ガチャ転生~SAO編~   作:気まぐれ荘

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ノーチラスの覚醒

ダンジョン前に到着すると既に人が集まっていた。その中にはエギル、クラインもいた。

 

クライン「ナイト!お前なら来てくれるって思ってたぜ!」

 

エギル「お前が来てくれたなら心強い。なにせ、最前線近くのダンジョンだからな」

 

ナイト「そうか、俺もお前らがいて心強い」

 

ナイトのその素直な言葉に二人は少し照れながら笑っていた。そんな中一人のプレイヤーが近ずいて

 

派手な鉄針使い「私も協力させてよ。仲間のピンチに怖がってらんないよ!いないよりマシでしょ?」

 

ナイト(あれ、アルゴの変装か?)

 

ナイトは疑問に思い彼女に小さめに声を掛ける。

 

ナイト「アルゴ、何してるんだ」

 

鉄針使い→アルゴ「ニャハハ、ナー坊にはバレちまったカ。内緒で頼むナ」

 

ナイト「了解」

 

シヴァタ「みんな!集まってくれてありがとう!時間がない、すぐに突入だ! ー 行くぞ!」

 

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sideDKB2軍

 

DKBメンバーA「タイチさん、もうすぐクエストでいわれてたっていう<地下闘技場>だと思うけど、なんでそんなものが?」

 

タイチ「「かつて汚職が特に酷かった頃、看守達は捕えた魔物と囚人を地下闘技場で戦わせた。勝てば放免にしてやると言って戦わせ、看守達はそれを賭け事にして観戦していた。大量の金貨はその時に繰り越され続けてきたもの」 ー <地下闘技場>と呼ばれてるエリアに入るとイベントが起きてモンスターがなだれ込んでくる。それを倒しきればコインを総取り・・・だそうだ」

 

DKBメンバーB「いち早くゲットしたタイチのおかげでこのイベントの情報は俺達DKBしか知らねえ。KoBの連中が目をつける前に攫っちまおうぜ」

 

DKBメンバーC「おう!俺達DKBは今や最大のギルドだ!タイチさんの言ってた通りの強さならモンスター連中も倒し切れるぜ!」

 

そんなふうに騒ぎながらダンジョンを進んでいると

 

タイチ「ん?なんの音・・・」

 

モンスターに見つかり吠えられる。その音を聞きつけ、近くのモンスターも集まってくる。

 

タイチ「くっ!やむなしか。全員あの部屋まで走れ!中に入って籠城しろ!」

 

タイチが煙幕を張り一人でモンスターを食い止める。避難を終えると部屋に向かって走り始め、部屋の中にスライディングで入り込む。慌ててドアを閉めるとモンスターがドアにぶつかった音がした。ドアのロックをかけると床に座り込み、息を整える。

 

DKBメンバー「すまない、タイチさん。あんた一人に危険をおかしてもらって・・・」

 

タイチ「大丈夫だ(困るんでね、今全滅されたら)」

 

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sideナイト

 

ダンジョンは猛スピードで攻略されていき、順調に進んでいたが。

 

クライン「・・・ったく!次から次へと、よくもまあ出てくるもんだぜ!」

 

エギル「<監獄>がテーマのダンジョンだからな、いつも以上に侵入者に対して手荒いのかもしれん。口もいいが、それよりも手を動かせ」

 

クライン「へいへい!これだけの手荒い歓迎とくりゃ、もうVIP待遇だな!まったく涙が出るってもんだぜ!」

 

エギル「全員、とにかく分断されないことを念頭に置くんだ。この狭くて入り組んだ内部も連中にとっては庭だからな。敵の数もあって、もし分断されたら各個撃破されるぞ。

危ないって思ったら囲まれる前にどこか広い部屋に逃げ込め。そうならないように、互いにカバーを心が ー 」

 

ユナ「・・・きゃっ!?」

 

ノーチラス「ユナ・・・!しまった・・・」

 

ノーチラスはモンスターに囲まれかけてるユナをカバーするために慌てて駆け寄る。その隙を突きモンスターが切りかかる。当たる直前ナイトが防ぐが、モンスターに囲まれてしまった。

 

ナイト「大丈夫か?体制を立て直せ」

 

ノーチラス「くっ・・・!二人とも包囲が薄いところから突破して広い場所へ!」

 

三人は他の人とはぐれ広い場所へと向かう。逃げ込んだ先には

 

ノーチラス「二人とも・・・無事か?」

 

ユナ「うん・・・ここに来るまでずっと、ノーくんとナイトがカバーしてくれたおかげだよ」

 

ナイト「ふむ、ここは?」

 

そのとき、部屋の中で音が響く。

 

ノーチラス「ユナ、下がるんだ!・・・ここにもいたのか!」

 

音の正体が慌てて飛び出してくる。そこには、探していたと思わしきDKBの2軍メンバー達がいた。

 

DKBメンバーA「待ってくれ!俺達も逃げ込んできたんだ・・・!」

 

メンバーB「大挙してきたモンスターに襲われてひとまず全員で駆け込んでな」

 

メンバーC「ここに入って扉をロックできたのはいいものの、今度は中から開けられなくて。つまり、閉じ込められちまったってわけだ・・・」

 

?「揃ったようだな。関係ないやつが三人ほど混ざっているだが、まあいい ー むしろ、数は多い方がいいからな」

 

メンバーA「タイチさん!無事だったのか!どこにいるんだ!」

 

タイチ「その部屋 ー <地下闘技場>については話しただろう?かつて看守達が使ったという<観客席>だよ。便利なものだ、安全な場所からお前達を見下ろせる」

 

メンバーB「ならすぐに合流してくれ!こっちも全員無事だ!ここが闘技場だっていうなら大量のコインもこの近くにあるはずなんだ!」

 

タイチ「だめだ。もうじきボーナスイベントが始まり、その部屋には大量のモンスターがなだれこむ。それと、お前達<二軍>でも倒せるというのはな嘘でな、一線級が大勢揃ってようやく倒し切れるレベル ー お前達全員が揃っていたところでなぶり殺しは確実だ。

もっとも、「見応えのある勝負」をさせるための闘技場だ。指定レベル以上の強すぎるプレイヤーが入ったところでそもそもコイン入手のためのイベントも起きないがな」

 

メンバーC「なに言ってるんだ!タイチさん!とにかく、そんな危険が迫ってるならその<観客席>とやらに行く方法を教えてくれ!」

 

ナイト「無駄だ、あいつはお前達を殺すためにこの部屋におびき寄せた」

 

タイチ「ピンポン、ピンポン大正解!」

 

ノーチラス「事情は分からないけど、危険が迫ってるならあいつは無視して脱出すべきだ。回廊結晶・・・せめて転移結晶はないのか?」

 

その言葉を聞いたメンバー達は悲痛な顔をして下を向く。

 

メンバーA「<一軍>がレアアイテムや効率的な狩場を探すために俺達が手にした結晶は全部ギルドに提出する。そういう、決まりだからな・・・転移結晶は一つもない」

 

タイチ「今から、お前達が殺しあって人数の残りが一定数以下になったら人数分の転移結晶を投げ込む。勝った奴はそれで脱出できる ー 実に簡単なルールだ」

 

ユナ「・・・ひどい!ひどすぎるよ!どうして、こんなことをすの・・・!」

 

タイチ「プレイヤー同士が殺し合う様子をこの結晶に録画してあるお方に届ける ー そのための撮れ高のあるものが必要だったから、うってつけの連中を利用しただけだ。

ー 生き延びる気があるなら早くしたほうがいい。もうじき、そこら中の鉄格子が開いて高レベルのモンスター集団がなだれこんでくる。

犯罪者になることに関しては心配ない。そこを脱出する時に大量のコインを持ち出せば後はすべて帳消しにできるからな。それとも、全滅覚悟でモンスターに立ち向かうか?」

 

メンバーA「・・・やるぜ。俺はこんな所で死ぬ気はないんだ」

 

メンバーB「こっちだって黙ってやられるつもりはない。殺される前に殺してやる・・・!」

 

DKBのメンバー達が武器を構える。そんなとき、楽器の音が響く。その音の元に目を向けると

 

ノーチラス「ユナ!?なにやって ー 」

 

ユナ「いいからよく聞いてノーくん。鉄格子が開いたらここにいる人達を案内してモンスターが入ってくる入口から逃げて。心配しなくても、歌ってる間は全部の敵が私を狙うから。だから、その間にみんなでここを脱出するの」

 

ユナのもつスキル<吟唱>には、バフを付けることができる。だが、そのデメリットとして敵のヘイトを買いやすくなる。ユナはこのデメリット効果を使用して敵を引きつけようというのだ。

 

ノーチラス「・・・そんなこと・・・そんなことできるわけがないだろう!ユナを・・・誰でもないユナを犠牲にするなんて!」

 

ユナ「いいの、こうすれば私一人だけで全員が助かる・・・半分でも、全員でもないんだよ ー やっと<吟唱>の使い途が見つかったね。

ごめんねノーくん・・・もう歌わないと。鉄格子が開く前に私に引き付けないと・・・だから、さよならノーくん。

小さい頃から一緒だったのがキミでよかった。 ー ありがとう、元気でね」

 

ユナは遠くに走って歌い始める。それと同時に鉄格子が開き、モンスターがユナの方に向かっていく。

 

ノーチラス「・・・動け・・・動いてくれ僕の身体!頼む・・・今動かないと・・・ユナが・・・!」

 

ナイト「ユナを助けたいという気持ちは無意識に負けるのか?」

 

ナイトの言葉を聞いたノーチラスは目を見開き更に力を込める。すると

バリーーんと、なにかが割れ引きちぎる音が聞こえたような気がした。

 

ノーチラス「・・・うあああああああああああ!ユナー!君を死なせはしない!そこをどけー!」

 

ノーチラスの身体が今まで以上の素早さで剣を振るいユナの元にたどり着く。

 

ユナ「ノーくん・・・!ありがとう・・・でも、もういいよ!無理だよ、こんな数を一人でなんて!」

 

ナイト「一人なんて誰がいった?それにユナ、お前に必要なのはノーチラスを、仲間を信じることだ。だから、生きることを諦めるな!」

 

ユナ「ナイト・・・!」

 

それと同時にモンスターが数体倒される。

 

?「いい歌だ。こんな奥深くにある部屋でも、ちゃんと届く」

 

ナイト「遅いぞ」

 

?「うるせぇ!これでも急いできたんだ!」

 

そこにはクラインやエギル達がいた。

 

クライン「俺もいるぜ!ユナちゃんの大ファンになったオレ様にとってもここは大舞台だからな!気合い全開でいくぜ」

 

エギル「彼女の歌が入った録音クリスタルはヒット商品間違いなしだからな、是非取り扱いたい。そのためにも、ここでユナを守り抜くぞ」

 

クラインやエギル達の働きによってモンスターは目に見えて数を減らしていく。

 

ナイト「だからいったろ?仲間を信じろってな」

 

ユナに微笑みかけながら問いかけると、ユナは涙ぐみながら

 

ユナ「うん!ノーくん、私たちもいこう!」

 

ノーチラス「ああ!」

 

元気一杯の返事をして、ノーチラスと駆けていった。

 

ユナ「これで・・・最後っ!」

 

ノーチラス「はあ・・・はあ・・・なんとか、しのぎきったな・・・」

 

クライン「おうよ!これだけの面子が揃ってるんだ、この程度のモンスター連中なんざ目じゃねえよ!」

 

エギル「犠牲者はゼロにできたようだ。みんな、頑張ったな」

 

ナイト「今回のMVPはユナ、君だ」

 

クライン「ようし!無事にすんだことだし、シヴァタ達と合流だ!」

 




原作なら確かここでユナが死んだんだっけ?
覚えてないけど、ノーチラスの症状が改善する方法がユナのピンチしか思いつかんかった。
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