この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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ダクネスお誕生日おめでとう♪

そんな記念日の小説のタイトルがこんなのでゴメンね


この素晴らしいクルセイダーとお別れを

<冒険者ギルド>

 

クーロンヒュドラを討ち取ったその足でカズマパーティーとアクセルの冒険者連合軍はギルドに帰り報告を済ますと、ギルド職員達が全員慌てふためき急いで湖に確認に向かい

 

「冒険者の皆様!!! 大物賞金首クーロンヒュドラの討伐お疲れ様でした!!

 

つきましては、今回の討伐に参加された皆さん全員に多大な賞金が支払われます!!!!!」

 

 

「「「しゃぁぁぁぁ!!!」」」

 

「さぁ~今日も飲むわよ!!!

 

乾杯の挨拶を兼ねての

 

花鳥風月!!」

 

『アシィィマァ!!』

 

 

「うぉぉ!!前より派手になってやがるぜ!!」

 

「虹よ!! 虹が見えるわ!!!」

 

「流石だぜアクアさん!!イブ!!!

 

よーし乾杯だぁぁ!!」

 

 

 

暫くして、ギルド内でも目の上のたんこぶ扱いであったクーロンヒュドラが討伐された事に興奮気味の様子で帰って来た職員達の発言とアクアとイブの合わせ水芸を合図と言わんばかりにシュワシュワやジュースが入ったジョッキを皆でぶつけ合い乾杯する

 

 

「いやぁ~セレナは凄いね、もう私のレベル越えちゃったもの」

 

「そんな事ないわよ、まだまだ私なんて貴女やめぐみんにゆんゆんに比べたらヒヨッコの魔法使いなんだから」

 

「謙遜なんかしないしない!

 

爆裂魔法だけでソコまでレベル上げて来たんだから凄いって自信持たないと♪」

 

「ちょっとお待ち下さい、まるで爆裂魔法だけなのがハンデの様に聞こえますが……どういう意味か聞こうじゃないか」

 

「あぁ……えっと……」

 

「リーンが困ってるでしょ、絡まないであげなさい

 

ゴクゴク」

 

「そうよ! 大体爆裂魔法だけって本当にハンデなんだから」

 

「おやおや~?

 

今回私に活躍を持って行かれて僻んでるんですか~ゆんゆん」

 

「ひ……僻んでないわよ、大体私だって活躍したもの」

 

「フッフフ

 

ピカチュウとナマケロに協力しただけの貴女と、あのクーロンヒュドラに止めの一撃を食らわせた私の活躍度とでは天と地ほどの差があるのですよ!!」

 

「な…なら、めぐみんだってセレナとバルスリンと協力して爆裂魔法撃ってたじゃない」

 

「えぇ協力はしました、しかし今問題なのは止めを刺したのが誰なのかという話です」

 

「でもさ私見てたけど、めぐみんとセレナの爆裂魔法とバルスリンのだいばくはつって術が爆発するの同じタイミングだったから誰のが止めになったか分からないんじゃない?」

 

「そんなの一番威力がある私に決まってるじゃないですか!!」

 

『バケッ!? ガツガツムシャムシャ!!

 

バケバケ!!!!! バケチャバッケェ!!!!!』

 

急いで目の前の飯を爆食いし、勢い良くバルスリンがめぐみんの頭に乗り何かを訴え始める

 

「ぬわぁんですって!?

 

良いでしょう!!なら数日前に有耶無耶となった最強の爆裂決戦、今ここで雌雄を決しようじゃありませんか!!!」

 

『バケチャバ!!!』

 

 

「2人共ダメよ、町の中で爆裂魔法とだいばくはつは禁止って散々職員さんや町の人達に言われたでしょ

 

ゴクゴク」

 

「最下位は黙って言って下さい!!!」

『バケッバケ!』

 

「………………はぁ?

 

私が最下位なの?」

 

『バケッ!

 

バケチャバケバッケバケチャバケバケバケチャバッバケチャバッケチャバケバケッチャバケッバケバケチャバケッバケケバッケバケバケバッケッケケッケバッバケチャバババケチャバケケバッケバ』

 

「おぉ流石はバルスリン良く見てますね、確かにセレナの爆裂魔法はまだまだ派手さがありませんし全てを出しきろうとする気迫が見えませんものね」

 

『バケバケ!』

 

 

「……………霞纏いし大地よ遥かなる光よ」

 

「ちょっと待ってセレナ!!!」

「ミイラ取りがミイラになっちゃダメでしょ!!!」

 

「面白い!! では今ここで正確な順位を決めようではありませんか!!!」

 

『バケチャバッケ!!!!』

 

「良いわね!!やってやろうじゃないの!!!」

「「ダメぇぇぇ!!!!」」

 

 

 

 

 

 

『ねぇマフォクシー……まさかと思うけど』

 

『正解よ』

 

『やっぱり……』

 

『安心して今回はセレナだけだから、前は両方酔っちゃってベロンベロンになっただけで終わちゃったしね

 

それにセレナ言ってたでしょ、男女のアレコレに発展するかは私やサトシの意思で決めなきゃいけないって

 

だから今回はセレナだけを酔わせてサトシに運んで貰い、酔って顔が赤くなって無防備のあの子を見てサトシがどう行動するか………楽しみだわ♪』

 

『今度こそセレナの雷が直撃しても僕は知らないからね』

 

『構わないわ、ゼットエーの顔を見る為ならソレぐらい我慢するわ』

 

『誰それ?』

 

『セレナとサトシのひ孫♪

因みに女の子で、まだ赤ちゃんだから母親のゼットがそれを抱っこしてるの

 

そしてソレを見て微笑ましいなと感じるエックスに、お前も歳を取ったなって笑いながらコタツでお茶とミカンをセレナとサトシが向かい合って食べてるの

 

はぁ~幸せな風景~♪』

 

『………………………』

 

『おいピカチュウ朗報だぜ………どうした?』

 

『ちょっと頭が痛くなって………それでナマケロ朗報って何の事?』

 

『あの仮面の悪魔野郎が銀髪盗賊団の事を見通せなかったらしい、だから捜索を打ち切ったんだってよ』

 

『本当に!?』

 

『ソースはアイツと同じ店に居るバイトの女王様だ間違いねえ』

 

『なら信憑性高いね、よーしサトシに早速教えてあげないと!!』

 

『ついでにカズマにも言っといてくれ~

 

ヒュドラって奴も倒したし、コレで安心して自堕落で気楽なスローライフを遅れるぜ………ふわぁぁ~もう1ヶ月は動きたくねぇ~腹減ったけど食うの面倒くせぇし………寝る……すぅ~すぅ~』

 

 

一方その情報ソースとなった氷の女王からバイトの女王にジョブチェンジしたユキメノコはといえば

 

 

『プププ!! ヒュドラの攻撃が迫って来た時の貴女の悲鳴や泣き顔………プププ!!あぁ……思い出すだけで……プププ……お……お腹が!!』

 

『くぅぅぅ!!!アタクシを助けたかったらって調子に乗るんじゃありませんわよメスガキ!!!』

 

『今更強がっても全然怖くありませんし、寧ろ必死に強がってて愛らしさを感じますよ泣き虫女王様……プププ♪』

 

『うぅ………う………うわぁぁん!!覚えてなさいよねぇぇ!!!』

 

泣きながらギルドを飛び出して行った

 

 

 

 

 

「ありがとうリオル……お前や皆のおかげでクーロンヒュドラを打ち倒す事が出来て最高に嬉しい」

 

『リオリィ♪』

 

「特に先のは本当に気持ち良かった……ハァ……ハァ……自分の力が抜け落ちて行く感覚……ハァ…ハァ…動かしたいのに体の自由が効かなくなる感覚……つぅ……もし敵に囲まれた時になったと考えるだけで……うぅぅ……」

 

『リオリオ!? リオリィオ?』

 

「ハッ!? だ…大丈夫だ!!!」

 

 

「おーい今回の主役さんよ、気分はどうだ………って……何興奮してんだお前?」

 

「してにゃい!!!

 

き……気分なら最高に決まっているだろ、あのヒュドラを遂に打ち倒す事が出来たのだから」

 

「ちげーよ、俺の聞いた気分ってのは体調の事だ

 

先までめぐみんとセレナと同じで、お前も身動き取れなかったじゃねえかよ」

 

「アレは………えっと………リオル何だったかアレは?」

 

『リオリオリッ』

 

「そうだ波動だったな、私の中に眠っている波動という力をリオルが引き出してくれたんだ

 

おかげでクーロンヒュドラの攻撃を掴み投げ飛ばす事が出来たのだが、その負担で体が動けなくなったらしい」

 

「ポカーン」

 

「どうしたカズマ?」

 

「いきなり説明無く専門用語みたいなの聞かされて混乱してんだよ……へいロトム!」

 

『はいはい! 何の用ロト』

 

「波動って何だ?」

 

『りゅうのはどうにあくのはどう、それにはどうだんの事ロトか?』

 

「いや技じゃなくて」

 

「生き物や物に宿っている気の事だよ」

 

『あぁ!?アチシの解説の仕事取らないでロト!!!』

 

「ゴメンゴメン」

 

ロトムではなく側に居たサトシが代わりに説明する

 

「体の中に眠ってる潜在能力的な奴か?」

 

「そうそう!

 

リオルはその波動を使って遠くに居るトレーナーとピシュンって会話したりムキムキって強くなったりするんだ、凄いでしょ」

 

「擬音ばっかで説明になってねえよ!!!」

 

「えっ?」

 

『やっぱりアチシの出番ロト!

 

リオルは波動を使って遠くに居るトレーナーとテレパシーで会話したり今見てる映像や過去の映像を共有して見せる事が出来るロト、それに先みたいに身体強化だって出来るロトよ』

 

 

「へ~それは凄ぇな」

 

「それ今俺が説明したばっかりじゃんか」

 

「お前のは殆ど擬音で説明になってねえよ!!」

 

「えぇ~!?」

 

 

「そんな力が人間の中に宿っていたとはな……」

 

「全員が使える訳じゃないけどね、俺も少しは使えるけど先のダクネスみたいにズバァンって攻撃をドギャァァって投げ返すのは無理だと思うし」

 

「だから擬音説明は辞めろ!!!

 

 

てかリオル、そんな事が出来るなら最初にヒュドラと戦った時に使っときゃ良かったんじゃねえか?」

 

「どうやらさっき使える様になったらしい」

 

『リオ!』

 

「あぁそうなのか、そんじゃあコレからは宜しく頼むぞ」

 

「何がだ?」

 

「どうせ身体強化してもお前は攻めより守りの方が良いんだろ?

 

だからコレからも前線での守りは任せるぜ」

 

「コレからも………か」

 

「どうしたの?」

 

「いや……何でもない」

 

『確かにヒュドラの攻撃を受け止めて投げ返せるなんて、防御力も体力も相当上がっていたロト

 

コレからも守りのダクネス攻撃のリオルの名コンビの活躍を期待するロト』

 

『リオリ! リオリオ!!』

 

「そうだな……うん……」

 

 

「それではサトウカズマさん、ならびにパーティーメンバーの皆さん!

 

今から討伐金をお渡ししますので此方に来てください!!!」

 

ギルド職員から呼び出しを受け窓口に向かう

 

 

「私が一番なの!!!!」

 

「しつこいですね!!!我の爆裂魔法こそ至高なのです!!!」

 

『ガツガツムシャムシャ ゴクゴク』

 

「「どさくさ紛れに飲み食いするなぁ!!!」」

 

「ケンカは辞めてぇぇ!!

 

キルちゃん止めるの手伝って!!!」

『キルキル……』

 

 

 

「何だぁ?また酔ってんのかアイツ?」

 

「うん、マフォクシーがジュースとシュワシュワのコップを入れ換えたってピカチュウが」

『ピィカァ』

 

「はぁ……お前いい加減に辞めとけよ、昔と違って今は親父よりママの雷の方が怖いんだからな」

 

『フォクシィ! マフォク~♪』

 

(コイツ俺の話全然聞いてね……)

 

「楽しみだわ♪

 

ヒュドラの討伐金10億を6人で割れば………えっと………ダクネス」

 

「大体1人1億6000万エリスだな」

 

「1億6000万……幻の500年物のシュワシュワと最高級ステーキのフルコースが堪能出来るわ……ゴクリ」

 

「言っておくがアクア、ヒュドラの討伐金は今回のクエストに参加してくれた皆で割るぞ

 

50人÷10億エリスで1人の取り分は2000万エリスだ」

 

「はぁ!? 何で何で!?」

 

「皆の協力がなければヒュドラの討伐はなし得なかった、御礼をするのは当然の事だ

 

既にカズマとも話し合いで決めている」

 

「おう!」

 

「うっ………まあ良いわ、2000万エリスあれば500年物は無理でも100年物のシュワシュワと最高級ステーキのフルコースを暫くは満喫出来るもの

 

イブ、一緒に最高級の取れ立てミネラルウォーターと最高級ステーキのフルコースを堪能しましょうね」

 

『アゥアゥ♪』

 

 

「おっと!お前とサトシの2000万は俺に寄越せよ」

 

「えぇぇ!? 何で!?」

 

「ちょっとカズマさん………貴方いつの間に女神と少年から金をせびるまで落ちぶれちゃったのかしら……他の冒険者に渡して、あんなに頑張った仲間からむしり取る何て最低よ!!

 

鬼!!エリス!!悪魔!!」

 

「お前らが卵買うために俺から4000万盗んだの………忘れたのか……あぁ?」

 

「「あっ………」」

 

「あのサトウさん………そろそろ宜しいですか?」

 

「あぁ良いッスよ!

 

てか今更だけど何時ものお姉さんどうしたんッスか?見当たらないッスけど」

 

「ルナさんの事ですか?

 

実は3日前から休んでまして」

 

「体調不良ッスか?」

 

「そうみたいです、何だか胸がドキドキして頭がボーとするから休みたいって連絡が」

 

「へ~」

 

 

 

 

 

 

その頃

 

 

<何処かの住宅>

 

 

「スミマセンねルナさん、お世話になっちゃって」

 

「い……いえ……そ……そんな事ありません!!!」

 

4日前に自分達が指名手配されている事を知り、ほとぼりが冷めるまで雲隠れする事を決意し荷物を纏めていたロケット団だったが

 

一体何処に隠れたら良いんだと頭を悩ませていた時に、常連となったルナが店に来た際に大量の荷物を持って逃げようとしている場面を見られてしまい

 

「厄介事が片付いたら直ぐにお邪魔するんで、スミマセンがもう暫く居ても良いですか?」

 

「なんなら……その……や…厄介事が片付いても、コジロウさんが宜しければ……その……ず……ずっと私の家に暮らしても構いませんよ」

 

何か厄介事に巻き込まれ夜逃げしようとしていると勘違いした彼女によって自宅に案内され

 

 

「あの女、コジロウにコレね」

 

『コレニャ』

『ソォォナンスゥ!!!』

 

『マネェ♪』

 

全員で彼女の自宅にお世話になっていた

 

 

「いやいや!そんな訳には行きませんよ!!!

 

(マズイ!!

 

俺らが指名手配さてる奴だって気付いて逃がさないつもりなんじゃ!!)」

 

「そ……そうですよね!!

 

(そうねまだ私達まだ出会って1週間ちょっとしか経ってないんだから、流石に早すぎたわ……もっとお互いの事を良く知ってからじゃないと)」

 

 

「どうでも良いけどお昼まだぁ?」

 

「出前を取ってるから待ってなさい!!!

 

(というか……この女が一緒に居たら私とコジロウさんの関係が発展しないじゃないの!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ではサトウカズマさんとパーティーメンバーの皆さんには1人2000万エリス、そして今回参加した皆さんの希望で43人の取り分から割り引いた2000万エリスをサトウさん達に増加し合計1億4000万エリスをお渡し致します」

 

「えっ? 良いのかお前ら?」

 

「構わねえよ、今回のはお前らのクエストだろ」

 

「だが……私達だけでなく皆の協力があったからこそヒュドラは討伐出来た、なので報酬は平等に分けるべきだ」

 

「なぁに言ってやがる、明らか俺らよりお前らのが活躍したじゃねえか

 

なのに金額が一緒じゃ不平等だろ」

 

「そうそう、ララティーナちゃんの活躍に持って行かれちゃったしね」

 

「良いのかリーン?

お前の所は借金が」

「平気平気、全額貰ってもどうせあのバカの借金まだ5000万エリスもあるから……」

「ゴクゴク

ぷはぁぁぁ!!!もっとヒュドラ討伐のMVPのダスト様にお代わり持って来なぁぁ!!!!」

「はぁ………だから受け取ってララティーナちゃん」

 

 

「あ…………ありがとう」

 

 

「よーし分かったぜお前ら

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあこの2000万で今から

お疲れ会を開催する!!!!!!

 

皆飲めぇ!!!食えぇぇ!!!」

 

「「「ウォォォ!!!!!」」」

 

 

 

 

『せっかく2000万増えたのに、これじゃあ意味が無いロト

 

止めなくて良いロトかダクネス?』

 

「構わないさ、手伝ってくれた皆へのお返しだ」

 

「ダクネス」

 

「どうしたサトシ?

 

言っておくがシュワシュワはダメだぞ」

 

「分かってるよ流石に前ので懲りたから、何だかダクネスが凄く楽しそうだなって思っただけだよ」

 

「当たり前じゃないか、私の為に町の冒険者達が集まり協力し、こうやって祝ってくれているんだ

 

楽しいのは当然だろ♪」

 

 

「そうだね♪」

 

 

『リィオリィ! リオリィオ!!』

 

『ピィカァァァ!? チャァァ♪』

 

「おっ! ケチャップジュースか、良かったなピカチュウ!

 

ありがとなリオル」

 

『リィオリィ♪』

 

 

 

 

 

「本当に…私は幸せ者だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後のクエストを皆と達成出来て……最高に幸せだ」

 

その日は遅くまでクーロンヒュドラ討伐お疲れ会が行われ………そして次の日

 

<カズマの屋敷>

 

 

 

『リィ……………リオ……リィィオ~』

 

「お早うリオル」

 

『リオリィオ! リッ?リオリオ、リィオリィオ?』

 

目覚めたリオルが真っ先に目に入ったのは、ダクネスが自室の机にて何かを書いている光景だった

 

「手紙を書いていたんだ、私にとって大事な人達に渡す為のな

 

さて腹も減った事だし、朝ごはんを食べに行こうか」

 

『リオッ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ……うぅ……」

 

『リオリ!?』

「テーブルに突っ伏してる所を見るに二日酔いかセレナ」

 

「うん……前よりはマシだけど……頭が痛くて」

 

「1杯とはいえ流石にお前の歳でシュワシュワを飲めばそうなるな………しかしお前がそんな調子なら、その朝ごはんは誰が作ったんだ?

 

かなり力が入ってるな」

 

テーブルにはヨーグルトにスクランブルエッグにトーストにコーヒーミルクが添えられていた

 

「マフォクシーよ………あんなに私が怒ったのに何だかあの子、昨夜から凄くご機嫌で」

 

因みにマフォクシーは今洗濯に外に居る

 

「朝ごはんもノリノリで作ってたの……ねぇ……昨夜何かあった?」

 

「いや……何もなかったぞ

 

(サトシにお姫さまダッコでベッドに運ばれて、お前が眠るまで側に居たぞと言えば二日酔いの状態なら間違いなく体調を崩す……黙っておこう)」

 

「そう……あぁゴメンなさい、朝ごはん食べに来たのに邪魔よね」

 

「良い、そのまま大人しくしていろ

 

今日の晩御飯の担当もカズマかめぐみんに変わって貰ったらどうだ?

 

モグモグ」

 

『あーん!モグモグ リオリオ♪』

 

 

「うんうん……前よりはマシだし1日中気持ち悪くはならないだろうから大丈夫……というかカズマはまだしも、今めぐみんと一緒に居たくないし」

 

「ゴクゴク

 

めぐみんは強がりなんだ、決して本心でお前をバカにした訳じゃないから彼女の事を嫌いにならないでくれ」

 

「えっ? 私嫌ってないわよ」

 

「へっ?

 

今めぐみんに会いたくないって、だから前みたいにめぐみんを嫌っているのかと思ったんだが」

 

「違う違う、そりゃあ確かに煽られて悔しいけど、めぐみんがどんな事でも一番になりたがってるのも強がりなのも私知ってるわ慣れたから

 

私が会いたくないって言ったのは秘密の特訓をしている事を感付かれたくないからなの」

 

「そういう意味だったか、というか……そんな特訓をしていたのか?」

 

「えぇ、めぐみんって出し抜かれるの嫌がりそうでしょ?」

 

「……………確かに」

 

「だからめぐみんや念のため皆にも内緒で、最近小さいクエストを受けてレベルを上げて爆裂魔法の威力を上げていたの

 

めぐみんと一緒に居たくないのは魔力を感じる事が出来る様になって、私めぐみんの魔力の高さに気付いたの……私……彼女と同じアークウィザードで良かったのかなって自信損失し掛かっちゃって……だからレベル上げに集中する時はめぐみんには側に居て欲しくないの」

 

「そうだったのか………私は魔法使いではないから大したアドバイスは出来んが、セレナもめぐみんに負けず立派な爆裂魔法を撃っているぞ

 

ここ最近ヒュドラに向けて撃っているのを間近で見た私の感想だ、間違いない」

 

『リィオリ! リィオリオ!!』

 

「リオルもそうだよと言っている」

 

「ありがとう2人共♪

 

よーし!絶対めぐみんやバルスリンが度肝を抜くような爆裂魔法を撃てる様になるわよ」

 

「…………ふふ」

 

 

「ダクネス?」

 

「いや……パーティーに入った時は爆裂魔法なんて覚えるんじゃなかったぁぁ

 

と激しく後悔していたのに、今ではめぐみんに負けないぐらい爆裂魔法を気にいっているなと」

 

「確かに最初はデメリットばかりだなって思ってたけどパワーは本当にあるし、レベルを上げて段々と威力が増していく過程を感じられて向上心が高まってレベルだけじゃなくてモチベーションも上がってるの」

 

「そ……そうなのか?」

 

 

「まあ流石にあの2人と違って誰かが居る場所や重要な場所が爆発するのを芸術や快感だなんて思わないけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆裂魔法で破壊される場所を眺めるの……結構クセになって来たわ♪」

 

「…………………本心なのか……それともまだ酔いが残ってるのか……どっちだ」

 

「何か言った?」

 

「いや何でもない

 

 

取りあえず二日酔いなんだ、今夜はカズマかめぐみんかマフォクシーに晩御飯を頼むといい」

 

「だから大丈夫だって

 

 

というかダクネス、貴女はやってくれないの?」

 

「えっ………あぁ………私の料理の味は普通だからな、だからあまり評判は良くないだろ?」

 

「そんな事ないわ、私ダクネスの作ってくれる料理とっても大好きよ♪

 

ちゃんと美味しく食べて欲しいって心が込もってるもの」

 

 

「心が…………ふふ……初めて言われたよ………ありがとうセレナ♪

 

というか……リオルだけでなく私も先に食べてすまないな」

 

『ゲップッ~』

 

 

「気にしなで私がこんな状態だから」

 

「そうか……では一足先にごちそうさま」

 

『リオリオリィ』

 

「さて……」

 

「何処か行くの?」

 

「少し散歩にな…………じゃあな」

 

 

「ん?

 

えぇ行ってらっしゃい………ふぅ……大分気分が落ちついてきたし、私もそろそろ食べようかしら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「聖水の用意」

 

『アシッ!』

 

「御札の用意」

 

『アシッ!』

 

「白旗の用意」

 

『アシッ!』

 

 

「用意は完璧ね、さあ行くわよ!!」

 

『アシィマ!!』

 

 

「何処に行くんだ2人だけで」

 

 

「あらダクネスにリオルお早う、今からアタシ達だけで討伐クエストに行くのよ」

 

『アゥアゥ!』

 

「2人だけで大丈夫か?何なら私達も」

 

「平気よ、相手はゴーストなんだからダクネス達じゃ相手出来ないわ」

 

「ゴーストか……確かに霊体相手では私よりもお前の方が適任だな

 

しかし珍しいな何時もならゴースト相手でも戦力としてサトシを連れて行くのに、今日はイブだけとは」

 

「報酬の分けまいを減らす為よ、何処かの豪遊ニートに2000万エリス取られたからアタシお金が欲しいの!!」

 

「………最初にアイツの金を盗んだのはお前じゃなかったか」

 

「私は良いのよ女神なんだから」

 

 

「アクア………本当にバチが当たるから女神アクアを名乗るのはそろそろ自重した方が良いぞ」

 

「うぅ………うわぁぁぁぁん!!!アタシは本当に女神なの!!!」

 

「分かった分かった!! 水の女神アクア様、どうか泣き止んでくださいませ!!」

 

『リオリィ! リオリオッ!』

 

「うぅ!! ズゥゥ!!!」

 

『リッ!?』

 

渡したハンカチで涙だけでなく鼻水を啜られてしまう

 

 

「うぅ……ありがとうリオル」

 

『リィ……リオリィオ』

 

「リオルがハンカチを渡してくれたから今回は特別に許してあげるわ」

 

「あ……ありがとう」

 

「あとアタシにオツマミのチーズを作りなさい、そうしたら許す所か今の無礼を聞かなかった事にしてあげるわ」

 

「チーズ?」

 

「前に一緒にシュワシュワ飲んだ時に貴女が自宅で大量に作っちゃったから持って来た奴よ、あれ凄く美味しかったわ」

 

「あぁ!まだリオル達と会う前のヤツだな、確か父がチーズにハマった時期だったかな……それで私が作ってあげようとしたら予想以上に出来上がってしまい持って来たんだが……そんなに美味しかったのか?」

 

「うん、あんな美味しいチーズ初めてだったわ♪

 

ダクネスは他の料理は普通か不味いの二択だけどチーズ作りに関しては天才的ね、水の女神アクアが貴女にチーズマスターの称号を与えるわ」

 

「………ふふ……ありがとう……アクア」

 

「じゃあ頼んだわよ、今回のクエストの達成金なら30年物のシュワシュワぐらいなら奢ってあけるから一緒に貴女のチーズを肴に飲みましょうね♪」

 

「あぁ」

 

「さあ朝ならゴーストも弱ってるわ、アタシ達でサクッと討伐してやるわよ!!!」

 

『アゥアゥ♪』

 

 

 

「気を付けて行くんだぞ

 

 

 

一緒に飲みましょう……か………そうだな……また一緒に飲みたいな」

 

 

『リィ?』

 

「さあバルスリン!! 私の杖を奪ってみなさい!!!」

 

「ん? 今のはめぐみんの声か?」

 

 

 

 

 

 

 

『バケェ!! バケェ!! バケェ!!』

 

「よっと! ほい! ほいさ!!

 

もっと高速で翻弄しないとマフォクシーの杖を奪えませんよ」

 

『バケチャバ!!』

 

 

「自主練か2人共」

 

「えぇ! マフォクシー対策をしていた所です」

 

『バケチャ!』

 

『リィオリ?』

 

「対策?」

 

 

「彼女の炎技は手に持ってる杖から放たれていますよね

 

なので杖を奪う、もしくは叩き落として行動を封じ

 

そこにだいばくはつを叩き込むという作戦です」

 

「相手の行動を封じようという訳だな、しかし何故マフォクシーなんだ?

 

前は最強のトレーナーになる為にピカチュウを倒したいと言ってなかったか」

 

「サトシの前に先ずはセレナからです、酔っていたとはいえあの子が自分の爆裂魔法が1番などと抜かしていたでしょ?

 

だから!!

 

爆裂魔法だけでなくトレーナーとしても私の方が上である事を知らしめ分からせてあげようと思いましてね」

 

『バケチャバ!! バケバケ!!』

 

「闘争心剥き出しだな……」

 

「まあ同じアークウィザードですからね負けたくありません、それにあの子は私には劣りますが確かなる才能があります

 

それを磨いてあげようとしているのに、最近はマフォクシーと一緒に何処かに行って私のレッツ爆裂の誘いを断っているんですよ!!少しは鼻っ柱を折って分からせてあげないと」

 

 

「そ……そうか

 

(ならセレナがレベル上げをしていると言っても、怒る所か寧ろ褒めそうだな……まあ皆にも内緒にしているし私からは言わないでおこう)」

 

 

「さあバルスリン対策の練習を続けますよ!!」

 

『バケチャバ!!』

 

 

「なら私達も手伝おうか?」

 

『リィオリ!』

 

 

「いえ大丈夫ですよ、それよりダクネスは早くやらなくてはイケない事をやって来てください」

 

「な………何の事だ……(まさかめぐみん……知っていたのか)」

 

 

「アレ程までにクーロンヒュドラを倒したいと思っていたの、お父さんへの誕生日プレゼントにしたかったんでしょ?」

 

「えっ?」

 

「違うのですか?

 

てっきり誕生日の日からお父さんの体調が崩れたので、用意していたプレゼントがダメになったので新しいプレゼントとして厄介者のヒュドラを打ち取ろう

 

実に脳筋のダクネスらしいプレゼントだなと思いましたが」

 

「……………見事だめぐみん! あまりにも的確に見破られて思わず呆気に取られてしまった」

 

「そうでしょう~そうでしょう~私の読み通りでしたよ」

 

『バケバケ!バケチャァ♪』

 

 

「いえいえそれ程でも、それでお父さんの体調はまだ良くなってないんですよね」

 

「………あぁ」

 

「ならさっさと自宅に帰ってヒュドラを倒した事を知らせに行くのです、特別に私ではなくダクネスが止めをさしたと言っても構いません

 

そうすれば、お父さんきっと嬉しくて直ぐに元気になりますよ」

 

「めぐみん…………ありがとう♪

 

では早速そうさせて貰う」

 

 

「行ってらっしゃい!

 

 

さあバルスリン! ドンドン来るのです!!!」

 

『バケバケチャア!!!!』

 

 

 

 

 

『リオリオ! リィオリ?』

 

「既にお父様にはヒュドラを倒した事は連絡しているが、だが……めぐみんの優しさを否定する訳にはいかないだろ

 

話を合わせてくれリオル」

 

『リィオリオ♪』

 

 

「あっ! ダクネスお早う!」

 

『ピカピ! ピカチュウ!』

 

『リオリィオ! リオリリ!』

 

「あぁお早う、まさか私よりお前の方が早起きし出掛けるとはな」

 

「良く言うぜ、親父さんが風邪引いたって言ってから暫くはお前の方が遅かったじゃねえか」

 

「そうだったか?」

 

「おいおい幾ら脳筋だからって若年性アルツハイマーになんのは早いぞララティーナ、まだ1週間前の話じゃねえか」

 

「あぁ……そういえばそうだったな、あの時は色々考え事をしていたから記憶から抜け落ちていた」

 

「あぁ?………そうか」

 

「それで朝早くから何処に行っていたんだ?

 

まさかカズマとナマケロがサトシとピカチュウのトレーニングに付き合う……訳はないな」

 

「当たり前だ、誰が朝っぱらから丸太担いで町の周辺2周なんてバカみたいな事に付き合うか」

 

『……………ナマ』

 

 

「今日は久しぶりに堂々と外に出たから2周だけど普段は1周だよ」

 

「周回数の問題じゃねえ!!

 

お前があんなのしてるの町の連中に見られたら、また俺が虐めてるとか変な噂が流れるから明日からは辞めろ!!!」

 

「えぇ!?」

 

 

『アチシ達はサトシとピカチュウのトレーニングの見学を終えて、今からカズマが制作中の品物の材料集めに行く所ロト』

 

「そうか……なら私達も」

 

「いらねえよ、お前はさっさと自宅に帰って親父さんにヒュドラ倒した事を報告して来い

 

どうせヒュドラ倒したい理由は親父さんの為なんだろ、お優しいこってなララティーナお嬢様」

 

「…………フフ……分かった、そうさせて貰うよ」

 

「………おいダクネス、お前なんか疲れてんのか?」

 

「そんな事ない、寧ろ清々しい気分に決まっているじゃないか♪

 

ではお言葉に甘えさせて貰うよ、行くぞリオル」

 

『リィオリオ!』

ピカン

 

 

「あっ………フフ♪

 

ダクネス、リオル」

 

「何だ?」

 

「もう少しだから頑張ってね♪」

 

 

「ん?………あ……あぁ……分かった」

 

「何を頑張るんだ?」

 

「それはお楽しみだよ、なあリオル」

 

『リオ♪

 

 

リオリィオ、リィオリオ!!』

 

「材料集め頑張ってねと言っている、私からも言わせてくれ……材料集めにポケモン探し………頑張るんだぞ♪」

 

「うん♪」

 

「おい待てダクネス」

 

 

「じゃあな!!」

 

 

「おい!! 何なんだアイツ、何時もならララティーナお嬢様呼びしたらキレるってのにスルーしやがって………何か隠してやがんな」

 

「そう? 俺には凄く喜んでて満足してる様に見えたけど」

 

『アチシもそう見えたロト』

 

 

「いいや俺の勘が言ってやがる、アイツはまだ何か大事な事を隠してるってな……帰って来たらミッチリ取り調べて吐かせてやるとするか……ミッチリ……とな」

 

 

「カズマって時々変に指をクネラセテるけど、あれ何の意味があんだろうな?」

 

『ピカピ……ピカチュウ』

 

「知る必要のない事?

 

えぇ~メチャクチャ気になるじゃんか」

 

 

 

 

「めぐみんとカズマも似た所があるんだな、全く同じ事を言ってくれるなんて……優しいな

 

いや……2人だけじゃない……セレナもアクアもサトシもアクセルの皆も……私の為に手伝ってくれた……皆……良い奴だ」

 

『リィオリオ!』

 

「そうだな♪

 

だがリオル、優しいのは皆だけじゃない……お前もだぞ」

 

『リオ?』

 

「波動を使って私を助けてくれただろ、お前は優しくて最高にカッコいいポケモンだ………ありがとうリオル♪」

 

『リオリィ♪

 

リオリオ、リオリィリィオリオ?』

 

「お父様が元気になったら必ず一緒にあの花を渡す約束だろ、大丈夫だちゃんと覚えている

 

全く……お前は本当にお父様の事が好きなんだな、初めて私の実家に行った時は」

 

 

 

 

 

 

 

 

{どうだリオル、コレが私の実家だ

 

カズマのよりも立派な屋敷だろ…………リオル?」

 

{リィ……}

 

 

{どうした? 何を震えている?}

 

{リィオ!? リオリィリオ!}

 

 

 

 

「あんなに実家に入るのを嫌がりハーゲンやお父様を前にしてもカチコチに緊張していたのに、直ぐに懐いて今では使用人達から様付けで呼ばれるぐらい仲良くなり

 

 

早くお父様に会って誕生日おめでとうと言いに行きたいと

 

フフ……まだ数ヶ月前なのに……何だか凄く懐かしい気分だ」

 

『リオリオ! リオリィオ!!』

 

「別にちゃかしてる訳じゃない、それだけお前が私だけでなく私の家族も好きになってくれたという事だろ?

 

その気持ちが嬉しいんだよ私は……ありがとうリオル、私の友……いや家族になってくれて♪」

 

『リィ……リィオリオ♪』

 

「………ではリオル、家族としてお前に頼みたい事がある」

 

『リオ?』

 

「私は今から大事な用事があるんだ、それには私1人で行かねばならない

 

だからお前だけで屋敷に帰ってくれないか」

 

『リオリィ!』

 

「ありがとう」

 

 

『リオリオ! リィオリオ、リオリィ!!』

 

 

「あぁ、お前こそ気を付けて帰るんだぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうリオル…………サヨナラだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<その日の夕方、カズマの屋敷>

 

「ジャジャ~ン!!今夜はごちそうよ」

 

『フォクシ~♪』

 

 

『本当にごちそうロト!!

 

今日って何かの記念日ロトか?』

 

「うんうん、昨日はギルドの皆でお疲れ様会をやったでしょ?だから今日は私達だけでやろうかなって」

 

「良いなソレ! ありがとなセレナ♪」

 

「うぅ……うん♪」

 

「はいソコ!良い空気の中すみませんが」

 

「何……めぐみん、言っとくけどレッツ爆裂は暫く無しよ」

 

「分かってます、明日貴女とマフォクシーにポケモンバトルを申し込みたいのですよ」

 

 

「私達と?」

『マフォ?』

 

 

「別に構わないけど、サトシじゃなくて私で良いの?」

 

「良いんです、サトシには審判をお願いします」

 

「良いよ」

 

「(フッフフ……サトシの前でコテンパンにされれば私達の凄さを嫌がろうとも知る事になりますね)

 

明日は頼みますよバルスリン」

 

 

 

『バケェ~……ジュルリ』

 

 

「コラ、つまみ食いは行けません」

 

『バケッ!?』

 

 

 

 

「おいアクア……お前そのシュワシュワ何処でクスネて来たんだ正直に言え、今ならバレてないかもしんねえから返して来い『アシィィ!!!』グペェェ!!!何すんだ!?」

 

 

「愚かにも女神と未来の神を盗人扱いした天罰が下ったのよ、コレは少々証明アタシとイブが労働で手にいれたお金で買った物なんだから」

 

『アゥアゥ』

 

「労働だぁ?」

 

 

「レジーナとかいうドマイナーな女神の信者のゴーストを成仏させて来たの、そのクエストの達成金で買ったのよ悪いかしら、さあ謝りなさいアタシ達を盗人扱いした事を謝って!!!」

 

「へいへい……申し訳ございませんでしたアクア様、イブ様」

 

「良いでしょう、ついでに今持ってる全財産をアクシズ教に寄付しなさい」

 

 

「調子にのんな、最近俺よりだらけきってる駄女神が半日働いたぐらいで意気がってんじゃねえ」

 

「うぅ……うわぁぁぁぁん!!!」

 

『アシィィ!!!』

 

「グペェェ!!!」

 

「ダメだよイブ、せっかくセレナとマフォクシーが作ってくれたゴチソウが濡れちゃう!!」

 

『ピィカァピカ!』

 

 

「俺の心配もしろよ!!!!」

 

 

 

「後はダクネスだけね、リオル!ダクネスはどれぐらいで帰って来るの?」

 

『リオリオ、リオリィ』

 

『聞き忘れたみたいロト』

 

「そっか……じゃあダクネスが帰って来るまで待ちましょうか」

 

 

こうして暫く経過した後、カズマパーティーだけでのお疲れ会が

 

 

 

 

 

 

「ねえセレナ……スープ冷めてるわよ、温め直して」

 

「う……うん」

 

 

始まる事は無かった

 

 

 

「もう1時間経ちましたよ……私達はダクネスじゃないんですから、腹が減って目の前にゴチソウがあるのにお預けだなんてプレイ求めてないです!」

『バケェ~バケェ~』

 

 

「まあまあ、もう少し待ちましょう」

 

 

「お腹………空いたな……」

 

『ピィ……ピィ……ジュルリ』

 

「アイツやっぱり何か隠してやがったな………こりゃ帰って来たら絶対ミッチリ取り調べてやる」

 

 

 

 

『ナンマァ?』

 

『…………リオリオ』

 

 

それから1時間、更に2時間が経過してもダクネスは帰って来ず

 

 

 

「もう我慢出来ねえ!!!

 

お前らさっさと食うぞ」

 

 

遂に堪忍袋の尾が切れたカズマが号令を出すも

 

 

「え………えっと」

 

「その………」

 

 

「チッ!! おいバルスリン!何時もみたいにバクバク景気良く食いな!!」

 

『バ………バケェ……』

 

 

数時間前までは早く食べたいとサトシにめぐみん、そして何時もなら勢い良く食べ物に食らい付くバルスリンすらも困った表情を浮かべ不安がり食事に手を付ける事はなかった

 

 

「うっ………リオル!!

 

お前もずっとドアの前に立ってないで座れよ」

 

 

『………リオリオ、リオリィ』

 

 

『ダクネスを待つだってロト………』

 

「…………アクア」

 

 

「これ……ダクネスと一緒に飲むって約束したから」

 

「おいおい……」

 

「ねえカズマ……もう少し待ちましょう」

 

「良いのか、お前らが作った料理だろ

 

このままじゃダメになっちまうぞ」

 

「いいの………皆でお疲れ様ってする為に作ったのに、私達だけで食べたら……ダクネスが可哀想だから」

 

『フォク……』

 

 

「……………あのバカ………さっさと帰って来い!!!」

 

 

ドアを開けて外に向かいカズマが叫ぶも、当然ダクネスの返事はなく

 

 

結局0時になるまで皆は待ったが彼女は帰って来る事はなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ダクネスとリオルの部屋>

 

 

『ダクネスどうしたのかな………何かあったんじゃ………って……そんな訳ないか

 

ダクネスは強い女性だもん、何かあっても直ぐに返り討ちにするに決まってるよ……きっと明日の朝には帰って来るよね

 

 

 

あっ!? いけない!! パパに渡すお花に水を上げないと』

 

机に置かれた花瓶に入るオレンジ色の花に水を入れようと、リオルが花瓶を手に持った時

 

 

 

『ん?』

 

花瓶の下に1枚の紙が置かれている事に気づく

 

 

『コレって今朝ダクネスが書いていた手紙だよね……何でこんな所に』

 

リオルが紙を持つと

 

 

 

『えっ……』

 

たまたま文字が書かれている部分が目に入ってしまい、それを見たリオルは紙を手放してしまう

 

 

『み……み………皆ぁぁぁ!!!!』

 

 

慌てて部屋を出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【突然こんな事を言い出し本当にすまない、皆には言えない込み入った事情が出来てしまった

 

貴族として、やむを得ない事情だ詳しくは話せない

 

 

だからお前達とはもう会えない、いきなりで申し訳ないがパーティーを抜けさせて貰う、私の代わりのメンバーを探してコレからも頑張ってくれ

 

皆には心から感謝している、18年生きてきた人生で皆と居られた時間が一番楽しかった

最高の思い出をありがとう

 

 

リオルお前はサトシのポケモンになってくれ、そうすればお前はもっと立派で強いポケモンになれる

 

今まで助けてくれてありがとう

 

ダスティネス・フォード・ララティーナより、親愛なる仲間と友へ】




原作やアニメだとギルドで宴会やってる途中や終わってからダクネスが突然出ていくでしたが、当小説では仲間達と最後に会話してからお別れする形となりました

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