では皆さんご一緒に‥‥‥キッショ!
今、私の中では一つの疑念があった。
千年‥‥‥いや考案から実行を考えたらもう少し短いかな?その策を潰しかねない異物が現れたのだ。
六眼と無下限の抱き合わせがそろそろ産まれる筈なのに、そこに加えてこの問題だ。
早急に対処しなければならないと思い、奴が来るであろう場所、時間に罠を設置、そして見捨てられない状況を作り上げる。
ターゲットは近くの子供でいいか。
それを巻き込み奴を殺す。
此方の手駒は『虎児蔵』、平安の術師だが如何せん我が強すぎて適当なタイミングで殺そうと思ってた実力者だ。
奴を受肉させ暴れさせ、子供を誘導したところで狙い通り扇は現れた。
「なんぞぬしゃ?」
「‥‥‥‥‥‥‥呪霊ではない?‥‥‥‥‥何奴‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「わしゃこじぞう、平安でちとは名をはせたもんじゃ」
「異物か」
「あ?ぬしゃなにもんじゃ?」
虎児蔵の攻撃を防いだあの刀、特級クラスの呪力を感じるな。
あの作りは都牟刈太刀を刀状に打ち直したのかな?そうなると中々に厄介だ。
「平安の‥‥‥‥‥‥‥何故此処に?」
「わしゃツワモノと腕ぇ比べてぇだけじゃき、主はツワモノに見えりゃ〜腕比べせぇんか?」
「‥‥‥‥‥‥‥幼子が居る‥‥‥‥‥‥」
「ガキなんぞほうときぃ、雑魚は死ぬんが当たり前じゃ」
虎児蔵のその言葉を聞くと扇の纏う殺気がより明確に形を作る。
ふふ‥‥‥君は本当に現代の術師なのかい?とても現代では生き苦しい我等の時代の者では無いかな?
「‥‥‥‥‥‥‥たわけめ‥‥‥‥お前は‥‥‥‥‥‥生きていてはいけない‥‥‥‥‥」
「何をいうちょる?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥卍解‥‥‥‥‥‥」
溢れる呪力、流れる熱、滾る血潮、なんて『素晴らしい』!
アレは恐らく領域展開だろう、だが領域展開の言葉を封じ掌印ではなく刀を前に出す姿勢の縛りを課す事で成し遂げた私や宿儺とは真逆の『絶対に閉ざす領域』
あぁ、あの中はどうなっているのだろう?
超高熱で焼き尽くす?熱が刀に集約し極寒となる?排除すべき異物がまさか私たちとは違う進化を遂げるなんて!
その黒ずんだ墨の様な刀はなんなんだ!
駄目だ、好奇心が抑えられない興奮が私を高揚させてくる!
排除すべき異物の筈がこの進化の極致をもっと見たいなんてさせてくる私を狂わすモノになるなんて!
「東‥‥‥旭日刃」
「なぎゃ!?」
虎児蔵は慌てて刀を回避し刃先は地面へ、だが刃先の触れた地面は一直線に抉れその威力がどれ程可笑しいのか示してくれる。
素晴らしい!素晴らしいよ禪院扇!呪術の衰えた歴史なんて感じさせない現代に現れた平安の怪物ではないか!!!
「よかと!」
「‥‥‥‥‥‥‥西‥‥‥‥‥‥残日獄衣」
虎児蔵が術式を使い大量の槍を飛ばすが全てが扇の炎に弾かれた。
そして炎は一瞬獣の形をとり、そして扇へと纏わりついた。
あぁ‥‥‥君は私を何れ程興奮させるんだ‥‥‥落花の情とも簡易領域とも違う守りの攻めではない、完全な攻めによる守り。
攻撃して相手の攻撃を潰す新たな境地!
素晴らし過ぎるよ!!!
「ぬしゃ手練ぎゃ!」
「‥‥‥‥‥南‥‥‥‥‥‥火火十万億死大葬陣‥‥‥‥‥‥」
刀を地面に突き刺し熱を与えたのかな?
すると地面からは大量の式神が飛び出てきて虎児蔵を抑えつける。
縛りに他者の干渉、異物の使用制限は無いのか。
それを無くしてこの領域は‥‥‥あぁ、胸が高鳴る‥‥‥
「は、はなしゃ紙くず!!!」
「北」
きた!恐らく彼の技は東西南北で区別するもの。
そして声に出す、つまり次の攻撃を予告する縛りにより更に強化される!
君の最後の一撃、何れ程なのだ!!!
「天地灰尽」
天地灰尽
その言葉に偽り無し。
眩く光、私達の目が潰されやっと視界が戻った時には虎児蔵の体は横に真っ二つだ。
しかも傷跡は焼かれており反転で治すのは並では不可能な程だ。
禪院扇‥‥‥君はこんなにも素晴らしいのか。
あぁ‥‥‥‥‥‥‥君の子を産みたい!!!
私は彼に背負われた幼子に呪いを飛ばし、彼の子を産むための算段を考えるしか出来なかった。
子供は三人が良いかな!
禪院の家では差別される女の子を産み、彼の才を継いだ子供たちが呪術界を壊すなんて今から子宮が疼くよ!
扇と宿儺の領域展開の違い
宿儺は様々な縛りを絶妙なバランスで用いて閉じない領域展開
正に水墨画を水中で描く神業です
扇は常識外れの縛りにより絶対に閉じる領域展開
鉄板にドライバーで文字を彫るなんて明らかに可笑しい力技です
扇さん嫁問題
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メロンパンを嫁にしてみない?
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メロンパンに呪われたロリだろ!
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梅ちゃん扇推しじゃん
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そこに天元がおるじゃろ、女じゃろ