この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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セレナの衣装はポケモンマスターズのマジコスヒカリの衣装をイメージしてます


この素晴らしいと聞かれたら 答えないのが普通だが まあ特別に答えてやろう 地球の破壊を防ぐため 地球の平和を守るため 愛と誠実な悪を貫く キュートでお茶目な敵役とは違う方の敵役との戦いに勝利を

「お久しぶりね5代目ジャリガール」

 

「元気そうで何よりだ」

 

胸にRの文字が刻まれた衣服を纏う、気球から飛び降り派手な名乗りを上げた男女

 

それはサトシとピカチュウの旅にとって洞窟に居るズバット、海上に居るメノクラゲ、ボロの釣竿で連れるコイキングと同じくらいお馴染みの存在

 

 

「何でアナタ達が此処に居るの、ロケット団!!」

 

ロケット団のムサシとコジロウ

 

そして

 

 

『ニャ?

 

ニャンニャジャリガール、その格好

 

まるで魔法使いみたいだニャ』

 

2人のポケモンではないが行動を共にするニャースである

 

 

「まるでじゃなくて今は本当に魔法使いなの」

 

セレナの今の姿はアルカンレティアにて めぐみんが見つけてくれた衣装であり、腰に添えられたリーンから貰った上級ウィザードの杖も相まってザ・魔法使いの見た目であった

 

「そういやこの世界は魔法があるんだったな、中々さまになってるぞ」

 

「えっ………そうかな♪」

 

「はぁ!?

 

何言ってんのコジロウどこがさまになってんのよ、どう見たって衣装を着てるんじゃなくて衣装に着せられてるわよ」

 

「…………はぁ?」

 

「そうか? マフォクシーがパートナーだし俺は結構似合うと思うんだけど」

 

「ないない、こんなジャジャ~ン娘が魔法使いとか片腹痛いってのよ、どう考えても魔法使いが出すカボチャの馬車がお似合いよ

 

ほーら、ジャジャ~ンって言いながら走りなさいな」

 

「イラッ」

 

「あのセレナ……誰ですか、この素敵なお姉さんとお兄さんは?」

 

「知り合いみたいだけど、もしかしてお友達?」

 

「お友達じゃない!!!!

 

えっ!?

 

めぐみん……今素敵って言った…?」

 

「だって素敵じゃないですか!

 

高笑いを上げながら気球から飛び降り華麗に着地するという美しい流れ、何処からともなく流れだす音楽をバックに流れる様に次から次へと繰り出される心踊るワード……我ら紅魔族の琴線にコレでもかと触れまくりましたよ

 

ですねゆんゆん」

 

「えっ!? た……確かに私は恥ずかしくて出来ないけど、でも気球から飛び降りたのは格好良いかも」

 

 

「嘘でしょ………」

 

 

「おぉ!!そこの赤目の子達、中々お目が高いな!!」

 

「アタシ達のセンスを理解するなんてヤルじゃないの」

 

「いえいえどう致しまして、おっと自己紹介には自己紹介で応えねば」

 

眼帯に右手を当て、反対の手でマントを勢い良く翻す

 

 

「我が名はめぐみん! アークウィザードにして最強のポケモントレーナーを目指し者、やがてサトシとピカチュウにリベンジを果たし最強の座を譲り受ける者」

 

 

「「『おおぉぉ!!!』」」

 

めぐみんの名乗りにスタンディングオベーションを送るロケット団

 

『素晴らしいニャ!!

 

特にポーズ、様にニャッてるのニャ!」

 

「あぁ、知らない単語は置いとくとして最強を目指すって意思がビンビン伝わって来くるポーズだ

 

それにマントを翻す仕草……格好良いよな」

 

「ですよね、今は無風なので手動ですが自然に靡くマントと共に高らかに名乗りを上げれた時の達成感は半端ないですねアレは」

 

「だよな自然と一体化したみたいで最高に格好良い」

 

『マネネッ♪』

 

 

『どうせニャら口上も最強の座を譲り受けるじゃニャく、奪い取りし者にしてみるニャ

 

譲り受けるじゃニャんか溺れみたいでニャさけニャく聞こえるニャ』

『ソォォォナンス!!』

 

「た…確かに!!」

 

「それなら奪い取りし者に相応しく、ポーズはもっと上から目線の方が良いわね

 

そこの石に右足を乗せて両手で腕組みをして目線は斜め下を向く、そうね倒した相手を見下ろすイメージでやってみなさい」

 

「分かりました!

 

 

我が名はめぐみん! アークウィザードにして最強のポケモントレーナーを目指し者、やがてサトシとピカチュウにリベンジを果たし最強の座を奪い取りし者」

 

 

「ブラボー!!」

『マネネー!!』

 

「完璧だわ!!」

 

『決まってるのニャ!』

『ソォォォナンス!!』

 

 

 

「指南ありがとうございます!!

 

よしゆんゆん、アナタも一発派手に決めてきなさい!!」

 

「えぇ私も!?」

 

「期待してますよ」

 

「期待……めぐみんが私に………任せて!!!」

 

後を次ぐ形でゆんゆんが前に出る

 

 

「ふぅ………わ……我が名はゆんゆん、紅魔族随一の魔法の使い手を目指す者にして、お友達の期待に応えし者」

 

 

「…………先の赤目のジャリガールと比べて勢いが無いわね」

 

「えっ?」

 

「噛んだのか恥ずかしがったのか分からないが、名乗りは勢い良くやらないとダメだぞ」

 

『マッネマッネ』

 

「あと息を整えるなら観客の見てない所でやんなさい、そんなんじゃ女優失格よ」

 

「うっ………」

 

『お友達の期待に応えし者はニャカニャカ良いワードセンスニャ、でもそれニャら威風堂々としニャいと期待に応るって気持ちが見ている側に伝わらニャいのニャ』

『ソォォォナンス!!!』

 

 

「うぅ……ゴメンめぐみん!!! 私期待に応えられなかったあぁぁ!!!」

 

「はぁ……全く、あの人達の言う通り堂々とヤれば良いだけでしょうが」

 

「だって恥ずかしいんだもん!!「恥ずかしいですって!!!」ヒッ!?」

 

「名乗りの口上を恥ずかしいとか、アタシらにケンカ売ってんのアンタ!!!!!」

「そそそんなつもりは!!!」

 

「まあまあムサシ落ち着け

 

そんなに恥ずかしがる事なんか無いぞ、お友達の子みたいに堂々とヤれば良いんだ」

 

「でも……幾らやっても慣れなくて」

 

『ニャらニャれるまで目を摘むってみるのニャ』

 

「目を?」

 

『周りの目線が気にニャるから恥ずかしいのニャ、ニャら目を摘むってみるのニャ』

 

「だったら目を摘むならポーズも変えて目元を手で隠してみるとかどうだ」

『それ採用ニャ!』

『ソォォォナンス!!』

 

『こんニャ風に右手をパーにしてオデコから目や鼻を覆い隠し、左手は右の手首を掴むのニャ』

 

「こう?」

 

『ソォォォナンス!!』

 

「本当だ! コレなら周りの人が見えない」

 

「後は体の向きを右にして、顔の角度は左に35度ぐらいにしてみなさい」

 

「こ……こうですか?」

 

『ソォォォナンス!!』

 

「左足はそのままで右足は爪先だけで立つ!!」

 

「は……はい!!」

 

「オッケー!! それで腹から声出してやってみなさい!!!」

 

 

「分かりました!

 

 

 

我が名はゆんゆん!! 紅魔族随一の魔法の使い手を目指す者にして、お友達の期待に応える者!!!」

 

 

パチパチ! パチパチ! パチパチ!

 

「素晴らしいぃぃ!!お見事だ!!」

 

『マッネネェェ!!マッネェェ!!!』

 

『決まってるニャ!!』

 

『ソォォォナンス!!』

 

「は……初めて…かも……この名乗りで拍手を貰ったの、しかも笑われるか引かれるか、最近だと無反応の3択だったのに……泣いてくれるなんて……」

 

拍手大喝采に大泣きするコジロウとマネネを見て、ゆんゆんの目から静かに涙が流れる

 

「後はちゃんと目を開けて堂々と名乗る事が出来たら、アンタも立派な女優よ」

 

「はい!!」

 

「ま……まさか……私や里の皆がどれだけ言っても真面目に名乗りをしなかったゆんゆんに、アレほど見事な名乗りを上げさせるとは

 

セレナ! 貴女のお友達は素晴らしいですね、紅魔族でないのに我々に匹敵……いえそれ以上のセンスをお持ちとは♪」

 

「うんうん!最高のお友達よ♪

 

わぁ!?」

 

「ちょちょっ!? 何をするんですかセレナ!?」

 

紅魔族2人の裾を引っ張って自分の後ろにやり、彼女達を守る様に前に立つセレナ

 

 

「………で?

 

何でアナタ達が此処に居るの?」

 

「おっとイケネェイケネェ、つい素敵な名乗りと口上を見て本題を忘れてたぜ」

 

「アンタ達、アタシ達を夢中にさせるなんて良いセンスだったわよ」

 

「「ありがとうございます!!」」

 

「いい加減早く教えなさい!!!」

 

「いい加減早く教えなさいと聞かれたら」

 

「それは良いから!!!!」

 

 

「おいセレナ、コイツらお前の友達「だから友達じゃない!!!」分かってらあ!!最後まで聞け!!

 

友達じゃないなら敵だよな、リオル達全員を捕まえてんだからよ『ソォォォナンス!!!』…お……おう、教えてくれてあんがと」

 

 

「はっ!? そうでした!!」

 

「キルちゃん達を返して!!」

 

 

『ニャハハハハ!! 返してと言われて返す奴が居るわけニャース』

『ソォォォナンス!!!』

 

 

「コイツらはロケット団、人のポケモンを奪う悪者で、私とサトシ達の旅……いえ、サトシとピカチュウが旅を初めてからずっとピカチュウを奪う為にサトシを追い掛けているの『ソォォォナンス!!』わっ!?」

 

「悪者!?本当なのか!?『ソォォォナンス!!!』そ……そうか」

 

「ロケット団……あぁアタシ聞き覚えあるわ、確かお笑い芸人の」

『ソォォ………』

 

「「『そっちじゃない<ニャい>!!!』」」

『ソォォォナンス!!!』

 

 

「お前の知り合いの悪者って事は、一昨日クリスが言ってた例の兵器使って此処に来た連中ってコイツらの事か!?『ソォォォナンス!!』……イラッ」

 

「此処に居るって事は間違いないわ、そうなんでしょロケット団!!『ソォォォナンス!!』………イラッ」

 

 

「その通りよ!『ソォォォナンス!!!』………イラッ」

 

「「「うるさぁいいい!!!!」」」

 

『…………ソォナンス』

 

コジロウの後ろに回り小声で応えるソーナンスであった

 

 

「その通りよ!! 私達ロケット団があのメカを修復したの」

 

「そして修復したメカを使って此処に来たって訳だ」

 

「あの兵器を起動したって事は……アナタ達……沢山のポケモンの命を犠牲にしたって事…………何て事したのアナタ達!!!」

 

 

『待つニャ待つニャ!! ニャあ達ロケット団をあんなメカを使う様な奴らと一緒にするんじゃニャース』

 

「何言ってるのよ!! 実際使ったから此処に居るんでしょ!!」

 

 

「確かに使ったが、ポケモンを犠牲に何かしてないのさ」

 

「えっ……どういう事?」

 

 

「アタシ達のボスであるサカキ様が」

 

 

 

 

{アルセウスの力を手中に収めれば我らロケット団の野望を叶える事も容易い、だが奴は世界の創造主……言わば神だ、民であるポケモンの命を犠牲に呼び出せば必ずや怒り狂うであろう

 

そうなれば奴は世界を滅ぼすやもしれん、我々ロケット団が支配する世界をな

 

 

余計な火の粉を掛けずスムーズに事を進めてこそビジネスは上手く行く、なのでロケット団の科学チーム総動員で別の起動方法を生み出してくれ

 

 

私達の最終目標は世界の破壊ではなく支配なのだ、まあ街々を遅い尽くせ撃ちのめせ悪の牙達と多少の破壊行為はしているがな}

 

 

 

「というお考えだ、そしてゼーゲル博士とウンバ博士「ナンバである」といった我々ロケット団の優秀な科学者チームによりポケモンを犠牲にせずともメカを起動する事に成功したのだ!!」

 

「………本当なんでしょうね」

 

『もちのロンニャのニャ、ゼーゲル博士とサンバ博士「ナンバである」の頭脳を舐めてはダメニャのニャ』

 

「まぁまだアルセウスを呼び出す所までは完成してないってカーニバル博士「ナンバである!!!」が言ってたけどね」

 

「分かったわ……信じる、アナタ達はフレア団の時も何だかんだ「何だかんだと聞かれたら」だからもうソレは良い!!!

 

何だかんだ協力してくれたものね

 

 

それで、その兵器を使って何でアナタ達は此処に来たの」

 

「アタシ達の情報網であのメカを起動すれば別世界に行ける事や其所にポケモン達だけでなくジャリボーイが居るのを知ってね」

 

「強いポケモンをゲットする事、それが我らロケット団の目的だ」

 

『ニャから此処に居るポケモンだけでニャく、世界最強のトレーニャーのジャリボーイ!!!のピカチュウを戴きに来たのニャ』

 

「そうそう、ジャリボーイ!!!のピカチュウを」

 

「そうよ、ジャリボーイ!!!!のピカチュウをね」

 

「ジャリボーイ?」

 

「サトシの事、因みにジャリガールは私よ

 

アナタ達、サトシと久しぶりに旅をしてる時も毎日来てたけど、まだそんな悪い事考えてたの」

 

「おだまりジャリガール、アタシ達ロケット団が悪事を働くなんてね蕎麦に七味を入れるぐらい当然の事なのよ!」

 

「俺は七味入れないぞ」

 

『ニャアはカケ蕎麦よりモリ蕎麦派ニャから七味じゃニャくてワサビニャのニャ』

 

『ソォォォナンス!!』

 

『ニャハハ! ソーナンスはぶっかけ蕎麦派だからトロロだってニャ』

 

「良いよな~ぶっかけ蕎麦にトロロ、後メカブなんか入れ【ゴォォォォン!!!!!!】そうだ!!!俺達ロケット団は蕎麦に入れる七味だぁ!!!」

 

『たっぷり掛けるのニャ!!!!』

 

『ソォォォナンス!!!!』

『マッネマッネ♪』

 

(あの女…力強っ!?)

 

 

無言でムサシが側にあったデカイ岩を蹴りでブッ壊し慌て訂正を初めるコジロウ達、ムサシの凄まじいパワーにビビるカズマであった

 

 

 

「何を言っているか分からんが、兎に角この連中は悪人と言う事で良いんだなセレナ」

 

「えぇ! アナタ達が来た理由は分かったわ、だったら何時もみたいにヤッツケテやるわよ」

 

『ニャハハハハ!! オミャーがマフォクシー以外の手持ちを置いて来てるのは知ってるのニャ、ポケモン無しでニャア達に勝てる訳『マフォクシ!』ニャにぃ勝てるわ?ニャハハハハ!!ヤれるもんニャら……あれぇ!?』

 

「ちょっと!? 何でマフォクシー達が全員外に出てんのよ!?」

 

 

「キルちゃんありがとう♪」

『キルキル、キルアリッ』

 

 

「アナタ達がペラペラ話してる間に、ゆんゆんにキルちゃんにテレポートを使って欲しいって合図を送って貰ったのよ」

 

『助かったロト』

 

「おいニャース!! 何で捕獲用の籠に何も対策して無いんだよ!!」

 

『失礼ニャ!!ちゃんとピカチュウ対策の電気防止は万全ニャのニャ!!』

 

「他のポケモンも捕まえるんだから他の対策もしなさいよ!!!」

 

『無茶言うニャァ!!!初めて見る素材でしかも2日じゃ電気防止だけでいっぱいいっぱいニャのニャ!!』

 

「コレで形勢逆転ね」

 

「キィィィィ!!ジャリガールの分際で偉そうに!!!

 

ソーナンス!」

 

「マネネ!頼んだ!」

 

『ソォォォナンス!!!』

『マッネネッ♪』

 

「マフォクシー! 行くわよ!」

 

「待って」

 

「えっ? なにアクア?」

 

「アイツらはアタシとイブが倒すわ」

『アゥアゥ!!』

 

『マフォ!?』

「でもアクア、ロケット団はああ見えて結構強いわよ」

 

「アンタ達!!良くも女神から可愛い可愛いイブを拐おうとしたわね!!!

 

神々の裁きを与えてあげるわ!!」

 

 

「女神?」

 

「そうよ、アタシは女神アクア!そしてこの子はアルセウスを越え未来の神になるイブよ!!!」

『アッシィマ!』

 

 

 

 

「…………なにこの痛い女」

「寝ぼけてんじゃないのか?」

『ソォォォナンス!!』

 

「寝ぼけてないわよ!!! 全部本当の事!!!」

 

 

「そうか……自分の事を女神と思い込んでるんだな……くぅぅ……きっと俺達みたいに苦労してきたんだな」

『マッネネネ……』

 

『可哀想ニャ、飴ちゃんあげるから元気出すのニャ』

 

「あらありがとう♪まあキャラメル味だなんて嬉しい♪

 

パクッ

 

ひゃない!!!わたふぃはほんほにめふぁみはの!!〔じゃない!!!アタシは本当に女神なの!!〕」

 

「飴食いながら喋んなよ……」

 

「ちょっとニャース!!あれ今日のアタシ達の晩御飯じゃない!!なにあげてんのよ!!」

 

「「飴が晩御飯!?」」

 

紅魔族コンビが同時にリアクションを上げてしまう

 

『しまったニャ!? あまりにも可哀想過ぎてウッカリ渡しちゃったのニャ!!』

 

「こふぁくほうのぶんふぁいでめふぁみ〔子悪党の分際で女神〕

 

「飴食いながら喋んなって言ってんだろ!!!ペッしろ!」ペッ!!」

 

「あぁぁ!?俺達の晩御飯が!!!」

『マッネネ~!!!!』

 

「子悪党の分際で女神に哀れみを掛けるなんて100年早いのよ!!!

 

でも飴ちゃんくれてありがとう」

 

「子悪党ですって!!!

 

女神名乗ってる罰当たり女に子悪党呼ばわりされるのムカつくんですけど!!!」

 

「誰が罰当たり女よ!!この厚化粧女!!!」

 

「厚化粧何かしてないわよ!!!!」

 

 

「隙あり!! ムーンフォース!!」

 

『アッシィ!!!』

 

「グベッ!!!」

 

『ナンス!?』

 

「『ムサシィィ!?』」

 

不意打ちで放たれたイブの<ムーンフォース>がムサシに直撃する

 

「プークスクス♪まんまと騙されたわね子悪党www

 

相手を怒らせ隙を作りイブに技を放たせる賢いアタシの作戦に引っ掛かるなんて、プークスクス♪」

『リーマリマリ♪』

 

「…………どっちが悪党か分かんなくなってきた」

 

 

 

「やってくれたわね……ソーナンス!!行きなさい!!!」

 

『ソォォォナンス!!!』

 

〔背景BGM HGSSバージョンのVSロケット団〕

 

「ふふん! そんな幼稚園児でも簡単に書けそうな顔したポケモンに未来の神が負ける訳ないわよ!!!」

 

「あっ!?

 

待ってアクア! ソーナンスは」

 

「ムーンフォース!!!」

『アッシィ!!!』

 

 

「ソーナンス! よろしく!」

 

『ソォォォナンス!!』

 

『アシ? マリィィィ!!!』

 

「えっ? イブ!?」

 

ソーナンスに放たれた<ムーンフォース>が跳ね返され、イブに直撃してしまい

 

『マ……マリィ』

 

戦闘不能になってしまう

 

 

 

「何だ今の!?

 

あのやたらと相槌してくるポケモンに確かにムーンフォース当たっただろ」

 

「今のはソーナンスの得意技のミラーコートよ!」

 

「何ですか!その紅魔族の琴線に触れるいかした技名は!!」

 

『アチシに任せるロト!

 

ソーナンス がまんポケモン エスパータイプ

 

 

どんな痛みもひたすら我慢するポケモン、物理の攻撃はカウンター 遠距離攻撃にはミラーコートといった相手の攻撃を威力を倍にして跳ね返すのが得意技』

 

「攻撃を跳ね返すだぁ!?」

 

「それでムーンフォースがイブに帰って来たのね!!」

 

 

「がまんポケモン…………ハァハァ」

 

『リオリオ?』

 

「おいソコの変態クルセイダー、自分に置き換えてる妄想中に悪いが、だらしなくヨダレ垂らしてるのリオルに見られてんぞ」

 

「ハッ!?」

慌ててヨダレを拭く変態クルセイダー

 

 

「そんでどうすんだ?攻撃が跳ね返されるうえに倍返しとかハッキリいってチートだぞ!」

 

「大丈夫、カウンターやミラーコートはあくまで攻撃を跳ね返すだけで補助技は跳ね返す事は出来ないわ

 

 

だから」

 

『フォクシ!』

 

セレナとマフォクシーはカズマの服の中で寝そべるナマケロを見る

 

 

『ニャア? あんニャ所にニャマケロが居たのかニャ』

 

「全然気付かなかった」

 

 

「そうか! よーしナマケロ、遂に来たぞお前の独壇場が!

 

 

あくび!!」

 

『ふわぁぁ~』

 

<カウンター>や<ミラーコート>の穴を付き<あくび>を放つ

 

 

「ンゲッ!?

 

ヤバいんじゃないのコレ、あくびでソーナンス眠らされたらアタシ達ヤバくない!!!」

 

「いや大丈夫だ」

 

『ソォォォナンス!!』

 

慌てるムサシに反してコジロウは冷静に腕を組んでいた、するとソーナンスの周りを神秘な光を放つバリアが包み込む

 

 

「おらぁ寝ろ寝ろ!!ナマケロの初お手柄だ!!」

 

 

『ソォォォナンス!!!』

 

「…………あれ?

 

何でアイツ寝ないんだ?」

 

「さ……さあ」

 

『分かったロト!!あのソーナンス、状態異常にならないしんぴのまもりを使ったロト!!』

 

「あっ!? だからソーナンス寝ないのね!!」

 

 

「マジかよ!?」

 

『…………グゥ~グゥ~』

 

「うぉぉい!お前が寝るなぁ!!」

 

「オホホホ!!! どうよ!コレがアタシ達ロケット団の実力よ!!」

 

 

 

 

 

『先まで眠らされてヤバいって焦ってたのに切り替え早いニャ』

 

「しぃ~、ムサシに聞こえたらまた怒鳴られんぞ」

『マァ~』

 

 

「なあにがぁ、攻撃技じゃなければ跳ね返せないわぁ~~んよ!!

 

ジャリガール!!アンタ魔法使いになったせいでポケモントレーナーとしての質落ちたんじゃないの!!」

 

『ピキッピキッ』

「ピキッピキッ

 

 

 

ゆんゆん………お願いがあるんだけど聞いてくれる」

 

「えっ? なに?」

 

額に青筋を浮かばせたセレナが、同じく青筋を浮かばせるマフォクシーを宥めながらお願いがあるとロケット団に聞こえぬ様にヒソヒソと声に出す

 

 

「ソーナンスに魔法を撃ってくれないかしら」

 

「魔法を?」

 

「そうか、ポケモンの技は跳ね返せても魔法じゃ無理って訳だな」

 

「そういう事、流石に爆裂魔法を撃つのはソーナンスが可哀想だからゆんゆんに頼みたいの

 

良いかしら?」

 

「任せて! 私はお友達の期待に応えし者だもの!!」

 

「う……うん」

 

 

「おっ?  さっきのガンバガールが出てきたぞ」

 

「ファイヤー! ボール!!!」

 

 

『ンゲッ!? 火の玉飛ばして来たニャ!?』

 

「もしやアレが魔法か!?」

 

「ちょちょ!?ポケモンバトルにそんなの反則よ!!!」

 

 

「人のポケモンを奪おうとする悪者に反則なんて言われたくないわよ!!!」

『フォクシィ!!!』

 

 

「ソーナンス!!アンタなんとかしなさい!!!」

 

 

『ソォォ!? ソォォォナンス!!!』

 

バッシュン!!

 

 

「「『えっ!?』」」

 

 

「あっ……キャァァァァァ!!!!」

 

「ゆんゆん!?」

『キルキル!?』

 

ファイヤーボールを<ミラーコート>で跳ね返され、ゆんゆんは倍の威力になった自分の火炎弾を受けてしまい戦闘不能に

 

「う……嘘…」

『マ……マフォ…』

 

 

「マジかよ、アイツ魔法まで跳ね返せんのか!?」

 

『データ更新ロト、ミラーコートは魔法も跳ね返す』

 

 

「良いわよソーナンス良くやったわ!!!」

 

「よっ!御両人!!」

 

『お見事ニャのニャ!!』

 

『マッネマッネ♪』

 

『ナンスゥ♪』

 

 

 

「よしなら作戦変更、ソーナンスって奴は後にして」

 

 

カズマの目線がマネネに向かう

 

 

「あの小さいのから狙うのか?

 

さ……流石に少し気が引けるのだが」

 

「向こうの手数を減らす為だ、小さくて可愛いがコレはバトルだ腹ククレ」

 

「そもそもあの子はどんなポケモンなんですか?」

 

「確かマネネだったかしら……ロトム」

 

『任せるロト

 

マネネ まいむポケモン エスパー フェアリータイプ

 

 

モノマネが得意なポケモンで、相手が驚くと嬉しくなって真似しているのを忘れてしまう習性を持つ』

 

「見た目通り、そんな強そうじゃねえな」

 

「そんで誰が攻撃するの、アタシとイブは嫌よ可愛い子を攻撃するのは女神と未来の神として気が引けるから」

 

『キルアッ!』

 

「おっ? お前が行くのか?」

 

 

『キルキル、キルアリッ、キルアッ!』

 

『ゆんゆんの仇討ちだってロト』

 

「(ゆんゆん気絶させたのマネネじゃなくてソーナンスだけど……まあいい)

 

よし、頼むぞキルちゃん」

 

『キルアッ! キィィィルゥ!!!』

 

得意技の<マジカルフレイム>をマネネに向けて放つ

 

 

『ニャ!? マネネに向けてるニャ!!』

 

 

「心配ご無用、マネネ! ものまね!」

 

『マァァァネエエ!!!』

 

ソーナンスと同じ表情とポーズをマネネが<ものまね>すると

 

 

バッシュン!!

 

 

『キッ? キィィィルゥ!!!!』

 

 

<マジカルフレイム>が跳ね返されキルちゃんに命中し

 

 

『キッ……キルゥ……』

 

「キルちゃん!?」

『バケケッエ!?』

 

キルちゃんもゆんゆんと同じく戦闘不能に

 

「何であの子までソーナンスと同じ事を!?」

 

『ものまねはポケモンの技を物真似して使える技ロト、だからマネネはソーナンスのミラーコートを物真似してマジカルフレイムを跳ね返したロト!!』

 

 

「はぁ!? そんな事も出来んのかポケモンの技って!!」

 

 

「良いぞマネネ!!!お前は世界で一番可愛いくて頼りになる子だぁぁぁ!!!」

『マッネネネ♪』

 

 

「相変わらず過保護ね」

『親バカニャ』

『ソォォォナンス!!』

 

泣きながらマネネを可愛がるコジロウであった

 

 

 

「どうするカズマ! コレではどっちを攻撃しても我々の攻撃は全て跳ね返されてしまうぞ!!」

 

「う……うーん」

 

「任せなさい」

 

「アクア?」

 

「イブの仇はアタシが討つ」

 

「ですがアクア、攻撃は跳ね返されてしまうんですよ!

 

どうやって勝つんですか!!」

 

「アタシは見抜いたわ、あの幼稚園児でも書けそうな顔したポケモン『ソーナンスロト』ソーナンスの弱点を」

 

「本当か!?」

『リィルッ!?』

 

「任せてちょうだい」

 

「いや……お前に任せるのは正直言って嫌な予感するから大人しくし「ウオォォォ!!!」俺の話を聞けよ!!」

 

「というか突っ込んで行って何する気なのアクア!!!」

 

 

「あら?あの痛い女が来たわよ」

 

「アタシは痛い女じゃない!!!

 

 

賢いアタシは気付いたわ、先から跳ね返してるのは遠距離攻撃だけ

 

 

つまり」

 

 

「あっ……」

『マッ……』

 

嫌な予感を感じるセレナとマフォクシー

 

 

 

「神の怒りの拳は跳ね返す事は出来ない!!!」

 

「アクア待って!!!」

 

「食らいなさいアタシだけでなく未来の神であるイブの悲しみと怒りを加えた

 

 

ネオゴットォォォ!!!ブロォォォ!!!」

 

 

『ソォォォナンス!!!』

 

「ヒデブッ!!!!」

 

「アクアぁぁぁ!!!」

 

 

 

自らの拳を食らいイブと同じく気絶する女神

 

『物理攻撃はカウンターで跳ね返されるってアチシ最初に言ったロト!!!!』

 

「だがアクアの犠牲のおかげで良い作戦思い付いたぞ」

 

『ロト?』

 

「どんな小ズルい作戦ですか?」

 

「小ズルい言うな!!

 

ソーナンスは物理攻撃はカウンターって技、遠距離攻撃はミラーコートって技で跳ね返すんだろ

 

だったら物理と遠距離攻撃を同時にブチ込めば良いって訳だ」

 

 

「なるほど」

 

「確かにカウンターとミラーコートを同時に使う事は出来ないわ」

 

「だろ、物理攻撃はリオルで遠距離攻撃はマフォクシー

 

そして止めは」

 

「フッフフ、我がバルスリンのエクスプロージョンですね」

 

「そういう事だ、お前ら頼んだぞ」

 

「うん!」『フォク!』

「了解です!」『バケチャ!』

「任せろ!」『リオッ!!』

 

 

「いけぇぇ!!!」

 

「はあぁぁ!!!」

 

カズマの号令で先ずはダクネスがソーナンスに突撃する

 

「あらもしかして剣で攻撃する気、無駄無駄!ソーナンスが跳ね返してやるわよ」

 

「跳ね返された攻撃はいわば自分の攻撃、あいにく自傷行為に興味は無い!!

 

リオルの跳ね返された攻撃なら……ハァハァ……是非受けたいがな」

 

「はぁ?」

 

「デコイ!!!

 

さあ来い2人とも!!!」

 

 

ヨダレを足らし恍惚した顔を浮かばせながらダクネスはソーナンスの後ろに回り込みデコイを発動すると

 

それと同時にマフォクシーとリオルは同時にソーナンスに突撃する

 

 

「フン! サシで敵わないから数人がかりだなんて安い作戦ね」

 

『マズイのニャ!!アイツら物理と遠距離の同時攻撃を仕掛けるつもりニャ!!』

 

「そんなもん気合いで何とかするわよ!!そうよねソーナンス!!」

 

『ナンスッ!?』

 

『無茶言うニャァァ!!』

 

「たく仕方ないな、マネネ!フラフラダンス!」

 

『マッネェ~♪マッネェ~♪』

 

 

「ヤベェ!?

 

モンスターが使う踊りの技とか絶対ロクな効果じゃねえ!!

 

ダクネス!セレナ!早くヤッチまえ!!!」

 

ソーナンスの頭の上に乗りマネネはユラユラと体を動かしながらダンスを始める

 

 

「マフォクシー! だいもんじ!!」

 

「リオル! はっけい!!」

 

 

『…………』

 

『………』

 

「マフォクシー?」

 

「リオル?」

 

 

『マァァフォ!!!!』

 

「どうしたのマフォクシー!?」

 

『リィィオッ!!』

 

「なっ!? 何をやってるリオル!?」

 

 

マフォクシーもリオルも誰も居ない場所に向かい<だいもんじ>と<はっけい>を放ち

 

 

『マァァフォ!!!』

 

『リィルッ!!』

 

今度は互いに殴り会う

 

 

「もしかしてコレ……混乱状態!?」

 

 

「混乱状態? おいロトム、混乱状態って『ロトロトム……ロトロト……』わぁ!?どうした!?」

『ナンマァ……』

 

「ナマケロお前もか!?」

 

ロトム図鑑やナマケロも地面に自らの頭をぶつけたりと明らかに様子がおかしくなっていた

 

 

「混乱は今のお前らのポケモンみたいにトレーナーの指示を聞き入れず勝手に攻撃したりする状態だ、俺の可愛い可愛いマネネのフラフラダンスでお前らのポケモン全員混乱させてやったのさ!!」

 

「なんだと!?」

「チクショー!!やっぱり踊り系の技はロクなもんじゃねえ!!」

 

「ちょちょコジロウ!? ソーナンスまで混乱しちゃうじゃないの!!」

 

「大丈夫だ、しんぴのまもりは混乱状態にもならない」

 

『ソォォォナンス!!!』

 

「あら本当、もう脅かさないでよ」

 

「少しはポケモンの技を勉強してくれよ……なあニャース

 

 

 

 

 

 

ニャース?」

 

 

『見てるのニャあマドンニャちゃん!!そんニャペルシアンよりニャアの方が強くてカッコいいのニャァァ!!

 

ニャアァァ!!!』

 

 

「見事に混乱してるな」

 

「しかもあの時のペルシアンと女取り合ってるわよ」

 

 

 

 

「大丈夫よ!

 

混乱状態はボールに戻せば解除されるわ、皆を1度ボールに戻しましょう!」

 

「分かった

 

 

あれ?」

 

「ボールに戻らない……まさか故障か!?」

 

「残念だがお前らのポケモンはソーナンスのとくせいのかげふみで逃げる事は出来ないぜ」

 

 

「なにぃ!?」

 

 

「そうなの?」

『ソォォォナンス!!』

「トレーナーのムサシは知っててくれよ………」

 

 

「あのポケモン……どんだけ特殊な技や力持ってんだよ!!」

 

 

 

「どうしますカズマ、このままでは」

『バ……バケ』

 

「バルスリン?

 

 

あっ!? ま…まさか!?」

 

『バァ………バアァァ』

 

 

「いかん!!!皆私の後ろに来い!!!」

 

『バケエェェェ!!!!!』

 

 

混乱しているバルスリンがめぐみんの指示なく<だいばくはつ>してしまう

 

「ンゲッ!?バケッチャが爆発した!?」

 

「ソソ!ソーナンス!!やっちゃって!!!」

 

『ソォォォナンス!!!!』

 

迫り来る<だいばくはつ>の爆風をソーナンスは見事に<カウンター>で弾き返す

 

 

 

『バァ……バケチャ……』

 

『ナ………ナマ』

 

『フォクッ……』

 

『ロト……混乱は覚めたけど……ガクリ』

 

「す…素晴らしい…エクスプロージョン……でしたよ……ガクリ」

 

二倍となった<だいばくはつ>を受け、使用したバルスリンと近くに居ためぐみんを初めポケモン達は1匹を除き戦闘不能になってしまう

 

 

 

 

「み……皆……無事か」

 

咄嗟にダクネスが大の字となり<だいばくはつ>から守ったパーティーメンバーに安否を確認する

 

 

「お……おう……」

 

「なんとか……ありがとうダクネス」

 

「ああ

 

だが……めぐみんやポケモン達はリオル以外は庇いきれなかったか」

 

『リオッ? リオッ?』

 

「どうやら今の爆風で混乱が解けたみたいだぞ」

 

『リオリオ!? リオリッイ!?』

 

「大丈夫だリオル……私は丈夫なのが売りだと言っただろ」

 

<だいばくはつ>で煤が体に付いている自分を心配するリオルに優しく大丈夫だと伝える

 

 

 

「オッホホホノ~ホ!!

 

やったわ!!コレ完全勝利目前じゃない!!」

『ソォォォナンス!!』

 

「待てムサシ!!今それ言ったら負けフラグになる!!

 

ここは慎重に確実にいこう」

『マッネネ!!』

 

「大丈夫よ!今日のアタシ達はノリにノッテるからフラグなんか回収しないわよ!!!」

 

「だからそういう慢心な発言は辞めとけって!!」

 

 

「アンタ達!!もう3人とリオルしか居ないみたいなら降参でもしたらどうかしら!!!」

 

 

 

「どうしようマネネ……ムサシがどんどん敗北フラグを立てていく……」

『マッネネェ……』

 

 

 

 

 

「た……確かにあの女の言う通り、ここは降参」

 

「何言ってるのカズマ!!降参したらナマケロや皆を奪われるのよ!!!」

 

「あっ……そういやそうだった……アイツらがコメディーキャラ過ぎてポケモン奪う悪人だって忘れちまってたぜ」

 

「だがどうする……攻めようにも跳ね返されるわ混乱させられるわでは手の内ようがないぞ」

 

 

 

「ほらほらどうすんのよジャリガール!!

 

大人しくさっさと降参しなさいよ!!」

 

「嫌よ、アナタ達なんかに絶対降参何かするもんですか!!!」

 

「フン!!

 

相変わらず小憎たらしくて生意気ね、でも口だけ達者でも実際アンタ負けてるじゃないマフォクシーヤられちゃってるし

 

なぁにがボールに戻せば混乱状態が解けるわ!

 

ってどや顔で言ってたのにソーナンスに防がれちゃて

 

そういうの強がりって言うのよジャジャーン娘!!」

 

「…………」

 

かげふみ知らなかったのに良くこうも上から目線で言えるなと無言で感じるコジロウ

 

 

 

「いい加減その呼び方は辞めてよ!!」

 

「おあいにく様、アタシ達ロケット団は辞めろと言われたらやりたくなる主義なの!!

 

はあい!!」

 

 

「そ…それ私がカロスを旅してた時の衣装……というか私達に変装して悪巧みしてた時の奴じゃない!!!」

 

何処から取り出したかは分からないがムサシはカロスを旅していた時のセレナと同じ衣服や帽子、そして長髪時代の彼女の髪型を真似たカツラを取りだし自分に被せニヤニヤと彼女を見つめる

 

 

 

「ジャジャーン!!私セレナ!色若き10歳のか弱きお・と・め♪

 

頑張ってバトルしたけど負けそうだわ~ウエーン」

 

 

「ピキ」

 

 

 

「アレは中々にヤバいな……」

 

「ああ……流石にアレぐらいの年の女が10歳の女子の格好してブリッ子ぶんのは、そういう癖がある男にしか需要ねえぞ」

 

「いやソッチもだが、自分を真似られてあの様なブリッ子ぶられるのは……ハァハァ……中々に祖剃られる尊厳破壊だな」

 

「おい……」

 

 

 

「でも仕方ないわ~ロケット団マジ激強だし、ていうかぁ~サトシ居たから何時も勝ててたけど~サトシが居なかった勝てなぁ~い~私ってば情けなぁ~い」

 

「ピキピキ」

 

 

「お……おいムサシ、そろそろ辞めとこうぜ……ジャリガール……ムッチャ睨んでる」

 

 

「魔法使いになったけど~それでも勝てないわぁん~ウェーン!!

 

やっぱり私って魔法使いよりカボチャの馬車になって走ってた方がお似合いよね~そおれぇ~ジャジャーン!ジャジャーン!ジャジャーン!!」

 

 

「ブチッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霞降りし遥かなる空よ」

 

 

「お……おいセレナ」

 

『リオリ!?』

 

ギロリとムサシを睨みながら爆裂魔法の呪文を唱え始める

 

 

「光輝く愛を運びし栗鼠の声を受け入れ」

 

 

「待て!!流石に爆裂魔法はマズイ!!」

 

「平気よ……アイツらサトシやダクネス並に丈夫だから」

 

「えっ!?」

 

「だ……だが……確かにコレしか俺らに残された手は無い、セレナ!おもいっきりヤッチまえ!!!」

 

 

 

「お……おい……何かヤバそうな呪文みたいなの唱えてるぞ」

 

「フン!平気よ、そうよねソーナンス」

 

『ソォォ!?』

 

 

 

「百合の如く美しき火と魔王の力宿りし水を連の如く放ち、利生の里英の力を小春の風と共に解き放たん

 

 

エクスプロージョン!!!!!」

 

 

ドガアァァァァァン!!!!!!

 

セレナの怒りの爆裂魔法が解き放たれ、ロケット団は毎度お馴染みの何時ものアレを言いながら吹き飛ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ソォォォナンス!!!!!!』

 

「……ふぇ?」

 

 

事は無く、何時もより気合いを入れに入れまくった<ミラーコート>により何と爆裂魔法すらソーナンスは跳ね返す事に成功、その結果にクールに怒っていたセレナが間の抜けた声を出してしまう

 

「マジかぁぁ!?」

「イカン!!」

 

迫り来る爆炎と爆風から守る為、ダクネスは急いで倒れる者も含めたパーティーメンバーの前に立ち全て受けきる

 

 

 

「さ……流石は……威力が倍になった爆裂魔法だ………グフッ」

 

『リオリオ!? リオリッイ!!』

 

「すまないリオル…さ……流石に……暫くは…た……立てないな…コレは」

 

「ダクネス……その……色々ハミ出してて…ゴチソウさま…じゃなくて大丈夫か」

 

ダクネスの鎧は爆裂魔法により粉々になってしまい、更にその下の服も少々破け大きなアソコが露になっており、ダメージを受けて息が乱れ仰向けに倒れたのもあってか完全に事故のソレである

 

「お……お前という奴は……こんな時にも……だが…

 

仲間の攻撃を受け…ハァ……ケダモノの目で……ハァ…ハァ……露になった姿を見られるとは……しゃいこうだぁ~♪

 

ガクリ」

 

『リオリオ!!』

 

「大丈夫だリオル、コイツは快感でイッチまっただけだ」

 

『リッ?』

 

「というか威力倍になってんのに耐えてるコイツの耐久力は本当どうなってんだ?

 

そして

 

 

お前は何で今の流れで負けてんだよ!!!どう見たって此方の勝ちフラグだったろうが!!!」

 

「ご……ごめんなしゃい………ガクリ」

 

爆裂魔法のデメリットでぶっ倒れるセレナが謝罪したと同時に気を失う

 

 

 

 

「あ……危なかった……」

『マッマネマネ……』

 

「ジャリガールのくせにエグいの使ってくるじゃない、ピカチュウのZ技なみに威力あるわよ今の」

 

『ニャッ?マドンニャちゃんは何処行ったのニャ?

 

ニャアァァ!? どうしたのニャコレ!?』

 

爆音で混乱状態が解けたニャースが見たのは今だに爆炎の熱気が残り、殆どの地面が黒焦げになった先まで緑豊かな場所の変わり果てた光景である

 

「ジャリガールの魔法をソーナンスが跳ね返してこうなったんだ……いやぁ……心臓止まるかと思ったぜ」

 

「オホホホ!!

 

流石よソーナンス!!よっ大統領!!アンタが主役よ!!」

 

『ソォォォナンス!!!』

 

何処から取り出したのかソーナンスにアンタが主役と書かれたタスキを掛けて大ハシャギするムサシ

 

「さてと、後はそこのジャージのジャリボーイとリオルだけか

 

お前らどうする、まだやるか?」

 

「ふっ、決まってんだろ」

 

カズマはクールに笑いポケットからある物を取りだしロケット団に向ける

 

 

 

「降参します、お手上げで~す!」

 

『リオリ!?』

 

白旗を上げて降参宣言する

 

 

「ず…随分あっさり負け認めるんだな、今までのジャリボーイの仲間はこういう時も絶対諦めねえって奴ばっかだったんだが」

 

「当たり前だ俺は勝ち戦しかやらない主義なんだ、恐れ入ったか!!」

 

『威張って言う事じゃニャース……』

『ソォォォナンス!!!』

 

 

『リオリ!! リオリオ! リオリッイリオルッ!!!』

 

「顔を引っ張るな!!

 

最弱職の俺とノーコンのお前で勝てる訳ないだろ!!!自分の身の丈を知れぇ!!!」

 

『リオッ!?』

 

 

 

「おいおいリオル落ち込んでんぞ、あんま言ってやんなって可哀想だぞ」

 

 

「うるせぇ!!そうさ俺らじゃコイツらに勝てない……勝てないんなら

 

リオル! しっかり捕まってろ!!」

 

『リッ?』

 

 

『ニャんニャ?』

 

「弓矢?」

 

弓矢を取り出しソレをリオルに握らせると、カズマは矢をロケット団ではなく別の方向に構える

 

「勝てる奴に任せんだよ!!

 

リオル!!サトシとピカチュウを引っ張り出して来い!!

 

ンソゲキッ」

 

『リィィオォォォ!?』

 

イケボから放たれたリオル付きの弓矢が屋敷に向かう

 

 

 

 

 

「どうやらジャリボーイとピカチュウを呼びに言ったみたいだな」

 

「良いじゃない寧ろ好都合よ」

 

『ソォォォナンス!!』

 

 

「だな、良しそんじゃアイツらのヤル気を上げる為に」

 

『ニャハハハ! ジャージボーイ』

 

「ん? ジャージボーイ?

 

 

 

俺か!?」

 

『ジャージ着てるし語呂良いからニャ』

 

 

「人をジャージの擬人化扱いすんなぁぁ!!!

 

何だ!!」

 

「ジャリボーイとピカチュウが来るまでアタシら此処で待つわ、だからアンタ達を人質とポケ質にさせて貰うわよ」

 

 

「へっ……どうせ俺らに拒否権は無いんだ好きにしな、ただし1つ……いや2つ……いや3つだけ条件がある」

 

「無茶苦茶厚かましい人質ね」

 

「なんだ条件って?」

 

 

「コイツら閉じ込めても暴れるかもしんないから鎖で拘束しろ、そしてその拘束するのを俺にも手伝わせろ、そして俺の言うストーリーに合わせろ」

 

「一応鎖はあるし、そりゃあ手伝ってくれるんなら万々歳だがストーリーって何の事だ?」

 

「よし交渉成立!!

 

 

悪いなめぐみん……でも許してくれ……お前らを拘束しないと俺がアイツらにどんな目に会わされるか……うぅ

 

 

やっぱ小せえなコイツ

 

 

あぁスマネェ…スマネェ…

 

 

よし次はダクネスだぁ!!」

 

 

 

「ああそういう事、思春期の男子らしいわねぇ」

 

「男の子はああやって成長するんだよな」

 

『オミャーら何関心してるニャ!!あいつニャあ達にセクハラを強要されたって誤魔化すつもりニャ!!!』

 

「「なにぃぃ!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

《カズマの屋敷内》

 

「すてみタックル!! ピカチュウ!アイアンテール!!」

『ピッカァァ!!』

 

 

「スリープ!」

 

「グゥ……グゥ……」

 

『グゥ……グゥ……』

 

 

「ハァ……ハァ……ま…まさかスリープの魔法を掛けても直ぐに自力で解くとは……ポケモンバトル欠乏症……何と恐ろしい病気なんでしょう」

 

『メノ……メノ…メノウ』

 

必要かは分からないが寝ているサトシとピカチュウの為に氷嚢を作るユキメノコもトレーナーのウィズと同様に肩で息をしていた

 

 

「カズマさん達トレーニングすると言ってましたが、1日で何とかなるんでしょう『リィィオォォォ!!!』わあぁぁ!?」

 

『メノォ!?』

 

空気の入れ替えの為に開けていた窓から甲高い叫び声と共に弓矢が勢い良く入り室内の壁に刺さる

 

「あれ? リオルさんじゃないですか」

 

『リオッ? リオリッイ!!

 

リオリ!リオリッオ! リオリオリッオ!!!』

 

『メノォ!?』

 

「何を言ってるか分かりませんが、様子からしてダクネスさん達に何かあったみたいですね」

 

 

無事に屋敷に帰る事が出来たリオルだったが、今この時も人質とポケ質にされたダクネス含めた仲間達はロケット団に身の毛もよだつ恐ろしい目に会わされ

 

「そして檻に閉じ込め鎖で拘束した私に対し

 

そのいやらしい体なら高値で取引出来るぜ、だがその前に……グヘヘ……ちょっとムチでも入れてその反抗的な目を直してやらねえとなぁ

 

 

と調教するつもりなんだな!!」

 

「しねえよ!!!!」

 

 

 

『コジロウ……オミャアそんな趣味あったのかニャ』

『ナァンス……』

 

「んな訳あるか!!全部このマゾギャルの妄想だ!!「マゾギャル言うニャ!!!」

 

寧ろ俺がルミカにされてた側だ!!!

 

というかマネネの前でそんな話するなぁぁ!!!!」

 

『マッネェ?』

 

「ああ何でもないよ、マネネはもう少しお耳を塞いでてね」

 

「ルミカとか懐かしいわね、アレでしょアンタの許嫁のムカつく顔と声の女

 

覚えてるわあの腹立つ顔と声」

 

「お……おう」

 

「なにぃ!?許嫁に調教されるとか最高のご褒美じゃねえか!!」

 

「バカかお前!!! まだ互いに10歳にもなってないのにローソクとムチ取り出すヤバい女だぞアイツは!!!」

 

「いや寧ろご褒美ですが」

 

「………マジか」

 

「おい、そこの我々を鎖で拘束した流れでセクハラを働いた冒険者の男

 

なに私の許可無く喋っているんですか、暫く黙るように言いましたよね」

 

「仕方ねえだろ、やらなかったらコイツらに俺なにされるか分からねえんだぞ!!」

 

『濡れ衣を着せるんじゃニャース!』

『ソォォォナンス!!!』

 

 

「痛えぇぇ!!!爪で引っ掻くな!!!」

 

「そうだろうと思いましたよ」

『ソォォォナンス!!!』

 

 

「かかカズマさん……私とめぐみんだけでなくセレナにまでそんな事するなんて……やっぱりロリコン」

 

「ロリコンじゃねえ!! セレナとアクアはコイツらにやらせたから安心しろ!」

 

「ホッ……良かった

 

じゃないです!! 私もセクハラされたくないんですけど!!!」

 

「おいおいゆんゆん、そんな立派な物をぶら下げてセクハラするなは息吸うなって言うぐらい理不尽だぞ

 

 

なあ?」

『ポケモンのニャアに振るんじゃニャース』

『ソォォォナンス!!』

 

 

「えっ? アナタポケモンなんですか?

 

普通に喋っているので猫の見た目をした人種かと思いましたよ『ソォォォナンス!!』わっ!?」

 

「ロトム以外のポケモンは人語を話せさないのでは『ソォォォナンス!!!』お…おぉ」

 

「まあロトムは図鑑に入ったからペラペラ喋れるのは分かるけど、お前なんで普通に喋れてんだよ」

 

『フッフフ……聞きたいニャ、聞きたいニャよニャ

 

そうアレは寒い雪の日だったニャ』

 

 

それはロケット団のニャースがまだ野生だった頃

 

 

 

 

「いや興味無いから言わなくて良いぞ

 

痛えぇぇ!!!」

 

『オミャあニャにハニャシの腰折ってるニャア!!!

 

こっからニャアのニャカの人のニャレーションが入るとこニャ邪魔するニャア!!』

 

「ニャんだよニャレーションって!!!」

『ソォォォナンス!!』

 

『真似すんニャア!!』

『ソォォォナンス!!!』

 

イラッ イラッ

 

 

「どうでも良いんですけどアタシ達を閉じ込めるならホテルのスイートルームにしなさいよ、何でこんなクソ狭い檻にぎゅうぎゅう詰めなのよ」

 

「人質のくせにヤカマシイ女ね」

『ソォォォナンス!!!』

 

 

「人質じゃないわ、女神だから神質よ間違えないで!!」

 

「まだそんな事言って、アンタを産んだ親が悲しむからそれ以上言わないでおきなさいアタおかガール『ソォォォナンス!!』……イラッ」

 

 

 

「おあいにく様、女神のアタシは人間とは違う方法で生まれ……アタおかガールってなに?」

 

「アタマおかしいの略よ」

 

「ムキィィ!!アタシはめぐみんじゃないわよ「おい、どういう意味か聞こうじゃないか!!」

 

そしてここから早く出しなさい!!イブを返しなさい!!!『ソォォォナンス』イラッ」

 

「そうよ! キルちゃんのボールを返してください!!『ソォォォナンス』……う…うぅ」

 

因みにポケモン達はテレポート対策の為にボールに入れムサシが持っており、ロトム図鑑はまだ気を失いカズマ達と一緒に檻の中に

 

 

「悪いな、お前らのポケモン達は俺達ロケット団の野望実現の為に使わせて貰うぜ『ソォォォナンス!!!』イラッ」

 

「ふざけないで下さい、我がバルスリンの力を扱えるのは我しか居ないのですよ」

 

「バルスリン?」

 

「私のポケモンの事です、やがて伝説と幻のポケモンになる予定の」

 

「あぁバケッチャの事ね、伝説と幻にするとは中々にデカイ事言うじゃないレッドガール

 

というか懐かしいわねアタシのパンプジンちゃんも前はあんな小さかったわ、今頃コジロウ家の別荘でゆっくりしているかしら『ソォォォナンス!!!』プルプル」

 

「パンプジン?

 

 

ま…まさか………うわぁぁぁ!!ネタバレを食らっちゃいましたぁぁ!!!『ソォォォナンス!!!』ギィ!!」

 

 

 

うるさあぁぁぁい!!!!

 

 

『…………ナァンス』

 

『マッネマッネ』

 

慰めてくれるマネネと、ある人物以外から一斉に怒鳴られ小さくなるソーナンスであった

 

 

 

「……………はぁ~」

 

そのとある人物が死んだコイキングの様な目で深い溜め息を吐く

 

「ちょっとセレナ!

 

さっきから溜め息吐かないでよ空気が重くなるじゃない」

 

「だって……ロケット団に完敗するなんて……悔しい」

 

「おいおい、流石にそれは俺達に失礼だぞ」

 

『ニャア達だってヤル時はやるのニャ』

『ソォナンス』

 

 

「ふふん! これに懲りて元の世界に帰ったらアタシ達に対する接し方を変えるのねジャリガール」

 

「それは絶対に嫌……うん?

 

帰ったらって……そういえばアナタ達、マフォクシーやポケモン達を奪ったらどうやって帰るつもりなの」

 

「そんなの決まってるじゃない、コジロウ教えてやんなさい」

 

「えっ? 俺知らねえぞ、ニャースが知ってるんだろ?」

 

『ニャアも知らニャいニャア、ムサシどうやってニャア達帰るのニャア?』

 

「アタシがそんな小難しい事知ってるわけ……あれ?」

「ん?」

『ニャ?』

 

 

「どうやって帰るのよ」

 

「えっ………えっと」

 

『そうニャ!あのメカを起動させてロケット団の誰かが来るかもしれニャいから、そいつが帰る時にニャア達もお邪魔させて貰うニャア!!』

 

「そうね!」

「だな!」

 

 

「そういや例の兵器ってアルセウスって神様が完全に破壊したってクリス言ってたよな」

「うん」

 

 

「なんですって!?」

 

「マジか!?」

 

「「マジ」」

 

『マズイのニャア!!! どうやって帰れば良いのニャ!!

 

只でさえニャア達勝手にあのメカを使ってサカキ様がお怒りに「ニャース!!」「しぃぃぃ!!!」ムグググ』

 

「ん?」

 

 

「と……取りあえず先ずはピカチュウよ、そうよジャリボーイのピカチュウ!!

 

アイツをゲットしてから考えましょう」

 

「お……おう」

 

『ムグググ!!』

 

「おぉすまんニャース」

 

 

 

 

『リオリオ!!』

 

 

「リオル?」

 

「皆さん!!何処ですか!」

『メノメノォ!』

 

「店主さんとユキメノコの声も!!」

 

「という事は」

 

「サトシ! ピカチュウ!」

 

「ウィズ!!! ここよ!!!」

 

 

「その声はアクア様……えっ!?

 

皆さん大丈夫ですか!? 何で鎖でグルングルン巻きになって檻の中に!!」

 

 

「一応大丈夫です、何処かの冒険者が鎖でグルングルン巻きにされた以外は対した事はされてませんから」

 

「しつこいんだよお前は!!

 

それよりウィズ、リオル

 

サトシとピカチュウ連れて来たか助かるぞ!!」

 

ウィズの背にパジャマ姿のサトシ、リオルの背にピカチュウが居る事に安堵するカズマ

 

「リオルさんが御二人を引っ張って行こうとするので、御二人に用があると思い連れて来たのですが

 

一体何が」

 

「説明は後だ、二人を起こしてくれ」

 

「分かりました

 

 

解除!」

 

「う……うん」

『ピ……ピカ』

 

ウィズが指を鳴らすとスリープの魔法が解けサトシとピカチュウが目を覚まし、ゆっくりと体を起こす

 

 

『おおぉ!! 本当にジャリボーイニャア!!!』

『ソォォォナンス!!!!』

『マネネッ!!!』

 

「ああ……間違いねえ」

 

「フン、パジャマ姿なのは格好つかないけどね

 

 

久しぶりねジャリボ「からてチョップ!! 受け止めろ!!」『ピッカァ!!』……ん?」

 

「オーロラビーム!! 壁に隠れろ!!『ピッ!!』」

 

 

「なんだ?」

 

『ニャにやってるニャア?』

『ナァンス?』

『マネネ?』

 

 

「サトシとピカチュウ……実は今ポケモンバトル欠乏症なのよ、だからああやって自分自身と戦ってるの」

 

 

「なんだって!?

 

情報収集の時に体調を崩してるとは聞いてたが……そうか……そうだよな」

 

「えぇ、ずっとジムリーダーの糸目ボーイやソムリエボーイに発明ボーイやアローラの結構強かった色黒ボーイといった強いトレーナー達とバトルしてたものね」

 

(病名に突っ込まないって事は、マジで戦闘狂なのかアイツらは)

 

 

『コニャァ!!ピカチュウ!! しっかりするニャァァ!!!』

 

 

「ハイドロポンプ!! 十万ボルト!!『ピィィカァァチュウ!!!』」

 

 

 

『メノメノォ、ふぅ』

 

「待て待て凍らせんな!!!」

 

「ちょっとカズマさん、あの2人呼んでもアレじゃ何も出来ないじゃないの!!!どうすんのよ!!!」

 

「どうすんのよって言われても……」

 

「あの……所で、そちらの方達はドナタなんですか?」

 

ウィズがムサシとコジロウの方を向きドナタなんですかと言った瞬間

 

 

 

 

「ドナタなんですかの声を聞き」

 

「地平線の彼方から「そんなのどうでも良いからさっさとイブを返しなさい!!」うおぉおい!!アタおかガール!!邪魔すんなぁぁぁぁ!!!」

 

声が裏返る程に激しく怒鳴るコジロウ

 

『ニャア達の口上の邪魔するんじゃニャァァス!!』

『ソォォォナンス!!!』

『マッネマッネェ!!!』

 

「何よそんなのどうでも良いでしょ!!」

 

「何を言っているんですかアクア!!!名乗りの口上は大事な儀式なのですよ!!!」

 

「ちょっ!?何でめぐみんがアイツらの味方してんの!?」

 

 

「とにかくアタシ達が名乗りを上げる時は周りのギャラリーは黙って見守る、コレはまだ火曜日の18時30分に放送していた対決ポケモンセンターからの伝統なのよ!!!」

 

「意味分かんない事言わないでよ!!!」

 

 

 

 

(伝統?

 

 

あっ!?)

 

 

{長く続けた物でアレばアル程、ソレをヤる事や見る事が出来ないと精神が落ち着かないみたいでして}

 

「(もしかして)

 

 

 

ロケット団!」

 

「何よジャリガール」

 

「名乗りの口上やって!」

 

 

「はい?」

 

「ちょっとセレナなに言ってんの、あんなのやってる暇あるならこの状況を何とかする方法を考えてよ!!」

 

「良いから!!

 

さあやって!!」

 

 

「なんかアンタに命令されるのムカつくわね」

 

「別に良いじゃないか、俺らは早く名乗りたいんだし」

 

「いいえ、お願いすんのにその態度はないわぁ~」

 

 

「ムカッ

 

 

お……お願い…し……し…します」

 

「たっく仕方ないわね」

 

『そんじゃそこのお姉さん、先のもう1回お願いニャ』

『ソォォォナンス!!』

 

 

「えっ?先の……えっと……ソ…ソチラノカタタチハドナタナンデスカ」

 

先と違い、ウィズはやたら棒読みになってしまったが

 

 

だがロケット団にそんな事は関係なく、またもや何処からともなく音楽が流れる

 

 

 

 

《背景BGM AGの時の口上の曲》

 

「ドナタなんですかと声がする」

「地平線の彼方から」

 

 

「ビッグバンの彼方から」

「我らを呼んでる声がする」

『お待たせニャー!』

 

 

「健気に咲いた悪の華」

「ハードでスイートな敵役」

 

 

「ムサシ!」

「コジロウ!」

『ニャースでニャース!』

 

 

「ロケット団の在るところ」

「世界は!」

『宇宙は!』

 

 

「「『君を待っている!!』」」

『ソォォォナンス!!!』

『マッネマッネ~♪』

 

 

 

「おおおぉ!! 先と違う口上まであるとは、此方もイカしてましたよ!!」

 

『ありがとニャあレッドガール!!』

『ソォォォナンス!!!』

 

 

 

「それで……アイツらに名乗らせて、アナタなにがしたい「……ロケット……団」『……ピカッピ…カカ』えっ?」

 

「今……サトシ君とピカチュウ……あの人達の事呼んだ?」

 

 

 

「また……お前……達か」

 

『ピカ……ピカピカ……チュ』

 

「バトルや技名以外の単語を喋っているぞ!!」

 

「思った通りだわ」

 

「何がですか」

 

「サトシとピカチュウの前にロケット団は

 

 

毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回必ず現れてたの」

 

「そ……そんなにか……」

 

 

「だからバトルだけじゃなかったの……サトシもピカチュウも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロケット団欠乏症だったのよ!!!!」

 

「「「「「…………………はい?」」」」」

 

 




本当はこの話でVSロケット団を終わらせるつもりでしたがバトル描写ってどうしてもページ数が増えてしまうので決着は次回に付けます
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