このすばも新作発表されましたが4期ですよね?
もし4期なら8巻と9巻なのでカズマとめぐみんのアレや、彼女との戦いが見れるの楽しみ♪
「さあララティーナ、そろそろお休みの時間だよ」
「ねぇお父様!」
「どうしたんだい?」
「この写真の女の人って誰?
凄く綺麗♪」
「ハハハ、それはお前の母さんだよ」
「お母様?」
「ああ」
「この人がお母様………初めて見た………ねぇお父様、ワタシにお母様のお話して!」
「母さんのかい?」
「うん! ワタシお母様の事知りたいの」
「そうか……そうか……アッハハハ!母さんの事が知りたいか、分かったよ
母さんはこの町どころか国で一番の美人と呼ばれていてね、写真を見れば分かるだろう?」
「うん! 凄く綺麗♪」
「それでいて性格も穏やかで優しい、だから沢山の男の人達にモテモテでプロポーズだって数えられないぐらいされていたんだぞ」
「モテモテ♪
お母様スゴイ!スゴイ!
そんなモテモテのお母様と結婚したお父様もスゴイ♪」
「フハハハ!!そうだろそうだろ♪
だが父さんと母さんが出会ってから結婚するまでに色んな事があったんだぞ」
「どんな事! ワタシ知りたい!」
「よーしなら続きは明日の夜だ」
「え~今教えて!」
「長いお話になるからな、コレから毎日ララティーナがお休みする時に話す事にしよう」
「約束だよ!」
「勿論さ、さあもう遅いから寝なさい」
「うん♪ お休みなさいお父様!」
「あぁお休み
ぐっ……」
「お父様?」
「ぐっ……ぐぁ………ゲボッ!!!!」
「お父様ぁぁぁ!!!!!!」
「お父様!
はぁ……はぁ………夢……か……」
{いやはや……まさかダスティネス様がこの様な事になるとは、心中お察し申し上げますよララティーナ様}
{気休めは結構です……例の件の事について話があるのでしょ}
{いえいえ、ダスティネス様がこの様な状況ですし無かった事に……と言いたい所ですが
少量ならソレでも構いませんが、何分……額が額なだけに}
{御安心を、父の代わりに必ずや私が御返しします}
「アレも………夢なら良かったのにな」
カズマ達が魔王軍幹部シルビアの討伐金をゲットしてから1週間が経過した、その間も一同は特に変化無く毎日を過ごしていた
約1名を除き
(リオルはもう起きたのか………って、また昼に起きたのか私は!!
コレではまるでカズマやアクアではないか!!)
時計を見ると既に12時を越えていた
(さて金を稼ぐにはクエストを受けるしかない………だが手っ取り早く大金を稼ぐには高難易度を受けねばならない
わ……私だけなら……ハァ…ハァ……どれだけ酷くエロい目に合わされても構わない、寧ろどんと来い!!なのだが
流石にダスティネス家の問題に皆を巻き込む訳には行かん
そうだ!!)
<カズマの屋敷 リビング>
「おや? やっと起きたのですかダクネス」
「あ……あぁ」
「何時もはサトシの次に早起きなのに、今日で1週間連続で最下位だなんて………もしかしてお父さんに何かあったの?」
「いや……確かに最近体調が悪くなった様だが只の風邪らしい、私のはただ寝付きが悪くなっただけだ心配しないでくれ」
「そう……?
じゃあ朝ごはん………いやもうお昼ね、どうする?」
「両方食べさせて貰うよ」
「分かった、マフォクシー温めて来てくれる」
『フォクシィ!』
「所でリオルは?」
「リオルなら今日も腹筋と腕立て中ですよ
ホラ」
『リィ……オ………リィ……オ……リィ……オ』
『ニャァン』
『バケバケチャ、バケチャバ?』
『リオリィ!
リィ……オ!!』
リビングの隅にて、背中にバルスリンと彼女の頭に乗るちょむすけを乗せ腕立てに励むリオル
「リオル、お早う」
『リィ? リオリオ♪』
『ンニャァァ!?』
『バケチャァァ!?』
『リッ!? リオリィオ!!!』
ダクネスが起きて来たので彼女の側に行こうと立ち上がるが、背中に乗っていた2体が床に落ちてしまい直ぐに2体に謝罪する
「すまないな、トレーニング中にいきなり呼んでしまって」
『リオリィオ! リィオッ!!』
構わないよと良いながらダクネスの肩に乗る
『リィオリリオ?』
「只の風邪だから心配無用だ、だがまだ安静にしないとダメらしいから……誕生日パーティーはまだ出来ない……すまない」
『リィオリ!』
グゥ~
『リオッ?』
「もしかして、今日もまだ朝も昼も食べていないのか?」
『リオリィ!』
「私を待たなくても良いんだぞ」
『リオリオリッ!!』
「分かった分かった、じゃあ一緒に食べよう」
『リオリィ♪』
<数十分後>
「ごちそうさまでした
今日の食事担当はめぐみんだったな、凄く美味しかったぞ」
「ふふん! そうでしょう そうでしょう」
「今日は家にある食材が少なかったけどマトモな料理になったんだし、コレからは変な材料を使わないでねめぐみん
料理の腕前は良いんだから」
「何を言いますか、私は皆の健康を考えて必要だから入れて居るんですよ」
「前にめぐみんが作った芽が出たじゃがいも入りのスープを食べて、貴女とダクネス以外が食中毒になったの忘れたのかしら」
「……………………じ………実家で最初に飲んだ時は確かに私も気持ち悪くなりましたが、今では普通に美味しいと感じましたし………慣れれば皆も」
「止めなさい」
「だって勿体ないじゃないですか!!!それに芽が出たじゃがいもは安く買えてお財布にも優しいですし、寧ろ食べる箇所が1個増えてお得に「止めなさい」…………はい」
「ははは……しかし、こんな美味いランチを2人が作ってくれて居るというのにカズマとアクアは今日も外食か
というか最近ずっと昼は外食じゃないかあの2人?」
「ただ食べるだけなら良いわ、入ったお店のシェフの人を呼んで
今日のこの料理は素晴らしかった、隠し味はコレだろうとか3つ星を上げましょうって美食家を気取ってるのよ」
「私達も4日前にランチを食べに一緒に行きましたが、見事に隠し味を外し周りの人達が微笑ましい物を見るような目で私達を見て来て……正直あの日は何を食べたかすら覚えてません」
『バケチャ?』
「おっと貴女は遠慮なく食べてましたね」
「小金持ちになった弊害がモロに出ているな………ソレでサトシは今日はキルちゃんの相手か?」
「うんうんユキメノコよ」
「昨日もユキメノコじゃなかったか?」
「えぇコレで3日連続です、だからさっきゆんゆんと一緒にサトシを迎えに来たキルちゃんが怒って今ゆんゆんとロトムと一緒にユキメノコ達を探してますよ」
「あの2人で一緒にサトシとピカチュウ達とトレーニングすれば良いのに、別々で来る何てね」
『フォクシ、マフォク』
「あぁ……やっぱり仲悪いのねあの2人」
「所謂犬猿の仲って奴ですかね」
「そうか………ならまだ3人は帰って来ないか
(全員に協力して欲しかったが仕方ない)
2人に頼みたい事があるんだが構わないか?」
「頼みですか?」
「どんな事?」
「実はコレに出ようと思ってな」
1枚のポスターを取りだしセレナとめぐみんに見せる
「我慢大会?」
「あぁ!リーンが毎年アクセルの夏に我慢大会が開かれるから、ダストさんに参加させて優勝賞金を借金の当てにするって話してたけど
コレの事ね」
「ほぉ~優勝賞金が1000万エリスですか、確かに借金を持つ人間なら喉から手が出る程に欲する額ですね
ソレで、この我慢大会がどうしたんですか?」
「実は去年出場して優勝したんだ、なので今年も優勝を目指すべく忍耐力を鍛える手助けをして欲しいんだ」
「あぁ……そういう事ですか……確かにダクネスが好きそうなイベントですもんね」
「別に良いけど、態々鍛えなくてもダクネスは十分忍耐力があると思うわよ」
『フォクフォク』
「いや……どうしても優勝したい……いや、しなければならないんだ!!」
「そ……そんなに勝ちたいんですか!?」
「勿論! 私は前大会の優勝者、チャンピオンとして他の参加者達の見本になる為にも圧倒的な優勝をしなければならない!!
だから確実に勝つ為に練習したい!!」
「す……凄い気迫………分かったわ、お手伝いさせてちょうだい」
「私も」
「ありがとう!」
こうして全員で暖炉のある部屋に向かう事に
「この布団と毛布を巻き、ロープで私をグルグル巻きにしてくれ」
「分かった」
「了解です」
『フォクシィ!』
『リオリィ!』
皆にグルグル巻きにされ床に寝そべる
「マフォクシー、室内の温度を上げてくれないか」
『フォクシィ! マフォォォ!!!』
暖炉にマフォクシーが強烈な火炎を放つと、一気に室内の温度が高まる
「あ……熱い……」
「まるで真夏です………」
『ニャァァ!!!』
『バケ……バケ……』
「猫は暖かい方が好きと言いますが流石にコレはキツいですね……ちょむすけ早く脱出を、バルスリンはボールの中に」
「リオル、貴女もボールの中に
リオル?」
『リオリィ! リィオ!!』
すると室内にあった布と先程のロープをセレナに手渡す
「ま……まさかリオルも我慢比べの練習するの?」
『リオリィオ!!』
「ダメだリオル、コレは……くぅぅ……な…中々に甘美……いや危険な練習だ!!」
「今……甘美って言いましたか…」
「言ってニャイ!!!
とにかくお前には危険だ!!」
『リオリオ! リオル、リィオリオ!!』
「パートナーとして私と同じ練習をしたいという気持ちは嬉しいが……」
『リオリィ!!!リオリオ!リオリィオリ!!』
絶対に手伝うと自らの手で布を体に巻き付ける
「どうやら折れるつもりは無いみたいですよ」
「…………分かった、その代わり無理はするなよ」
『リオ!!』
リオルもダクネスと同じく布とロープによりグルグル巻きとなり彼女の隣に寝転ぶ
<20分経過>
『リィ……リィ……』
「リオル………ギブアップする?」
『リォリォ!!!』
大丈夫と強く言い放つ
「私達が……先に……ギブアップしそうです………」
「本当ね……炎タイプのマフォクシーは当然として……ダクネスも凄いわね……全く微動だにしてない……」
因みにマフォクシーは今も暖炉に向かい軽めに火炎をくべていた
「うーん………」
「どうしました? まさか物足りないとか言わないですよね……?」
「いや熱さは十分だ、だがあの我慢大会は只熱い場所に居るだけでなく妨害もあったなと」
「「妨害?」」
「司会者の人間が参加者の前でキンキンに冷えた飲み物を飲むんだ」
「うわぁ……それは確かにキツい妨害ね……」
「こんな熱い場所で冷たい飲み物なんか見せられたら……我慢……出来ないです」
「だからソレもやってくれないか?」
「了解です、では飲み物持って来ますね」
『リィオリ! リオル!!』
「リオルもやって欲しいの?」
『リオ!!』
「分かりました、では2人分持って来ますね」
満タンに水が入り、氷が数個入った水滴が纏まり付くキンキンに冷えたコップを手に持つめぐみんとセレナ
「「ゴクゴク
プハァ!!」」
熱さの為か、演技ではなく本当に美味しそうに水を飲む
「うぅ………」
『リィィ………』
コレにはリオルだけでなくダクネスも涙目で羨ましそうに2人を見つめてしまう
「…………飲む?」
「いらない!!」
「ではリオル、貴女だけでも」
『リオリィ!!』
トレーナーと同じく強くいらないと言い放つ
「2人共本当に我慢強いわね……」
「ここまでして鍛えたいと願うのなら、私も心を鬼にしますよ」
「何するの?」
「まぁ見ていて下さい」
ダクネスに近付きコップを彼女の鼻先にやる
「どうですダクネス、キンキンに冷えたお水ですよ
鼻先に近付けただけでも、この冷気が伝わりますよね?」
「あ……あぁ……」
「コレを飲んだら一気に汗が引き喉が潤せますね」
「う……ゴクリ」
「さあ我慢を止めて……グビッと行っちゃいましょうよ」
「うぅ………ぜ………絶対に……嫌だ!!」
『リオリオ………リオリ!リオルリィ!!!』
「ま………まさかリオル………今のを私にヤれって……?」
『リィオ!!』
「……………わ…………分かったわ……貴女がそんなにヤル気なら……なってあげるわ悪役に!!」
リオルに近付くと、セレナは彼女の顔にコップを押し当てる
「ほぅらぁ~どうかしらぁ~こんなに汗をかいて体が火照ったんなら、コレが欲しいでしょ~」
『リィ………リオリィオ!!』
「フフフ、強がっちゃって可愛い♪
でも口では否定しても……体は正直ね、手が震えてるわよリオル」
『リィオ!?』
「さあ無駄な抵抗なんか辞めて楽になりましょう♪」
『リィ………リィィ………リオリィ!!リィオリ!!!』
それでもいらないと涙目で訴える
「ほほう~やりますねセレナ、では私も負けじと
ほうれ~ほうれ~」
「うぅ~」
コップをダクネスの鼻や口にオデコにくっ付ける
「コレが欲しいのでしょ~」
「ち……違う……」
「おやおや~目がトロンとしてますよ~とんだ変態クルセイダーですね♪」
「そ……その様な言葉攻めにも……私は屈伏などせん」
バサッ
「「「ん?」」」
『リッ?』
『フォク?』
何かが床に落ちる音が聞こえ、全員一斉に音のする方を見る
「「『『…………………』』」」
土産らしい物を落としたカズマと首に巻き付くナマケロ、その後ろに居るアクアとイブと室内に居る皆の目が合う
バタン
無言でカズマがドアを閉め
「閉めないで下さい!!!!話を!!話を聞いて下さい!!!!」
「誤解しないでぇ!!!!コレには訳があるの!!!!」
ドアに飛び掛かり外に出ようとするアークウィザードコンビだが、向こう側からカズマとナマケロが押さえているのでビクともしない
「いやいや!!分かってるよ!!!
俺達はデザートでも食って来るから、だからお前達は遠慮なく楽しんでくれ!!!
そうだ!今日は俺らとサトシは宿に泊まろうぜナマケロ!!」
『ナンマァ!』
「アクシズ教では同性愛や異種間恋愛も認めているわ、イブ彼女達に祝福の歌を贈ってあげましょう」
『アゥアゥ』
「「全然分かってなぁぁぁい!!!!!!!」」
こうしてカズマ達に、自分達が同性愛に目覚め異種間恋愛を行った経緯「「捏造しないで(下さい)!!!!!」」もとい
ダクネスとリオルの我慢比べの手伝いをした事を伝える
「部屋の中をクソ熱くしやがって……練習なら自分の家でやれよ」
『アシィィ!』
「ち……父が風邪を引いているんだ、それに嫁入り前の娘のこの様な姿を父親に見せる訳にはいかないだろう
ありがとうイブ大分涼しくなった、リオルにもみずでっぽうを頼む」
『アゥア!』
(親父さんが風邪引いたの、コイツが実家で暖炉炊きまくって体調崩したんじゃないよな……)
「ふぅ……だが練習して分かった事がある、やはり去年よりもレベルが上がった分、熱に対する耐性は間違いなく上がっている
それに……ハァ…ハァ……何処ぞの鬼畜男と組む事になり、言葉攻めの……ハァ……ハァ……耐性も上がっているぞ…私……」
「お前な………ん?」
何かに気付くカズマ
「めぐみん、セレナ……手伝ってくれてありがとう
そろそろホドいてくれないか」
「ナマケロ、リオルにあくび」
「ナマァ?………ナァ………フワァァ~」
『リオッ!? グゥ~グゥ~』
一瞬キョトンとするナマケロだが、カズマの悪どい笑みを見て彼の企みを察しリオルを眠らせる
「なっ!? 何をする!?」
「おいダクネス、今のお前の姿ってあん時の俺にソックリだな」
「あの時?」
「アルダープのオッサンの屋敷で俺がバインドを食らった時だよ」
「……………あっ………そ……そうだな……本当だ確かにソックリだ!良く覚えていたな流石だぞカズマ
だがその話は後にしようじゃないか、先ずはコレをホドいて欲しい」
「おいおい今さらオベッカ使って御機嫌取りたぁ~見苦しんじゃねぇかクルセイダーさんよ」
「…な…何の事だ……私は本音を言っただけだぞ、さあ早くホドいて」
「俺は鬼畜だからな、あん時に身動きの出来ない俺を散々可愛がってくれたお礼をしないと気が済まねえんだ………ヒャハハハ!!!今日はタップリ可愛がってやんよ!!!!!」
「くぅぅぅ!!!殺しぇぇ!!私を殺しぇぇ!!!!」
「「うわぁ………」」
『マフォ………』
『リマァ………』
「流石は鬼畜のカズマさん、アタシ達の予想通りの事を平然とやってのけるソコにシビれる!あこがれるぅ!!」
『ナマァ』
<数分後>
「ふぅ……身動きが取れず火照った体を、カズマに弄ばれてしまったな」
「うおぉぉい!!言葉選べ!
あん時のお返しに擽っただけだろうが!!」
『リオリオ、リィオリィ?』
「大丈夫だ、何処かの鬼畜男に体を弄くられただけだ
それより一緒に汗を流しに行こう」
『リィオ!』
「だから言い方!!!」
「全く王都に居た時の勇ましかったダクネスは何処に行っちゃったのかしらね?
スリスリ」
「いえ王都でもダクネスは変わらなかったと思いますよ………というかアクア、先から何を持ってるんですか?」
ダクネスとリオルが汗を流しに風呂場に向かい、窓を全開にし熱気が消え去ったリビングにて
ソファーに座るアクアが大事そうに持つ白い物体に、めぐみんの目が止まる
「あらあら見て分からないのかしら」
「いえ卵だというのは分かります、何故卵に毛布を被せて膝の上に乗せて撫でているのかが気になったんですよ」
「フッフフフ……聞いて驚きなさい、なんとこの卵はタダの卵じゃないのよ」
「卵なんだから有料は当たり前なんじゃ?」
「そっちのタダじゃないわよ!!!
何とこれ………ドラゴンの卵なのよ!!!」
「「「ドラゴン!?」」」
「昨日アタシ達とサトシ達で留守番してた時に」
コンコン
{ごめん下さいまし}
{はいは~い! どちら様?}
{おぉ!? 噂通り何と神々しくお美しいお方だ!!
お目に掛かれて光栄でございます}
{あら良く分かってるじゃない}
{アクア、お客さん?}
{おぉ!?
噂通り何と愛らしく、それでいて神秘的なモンスター達を連れた少年だ!!
貴方もお顔を見ただけで知性に溢れているのが分かります!!}
{ピカァ?}
{アゥ?}
{知性………エヘヘ……どう致しまして♪}
{私は只のしがない商人でございまして、実はこの度アクセルに魔王軍と戦い勝ち続ける凄腕冒険者の一団が居ると聞いて駆け付けたのですよ}
{フッフフフ、アタシ達も有名になったって訳ね}
{そこでそんな皆様のお手伝いをしたく、とっておきの商品をお持ち致しました!}
{とっておき?}
{此方ドラゴンの卵でございます}
{{ドラゴン!?}}
{ええ、それも立派で巨大なドラゴンの!!}
{ねえアクア、この国のモンスターもポケモンみたいに卵から産まれるの?}
{えぇそうよ、特にドラゴンの卵は超超超!貴重で、王族や貴族みたいなお金持ちですら滅多に手に入る物じゃないわ……しかも巨大で立派なドラゴンが産まれるなら激レア物だわ}
{そうなんだ……}
{今一ピンと来てないみたいね、そうね………うん!
貴方に分かりやすく言うならパルキアが産まれるレベルの凄さよ}
{パルキア!? メチャクチャ凄いじゃんか!!!!}
{でしょ!!}
「まさか………それで買ったんですか……」
「アタシが持ってるんだから当たり前でしょ」
ドンと胸を張る
「……いくらしたの?」
{1億!?}
{はい♪}
{そ…そんなにするんなら……買う訳には}
{ピカピカ}
{何言ってるの!! パルキアが産まれるレベルの卵よ、本当なら10億…100億…いえもしかしたらそれ以上はするわ!!
幸いにも先週ゲットした討伐金で1人5000万の貯蓄がある、アタシ達で割り勘すれば買えるわ!!}
{でも1億だよ……1億あったら………えっと………うんと………あぁぁ額がデカ過ぎて例えが思い浮かばない!!!}
{良いかしらサトシさん、パルキアレベルのドラゴンならものスンゴォォォォォォォォク強いわ
そんな強い子と毎日戦う事が出来るのよ}
{戦える……………良いかも}
{ピカピ!?}
{それに本来なら数百倍する値段を凄腕パーティーであるアタシ達の手助けをしたい親切心で安くしてくれたこのオジサンの心意気と親切心に応えないでどうするの!!!!}
{…………うん!!そうだね……分かった!!買います!!}
{ありがとうございます♪}
{ピカピ!? ピィカァチュウ!!!}
{大丈夫よピカチュウ、アタシとサトシは最善の選択を選んだのだから}
{ピカピィカァ!!! ピカ! ピィカアチュウ!!}
{ア……アシマリマ……アゥアゥ……アシィマ}
{良かったわねイブ、貴女の妹か弟はパルキアの様な立派なドラゴンよ!!
未来の神の身内に恥じないわね♪}
{……………アゥ……}
「だからお前今日の昼代全部俺に出させたのか……」
「えぇ、だってアタシとサトシの財布すっからかんだもの♪」
「昨日からピカチュウが落ち込んでいた理由が分かりましたよ………チラリ」
『フォクシ………チラリ』
めぐみんとマフォクシーがチラリと横を見ると其所には
「……………………」
両手で頭を抱えるセレナが居た
「旦那がギャンブルで擦って帰って来た時の妻の真似ですか?」
「ま……まだドラゴンが産まれないって決まった訳じゃないから、もしかしたら本当に」
「いえ……どう見てもアレは普通の「まだ可能性はあるでしょ!!」そ……そうですね!!」
『フォクシ………』
旦那や妻という単語を否定しないぐらい今のセレナは酷く動揺していた
「もう名前も付けているわ、男の子ならキングスフォード・ゼルトマン、女の子ならクイーンマジェス・ゼルチネス」
「男ならアダムじゃねえのかよ………」
「何言ってんのアダムは男の子のポッチャマの名前でしょ」
(まだ諦めてなかったのかコイツ)
「この子はアタシが育てサトシが使役する、つまりドラゴン界のエリート中のエリート!ドラゴンの帝王か女帝になるわ
だから皆、この子の事はゼル帝と呼びなさい」
(どう見ても普通の卵です、ありがとうございました)
『アシマリマ……』
(おっ? アクアのイエスウーマンかと思ったが、イブの奴アイツの事をちゃんと怒れるんだな
凄い剣幕で睨んでやがるぜ)
『ナママ』
「どうした?」
すると首に巻き付くナマケロが起き上がりカズマに耳打ちする
『ナマ、ナンマナマァ』
「あぁ………そういう事」
「フフフ♪早く産まれてねゼル帝♪」
ナデナデ
(マズイわ……もしドラゴンなり何かの生き物が産まれたら、ソイツにアクア様の右腕ポジションが奪われる!!
というか卵の分際でアクア様のお膝に乗ってヨシヨシされるなんてぇぇ!!!キィィ生意気!!!)
騙されて普通の卵を買った事に怒っているのではなく、自分のポジションを奪われるかもしれない焦りと単純な嫉妬で卵を睨み付けるイブであった
「まあ良いじゃねえか、暫くお前とサトシだけが貧乏暮らしするだけだしよ
購入したお前ら2人で頑張って卵を育てな」
「その理論ならカズマさん、貴方も育てないといけないわよ」
「はぁ? 何でだよ?」
「昨日の時点でアタシの所持金1000万しかなかったから、残りの4000万は貴方のお金で払ったもの」
アクアが淡々とした様子で爆弾を投下する
「ちょっと待ってください!!!!まだ一週間しか経ってないのにもう4000万も使ったんですか!?」
「えぇ高級シュワシュワに高級ミネラルウォーター、それに合うお肉やら色んなオツマミ
そしてアクセルで頑張って活動している我がアクシズ教の可愛い教徒達へのおこづかいやら活動費であっという間にね♪
だからゼル帝の卵を買う為にカズマさんの部屋から4000万戴いたわ、だから貴方もゼル帝をたっぷり可愛がってあげてね
ん? ちょっと聞いてるの?何真っ白になって泣いてるのよ!!」
アクアの投げた爆弾により燃え尽きて真っ白になったカズマであった。
<夕方 アクセルの町>
「どうして私があの腐れ外道悪魔との交渉の場に出向かないといけないのよ!!」
「無いとは思うが、バニルの奴が値段交渉の際に魔術でカズマを操り激安の値段で取引して来るかもしれない
その時の対抗策としてアクアの力が必要なんだ」
「そんな事は分かってるわよ、でもアタシは早く家に帰ってゼル帝のお世話をしたいの!!」
「それはめぐみんとセレナ達がやってくれてるだろ、お前のご希望通り暖炉にマフォクシーの火をくべた熱い部屋の中で」
『マフォク!! マフォマフォ!!マフォクシ?』
「大丈夫じゃない………」
「茹でタコになっちゃいそうです……」
ピタッ
『バァケェ~バァケェ~ゴクゴク……プハァ♪』
「バルスリン……私達は我慢比べをしている訳ではないので、冷たい水を額に当て見せびらかしながら飲むのは止めろぉぉぉ!!!」
『バケチャァァ!?』
こうして卵の世話をセレナとめぐみんに任せ、アクア達はバニルとの交渉の為にウィズの魔道具店に向かう
「…………………」
『ナンマァ……』
いまだに体が真っ白で魂が抜け落ちた状態で歩くカズマに対し、ナマケロは空気を読み自らの足で歩いていた
その道中にて
「あっ! 皆何処行くの?」
『ピィカァピ』
『お買い物ロトか?』
気を失ったユキメノコを抱えるサトシと出くわす
「今からあの腐れ外道激ダサ仮面に会いに行くの」
「アクア、あんまり人の事を悪く言っちゃダメだよ」
「良いのよアイツは人じゃなくて悪魔なんだから」
「あっ!そういやそうだった!!
じゃあバニルさんの所に行くなら俺も一緒に行くね、途中で乱入して来たキルちゃんとバトルしてお疲れのユキメノコを休ませてあげたいから」
「おいサトシ」
真っ白の体に色が付き、久しぶりに声帯を動かすカズマ
「なにカズ」
ムギュュウ ムギュュウ
「痛い痛い!!!何で頬っぺたツネルんだよ!!!!」
『ピィカァァァ!!!!』
「お前は何時から他人の金で高い買い物する不良になったんだ………あぁ?」
「何の事…あっ!?
まさかアクア、ゼル帝の事話しちゃたの!?」
「えっ…………あぁそういやゼル帝が産まれるまでは皆に内緒だったわね忘れてたわ、ゴメンねぇ♪」
「自分から言ったのに忘れないでよ!!!
で…でも他人のお金って……あの5000万は俺にくれたんじゃ」
「足りない分の4000万を俺の金で買ったんだろうがぁぁあ!!!」
「…………………嘘ぉぉぉぉ!?」
『ピィカァ!?』
「あぁん!?」
「まさか……知らなかったのか?」
「うんうん!!!卵を買う時に4000万足りないから貯金箱から取って来るってアクアが言ってたけど………あれカズマのお金だったの!?」
「だってお金を部屋の何処に置いてるか知ってるのカズマだけだったもの」
「うぉぉいSSP!!お前が居て何でクソ高い買い物させてんだゴラァァ!!!職務怠慢してんじゃねえぇぇ!!!」
『ピカピィカァ……』
『珍しいロト、ピカチュウが素直にカズマに謝罪するなんて』
先までサトシの頬っぺたをツネっている事に怒っていたピカチュウだが、カズマが怒っている訳を知ると逆にスミマセンと謝罪し始める
「あららカズマさんたっら、サトシやピカチュウを苛めちゃ、またカスマやらゲスマだなんて不名誉な名前で呼ば「お前は………お前は………先から何で全く反省しねえんだぁぁこの駄女神!!!!」いやぁぁぁ口を引っ張っらないでぇぇぇぇ!!!痛い痛い痛い!!!」
『アシマリマ!? アゥゥ『フワァァ~』グゥ~グゥ~』
「寝ないで助けてぇぇイブぅぅ!!!」
「落ちつけカズマ!!もう買ってしまったうえに購入相手の名前も居所も分からない以上クーリングオフ出来ないんだ諦めるしかない!!!」
『リオリィオ!!!』
何とかダクネスとリオルによって制止したカスマ「カズマだぁ!!!」を連れ、一同はウィズの魔道具店に
「たのもう!!!
水の女神アクア様と未来の神イブとオマケ達がアンタ達と交渉&店員を連れて来てやったのよ、無駄な抵抗しないでさっさとドアを開けなさい!!」
バンバン!
『アゥアゥ!!』
バンバン!
「アクア……イブ……辞めようよ、お店に迷惑だよ」
「平気よ営業時間終了までもう5分しかないわ、もう客なんていない筈だから」
「お客さんが居なくてもダメだって!!お願いだからコレ以上カズマを怒らせないで!!!」
『ピイカァ!!!』
『リィオリ!!!』
「はぁ………」
『ナママ、ナンマァナ』
『人生はまだまだコレからだ、ナマケロは中々に良いこと言うロト』
「邪魔しないで!! コレは女神と未来の神であるアタシ達に与えられた運命(サダメ)なんだから!!」
「サメハダーは関係ないでしょ!!!」
「えっ!? サメハダー何処に居るの!!!アタシゲットしたい!!!!」
バタン!!
「やかましいわ!!!貴様ら近所迷惑を考えろ!!!」
店内から最早アクセルの名物の1つとなった、怪しげな仮面とピンクのエプロンという異色の組み合わせでお馴染みのバニルが凄い剣幕で怒鳴りながら現れる
「あらぁ~存在するだけで近所どころか世間に迷惑を掛けている悪魔が何言ってるのかしらぁ?」
「フハハハハ!!! その言葉貴様に利子を付けてたっぷり返してやるぞ、世界に多大なる迷惑を掛ける悪の軍団アクシズ教の長の公害女が」
「はぁ? アタシの可愛い教徒達が悪の軍団ですって!!!
謝りなさい!! ねえ謝って!!!」
『アシマリマアシィ!! アゥアゥアシィ!!!!』
「事実を述べたまでだ、それよりも我輩は貴様と貴様の金魚のフンの小娘と無駄話をしている暇はない」
『アシマァァ!! アシィィ!!!』
「ええぃ水をブッ掛けるな金魚のフンが!!!
さっさと本題に入ろうではないか
公害女と不良小僧を質に入れて売ろうかと本気で考える小僧よ、報酬なら既に用意しているぞ」
「あぁ助かるよ、コレで人身売買に手を出さなくて済む」
「ちょっと待って!!不良小僧って俺の事ですか!?
というかカズマ俺の事を売ろうと考えてたの!?」
「結構本気で考えてたぞ」
「ウム、仲間に黙って1億もの大金を使ったのは立派な不良だな」
「ガーン!!!」
『ピカピ、ピィカァチュ……』
流石に自業自得なので今回ばかりは庇えないSSP
「コレに懲りて、もう変な買い物はしない事だぞサトシ」
「…………うん」
「では我輩は交渉に入る、店の後片付けは任せたぞ後輩雪女よ」
『……………』
「あぁ……実はユキメノコ、キルちゃんとバトルして気を失ってて」
「………はぁ、全く只でさえ我輩とソイツしか動ける者がおらんというのに
最近はあの魔女っ子への対抗心でトレーニングだと言って仕事をサボりおって」
「お前とユキメノコしか動けないって、ウィズはどうしたんだ?」
「現在徹夜続きの為に寝かせている」
「マジか!?ライターでそんなに店が繁盛したのか?」
「うむ笑いが止まらん程にな、作れば作っただけ売れるので店主には飯も休憩も与えず昼は店番、夜は商品の生産を2週間ほど続けさせていたが
先週辺りから特におかしい事もないのに笑いだし泣き出したりと情緒が不安定となり、とても人前に出せる状態ではないので休ませているのだ」
「お前……悪魔だけあってマジで鬼畜だな」
「コレも店の為だ、我輩と雪女は何故あの貧乏店主が赤字を作るのかを議論し観察していた
そして気付いたのだ、奴は暇を与えると余計な品物を購入する事に
なので我輩は店主に暇を与えなければ黒字になるのではと考え、雪女は反対したが我輩が押し切り行動に移した結果
フハハハハ!!見事に黒字となった訳だ!!」
金が入った袋をカズマに手渡しながら現在の魔道具店の現状を話す
「ウィ……ウィズさん何だか可哀想」
『ピカァ……』
「あぁ……幾ら不死身のリッチーとはいえ流石に可哀想だな」
『ナマァ………』
「所で」
ドン引きする男子達をバニルは華麗にスルーし、店内に飾られているポーションを見ているダクネスの方を見る
「先ほどから暇そうにしている、ソコの日夜熟れた体の性欲を持て余し夜な夜な自らの体を」
「キエェェェイ!!!!」
「極上の悪感情だ誠に美味である、だが店内で暴れるでない」
「貴様が妙な事を言うからだ!!!」
剣でバニルに切り掛かるが勿論空振りに終わり、夜な夜な自分の体を「キエェェェイ!!」ダクネスは悔しがる
「まあ聞け鎧娘、貴様に破滅の相が出ている」
『リオリィ?』
「破滅の……相だと?」
「うーむ……貴様らの側には常に鬱陶しく発光女がチョロチョロしていてか未来が見通し辛い」
「ちょっと……まさか発光女ってアタシの事じゃないわよね」
「よし、小僧が大きな儲け話を持って来てくれた例に我輩が貴様を占ってやろう」
「…………あ………あぁ」
「そんな事よりダクネスは夜な夜な自分の体に何してるかについて詳しく」
「キエェェェイ!!!」
『リオリオ!!! リィオリ!!!』
耳まで顔を真っ赤にし涙目になりながらカズマに殴り掛かるダクネスをリオルが必死に止める。
「大丈夫……カズマ?」
「痛い………」
『奥歯の3本が外れそうになってるロト、ダクネスのパワーは凄いロトね』
「プークスクスwwwwリオルが止めてなかったら入れ歯生活になってたわねwww」
『……………ブブッ……ププ……』
「お願いだからアクアもイブもカズマを怒らせないで!!!」
『ピィカァピィ!!!』
「さあ座るがいい、貴族としての義務感と力だけは一丁前に強いクセに実力が伴わない娘よ」
「クゥゥゥ……」
『リィオリ、リオリオ!!リィオォ!!』
悔しそうにするダクネスを庇いバニルに文句を言うリオル
「我輩は事実を述べたまでだ、それに犬の小娘よこの占いは貴様の運命にも関わる案件だ聞いておいた方が良いぞ」
『リオッ?』
「リオルにも関わるだと?」
「左様、知りたくなったのならさっさと座るがいい」
「…………分かった」
「騙されちゃダメよダクネス、コイツは悪魔よ
後から高額の占い代を請求して来るかもしれないし、ましてや御告げなり未来予知なら女神と未来の神のアタシ達に任せなさい」
『アシマリマ♪アゥアゥ♪』
「我輩の見通す力は神々が行う
神を信じれば何時か幸福が訪れるでしょう、信じる者は救われます
等といった、いい加減で抽象的な物と違い明確に未来や過去を見通せるのだ
ではコレから幾つか質問をさせて貰う、中には答えにくい物があるだろうが決して嘘は付かず正直に答えるのだ」
「う………うむ」
互いに椅子に座り、バニルは机に置かれた丸い水晶に手を翳す
「では汝に問う、最近コッソリ鎧を軽量化した様だが何故だろうか?」
「ビクッ!!
そ………その……………わ………私は不器用なので、少しでも剣が当たりやすくしました」
「我輩は正直に答えろと言った筈だが」
「…………最近……ま……ますます腹筋が割れてきたので……それで………よ……鎧を軽く……し……しました……」
段々と声が小さくなっていく
(また割れたのか!?)
「よし、では次だ
就寝の際にて隣で眠る犬の小娘に気付かれぬよう、その身を抱き抱えながらニヤ付いていたのは何故か?」
『リオ、リオリオ?』
「ギクッ!!
よ……夜は寒い………だからリオルが風邪を引かないように暖めてあげようかと」
「何度も言わせるな正直に答えるのだ」
「…………か…………可愛いので………つい………抱きたく……なりました……」
『リオリオ♪ リィオリオ♪』
益々顔が赤くなるダクネスに対し、リオルは自分の知らない所で体を暖めてくれてありがとうと純粋に感謝する
「可愛い子を抱っこしたくなるなんて悪い事じゃないわよ、寧ろ母性愛を感じて立派よダクネス♪」
『アゥアゥ♪』
「うぅ……うぅ……」
そして追い討ちを掛ける女神と未来の神のコンビ
「よしよし、では次に移る
風呂場の洗濯籠に放り込まれていた、仲間である頭がおかしくない方の魔法使いが前に着ていた衣服を鏡の前で自分の身体にあて
どうだろうか、うーん結構良いんじゃないだろうか?
等と自問自答しながらニコリと笑っている時に後ろから物音がして、慌てて衣服を籠に戻したのは何故か?」
「……………お………幼い頃は……可愛い系の服を着ていたが………今では買うのも買って貰うのも恥ずかしく………触る事もなかったが………ふと籠に入っていたセレナの服を見つけて…………つ……つい試したく………私の様な筋肉女が出来心でキャラに合わない服を身体に合わせてしまい……ごめんなさい………ごめんなさい……」
『リオリオ、リィオリィオ♪』
「アタシは可愛い服を着たダクネス悪くないと思うわ、それに腹筋が割れてる筋肉娘でも可愛い服を着て良いに決まってるじゃない♪」
『アシマリィ!アゥアゥ♪』
またしても悪意が一切ない追い討ちが3つ振り下ろされ、更に
『確かに可愛かったロト』
「ギャァァァ!!辞めてくれロトム!!!
というか何故あの時の写真が………あの時の物音はお前だったかぁぁぁ!!!!」
『凄く絵になってたからついシャッターを押しちゃたロト』
ロトム図鑑の画面にセレナの服を身体に合わせ、可愛いらしく笑う彼女の姿が
「俺はオシャレって分からないけど、凄く似合ってると思うよダクネス♪
今度セレナに堂々と服を貸して貰いなよ」
「つぅ………ぅぅ………」
悪意が一切ない追い討ちが2つ追加され、最早声にならない悲鳴を囁きながら机に突っ伏すダクネス
「悪意が無いから怒るに怒れねえんだな……」
『ナマァ』
『ピカァ………』
「よしよしよし、では最後の問いだ
同居人のそこの男にいやらしい目線を向けられている事を自覚しているにも関わらず、身体の線がくっきり出る服を着てウロウロしているのは」
「この質問が本当に占いに関係しているのか!!全く関係性が見えんぞぉぉ!!!」
「はぁ?我輩がいつ質問と占いが関係あると言った?
占いは水晶に手を置くだけで可能だ、さっきまでの質問は占いの結果が出るまでの暇潰しに決まっておろぉぉらぁ止めんか!!!我輩の仮面を握りつぶすな!!」
「リオル!!! この性悪外道悪魔を祓うのを手伝え!!!」
『リオッ!?』
何とか彼女の怒りを鎮めたが、完全にヘソを曲げたダクネスに対し水晶を覗きながらバニルが口を開く
「やはり破滅の相が出ているな、頭のよろしくない貴様は自分を犠牲にすれば全てが解決すると短絡的な行動を取り
そしてその行動は誰も喜ばず、貴様も貴様の父親とソコの犬の小娘は激しい後悔と無念を抱き続けるであろう」
『リッ!?』
「あくまで占いだ、気にする事はないぞリオル」
『リオリオ……』
「ほう! 貴様だけの力では破滅の運命を回避する事は不可と出たか、ならばいっその事すべてを捨て逃げるのも吉だな
ソコに居る一線を越える勇気も度胸も無き小心者の男と遠き地に逃げるのも良き」
「べべべ別に俺は小心者じゃねえし!!!
てか止めろ!!俺にそんな筋肉女の運命託すのは!!」
「そうか」
「ひっ!?」
また殴られると身構えるカズマだったが、ダクネスはただ立ち上がっただけである
「占いには感謝するぞバニル、だがどんな運命であろうとも私はダスティネスの名に置いて決して逃げはしない
まぁ話半分に聞いておこう」
「そうか、まぁ精々足掻くがいい」
「今の話で何だかお父様の様子が気になってしまった、私は暫く実家で過ごすが構わないかカズマ?」
「お………おう」
『リオリオ!! リオルリオッ!』
「すまないリオル、先も言ったがお前に風邪が移るかもしれないから私だけで行かせてくれ」
『リィオリオ!!』
嫌だと首を振る
「頼む……言う事を聞いてくれ………お願いだ」
『リッ…………リオル』
「ありがとう………サトシ、私が戻るまでリオルを頼んで良いだろうか?」
「良いよ分かった………でもなるべく早く帰って来てあげてね」
「あぁ!」
そう強く頷き、リオルのボールをサトシに渡しダクネスは店を出る。
「全くあんな不安を煽る様な占いしか出来ないなんて、コレだから外道でゴミ屑の悪魔は」
「フハハハハ!!
真実を隠し、救いを求む者達に嘘を伝え金品を巻き上げる性悪の神共よりはマシだとは思うがな」
「ハハハハ♪
セイクリッド・ムーンフォース!!」
『リマァァ!!!』
「華麗に脱皮!!
フッハハハハ!!! 2対1で不意打ちとは余裕が無いな公害女神と金魚のフンよ!!」
「おいサトシ、巻き込まれない内に帰るぞ」
「う………うん……」
『ピカチ……』
『リオル元気出すロト……』
『…………リオ』
『ナンマ、ナマナマナンマケ』
『リッ………リオ!』
「おっと待つがいい小僧」
「言っとくが幾ら大金が入ったからって今日は買い物なんかしないぞ、どこぞの駄女神に奪われないように今から銀行に預けに行くんだ邪魔するな」
「フッハハハ!!金に対する執着心があるのならば心配無用だと思うが、その受け取った報酬で満足するなかれ
更なる商品を産み出し我輩に提供するがいい」
「言われなくてもそうするつもりだ、わざわざ呼び止めてまで言う事じゃねえだろうが」
「コレは貴様だけでなく鎧の娘の運命にも関わる案件だ」
「はぁ?」
「我輩はあの娘にこう言ったであろう、貴様だけの力ではどうにもならないと
だが貴様の頑張りと………犬の小娘、汝が普段から行っている特訓を怠る事がなければ
あの娘の運命が変わるやもしれんぞ」
『リオッ?』
「何だよそれ?」
「どう受けとるかは貴様ら次第だ、だが犬の小娘よ
汝にとって最も辛いと思う出来事が、みたび汝を襲うであろう
なので努力を怠る事なかれ、以上だ」
『リッ…………』
{私は元気なポケモンを集めていましてね、どうでしょうか貴女のそのリオルを譲って戴けないでしょうか?
勿論御礼は差し上げますよ}
{御礼は結構よ、お金なら余る程あるから
それより早く連れて行きなさい、この子を捨てた何て家の者に知られればワタクシが非情な人間だと嫌な噂が流れますから
この子は家出したという事に……って!! ちょっと待ちなさいリオル!!
この!! キッ!!!最後ぐらいワタクシの役にたちなさいよ!!!}
グサッ
『リィ………リオ………リオ……』
「お……おい大丈夫かリオル?」
「ボールの中で休むか!!」
『ピィカァ!!』
『リ…………リオ』
パシュン
呼吸が荒くなり段々と顔が青ざめていくリオルはボールの中に避難する
「あのバニルさん、一体何を見たんですか?」
「我輩はあくまでも忠告するだけ、ソレ以上は言えんな」
「でも………リオルやダクネスに大変な事が起きるなら俺達助けたいんです」
「なら貴様も何時も通り特訓をするがいい、やっと我輩好みの悪感情を抱く様になった小僧よ」
「悪感情?」
「前に言ったろ、コイツは生き物が恥ずかしいと思う感情が好きなんだ
でも抱く様になったって、コイツはまだまだウブな………あっ」
「どうしたのカズマ?」
「フッハハハ!! 中々に似合っているではないか、そうだ近い内にアクセルにてソコの公害女神よりご利益がある方の女神が主役の祭りが開かれ、その名物企画にミス女神コンテストなる物がある
それに出たらどうだ小僧」
「えっ…………あぁぁぁあ!!!!」
一気に顔が赤くなるサトシ
「おいバニル………まさかどういった経緯でそんな事になったかも知ってんのか!?」
「それがソコの小僧の着替え「わぁぁぁぁ!!!」『ピッカァァァ!!!』だから仮面を握りつぶすなぁ!!!離れんか!!!
着替えている場面以外は、何故か銀色の光に阻まれて見通す事が出来ん」
「そ………そうか(危ねぇ!!!俺らが義賊やってるのコイツにバレたら何要求されるか分からねえぜ!!!)」
「ふん! 意味深な事言って不安にさせるわ訳分からない事を抜かすだけ何て流石は役立たずの悪魔ね!!」
「ではハッキリ言える予言をしてやろう、節穴女神のお眼鏡にかなった卵からは立派な晩飯が産まれ焼き鳥にでもすれば好評なオカズとなるだろう」
「はぁ…?
未来の神イブの弟か妹は最強のドラゴンなのよ!!
焼き鳥になるわけないし、というか食べないわよ!!!
イブ! あのアタオカ悪魔に聖なるみずでっぽうを食らわせてあげなさい
イブ?」
『ニヤニヤ』
「……………ちょっとイブ」
『ギクッ!?』
「貴女まさか……ゼル帝を食べる所を想像なんかしてないわよね?」
『アゥアゥ!!!!!! アシマリマ!!アゥアゥ!!!!』
「…………そうよね♪貴女がそんな恐ろしい事を考える訳ないもんね♪
良くもアタシとイブの絆を壊そうとしたわね腐れ外道悪魔!!!」
「我輩は何も言っておらん、貴様が勝手に金魚のフンの思考を妄想………いや案外事実かもしれんな」
『アゥゥ!?
アシマァァア!!!!』
「のわぁ!? 貴様!!商品を水びたしにするなぁあ!!!」
「良いわよイブ!! やっちゃいなさい!!!」
「サトシ、コレ以上余計な詮索される前にさっさと避難するぞ」
『ナンマァ!』
「うぅぅ……」
「泣かないでさっさと行くぞ」
『ピカピ!ピカァ!』
『悪魔VS女神&未来の神の戦い撮影したかったロトがわぁぁ!?
逃げた方が良さそうロト!』
「お前も早く逃げるぞロトム!
(俺の金稼ぎとリオルの特訓が、ダクネスや親父さんの助けになるだぁ………意味わかんねぇぜ)」
実際ゼル帝ってオスとメスどっちなんだろ?