この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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このすば原作8巻の内容ですが、かなりストーリー変わってます


第3章 再会、そして忍び寄る影 (VSシャドウエルフのゾハン)
この素晴らしいサイエンスとの再会に祝福をシルブプレ


 

(皆さんアクア先輩やイブさんに伝えてくれたでしょうか

 

どうしましょう、玄関を開けたら先輩がデモ活動をやっていたら………さ…流石に大丈夫ですよね)

 

【エッタメロ!】

 

(メロエッタ?)

 

玄関の扉を開けようとした時、メロエッタからテレパシーが送られる

 

(ゴメンなさい、イブさんにはまだ)

 

【メロエッ、エタエタメッロ】

 

(えっ!?)

 

 

 

 

 

 

<カズマの屋敷 リビング>

 

「ダクネスお帰り!!

 

アンド!!

 

ルカリオ進化おめでとう

 

アンド!!!

 

皆お疲れ様パーティー開始!!!

 

お祝いの森羅万象!!」

『アシィィ!!』

 

 

 

『ガツガツムシャムシャ』

「ガツガツムシャムシャ」

 

「ちょっとめぐみん!!バルスリン!!私達の分まで食べないでよ!!!」

『マフォクシィ!!! マフォッ!!』

 

「弱肉強食のこの世界において、早い者勝ちが如何に重要なのかを身をもって教えてあげているのですよ

 

ガツガツムシャムシャ」

『『ガツガツムシャムシャ』』

 

「だからって主役のダクネスとルカリオの分まで食べないの!!!

 

というかマフォクシーも張り合わない!!!」

 

「私達は構わないぞ、丁度良いトレーニングになる

 

 

どうだルカリオ……はぁ…はぁ……腹が減っているのに……目の前で食べ物をなす統べなく食らい付くされる……まるでお仕置きを食らっているみたいと思わないか……くぅぅ~」

 

『リォ……リォ……リィオリィ、ルカリィ~』

 

 

「…………………」

 

「駄目な方に成長してやがる……」

 

『ナマァ……』

 

 

 

「ちょっとアナタ達!!!! アタシ達の芸を見なさいよ!!!!」

 

『アゥアゥ!!!!!』

 

 

「俺達はちゃんと見てるよ」

 

『ピィカァ』

 

『早く早く、そのパラソルから何が出るか気になるロト!!』

 

「確かにアナタ達は毎回良い反応をしてくれるわ、でも常連ばかりで満足して新規のファンを獲得しないでいれば……私達には破滅が待っているの」

 

「『破滅!?』」

『ピカカ!?』

 

 

「芸以外も真剣になってくれよ……」

 

『……………モグモグ』

 

「寝ながら食うな」

 

 

「やっぱり、そろそろ新ネタが必要みたいね」

 

『アシマリマ! アゥアゥアシィ!!』

 

「良いわね! それ採用!!

 

流石は未来の神よイブ♪」

 

 

『アゥアゥ♪』

 

 

 

 

「………………おいサトシ「はいサトシだよ」真似すんな!」

 

「えへへ…ゴメン、ゴメン

 

何?」

 

「いつ言うよアイツらに……」

 

「うっ!?」

 

「はぁ………嫌な役割くれちゃいましたねエリス様」

 

アクセルの町の領主アルダープとダクネスの結婚式をぶち壊し、彼女が無事に帰って来た記念

 

更にリオルがルカリオに進化した記念

 

更に更に皆も頑張ったねという事で開催された、屋敷にて開かれるお疲れ様会を満喫している一同であったが

 

何故かカズマとサトシは仲良く新ネタの芸を考えているアクアとイブを見て溜め息をつく

 

その理由は、正体が幸運の女神エリスという事をカズマに見破られたクリスからの頼まれ事である

 

 

 

 

 

 

 

 

<昨日>

 

 

「アクアさんのイブの事なんだけど」

 

「イブがどうしたの?」

 

「彼女を………至急元の世界に帰らせたいの」

 

「……………はい?」

『ナマッ?』

「何で!?」

『ピカッ!?』

 

「アクアさんが水に影響を及ぼすのは知ってるよね?」

 

「あぁ、汚染してる水を浄化したりする奴の事だろ?」

 

『ヒュドラの時にやってたロト』

 

「あと紅茶やスープとかに触れてもタダの水になってたね」

 

「正確に表現すれば聖水に変化させているんだ」

 

「だろうな、アルカンレティアの温泉もそうなってたしよ…………で?」

 

 

「皆から見て、最近イブに変わった様子とかあったかな?」

 

「急に質問変わったね……」

 

「良いから」

 

「アクアの奴に懐きまくってイエスウーマンの時点で最初から変わってるぞ」

 

「性格的な意味じゃなくて!!

 

普通のアシマリとは違う力を使ってたりとか、アクアさんにゲットされてからと比べて身体的に何か変化があるとか」

 

「うーん………」

 

『しいて言うなら、この数週間イブはギルガルドに操られたピカチュウの電撃を受けた以外は全然疲れてる様子を見せて居ないロト』

 

「あぁ確かに皆でクエストを連続で受けてた時も、1人だけ息も乱れてないし汗も欠いてなかったな」

『ピカピカ』

 

「アイツだけ手抜いてサボってたんじゃないのか?」

 

「そんな事無かったよ、みずでっぽうで飛びながら色んな町に荷物運びに行ったり、枯れた池を満タンにしてあげたり本当に頑張ってたから」

 

『そもそも何も出来ずに落ち込んでたリオルにお金を稼ぎに行くわよって言ったのはイブロト、サボる訳ないロト!!』

 

『ピカピィカァ!!』

 

「そ…そうか……悪い!」

 

「なるほど………やっぱりアルセウス様の言われた通りの事が起きてるみたいだね」

 

「アルセウスが? 何て言ってたの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イブが普通のポケモンじゃ無くなり掛かってるって」

 

「??????」

 

「普通じゃないって………まさかティアラやオーティスみたいに伝説のポケモンになってるとかか?」

 

「神になり掛かってるよ」

 

 

「「『『『…………………………』』』」」

 

「皆?」

 

「「『えぇぇぇぇ!!!!!』」」

 

『ピカァァァァ!!!!!!』

『ナマァァァァ!!!!!!』

 

 

「まあ当然の反応よね………」

 

 

「待て待て!!マジで意味わかんねえぞ!!!」

 

「何でイブが神様に!?」

 

「アクアさんがイブの体内の水を聖水にしているからなんだ、ほらずっとイブを抱っこしたりおんぶしたりしてるし」

 

「いやいやそれでイブの体内の水が聖水になんのは理屈的に分かるけどよ、何でソコからアイツが神になり掛かってんだ!?」

 

「タダの聖水ならイブの出す水技に御利益がある程度で終わるけど、水の女神であるアクアさんが生み出す聖水は通常の聖水とは比べ物にならない効能を持ってるの……ましてやコップ1杯や2杯分の水ならまだしも体内の水全てがアクアさんの聖水になったのなら」

 

「か………神様になれるぐらいの凄い力を得れるって……事?」

 

「うん、疲れ知らずになってるのがその証拠だわ、まぁまだ通常のポケモンより体力が増えただけで止まってるみたいだけど

 

手持ちになってから約3ヶ月で此処までなら、あと1年以上アクアさんと一緒に居たら間違いなくあの子はあたし達と同じ神になるわ」

 

 

「マジかよ……」

 

「だからそうなる前に彼女をアクアさんから離し、元の世界に連れ戻すようアルセウス様に頼まれちゃったの」

 

『ナマナ、ナンマナァ!ナンマナマアマァ』

 

『ピカピカ、ピピカァチュ』

 

『確かにロト、イブは自分が神になるのを夢にしてるロト

 

だったら別にこのままでも良い筈ロト』

 

「そうだよ! アクアもイブもどっちも互いの事が凄く好きだし、離すなんて」

 

「………………もしイブが神になったら、君達、いや……地上の子達とは永遠にお別れになってもかい?」

 

「お別れ?」

 

「アクアさんはカズマの転生特典、あたしは神器を集める目的があるからこうやって地上に降りても天界は何も言ってこない

 

本来、神や女神は地上に決して降りてはならない存在なの、今回のイブみたいに地上に暮らす者に影響を与える可能性があるから

 

 

それに神々は不老不死、仲間や友人が出来ても一緒に歳を取る事も出来ないし、いずれ必ず別れが来る……とても辛い未来が待っているわ」

 

 

「あ………」

 

『ピカ………』

 

「…………じゃあクリス……いえ、エリス様は何でダクネスの友人になったんですか?」

 

「……………あの子がずっと教会で祈りを捧げていたからです、友人や仲間が欲しいって

 

上層部から雷を落とされる事や、後の未来に辛い現実が待っているのも忘れ彼女の前に………オホン

 

あたしの事は置いとくして今はイブよ

 

もしあの子が神になれば他のポケモン達と一緒に暮らす事が出来なくなる、今ならアルセウス様の力で普通のポケモンになれるわ、だから元の世界に帰してあげたいって」

 

 

「………………なるほどな」

 

「あたしがソレを言っても、間違いなくイブは反対するでしょ

 

それにアクアさんも………立場上あたしはアクアさんに強く言えないの、だから皆から」

 

「いや俺らが言っても折れないぞアイツら」

 

「う……うん」

 

「そこをカズマの小ズルい作戦「小ズルい言うな!!」や、ポケモンマスターのサトシの知恵を借りたいの

 

 

どうかこの通り………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてサトシやカズマ達はどう話せば円満に事が上手く運ぶかを必死に考えるも良い案は思い浮かばず、1日が経過してしまった

 

「もうナマケロがイブを眠らせて、そのまま教会に連れて行きゃ良いんじゃねえか」

 

「可哀想だよソレじゃ」

 

 

『ピカピ、ピィカァチュウ、ピカァピ?』

 

「それ良いな、俺達の誰かがイブのトレーナーになるのはどうだって

 

ソレなら今みたいに近づく事は出来ないけど、顔を会わせて話すなら出来るしさ」

 

 

「……………前日食べた晩飯を忘れる、あの駄女神が近付くの禁止って約束守れると思うか」

 

「……………………うーんだったら」

 

『ピーカ………』

 

『難問ロト………』

 

 

『ナママ、ナンマナマァ』

 

「だな……まぁ良い解決方は出ないと思うが本人達に言ってアイツらの意見も聞こうぜ」

 

『他の皆はアチシが足止めするから外で話して来てロト』

 

「おう頼むぜ」

 

因みにアクアやイブには言う必要があるので構わないが、その他のメンバーには内緒にして欲しいとエリス、ならびに彼女に伝言を伝えたアルセウスから頼まれている

 

一般の人間やポケモンが神になる方法を、地上に蔓延しない為に、あまり大事(おおごと)にしたくないからという事らしい

 

 

 

 

「おいアクアちょっと来い」

 

「後少し待って、今新ネタを考えてるんだから」

 

 

「大事な話だ」

 

「こっちも大事なの、来週のお祭りまでに貴方や他の皆が度肝を抜くネタを編み出さないと

 

というかカズマの大事な話なんて、どうせ近所の女性のパンツ盗んじゃって今から自首して来るから暫くは家の事は任せたぞみたいな下らない事でしょ」

 

 

「どこが下らねえんだよ重要な話じゃねえか!!!!

 

つうかお前に家の事を任せる訳ねえだろ!!!!

 

 

 

 

てかそんな事もうやってねえし!!!」

 

「もうって…………ちょっと待って……カズマ貴方……近所の人のパンツ盗んだ事あるの」

『……フォク』

 

 

「…………もう時効だ!!!」

 

「1年前じゃ時効になりませんよ………というか先から気になってましたが、御二人は何をコソコソ話をしているんですか?」

 

「何か悩みがあるなら聞くぞ」

 

「べ……別に大した事じゃないから、気にしなくて大丈夫! 本当に平気だから!」

 

「サトシ………何があったの?」

 

「だから本当に何もない!!」

 

 

「さあ話して貰いますよ、もうパーティー内での隠し事はうんざりですから」

 

「だから……」

 

(そんなリアクションする奴の言う何もないは何かあるんだよ……隠し事出来なさ過ぎだろ)

 

 

コレでもかと動揺しまくり、何かあったなとセレナに心配され、めぐみんに詰め寄られてしまうサトシに助け舟をカズマが出そうとした時

 

 

バタン!!

 

 

玄関が勢い良く開かれる

 

 

 

「皆!!!」

 

 

「あぁエリス様ぁぁぁじゃなくてクリス!!!」

 

(本当にコイツ嘘付けなさ過ぎだな!!!)

 

「や……やあクリスさんだよ」

 

「どうしたんだ? 何だか慌てていた様だが?」

 

「サトシとセレナに報告したい事があってね」

 

 

「私達に?」

 

「何?」

 

イブの事ならセレナは呼ばない為、別件なのだろうとクリスの返答を待つ

 

「実はまたエリス様の御告げが合ったんだけど、どうやらこの国に2人の知り合いが来たみたいなんだ」

 

 

「………えぇぇ!?」

 

「まさかロケット団みたいな悪い奴が!?」

 

「悪人じゃないよ君達の友人みたいだし、どうやら天界に見つからないようにアルセウス様がその子に君達の役に立つ物を作って自分の使いのポケモンに渡して欲しいって頼んだみたい何だけど

 

その使いのポケモン……確かフーパだったかな、数時間前に作ってくれた物を回収しに行ったみたいなんだけど……どういう経緯かは不明だけど自分だけでなくその子と手持ちのポケモン達だけでなく側に居た妹も此方に連れてきちゃったみたいなんだよ」

 

「ちょっと待って………俺やセレナの友達で……物を作る事が出来て妹が居る…………

 

 

 

 

 

 

シトロンとユリーカ!?」

 

『ピィカァァァ!?』

 

「確か……そんな名前だったかな、なにぶんメロエ……エリス様が慌てて説明していたから」

 

 

「しかしサトシ達の故郷は凄く遠いんですよね、数時間でどうやって来れたのですか?」

 

「きっとリングを使ったんだわ」

 

『フォクシィ!』

 

「リング?」

 

「フーパの持ってるリングをくぐれば色んな場所に行く事が出来るの

 

ロトムお願い」

 

 

『お任せロト

 

 

フーパ いましめらし姿 いじわるポケモン エスパー ゴーストタイプ

 

空間を歪めるリングで、あらゆる物や生き物を離れた場所へ飛ばしてしまう、イタズラが好きなトラブルメーカ

 

 

 

 

やっぱりサトシは凄いロト、フーパは幻のポケモンなのに会ってるなんて』

 

 

「幻!?」

 

「旅の最中に偶然会ったんだよ」

 

『ピカピカ』

 

「ふーん……こんな小さいのに幻なのか

 

(まぁ異世界を移動出来る力持ってるなら凄いわな)」

 

 

「それでクリス、シトロンとユリーカは何処に居るの?

 

というか皆一緒に居るわよね……シトロンはレントラー達が居るから大丈夫だけど、もしシトロンやデデンネ達とも離れ離れになってたら……ユリーカが危ない!!」

 

「それが分からないんだ、フーパって子が何処に飛んだか確認出来なくて

 

でもフーパが此方に来たのはサトシに会う為だから、アクセルの町か周辺に居るはず……だから皆にも探すのを手伝って欲しくて来たんだ」

 

「じゃあ早く行こう!!」

「えぇ!」

『ピッカァ!!』

『フォクシィ!!』

 

今にも屋敷を飛び出そうとするサトシとセレナ達をダクネスが呼び止める

 

「待て待て2人共!!

 

私達も探すのを手伝いたい、だから探し人達の特徴を教えてくれ!!」

 

「あぁゴメン!!

 

シトロンもユリーカも金髪で、シトロンは眼鏡を掛けてて背丈は俺と同じぐらいの男

 

 

ユリーカは7歳の女の子で、持ってる鞄の中に

 

ロトム、デデンネの姿を出してくれるか」

 

『はいはいお任せロト!!

 

 

デデンネ アンテナポケモン でんき フェアリータイプ

 

仲間の放つ電波をアンテナの役目をしたヒゲでキャッチし情報共有を行い、エサや電気の在処を仲間に知らせる』

 

 

「このポケモンを連れているんだ」

 

 

「7歳か………確かにもし1人で町の外に居れば危ないな

 

よし探しに行こう!」

 

『ルカリィ!!』

 

こうして全員で探しに行こうと屋敷を出ようとするが

 

「あれ? 皆何処に行くの?」

 

「サトシとセレナの友人達が来たみたいなので探しに行くんですよ、アクアとイブも早く来てください」

 

 

「えぇ……ダメよ、ゼル帝がもう直ぐ産まれるからアタシは暫く外出したくない!!」

 

「ウィズに預ければ良いだろ」

 

「ダメよ!! 玉子から孵ったドラゴンの子供はね、一番最初に見た人を親と思う習性があるの!!だからコレばかりは誰にも譲らない!!!!」

 

「あのなぁ………ん?

 

(いや待てよ!!)

 

そうかそうかソレは大事なイベントだな、良しじゃあお前は新しい命の誕生を見守っていてくれ

 

その代わりイブは付いて来て貰うぞ」

 

「えぇ~イブの弟か妹だから立ち会って欲しいのに」

 

「別に産まれてから会わせても良いだろ」

 

「う~ん……それもそうね、じゃあイブ皆のお手伝い頼んだわよ」

 

「ん?

 

 

おいサトシ、アクアとイブの件に良い方法見つけたぞ」

 

「どんな?」

 

「イブの顔見てみな」

 

 

 

 

 

「さぁゼル帝~早く産まれて来てね♪」

 

 

 

 

 

『アクア様ぁぁ……そんな玉子よりも撫で撫でをあたしにしてください…

 

あの下等玉子めぇぇぇ!!!産まれて来たら必ず裁きを与えてやるから覚悟なさいよ!!!!』

 

泣いたかと思えば鬼の形相で玉子を睨み付けていた

 

 

 

 

 

 

 

「あのままアクアがゼル帝に夢中になっていればイブに対する興味が薄れるかもしんねえし、イブがヤキモチ焼いてアクアに愛想を尽かすかもな

 

そうすりゃ何の葛藤もなく帰る道を選ぶかもよ」

 

「…………良いのかな、そんな別れ方で」

 

「うっ………し……仕方ねえだろ、そりゃ俺だって円満に別れさせてやりたいが

 

その肝心の方法が思い浮かばないんだからよ」

 

 

「………うん」

 

「ねぇねぇ……さらっと流してたけどゼル帝って誰の事?」

 

「探しながら話すよ

 

 

取りあえずお前ら!! 二手に別れて探すぞ!!!」

 

 

 

 

 

 

こうしてサトシ&カズマ&クリス、セレナ&めぐみん&ダクネスの2グループに別れシトロンとユリーカの兄妹の捜索を始める

 

 

「ファイアロー!オンバーン!ルチャブル!

 

シトロンとユリーカ達を見付けたら屋敷に案内してくれ!!」

 

『ファァロ!!』

 

『オバァン!』

 

『チャァブル!!』

 

 

2人の事を良く知る<れっかポケモン>ファイアロー、<おんぱポケモン>オンバーン、そしてルチャブルの3匹を召喚し捜索に当たる

 

その間に先程の件をカズマがクリスに話す

 

 

「まさか普通の玉子を1億で買うなんてね…………」

 

「しかも半分は俺の金な」

 

「…………御愁傷様」

 

 

 

「イブも飛んで探してくれるか」

 

『アゥアゥ!!! アシィィィ!!!』

 

<みずでっぽう>の勢いで空を飛んで行くイブを見送り、サトシ達も走り出す

 

 

 

 

「それにしてもアルセウスはシトロンに何を頼んだの?」

 

「それは聞く暇が無かったったってメロエッタが」

 

「にしてもわざわざ神様に物を作ってくれって頼まれるとか、ソイツ何かの職人なのか?」

 

 

「発明家なんだ、凄いんだよシトロンは

 

トレーナーの代わりにバトルしてくれるロボットを作ったり、発信器みたいな色んな物まで作れるしさ」

 

「発明家にロボット………(おいおい、まさかデストロイヤー作った奴みたいに頭おかしい無責任野郎じゃないだろうな)」

 

(ロボット………ちょ……ちょっと見てみたいかも)

 

嫌な思い出が過り冷や汗を欠くカズマと、どうやら推理物だけでなくSFも大好きな女神様が各々反応を見せながら走っていると

 

 

「皆さん!!」

 

「あぁウィズさん!」

 

『ピィカピカ!』

 

「どうかしたんですか、さっきダクネスさん達も何やら慌てていましたが

 

あら?

 

クリスさんじゃないですか、お久しぶりです」

 

「うん、久しぶりだね店主さん

 

というか店主さんもどうしたの?

 

そんなに大量のシロップやら練乳なんか持って」

 

「来週開催の女神エリス感謝祭で、かき氷を出そうと思い買って来たんです

 

ユキメノコさんが氷を沢山用意してくれるので、初めて感謝祭で売り上げが黒字になりそうです♪」

 

「そうなんだ……(ユキメノコって誰の事でしょうか?)」

 

 

「それで皆さんは何かあったのですか?」

 

 

「サトシとセレナ達の友人が此方に来てるみたいなんだけど、何処に居るか分かんないから探してるんだ」

 

「なるほど人探しですね、では……えっと……ありました

 

此方をお使いになってはどうでしょうか?」

 

「「『紙飛行機?』」」

 

「ヒコウキ?」

 

「この子達の故郷じゃそう呼ぶんだよ、それでその紙グライダーがどうかしたの?」

 

ウィズが取り出したのは紙飛行機が3つ入った箱である

 

「何とコレ人探し用の紙グライダーなんですよ、普通の紙グライダーの様に投げる時に人の顔を思い浮かべると、その人に向かって飛んで行きます」

 

「へー凄いねソレ」

 

 

「今度当店で売ろうと思いシロップを買うついでに仕入れて来ました、どうですお試しに」

 

「ありがとうウィズさん、よーし」

『ピィカァ』

 

 

「待てお前ら!」

 

「わぁ!?」

『ピカァ!?』

 

紙飛行機を投げようとするサトシとピカチュウを止める

 

 

「なあウィズ……この品物のデメリットを教えてくれ」

 

「デメリットなんてありませんよ、どんなに離れていても必ず探し人を見つけてくれますし、紙グライダーだから細い道も通ってくれますし、投げた人が紙グライダーを見失った時の為に探し人に止まったら爆発して知らせてくれる機能まで付いてるお得商品なんですから」

 

 

「爆発するの!?」

『ピィカァァ!?』

「欠陥品じゃんか!!!」

 

「やっぱりな……聞いて良かったぜ」

 

「大丈夫ですよ、爆発と言ってもクラッカーが破裂するぐらいの物ですから

 

 

試しに、えぇい!」

 

ウィズが最後の1つの紙飛行機を西に向けて投げると、直ぐにバックしカズマの方に向かう

 

「うぉぉいウィズ!!!俺を実験に使うな!!!」

 

『ナマッ……ナマッ!?』

 

「逃がす訳ねえだろ付き合え相棒!!」

『ナンマァァ!!!』

 

さっさと避難しようと首から離れようとするナマケロを押さえ付ける

 

そんな事をしてる間に紙飛行機はカズマの頭に乗り

 

 

パァン!!

 

爆発したのであった

 

 

「本当にクラッカーみたいだね」

 

「確かにコレなら危なくはないか」

 

「そうでしょう」

 

「よーし………えぇぇい!!!」

『ピィカァァ!!!』

 

 

シトロンとユリーカの顔を思い浮かべ投げた紙飛行機達は真っ直ぐ北の方に向かう

 

 

 

「一緒の方角って事は一緒に居るんじゃねえのかソイツら」

 

「ホッ……良かった」

 

「にしても良いの手に入ったね店主さん、アレなら間違いなく人気商品になるよ」

 

「えぇ、私的にも凄く気に入った商品なんですよアレ

 

探し人を見つけるのに使うもよし、友人とのゲームとして使うもよしですから」

 

「ゲーム?」

 

「ほら、袋に入ってる3つのうちの1つだけ凄く酸っぱいのがあるお菓子ってあるじゃないですか

 

アレみたいに1つだけ物凄く爆発するハズレが入ってるので友達との運試しゲームにもオススメなんです♪」

 

 

「「「『『『………………』』』」」」

 

 

「皆さん?」

 

 

「へいロトム!!! 至急セレナの図鑑に連絡繋げぇぇぇ!!!!」

 

『了解ロトォォォ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<アクセルの町 北の外れ>

 

 

「此所どこなのかな……お兄ちゃん」

『デンネデネ』

 

「先から見てたけど、コレだけ人が居る広い町なのにポケモンが見当たらない

 

そしてフーパが僕達をリングに入れる前に、サトシとセレナ達に会わせてあげると言っていたのを踏まえると」

 

「キャッ!?」

 

「わぁ!?」

「お兄ちゃん!?」

『デネェ!?』

 

サトシとセレナの旅仲間、シトロンとユリーカ達が突然フーパによって連れて来られた場所をさ迷っていると

 

聖職者の格好をした金髪の美女とぶつかってしまう

 

「痛ぁい……」

 

「痛ぁ……あっ……大丈夫ですか?」

 

「えぇ何とか………あら?」

 

「どうかしました?」

 

「アナタ……それに後ろの子も……」

 

女性はシトロンとユリーカの顔を見て固まってしまう

 

「見つけたぞアソコだ!!!」

 

「逃がすなぁぁ!!!」

 

「捕まえろ!!!」

 

 

「うわぁ……何か怖そうな人達……」

『デンネェ……』

 

強面の男達がシトロンとユリーカ、ならびに聖職者の女性を逃がさないよう囲み始める

 

 

「さあ立て!! そしてさっさと返しやがれ!!」

 

「お断りです!! アレは私にとって大事な物なんですから!!!」

 

「ふざけんじゃねえ!!!俺の物だろうが!!!」

 

「早く連れて行こうぜ」

 

「そうだな」

 

 

「お……お願いします助けてください………この人達

 

 

おうおう姉ちゃん、そんな綺麗な顔してこの町をうろつきやがって!!こりゃ高く売れそうだぜ……ゲヒヒヒ

 

と言って笑いながら私を奴隷にしようとしてるんです!!」

 

「「「言ってない!!!」」」

 

「貴方達、この人を奴隷にしようとしているんですか!?」

 

「違う!!」

 

「そんな事言ってない」

 

「というか、その女は」

 

 

「お願いします……うぅ……助けてください!!」

 

慌てる強面の男達と、泥だらけで泣いている女性

 

どちらの言い分を信じるかなど一目瞭然である

 

 

「お兄ちゃん!」

 

「うん! 出て来てください!!レントラー!!」

 

ポン

 

『ボォォルゥ!!!!』

 

ボールから黒の鬣に星の形をした尻尾が特徴的な<がんこうポケモン>レントラーが飛び出す

 

 

 

「えっ!? ボールからモンスターって……」

 

「おい兄ちゃん、まさかアンタ」

 

 

「サンダーダイブ!!!」

 

『ボルゥゥウト!!!!』

 

「「「ギャァァァァ!!!!!」」」

 

何かを言い掛ける男達よりも先に、凄まじい電流を纏ったレントラーによるのし掛かり攻撃<サンダーダイブ>が炸裂する

 

 

 

「あらあら……まさかこんなに強いとは」

 

「えへへ、お兄ちゃんのレントラー凄いでしょ♪」

 

「ケガはありませんか?」

 

「えぇ大丈夫よ、優しいのねボウヤ♪」

 

「えっ……あ……ありがとうございます」

 

「まあ照れちゃって♪

 

ウフフ

 

まだウブな感じで……凄くショタショタしてて……くぅぅぅぅ」

 

「?????」

 

 

「お姉さん大丈夫? 何だか凄く汗かいてるよ」

 

「はぁ…はぁ……大丈夫よ……もしかしてアナタはそこのショタ……男の子の妹さんかしら?

 

顔が似てるわね」

 

 

「うん、あたし妹のユリーカ

 

こっちはお兄ちゃんのシトロンで、こっちがあたしの友達のデデンネ」

『デネデネ』

 

 

「か……可愛い………」

 

『デンネッデネ♪』

 

「良かったねデデンネ♪」

 

 

 

 

 

 

「ユリーカちゃん………名前も……顔も体型も仕草も声も……凄くロリロリしてて……可愛いぃぃ♪」

 

「えっ!?」

『デッ!?』

 

 

「あ……あの……何だが湯気が出てますが……本当に大丈夫でしょうかお姉さん?」

 

 

「お姉ちゃんって呼んで」

 

「………………はい?」

 

『ボォル? ボルボル!!ボォルウ!!!』

 

するとレントラーがシトロンのツナギを噛み始める

 

「どうしたんですかレントラー?」

 

『ボォルウ!!』

 

 

「待てぇぇ!!!」

 

レントラーの見つめる先には、倒れている男達が来た方角からコックの帽子を被った男が走ってくる光景が

 

「チッ!!!

 

しつこいわね折角可愛いロリショタ兄妹に癒されてたのに、だから愚かなエリス教徒は嫌いなのよ!!!!」

 

 

「………お姉さん?」

 

『………デンネェ?』

 

 

「またお会いしましょう可愛い天使の兄妹達、そして次に会ったら甘えた声で……お姉ちゃんって呼んでね♪

 

 

それじゃあ!!!」

 

 

「「早っ!?」」

 

陸上選手顔負けのスピードで聖職者の女性は去っていた

 

 

 

「逃げやがったな……あの食い逃げ女!!!!」

 

「食い逃げ!?」

『ボォル?』

 

「ねえオジサン、先のお姉さんって食い逃げしたの?」

 

「そうなんだよ、まぁ食い逃げって言ってもパン1個だけどね……寧ろ無料の水とパン1個だけで3時間も店内に居られた方が迷惑だったよ

 

しかも……あぁ!其所に倒れてる冒険者達は落としたお金をネコババされたみたいなんだ」

 

「お金を………(もしかして返せって言ってたの……お金の事だったんじゃ)」

 

「警察に連れて行こうとしたら逃げ出しちゃってさ」

 

 

「……………連れて行こうって言ってたの警察にって事なのかな」

『デネデネ……』

 

「はぁ……コレだからアクシズ教は嫌なんだよ、君達も気を付けた方が良いよ」

 

そう言い残しコックの帽子を被ったオジサンは立ち去る

 

「スミマセンでしたぁぁ!!! 皆さん大丈夫ですか!!!誤解してしまい大変申し訳ありません!!!」

 

慌ててレントラーが倒してしまった強面の3人組に謝り始める

 

 

「い……良いって事よ…ネコババされたのは500エリスだからよ……それにあのアクシズ教のシスターは演技力がヤバいからな」

 

「初めて会ったんなら……騙されるのは仕方ねえさ………ガクッ」

 

「おじさぁぁぁん!!!!」

 

「お兄ちゃん落ち付いて!!!その人、気を失っただけだよ!!」

『デンネデネ!!』

 

「グゥゥ~グゥゥ~」

 

 

「ホッ………良かった」

 

 

「にしてもボールからモンスター、いや……ソレで出てくるのはポケモンだったか?」

 

「そうそう、まさかサトシとセレナママ達以外に、そのボール使う奴が居るとはな」

 

「ママ?」

 

「ねぇオジサン達!

 

サトシとセレナの事知ってるの!?」

 

「あぁ知ってるよ、もしやお嬢ちゃん達アイツらの知り合いか?」

 

「うん!!」

 

「やっぱり……此所はサトシとセレナ達の居る別世界みたいですね」

『ボォルウ!!』

 

 

「じゃあ早く会いに行こう♪

 

オジサン達、サトシとセレナは何処に居るの?知ってるなら教えて」

 

「ほら……町の端っこにデカイ屋敷が見えるだろ、アソコに住んでるよ」

 

 

「ありがとうございます!!

 

行くよユリーカ!」

 

「うん!」

 

ピタ

 

 

「ん? 何コレ?」

 

『デンネェ?』

 

「紙飛行機みたいだね」

 

ピタ

 

「ん? 僕の頭にも」

 

「ウオォォォ!!!」

『ルカァァァァ!!!』

 

ガシッ ガシッ

 

「わぁ!?」

「ルカリオ!?」

 

突如叫びながら現れた鎧を着ている美女とルカリオがシトロンとユリーカの持つ紙飛行機を奪い取り

 

 

「キェェェェイ!!!!!!」

『ルゥゥゥカァァァァ!!!!!!』

 

 

勢い良く空に向かい投げる

 

 

 

 

『アシィ?アシィ?』

 

ドゴォォン!!

 

『アゥ?

 

 

アシマァァァ!?』

 

「あっ……」

『リオぉぉぉ!?』

 

飛んでいたアシマリに命中してしまう

 

 

ブォォォン!!! ブォォォン!!!

 

 

「わぁぁぁ帰って来た!?」

 

「お任せください!!

 

行きますよバルスリン!!」

 

『バケチャバ!!』

 

「えっ……バケッチャ!?」

 

 

「エクスプロージョン!!!!!!」

 

杖を持った赤目の少女が、戻って来る紙飛行機目掛けてバケッチャを投げ飛ばす

 

『アシッ……アシッ……』

 

すると勢い良く紙飛行機をぶつけられたアシマリが何とか体勢を立て直し、再度<みずでっぽう>による空中フライトを再開していると

 

 

 

『バケ……バァ……バ………バケェェェ!!!!!!!!!!』

 

『アシィィィ!?』

 

 

ドガァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

「流石ですね、今日も見事なレッツ爆裂でしたよ

 

しかし、まだまだ我の爆裂魔法には及びま」

 

ピタ

 

 

「ん?」

 

 

「この紙飛行機なんなの?」

『デンネェ?』

 

1つは<だいばくはつ>で撃墜出来たが、もう1つの紙飛行機は爆裂を免れユリーカの頭に乗ってしまう

 

 

「こここコレは外れの紙グライダーなのか!?」

 

「分かりません!!バルスリンのだいばくはつで撃墜したので、アレが爆弾紙グライダーなのかコレが爆弾紙グライダーなのか不明です!!!」

 

「爆弾!? ユリーカ!!」

 

大事な妹の頭にある紙飛行機が爆弾と聞いてシトロンが手を伸ばすが

 

 

ガシッ

 

彼よりも先に、魔法使いの姿をした少女が紙飛行機を取り

 

「チェストォォォ!!!」

 

 

思いっきり投げ飛ばし

 

 

『フォクシィィィ!!!!』

 

 

ドガァアン!!!

 

 

側に居るマフォクシーの放った<だいもんじ>により燃やされた紙飛行機が爆発する

 

 

「ふぅ………ありがとうマフォクシー♪」

 

『マフォフォ』

 

 

「セレナ…………」

『デネェデネー!!』

 

『マフォク!! フォクシッ♪』

 

「久しぶりねユリーカ、シトロン♪」

 

 

「セレナぁぁぁ!!!」

 

「おっと!

 

フフ♪よしよし♪

 

そっか……ユリーカ達に会うの空港以来だから、メチャクチャ久しぶりだったわね」

 

「えぇ! でも噂で名前は良く聞いていましたよ、時期カロスクイーン候補は今ホウエンのコンテスト界で名を上げているって」

 

「ありがとう、でも私達はまだまだコンテストの世界じゃヒヨッコ扱いだけどね」

 

『ファァロ!?』

 

「ファイアロー?」

 

『オバァァン』

 

『チャァブ! チャァブル!!!』

 

「オンバーン! それにルチャブルも!」

『デンネデネ!!』

 

上空から見知ったポケモン達が次々に現れると、ユリーカの頭を撫でるセレナが笑みを浮かべる

 

「2人共、来たわよ私達のリーダーが♪」

 

「おぉぉい!!!」

 

「あっ………」

 

此方に向かい大慌てで駆け寄る少年の姿が

 

衣服こそ初めて見る物だが、

その少年の声や顔を、最後に強敵とバトルしている姿をテレビ越しで見て

 

そして亡くなったと聞かされてから数ヶ月経っても、シトロンとユリーカは忘れる事などなかった

 

 

 

 

「シトロン!! ユリーカ!!

 

良かった無事だったんだな♪」

 

「サ………サトシィィィ!!!!」

 

「わぁ!?」

 

 

「良かった………体温があります……本当に生きてます!!!」

 

「サトシ!!!」

 

「わぁぁユリーカまで!!!」

 

『デネデ!!!』

 

「デデンネお前もか!!」

 

 

 

『ボルボルゥ!』

 

『ピッカァ、ピカチュ♪』

 

シトロン達は、ピカチュウと尻尾で握手を交わすレントラー以外は全員大泣きしサトシに飛び付く

 

 

「仕方ないわよ、私やマフォクシーにピカチュウだってそうだったもの」

『フォクフォク』

 

『ピィカ、ピカピカチュ!ピカピ』

 

 

「……………そうだったな

 

 

ゴメンな心配掛けちゃって、でも大丈夫!

 

今の俺はちゃんと元気にしてるから安心してくれ♪」

 

 

「えぇ……えぇ……はい!」

 

「うん!」

 

『デネッ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「幾ら数ヶ月ぶりの再会とはいえ少しオーバーじゃありませんか?」

 

「あぁ……まるで後生の別れをした者と再会した様に見えるな」

 

 

 

 

 

 

 

「…………なぁクリス、例の発明品やらフーパってポケモンの事を聞くのさ………もうちょっと待ってやってくれるか」

 

「………………そうだね♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どうイブさん………今日のレッツ爆裂……最高じゃなかったですか♪』

 

『アンタにとっては良くてもアタシにとっては最悪よ!!!

 

あの馬鹿力コンビに紙飛行機ぶつけられるわ、だいばくはつに撒きこまれるわ、墜落したアタシの腹にアンタは落ちてくるわ、しかもアンタを運ばされるわ、アクア様は下等玉子に夢中だわ……アタシのポケ生最悪の日よ今日は!!!!!!』

 

『あわわ!! 落ち付いて!!』

 

 

こうしてボロボロになるぐらい散々な目に会わされ悪態を付きながらも、イブは身動き出来ないバルスリンを連れサトシ達の元に帰って来た

 

 

 

その間に再会の挨拶を終えたサトシ達は、側で待ってくれていたカズマ達の事をシトロンとユリーカ達に紹介する

 

 

「初めまして、シトロンと言います

 

此方は妹のユリーカです」

 

「ユリーカだよ♪よろしくね♪

 

ソレでこの子がデデンネ、あたしの友達なの」

 

『デンネデネ♪』

 

「おう自己紹介ありがとな

 

 

(良かった……デストロイヤー作った転生者みたいなイカれ野郎じゃなくて、真面目そうなガリ勉タイプって感じだな

 

 

そんでもって妹の方はアイリスとはまた別タイプの妹キャラか……うんうん)

 

 

俺はサトウ・カズマだ

 

そんで先からイブ……アシマリにルカリオと一緒に水攻めにされてる鎧女がダクネス」

 

「ふぁつなひょうはいはふぁめろといいふぁいが……はぁ……はぁ……ひゅへめほふぁれるふぁかまに、ふぉのようなふぁいどをふぉへるふぉは……ふぁすぶぁふぁなファズファ♪

 

(雑な扱いをするなと言いたいが……はぁ……はぁ……水攻めをされる仲間に、その様な態度を取れるとは……流石だなカズマ♪)」

 

『フゥカァ……はぁ……はぁ……』

 

「何言ってるか聞こえないが、大方の予想は付く

 

そんで」

 

 

「フッフフフ」

 

 

いつの間にか近くの民家の屋根に乗っているめぐみんがマントを振り翳し、その紅色の目をコレでもかと輝かせる

 

 

 

「我が名はめぐみん!!!最強のアークウィザードにして最強最大の攻撃呪文、爆裂魔法を操り

 

我が同士バルスリンと共に最強のポケモントレーナの座を奪いし者!!」

 

『バケェ……』

 

「こらぁバルスリン!!帽子の中に隠れないで堂々とするのです!!!!」

 

 

 

「何故あの人はロケット団みたいな事やってるのでしょうか?」

 

「そういう趣味なの、でも私的にはロケット団のより良いと思うなぁ」

 

「えぇ……そうかなぁ?」

 

(本当にコイツらめぐみんの名前の事には何も言わないんだな)

 

 

「あたしはクリス、カズマ達のパーティーメンバーじゃないけどサトシやセレナ達の事情も知ってる協力者って所かな

 

 

 

さて自己紹介は終わったから早速聞きたいんだけど、君達がこの場所に来る切っ掛けを作ったフーパは何処に居るのかな?

 

その子に頼んで君達を元の場所に返してあげたいんだけど」

 

 

「それがですね………この世界「あぁちょっと待ってシトロン」えっ?」

 

「ユリーカも来てくれる!」

 

「………うん」

 

慌てたサトシとセレナがシトロンとユリーカを呼ぶ

 

 

「カズマとクリスと後1人は全ての事情は知ってるけど、ダクネスやめぐみんは私達が異世界出身だって事もサトシが死んで生き返る為にポケモンを探しているのを知らないの」

 

「そうなんですか?」

 

「あぁ、だから話を合わせてくれるか」

 

「了解しました」

 

「うん!」

『デンネッ!』

 

 

「また隠し事ですか!!パーティーでの隠し事はダクネスで懲り懲りと言ったばかりですよ」

 

「うっ………すまない……」

 

『リオリオ、リィッオ!』

 

 

 

「あぁスミマセン、実はこの場所に来た時にはフーパは僕達の側に居なかったんです」

 

 

「何だって!?」

『ピィカァ!?』

 

 

「あたし達もフーパを探したんだけど、町の中には見当たらなかったの」

『デンネェ……』

 

 

「フーパだけ何処か別の場所に落ちたのかしら……」

 

 

 

「所で何でそのフーパってポケモンはお前らを連れて来たんだ?

 

ソイツはアルセウスって神様の命令でお前の作った発明品を届けに来たんだろ、なのに何で」

 

 

「…………あたし達とお兄ちゃんがサトシとセレナ達に会いたいって言ったから、それでフーパ……連れて来てくれたんだと思う」

 

 

「………………そっか………なら仕方ねえよなクリス」

 

「………うん

 

(アルセウスさんに、何とかフーパという子を叱らないように言わないと)」

 

 

 

「ならそのフーパってポケモン、サトシとセレナ達を探しているんじゃありませんか?

 

アナタ達に早く会わせたいから」

 

 

「そうかも知れない、フーパはいたずらっ子だけど心の優しいポケモンだから」

 

「それじゃあ、その子を探すしかないみたいだね」

 

 

「だったらお兄ちゃん!あの発明品を使ったら!!」

 

「発明品?」

 

「お兄ちゃんがアルセウスに頼まれて作った物………えっと……」

 

「ポケモンを探して三千里バージョンアップデータだよ」

 

「そうそう」

 

(何だそのネーミング……)

 

 

「ええっと……名前からしてポケモンを探す何かの発明品かしら?」

 

「えぇ、性格にいえばアプリのデータですけどね

 

3日前にアルセウスからの伝言を伝えに来たフーパが、セレナ達の側にロトム図鑑が居るのでポケモンの捜索をスムーズにする物を作って欲しいと頼まれたので

 

ロトム図鑑の半径100キロメートル以内に居るポケモンの居場所を探知出来るアプリを開発しました」

 

『ロトォォ!? アチシのバージョンアップデータ!!!』

 

「流石シトロン!!科学の力ってスゲェェ!!!!」

 

「き………キタァァァァ!!!!コレです!!!僕はコレを求めていたんです!!!!!!ありがとうございます!!!ありがとうございますサトシ!!!」

 

「そ……そんなオーバーな」

 

「だって………うぅぅ………最近サイエンスの新たな未来を開いても、ユリーカもレントラー達も全然反応してくれないんですよ!!!!!」

 

「だって名前ダサいし、最近作った物全部失敗か役に立たないのばっかりだったじゃない」

 

『ボルボル』

『デネデネ』

 

 

「あはは……失敗するのは変わってないのね」

 

「えぇ、失敗は成功のもとですから♪」

 

「そ……そうね……(失敗と成功の割合が釣り合ってなかった気がするけど)」

 

 

「だったらそのバージョンアップデータをロトムに読み込ませてやれよ、そうすりゃフーパってポケモンだけじゃなくて他の奴らも探せるじゃねえか」

 

『早く欲しいロト!! バージョンアップデータをインストールなんて初めてだから体感したいロト!!!』

 

「あぁそれが……そのデータが入ったチップをフーパに渡したので……手元にありましぇん……」

 

「………………結局足で探さないとダメって事か」

 

『バージョンアップデータ……早くインストールしたいロト!!!!』

 

「探すとなると大変ね……フーパは小さなポケモンだし、リングで移動するから行動範囲も広いし」

 

「うーん……」

『ピーカ……』

 

 

「…………あっ! 良い方法を思い付いたかも!!」

 

「どんな方法なんだクリス」

 

 

「ようはフーパって子にサトシ達が居る場所を教えてあげれば良いんだよね」

 

「まぁそうですが……聞く限り移動範囲が広いポケモンの様ですよ、どうやって居場所を教えるんですか?」

 

「世界中の人達が注目するイベントが来週開催されるでしょ、それにサトシ達も参加するって大々的にアピールすればフーパも気付いてくれるんじゃないかな」

 

 

「イベント?」

 

「そうか女神エリス感謝祭だな!!

 

確かにアレはエリス教徒達だけでなく世界中の人達が参加する一大イベントだ、注目度は計り知れない」

 

「でしょ♪」

 

「そういえば前にテルさんも言ってたな、エリス様のお祭りがあるって」

『ピィカァピ!』

 

 

「あまり外の世界に関心を持たない我々紅魔族も、アクシズ教の恐ろしさと女神エリスの人気の高さは先祖代々受け継がれてきましたからね

 

教徒でなくとも祝いたい感謝したい女神様だと」

 

「でしょでしょ♪」

 

「確かエリス様というのは、セレナ達に協力してくれている女神様の事でしたよね」

 

「えぇ、私達をサトシに会わせて一緒に役目を全うする機会をくれた優しい女神様なの

 

 

そっか……だったら私達も参加してエリス様にありがとうって伝えないとね♪」

 

『フォクシィ♪』

 

 

 

 

「ウフフフ♪」

 

 

 

「………俺が指摘しなくても、何時か自分で正体バラしそうだなエリス様」

『ナンマァ……』

『ピィカァピカ……』

 

 

 

「だったら俺参加するよ、そうしたらフーパに会えるかもしれないし」

 

 

「丁度良かったです、私の学友達が感謝祭に参加しにアクセルに来るらしいので

 

もし感謝祭の時に遠出する事になったら何を言われるかと不安だったので」

 

 

「遠い紅魔の里からアクセルに来るんだ、約束をドタキャンされれば怒るのは仕方ないんじゃないか」

 

 

「いえ私が何を言われるか不安なのはゆんゆんです、そもそも彼女達を誘ったのは私ではなくゆんゆんなのです

 

真の友達が出来ました、是非紹介したいのでアクセルに来てくださいって手紙を出したんですよ!!

 

存在しない私達との友達エピソードを話したり、脚色しまくった友達エピソードを話すのではないかと気が気でありません」

 

「そ……そうか……まぁ何はともあれ……その祭でフーパというポケモンを見つける目的は出来たが、その間お前達はどうするんだ?

 

まだ祭の開催まで1週間はあるぞ」

 

 

「あっ………どうしましょうか」

 

「はぁ………しょうがねぇな、だったらサトシとセレナ達と同じく俺の屋敷で暮らせよ」

 

「良いの?」

 

「あぁ構わねえよ、お兄ちゃんは30億以上のお金を持ってるんだ気にしなくて良いぜ

 

それにサトシとセレナ達と一緒の方が良いだろ」

 

 

「…………うん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だか絵面が凄く犯罪臭がしますね……」

 

「うっせなぁ!!!子供に対して普通の接し方じゃねえか!!!

 

 

良いかなお嬢ちゃん「ユリーカだよ」ユリーカ、お兄ちゃんの屋敷に泊まらせてあげるからお願いに俺の事は甘い声でお兄ちゃんって呼んで」

 

ガシッ!!!

 

 

「カズマ………もしユリーカを変な目で見てるなら……許さないわよ私♪」

 

「やだなぁ~俺はただ呼びやすい呼び方で良いって言っただけだぜママぁぁぁぁゴメンなさい!!!調子にのりましたスミマセン!!!!だから杖は締まってください!!!!!」

 

 

 

「カズマは優しくて頼りになるリーダーだから安心して良いぜ2人共♪」

 

「グサッ!!! うぅ……」

 

 

(セレナさんの物理的ダメージよりも、サトシさんの純粋な気持ちによる精神的ダメージの方が大きそうですね………)

 

 

「はい、よろしくお願いします♪」

 

「お願いします♪」

 

 

「グサッ!グサッ!

 

お……おう……」

 

 

(精神的ダメージが加算されましたね……)

 

 

「では1度屋敷に戻るとするか、アクアに暫く仲間が増える事を教えてやらねば」

 

「ですね」

 

 

「待って!」

 

 

「「ん?」」

 

屋敷に戻ろうとするダクネスとめぐみんをユリーカが呼び止める

 

 

「ちょっ!?まさかユリーカ!!」

 

「マズイ!!」

 

慌ててシトロンは背中に装着しているリュックサックに手を伸ばす

 

 

 

 

「どうしたんだ?」

 

「何かありましたか?」

 

するとユリーカは片膝を地面に付き、左手をダクネスとめぐみんに差し出すと

 

 

「ダクネスさんとめぐみんさんキープ♪

 

お兄ちゃんをシルブプレ♪」

 

 

「「シルブプレ?」」

 

『ルカァ?』

 

『バケバケ?』

 

 

ウィィンガシャン!!

 

 

「わぁ!?」

 

「もういい加減それは止めろって言ってるだろ!!!!」

 

 

「ぶぅぅ!!やだ! 絶対止めない!!」

 

シトロンの背中から<おながポケモン>エイパムの尻尾の様なアームが数本出現し、それらで妹を捕獲するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《アクセルから西に遠く離れたとある街》

 

 

「ヒール

 

さあコレで怪我は治りましたよ」

 

「おぉ!! あんがとなセレナさ……ま」

 

「おいおい! 無料で治療してくれたからって様付けかよ!!」

 

「フフフ♪ さあ次は貴方の番ですね」

 

「いやー無料で治療してくれるなんて、本当助かるぜセレナさ「やや!?もしやセレスティナ殿ではござらんか!!!」ん?」

 

「ゲッ!?」

 

「やはり!!

 

お久しぶりでござるセレスティナ殿」

 

「……どなたかと間違われてるのではありませんか……私はセレスティナではなくセレナという名ですが」

 

「何を言うでござる、喋り方こそ違えどその顔に声に特徴的なホクロは間違いなくセレスティナ殿でござらんか」

 

「おいおい姉ちゃん、セレスティナって言ったら魔王軍の幹部じゃねえか

 

この人はお優しいアークプリーストのセレナさんだ、そんな奴と間違えんじゃねえよ!」

 

「………ムッ!?もしやセレスティナ殿、今任務中でござったか!!」

 

「……どうやら此方の女性は混乱しているみたいですね、スミマセンが先にこの方を治療致しますので貴方様の治療は後で構いませんか」

 

「おう構わねえよ

 

というかどうしたお前、ボーとして?」

 

「セレナ様の治療のおかげでスッキリしたのさ、お前も早く治療して貰えよ」

 

「では私達はアチラのベンチに参りましょう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰も見てませんね

 

 

 

 

ふぅ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このボケ!! 久しぶりに会ったと思ったらあたしの邪魔しやがって、危うくバレそうだったじゃねえか肝冷えたわクソが!!」

 

「面目ないでござる……」

 

 

「相変わらず空気の読めなさは変わんねえみたいだなゾハン」

 

「返す言葉が無いでござる………してセレスティナ殿」

 

「今はセレナだ、一応そっちで呼べ」

 

「分かったでござる……えっと……えっと……セレスティナ殿」

 

「メモ取れ! セレナだ!セレナ!」

 

カキカキ

 

「セレナ殿でござるな、コレで間違わないでござる」

 

「はぁ………で?何だよ?」

 

「拙者が魔王様の元を離れてから数年経ったが、同士達は皆元気にしているでござるか?

 

今年の魔王城への御中元は最近拙者がハマっているブルーベリージャムを送ったので、是非ご感想をと」

 

「はぁ? お前知らねえのか?」

 

「何を?」

 

「ベルディアもバニルもハンスもシルビアも死んだんだよ」

 

「………なっ!?真でござるか!」

 

「ああ真の真の大真だよ、ていうか今、幹部がヤられた事で世界中が盛り上がってんのにお前知らねえのかよ」

 

「恥ずかしながら拙者ニュースには疎いもので、してどこの国の軍でござるか我が同士達を倒したのは」

 

「軍じゃなくて冒険者らしいぞ、ただ誰が倒したかは魔王の奴も知らないから、あたしに探して来いって無茶ぶりしてきやがったんだよ」

 

「そうでござったか、しかしまさかあの4人がヤられるとは……では今魔王軍は混乱しているのでは」

 

「あぁ4人も幹部が立て続けに居なくなったんだ、戦力補強したいって魔王の奴がぼやいてるよ

 

そうだゾハン、お前ウチに戻って来いよ」

 

「拙者が?」

 

 

「どうせニートやって暇なんだろ」

 

「それは心外!!

 

バイトの面接に30件も落とされまくり、今日も落とされたでござるが拙者はちゃんと働く気はあるゆえにニートではござらぬ!!」

 

「働いてねぇんなら結局ニートじゃねえか!!

 

つうか30件も落とされるって……お前確かに空気読めないわ物覚え悪いけど、性格的には人間受け良いだろうし今は見映えも良い姿なのに何でそんなに面接で落とされてんだよ」

 

「全く把握できてござらん、拙者の履歴書を見た瞬間に皆不採用と言われるので」

 

「………何となく分かる気がするが、履歴書見せな」

 

「どうぞ」

 

「…………はぁ……やっぱな

 

バカかお前!! 何ばか正直に前の職業名を書いてんだ!!」

 

「しかし経歴詐称はイカンのでは?」

 

「どこの世界に元魔王軍幹部を雇いたい人間が居るんだボケが!!」

 

「セ…セレナ殿………街の者が見てるでござる!」

 

「………ははは、何でもありませんわよ皆様お気になさらず♪

 

 

 

で……どうすんだ、あたし的にはお前が戻って来てくれる方が有難いぜ

 

お前が戻ってくりゃ、あたしの諜報活動もしやすくなる」

 

「し……しかし……」

 

「あぁお前が辞めた理由だろ、大丈夫だ実は

 

カクカクシカジカ

 

 

だからな」

 

「真でござるか!! ならお言葉に甘え再就職させて戴く」

 

「そんじゃあさっさと魔王の所に行きな」

 

「否、その前に我が同士達を討ち取った者を見つけて来るでござる」

 

「あぁ?見つけてどうすんだ?」

 

「勿論首を切るでござる、それを魔王様への手土産にしようかと」

 

「………グロいから首持ってくのは止めとけ、昔お前が敵の首持っていって魔王の奴は腰抜かすわ城の中が暫く悪臭まみれになったの忘れたのか

 

今度こそ魔王の奴ショック死するぞ」

 

「うーむ……では指でも」

 

「だから一々切断すんな!!報告だけで良いんだよ!!!

 

だがあたしらにケンカ売ってる奴を始末できるなら万々歳だ……よし良い情報やるよ、こっから遠い遠い北の方に戦争大好きなイカれ野郎共の国があんだろ」

 

「えっと……確か……ペラペラ ペラペラ

 

ウォーブランでござったか?」

 

「あぁ、あたしが此処で調べた情報じゃそこの連中がベルディア達をヤったんじゃないかってさ

 

アソコは戦争大好きなイカれた連中の国だからな、強い兵隊に冒険者も沢山集まってやがるし可能性はあるだろ」

 

「確かに」

 

「まあ違うにせよ潰した方が良いな、幹部が4人居なくなった事で弱体化した魔王軍など我らで打ち倒すぞ何てほざいて、今大量の兵を集めてるらしい」

 

「ほぉ……中々に敵意剥き出しでござるな」

 

「だからよゾハン、お前あたしらにケンカ売ってる冒険者を調べるついでにウォーブランをブッ潰して来い」

 

「御意、了解した

 

 

重ね重ねかたじけないでござるなセレナ殿、真に感……おっと」

 

「チッ……言えよ」

 

「相変わらずセレナ殿は抜け目のないお方だ、では御免!!」

 

 

「おう精々頑張れよ、不死身のシャドウエルフさん」

 




数年前のジャンプ作品の映画に出てくるアニオリのボスキャラって、大体が作中に登場する悪の組織やボスの関係者だったな(ハンターハンターとかワンピースとか)
だからか普通のオリキャラよりも魅力的だったなって

だから今回出てきたオリキャラの元魔王軍幹部も、頑張って魅力的なキャラにしてみせます
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