん。騎乗で勝って言うこと聞かせて先輩ってこういうもんだって見せないとカッコ悪いじゃん」
「ええ、だからホワイトグリントのパシフィッククラシックステークスの時に、ボクだけを悪者にしたのがねえ。ボクをフリーハウスの騎手みたいに何度も潰しておいて、フラワーパークはもちろん、マヤノトップガンを操ってねえ。どうするんですか、マヤノトップガン自在の脚持ってることになってますよ。田柳さんの手綱に従っただけなのに。
そっくりだとか言ってるニシノバディは、全然自在じゃないのに」
「ニシノバディは自在だよ。レース前は分かんないけど、スタートした時にはアイツが走りたいと思っている走り方が分かるじゃない」
「ええ、まあ」
「それに合わせて走らせれば素直に手綱に従ってくれるアイツは、親父のトップガンと一緒で自在だよ。そうだろ」
「すいません。田柳さんなら出来るのは自在じゃないです。一般的にしないでください」
「竹ちゃんが、言っちゃ駄目だろ。新人の時からトップガンたちであそこまでしないと潰せなかった竹ちゃんが」
「あ、ボクを潰してたこと認めましたね。昔は認めなかったのに」
「俺、騎手引退して弟子もいる調教師だからね。弟子の為にも、審議に引っ掛からないように敵を潰すのは騎手の腕の見せ所の一つやと声を大にせんとアカン。
先輩はお前を高評価してるからこそ潰そうとしとるんや。負けるな。盗め。勝ってこそ騎手や。ああやって潰されそうになったらこうしろ。そしたら相手を審議に引っ掛けさせて逆に潰せる。ってよく教えてるからね。
認めるよ。俺が昔、竹ちゃんを審議に引っ掛からないように潰していたのは、高評価してたからだって」
「……ものは良いようですよね」
こういうトークショーの題になりながらものんびりと休んでいた
…………ホワイトグリント産駒を語るスレ(2026)より抜粋
:白雪姫同盟
ちょい前に田柳厩舎所属西森牧場産駒父マヤノトップガン竹優騎乗で重賞勝利したコンビの微笑ましいやりとりだな
:白雪姫同盟
爆笑しとるな二人とも
:白雪姫同盟
預託して欲しい。田柳の恋い焦がれた熱をもった眼差しはちゃんと応えられたな。ロワイヤルプリンスくんとホワイトステイシスくんによって。
:白雪姫同盟
そして、乗せて先輩乗せて僕に。とねだる後輩竹優(騎手会長)。色々あったなぁ。
:白雪姫同盟
タッケはバディを前のレースは逃げでその前は追込みで勝たせてたのに自在じゃなかったのか
:白雪姫同盟
なんだかんだ自在で走らせるあたり、流石は竹優。
:白雪姫同盟
一度も年齢や口を使わなかった。辺りに透けて見える若い頃のタッケの闇
:白雪姫同盟
丘部とか柴野(叔父)とか的羽とか田柳とか南田とか軌道に乗った後の大里くらいだもの、タッケに対して先輩として威を示せたの
:白雪姫同盟
その辺の一流大ベテランくらいしか叩きのめせない腕もってデビューしたからなタッケ
:白雪姫同盟
天才の孤独だよな
:白雪姫同盟
大御所最後の一人な大里もバレンティアの後を追ってこの頃に引退したから、ノリさんや先生やタッケや熊さんが大御所になった頃か。
:白雪姫同盟
うむ、この頃から二十年くらいその人たちが大御所だな。最近熊さんが初めて大御所勢で引退したくらい大御所。
:白雪姫同盟
大ベテランたちが二十年現役するとかさあ
:白雪姫同盟
大御所の定義壊れちゃう。
:白雪姫同盟
騎手って50超えても現役出来るからなあ。骨格から変わって、自分の脚で走るよりも馬乗るほうが楽な体になるとか。
:白雪姫同盟
遊牧民じゃねーか。
:白雪姫同盟
そんくらい乗るからなあ。半生を馬に乗った故の身体。職人の身体なんよ。
:白雪姫同盟
それはそれとしてBCクラシックをウィンターウィークに乗りたいが為に、トークショー前に撫でに行って仲良しアピールに余念がないタッケ。
:白雪姫同盟
なお、サトテツとの方がウィンターウィークは仲良しなのだ。
:白雪姫同盟
サトテツはホワイトグリント産駒みんなに会いに行って仲良くなるからな。
:白雪姫同盟
優しいマッマホワグリが仲良くしている人だからね。スリスリと擦り寄ると必ず優しく返してくれるのだ。
:白雪姫同盟
サトテツはサディストだけど馬に優しい人だからね。だから馬に好かれる。
:白雪姫同盟
ホワグリ産駒みんながマゾじゃないことに
「せっかくだし、お母さんと同じくマゾヒストにしようとは思わなかったのでしょうか?」
「(マゾには)向き不向きがありますからね。痛くて苦しいことに快楽を感じられない馬には無理ですし、無理矢理嗜好を変えるのは馬が可哀想なのでやりません」
インタビューにこう応えるくらいに優しい。
:白雪姫同盟
サトテツに、もっとグリント産駒乗って欲しかったなあ。一頭だけとかさあ。
:白雪姫同盟
北野オーナーは産駒全頭の手綱委ねる気だったんだけどね。他の騎手の熱量凄すぎて、ウィンターウィークだけだった。
:白雪姫同盟
ラストグリントは、何でサトテツじゃなかったんだろうか。北野オーナーはホワグリのラストクロックをサトテツに委ねると明言してたのに。
:白雪姫同盟
ラストの時はサトテツが明確に譲ったんだよなあ。「グリントの子に乗りたいと頑張り、ここまでの騎手になった若者の夢を応援します」とケインに譲った。
:白雪姫同盟
サディストだけど聖人よねサディストだけど。
:白雪姫同盟
ホワイトグリントが大切なマゾヒスト貞操を委ねるわけだ。
:白雪姫同盟
ゲームで描かれているように、マゾヒスト貞操を安売りしないからなホワグリ。色々なトレーナーに声かけられても断り、サディスティックなご主人であると見なした俺らの所に来て、サディストであると証明しなければ正式に契約結ばないほど貞操が固い
:白雪姫同盟
やはり姫君。尻軽ではないっ。
9月第一週に行われる前橋競馬場は1800mダートG1チャンピオンカップが、当時*1は4歳以上の限定戦なため、8月にアメリカに再度渡航したウィンターウィーク。
トラヴァーズステークスをも制して、ワーラウェイ以来に67年ぶりに「スーパーフェクタ(クラシック四冠馬)」。否、その白い毛をもじって「スーパーホワイトフェクタ」と呼ばれるようになった七冠馬である。
そんな彼のオーナー北野氏が、アメリカ競馬界の重鎮と共に、アメリカのテレビ局のトークショーに出た映像が残っている。
「なるほどマンノウォーのように制限するのですね」
「はは、アメリカの英雄に例えられるとは嬉しい。その通りです。80頭と制限数を考えています。自然交配でなければならないサラブレッドが健康で気性悪くならないのは、そのくらいだと牧場長と話し合いましたので」
「そうなると、かなり高額になりそうですね。アメリカ三冠馬にしてアウトブリードです。
昨年のリーディングだけでも、ボールドルーラー系のエーピーインディ、ミスプロ系のアンブライドルズソングやディストーテッドヒューマーやスマートストライク、ノーザンダンサー系のストームキャットやジャイアンツコーズウェイ、マンノウォー系のティズナウ。
それら全てと遠いアウトブリードの三冠白馬。
はっきり言いましょう。アメリカのほぼ全ての牝馬に種付け出来る三冠白馬です。
私も自分の可愛い愛馬に種付けしたくて仕方がありません。
重賞ウィナーになる血統──良血というのは限られた上で交配していくためインブリードになるもの。
インブリードの濃さに頭を痛め、近親交配になりすぎることに背筋が寒くなっているのが我々ブリーダーの現状です。
なのに、ウィンターウィークはアメリカのほぼ全ての重賞牝馬に種付け出来る三冠白馬なのです。
インブリードが濃くなりすぎて、旦那が居らずに種付けを諦めかけている私のアイツにさえも種付け出来る三冠白馬なのですよ。
そんなブリーダーがアメリカには沢山いるのです。
その救世主となる馬が80頭制限。
んなこと許されねえだろ」
「え? すいません聞き取れませんでした」
「いえ、馬の健康のためですね。分かりますとも、愛馬には元気でいて貰いたいのは当然です。一人のオーナーブリーダーとして理解できます(納得はできねぇが)」
「ご理解頂き幸いです」
「いえ……オグリキャップとホワイトグリントには感謝してます。まさか、ミスプロを介さないネイティブダンサー系の三冠白馬とは。
アメリカ競馬界は救われました」
「私もどれほど感謝すれば良いか。本場アメリカの三冠オーナーになれるとは、望外の夢ですわ」
「うらやましい。本当にうらやましい……しかし、だからこそ種付け制限すると問題が」
「なんでしょう」
「一株当たりかなりの額になるのは間違いないでしょう。高すぎると、奥さんが高額馬の良血馬ばかりで、先々袋小路になる危険性があります」
「その辺も考慮し、一株当たりはある程度の金額に抑えて、御神籤にして引いた方に株を渡そうかなと思っています」
「御神籤?」
「ああ、くじ引きですよ。日本では御神籤とも言うので」
「ああ、神道の。オーナーの宗教的に決めるのですね。それならば私は引けるように主に祈りましょう」
この頃は平和だった。
アメリカでの種牡馬入りに疑問の欠片ももっていないアメリカ競馬界と、日本で種牡馬入りさせてアメリカから牝馬来てもらう気満々の北野オーナー。
致命的なすれ違いが明らかになっていないこの頃は平和だった
アメリカ競馬界が「自分の信仰に委ねるならしかたねえわ。くじ当たるように主に祈ろう」と祈るくらいに平和だった
アメリカファンは勿論、アメリカ競馬界もウィンターウィークはアメリカ馬であり、種牡馬入りしたらアメリカで種付けすると認識していることが露になっていない頃は、平和だった。
…………ホワイトグリント産駒を語るスレ(2026)より抜粋
:白雪姫同盟
限られた血が覇権取ることが良血だけど、限られすぎるとどうなるかをアメリカは教えてくれる。
:白雪姫同盟
草競馬は違うけど、クラシック出るような血は限られるからな。
:白雪姫同盟
2008年のアメリカクラシック三冠レースでミスプロの血が入った馬は何頭居ましたか?
はい。33頭のうち18頭です。
過半数とはすげえよミスプロ。31頭が引いてるノーザンダンサーはともかく、ボールドルーラーですら14頭なのに。
:白雪姫同盟
血が袋小路に入ってるだけだけどね。
:白雪姫同盟
三頭全ての血を引いていて「子を残せない」と諦めた馬も居たしなあ。
:白雪姫同盟
ノーザンダンサー入ってないウォリックの40頭制限、それを全て王室の繁殖牝馬で使い切り。で何人も崩れ落ちた訳だ
:白雪姫同盟
なお、2008年アメリカクラシックでヘイローの血を引いているのはウィンターウィークのみ。30年ぶりの三冠馬のみ。
「サンデーサイレンス売却は20世紀アメリカ競馬界最大の失策」とアメリカで慟哭されるのも無理ねえ。
:白雪姫同盟
だから日本で飽和しているサンデー系種牡馬はアメリカに売り飛ばされるんだけどね。買ってくれるから。
:白雪姫同盟
アメリカが詰んでいく様を見続けながらサンデー系種牡馬とキンカメを持っていた社大が「このままじゃ不味い」と怯えてたわけだ。
:白雪姫同盟
キンカメもミスプロの孫だからね。アメリカの主流だから、血が飽和したらアメリカから嫁さん買えねえ……ヤベエ(震え)
:白雪姫同盟
サンデーの血が引いた馬で2011年にダービー埋めた日本ほどじゃないけど、アメリカも袋小路だったよなあ。
:白雪姫同盟
というかサンデー強すぎて急速に詰んだ日本競馬がアレなんだけどね。
:白雪姫同盟
ミスプロは40年弱でクラシック過半数。サンデーは20年くらいでダービー100%。
アカン。近親交配、いやインブリード濃くしすぎたら、ハプスブルグみたく、しゃくれ顎はともかく奇形児とか生殖能力無くしたり知能に異常きたしたりする。
:白雪姫同盟
と、日本競馬界は怯えていたのだ(過去形)
メジロガルダン「その次の2012年からサンデー100%を赦さなかった我を讃えよ」
彼とホワイトグリント産駒牡馬が過去形にしてくれたのだ
:白雪姫同盟
メジロの至宝の偉大さよ。トウカイステージたちも続いたとはいえ凄すぎる。
:白雪姫同盟
滅びつつあったバイアリータークの末がこんなに活躍するとは。凄すぎるよガルダンとステージ
:白雪姫同盟
スイープトウショウを重賞繁殖牝馬にしたメジロガルダンさんっ!
:白雪姫同盟
スイープトウショウとの子のようにマイルでも結果出すからなメジロガルダン
:白雪姫同盟
社大三兄弟に「「「僅かにノーザンダンサー入ってるけど、他は傍流! 海外から種牡馬買わなくて良いんだ! よし、従業員の給料上げて牧場整備にカネ突っ込むぞ!!!」」」と号泣させた絶倫アウトブリード・メジロガルダンは違うぜ!
:白雪姫同盟
「「「もうダメだ! 日本競馬がセントサイモン*2しちまった! ……いや、まだだ! アメリカ血統はまだ居るし欧州血統ならっ! 足元見られて高値付けられてるが背に腹はかえられんっ! サンデー系の儲けを外貨に変えて突っ込むぞ! 海外馬を買え!!!」」」からのメジロガルダンとホワイトグリント産駒牡馬たちによるサンデーキンカメ希釈。
競馬の神ぃ。
:白雪姫同盟
吉沢さんたちは救われたのだ。
:白雪姫同盟
全盛期日高の牧場主が高級腕時計や高級外車買って都会で豪遊していた時期に、軽トラ乗りながら従業員の留学費用だして馬買って新しい機械買って牧場整備していた人たちが報われるとホッとする。
:白雪姫同盟
同時に「「「親父ならどんなことしてもメジロガルダンとホワイトグリント産駒牡馬を社大に迎え入れてた」」」と嘆いてるけどねw
:白雪姫同盟
まあ、その辺は誤差だわ。足元見て死ぬほど高値付けた欧米の馬産家の資本主義っぷりに比べれば、メジロ牧場や北野牧場に適正値払えば良い誤差。
外貨じゃなく日本円が国内巡るし。
:白雪姫同盟
やっぱりアウトブリード大事よね。ウィンターウィークもアメリカから見たらそうだし。
:白雪姫同盟
ボールドルーラーもミスタープロスペクターも入っていないニジンスキーが五代前な挙げ句ヘイローが四代前、他はアメリカで聞いたことない血。五代血統がこんなことになってるアメリカ三冠白馬がどうやって日本に帰れるんだよ
:白雪姫同盟
オグリキャップ×ホーリックスは、ノーザンダンサーが入ってないからな。孫世代でも大抵がアウトブリードになる。
:白雪姫同盟
この番組直後には、80頭の嫁さんのくじ引き権利を賭けた水面下でのドルの投げ合いが始まってたからなアメリカ競馬界の一部。
:白雪姫同盟
そして通報された競馬局が「汚えことすんな。主に引けること祈るんだよ」することで事なきをえたが。
:白雪姫同盟
アメリカ競馬の公平な運営を全力でやってる組織は違うな。やはりギャンブルは国営にしねえと。
:白雪姫同盟
大統領府競馬局ですら、ウィンターウィークがアメリカで種牡馬になると疑ってさえなかったというエピソードなんだけどね(汗)
:白雪姫同盟
北野オーナーと話しているアメリカ競馬界の牧場持ち大物が、何度も不可欠と言っているのが種牡馬としてのウィンターウィークだもん
:白雪姫同盟
大統領が三冠レース全てを観戦して偉業に熱狂して、血が窮まってた自分の所有牝馬の旦那にしようと決意していた馬だものウィンターウィーク
:白雪姫同盟
北野オーナー、本当に甘く見てたよな
:白雪姫同盟
しかし、神道によって決めますとなるとあっさりと
:白雪姫同盟
宗教は究極の拘りだからな。我儘でない限り尊重する
:白雪姫同盟
移民の国だからねそういうところはアメリカ寛容
:白雪姫同盟
そういや日本は? 社大は?
:白雪姫同盟
サンデー血統は飽和してるからいいや。それよりもトウカイステージだ! だった
:白雪姫同盟
社大ですら要らない扱いかよ
:白雪姫同盟
いや、同世代のディープスカイのシンジケート組まなかったのは、ウィンターウィークの為らしいから違うんじゃね
:白雪姫同盟
あの頃は非サンデーの三冠馬トウカイステージが協議の的だったからなあ。わからん
:白雪姫同盟
社大は、北野オーナーが当たり前のように「日本で種牡馬にします」と会った時に言っていたから、アメリカと話し合い終えていると認識してシンジケートの準備してただけだぞ。
2020年くらいに言ってた。
:白雪姫同盟
社大なら話し合い終えているからな。そうしていると認識していたのか。
:白雪姫同盟
マジかあ。
:白雪姫同盟
うわあ
:白雪姫同盟
北野牧場はホワイトグリントという偉大すぎる繁殖牝馬により急激に伸し上がったからなあ。
牧場周りはともかく、こういう海外とのやりとりに経験不足が見られていた頃。
:白雪姫同盟
かなしいなあ
:白雪姫同盟
当たり前だけど、日本産まれのアメリカ三冠馬のシンジケートは自分たち主導で組むつもりだったか社大
:白雪姫同盟
だって、社大だぜ
一度日本に帰国し、日本国内でリフレッシュしながらファンサービスした後。再度アメリカに渡航。トラヴァーズステークスを制して七冠馬になったウィンターウィーク。
次はジョッキークラブゴールドC。
早くもカーリンに挑むというプランに全米は熱狂した。
カーリン。
昨年のBCクラシック覇者であり、今年度のドバイワールドカップ覇者である。
昨年のBCクラシックからG1・5勝、2着一回。
六連対のパーフェクトホース。
祖父にミスタープロスペクター、父にスマートストライク、母父にノーザンダンサー系はデピュティミニスターの超良血であり、前年度アメリカ代表馬である。
そんな彼は最強古馬と呼ばれている。
オグリキャップとミスタープロスペクター。ウィンターウィークとカーリンのそれぞれの祖父は、奇しくも同じネイティブダンサーを祖父に持つ二頭である。
だが、その生を見るとサラブレッドの宿痾を思わざるを得ない。
重賞も勝てない溢れたネイティブダンサー産駒だった故に日本の地方種牡馬となったダンシングキャップを父に産まれ、G1・4勝のアイドルホースとなり、期待を集めて種牡馬になるも輸入種牡馬御三家に押され、ホワイトグリントまで確たる後継を出せなかったオグリキャップ。
本馬は重賞を勝てなくとも、父レイズアネイティヴの良血なため、「ま、芦毛じゃねーけどネイティブダンサーの孫でレイズアネイティヴの子だ。安くレイズアネイティヴの血をみんなにやろう」と馬産家が一切期待せずに種牡馬入りし、同年代のセクレタリアトを遥かに越えた種牡馬成績は勿論、ネイティブダンサーの系譜を本馬の系譜以外ほぼ駆逐するどころか、アメリカ競馬を塗り替えた「芦毛じゃねーのにネイティブダンサー系乗っ取りやがった種だけ野郎」ミスタープロスペクター。
サラブレッドとは競馬とは馬産とはなにか
ある意味で、それを際立てせた二頭の孫が。
そんなことどうでも良い俺たちの馬が勝つ、一色の陣営の熱を乗せて激突する。
「ミスプロもノーザンダンサーも埋まり切ってんだ。カモン! ウィンターウィーク! カモン! 今年中には引退してウチの良血*3に種付けしてくれっ!」そんなことしか見てないというか、切羽詰まったアメリカ生産界の焼き切れそうな熱い視線を集めながら激突した。
《カーリン先頭! 三冠馬よ! スーパーホワイトフェクタよ! かかってこい! グイッと先頭に躍り出た! 最強古馬は挑戦状を叩きつける!
ウィンターウィークも来たぁ! 真っ向から! 出し抜きなどしない! 最強古馬を! 最強の称号を得んと! 挑戦状を叩き返す!
競り合う!
先行するカーリンに併せたウィンターウィーク!
人気を分けた二頭が決戦する!』
砂煙を切り裂くように栗毛と白毛が競り合う光景は美しかった。
オールウェザーにしてみないかという意見もあったが、「化学合成物質の上を走らせるなんて馬に良いわけないし、砂を散らしてサラブレッドが走らないなんてアメリカ競馬じゃない」という言葉で集約された大統領府競馬部によるファンアンケート調査の結果、オールウェザーは白紙になったアメリカ競馬。
ダートのままで正解だった! と現地観戦している大統領が歓声を上げたほど絵になった。
《後続は来ない! この二頭だ!
鞍上二人が叩き合う!
カーリンかウィンターウィークか!
競りぁ──わない!
抜けた!
突き抜けた!
白だ! 純白が突き放した!
9月には珍しい30度近い暑さのサラトガに雪が舞った!
ウィンターウィークが勝った!
カーリンは三馬身差の二着!
ウィンターウィーク! 強い! 強い! 強い!
やはり三冠馬は強い! 30年ぶりの三冠馬は強い! 67年ぶりのスーパーフェクタは強い! 初めての三冠白馬は強いっっっ!
古馬最強を完勝で打ち破り最強となりました!
アメリカのファンに三冠馬の強さを30年ぶりに魅せてくれたっ!》
カーリンを正面から圧勝で叩きのめしたウィンターウィーク。
三十年ぶりの三冠馬の強さに、前の三冠馬を若い頃に見た歳を経たファンも初めて三冠馬を見た若いファンも「これが三冠馬なんだ!」と納得して熱狂した。
最早伝説になろうとしていたアメリカ三冠馬の強さに酔いしれた。
そうだ。三冠馬は強いんだ。
紛れもなくこの馬が当代最強だ。
いや、歴代の三冠馬と比べても最も強いかもしれない。
そんな熱狂がうつったかのように一か月後のBCクラシック。
日本帰国前のアメリカ最終レースだと陣営が発表しているのに、アメリカ人の耳には入っても、心は勿論、頭にも入ってなかった。
そのBCクラシックにおいてウィンターウィークは断然の一番人気となった
そのBCクラシックが運命だとは誰もが想像だにしていなかった