この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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タイトルの妹はアイリスとティアラではありません


この可愛い妹達と重い感情に祝福を

 

 

(拝啓ゾロアーク、元気かしら?

アンタと別れてから3ヶ月ぐらいは経ったわね、相変わらずお話を考えているであろうアンタに飛びっきりのネタを提供してあげるわ

 

 

実はあたし………)

 

 

 

 

 

 

 

 

『ピィ♪ピィ♪』

 

 

(ママになりました)

 

 

 

 

ダクネスお帰り、ルカリオ進化おめでとう、皆お疲れ様、シトロン&ユリーカお出迎え

 

そしてイブ出産おめでとう『産んでないわよ!!!!!』パーティーの余韻がさめやらぬ次の日

 

 

 

 

『ピィ♪ピィピィ♪』

 

『………………アシッ』

 

 

『ピィ! ピピィ!!』

 

 

『アシッ!!』

 

『ピィピィ!!』

 

『アゥアゥ!!!!』

 

 

「ダメでしょイブ!! 振り落としたらゼル帝がケガしちゃうでしょ!!」

 

『ンニァ!!』

 

「あっ!? ごめんねちょむすけ驚かせちゃって」

 

 

「さあイブ、貴女はママ何だからお歌を聞かせてあげましょう

 

久しぶりにアタシとデュエットよ♪」

 

 

『アゥ………』

 

 

昨日から食事もトイレもお風呂も寝る時もずっとイブの頭の上に乗るゼル帝、そんな小さな命をアクアと、ちょむすけを抱っこしているユリーカは大事にしろと注意するが

肝心のイブは不服そうにしており、今も頭の上で恐らくママと呼んでいるゼル帝を振り落とそうとしており

 

 

そんな光景を眺めながらカズマパーティーとシトロン、そして今日も屋敷に来たクリスが朝食を食べでいた

 

 

 

 

「モグモグ

 

久しぶりに食べたけど、やっぱシトロンの料理も美味しいな♪」

 

 

「セレナの料理を家庭的な味と表すなら、食材の味や風味を生かした自然な味で凄く美味しいぞ」

 

「ありがとうございます♪

 

にしてもセレナから聞いた時は半信半疑でしたが、本当に野菜が動いた時は驚きましたよ……野菜を切るだけで体力使っちゃいました」

 

「でしょ、今はもう馴れたけど最初ニンジンに体当たりされた時は目を疑ったわ」

 

「包丁を見たニンジンが抵抗で体当りをして来るなんて世界の常識だというのに、それを知らないとは本当にアナタ達やカズマの国が不思議で仕方ありませんね」

 

「寧ろこの国の野菜の方が不思議なんだよ、食えはしたけどそんなに食べたいと思わなかったニンジンなりピーマンが異様に美味くて箸が止まらねえし」

 

「当たり前じゃないですか、沢山動く野菜はそれだけビタミンやその他の栄養素が豊富なんですから」

 

 

「だからソレが不思議なんだよ!!」

 

「まぁまぁ! 美味しいんだから細かい事は気にしないで良いじゃんか、ほらアクアさんもユリーカも食べようよ!」

 

「もう何よせっかく今からイブとデュエットしようと思ったのに、って……今日はご飯なの……アタシ今日はジャムをタップリ塗ったパンの気分だったのに」

 

「そんな事言わないの、せっかくシトロンが作ってくれたんだから

 

それにパンなら何時でも食べられるでしょ」

 

「はーい……分かったわよ

 

モグモグ………あら?美味しいわね♪モグモグ」

 

「…………………」

 

「どうかしましたか?」

 

サラダの入った皿をユリーカが青ざめた顔で見ているので、どうしたのかとめぐみんが声を掛けるとユリーカが手招きする

 

「ん?」

 

彼女の方に顔を寄せると、ユリーカが耳打ちする

 

 

「あたし野菜苦手なの……特に玉ねぎとニンジンにブロッコリーが」

 

「なる程、このサラダには3つとも入ってますね

 

分かりました私が食べてあげましょう」

 

「本当?」

 

「えぇ、苦手な物を無理に食べさせるなんて可哀想ですからね」

 

「ありがとうめぐみん♪

 

じゃあ早速」

 

「ユリーカ♪」

 

「ひっ!? な……なにセレナ……」

 

サラダの皿を渡そうとした時、何時のまにか背後に回って居たセレナがユリーカの肩に手を置く

 

「アナタ前からニンジンと玉ねぎにブロッコリー嫌いだったものね……好き嫌いはいけません!!

 

ましてや誰かに食べて貰おうだ何てもってのほかよ!!」

 

「うぅ!?」

 

「あぁ!?ちょっと目を離した隙に……ダメじゃないかユリーカ!!!

 

野菜は体に良いんだからちゃんと食べなきゃ」

 

「そ……それは……」

 

セレナだけてなく兄にまで詰め寄られ益々顔が青ざめていくユリーカ

 

だったが

 

「パクパクモグモグ!!」

 

「あぁ!?」

 

「ちょっとめぐみん!!!」

 

 

一瞬の内にめぐみんがユリーカのサラダを平らげる

 

「ゴクン

 

嫌いな物を押し付けるなんて可哀想ですよ、これぐらいの年の子は好きな物を食べお腹を満たす幸せを味わう方が良いのです

 

さあユリーカ、サラダの御返しに私のスープをあげましょう」

 

「ありがとう♪」

 

「ダメよ、さあユリーカ!!私のサラダをあげるから食べなさい!!」

 

「やだ!」

 

慌ててめぐみんの後ろに隠れる

 

「やれやれ、この様な小さな子に厳しくするのは良くありませんよ」

 

「小さい子だからこそ、好き嫌いを無くなさいといけないでしょ

 

じゃないとワガママな子に育っちゃうわ」

 

「えぇ! それに野菜は体に良いんですから」

 

「私も2人に賛同だ、栄養的な意味もだが、せっかく兄が作ってくれた料理を食べないとは見過ごす訳にはいかん」

 

「ダクネスまで………ちょっとカズマ、黙って食べてないで我々の言い分を聞かせてやってくださいよ」

 

「何で俺がお前の味方側になってんだよ、好き嫌いは無いにこした事はないだろうが」

 

「おやおや、ソレを妹と思っているアイリスにも言えますか?

 

お兄様、ワタクシお野菜が嫌いなのですと涙目になりながら上目遣いでお願いされても突っぱねますか?」

 

「そりゃ食ってあげるに決まってんだろ!!!

 

でも何でここでアイリスが出てくんだよ?」

 

「ふっふふ、昨日ユリーカを初めて見た時のアナタの目はアイリスを初めて見た時の目と全く同じでしたよ

 

それに甘い声でお兄ちゃんと呼んで欲しいとか言ってましたし、彼女も妹枠にしたいのでしょ」

 

「ばばばバカ野郎!!!あれは冗談に決まってんだろ俺はロリコンじゃねえ!!!

 

そんな事させたら………ば……爆裂魔法食らわされちまう……」

 

「ギロリ」

 

睨むセレナが杖を構えているのが目に止まり縮こまる

 

 

 

「先の好き嫌いの事もだけど、セレナってまるでユリーカのお姉ちゃんみたいだね」

 

「まあね、旅をしてた時も妹みたいにユリーカを可愛がっていたから」

 

「そうなんだ」

 

 

「ゴニョゴニョ」

 

体をしゃがませ、今度はめぐみんがユリーカに耳打ちを始める

 

「分かった!

 

 

ねぇカズマ」

 

「ん?」

 

「めぐみんと一緒にアタシの苦手な食べ物食べて欲しいな、お願い

 

 

お兄ちゃん♪」

 

「……………任せろ!!!!」

 

 

 

「お見事な演技ですね」

 

「うん♪」

 

 

 

 

「シトロン! ユリーカをあの2人から離した方が良いわ!!絶対悪影響を受ける!!」

 

「そうしたいのは山々ですが、1度懐いた人からあの子を離すのは至難の技ですよ……」

 

 

 

「もし嫌いな食べ物がまだあるなら私に言ってくださいね」

 

「ありがとう、めぐみん大好き♪」

 

「………ふふ♪」

 

 

 

 

 

 

 

「めぐみんって小さな子に結構甘いんだね」

 

「妹が居るからな、私も一度あったがユリーカと同い年ぐらいの可愛い子だった」

 

「あぁ、それで」

 

「さあ次はサトシです、貴方も我々の味方になって貰いますよ」

 

「ダメだよ、せっかくシトロンが作ってくれたんだから食べなきゃ」

 

「だって……玉ねぎもニンジンもブロッコリーも苦いし辛いし美味しくないもん」

 

「そうか? 俺は凄く美味しいと思うけどな、ちゃんとドレッシングも掛かって美味しく味付けされてるし」

 

「おっと行けませんね、そうやって嫌いな物を言葉巧みに食べさせようするのは

 

自分の好む味が、必ずしも他人も得意とは限らないのですから

 

大丈夫ですよユリーカ、私とカズマと居る間は好きな物をうんと食べるとよろしいです」

 

「わーい♪」

 

嫌いな物を食べずに済み喜びから、めぐみんにすり寄る

 

「ダメです、そんなこと僕は認めませんよ」

 

「では認めてくれたら彼の行動を見逃してあげますよ」

 

 

そう言いながらめぐみんは自分達が食事するテーブルの側で、ポケモン同士で朝ごはんを食べている相棒のバルスリンの方を見る

 

何時もなら美味しそうにご飯を平らげるバルスリンだが、何故か少ししか朝食に手を出さずマフォクシーの背中に隠れていた

 

それはマフォクシーの前に立つ、頭に5本のトゲを生やした小さなポケモンのせいである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっぱりバルスリンちゃんは食べっぷりも可愛いな♪

 

どうかな同じ草タイプ同士、オレとデートなんて』

 

『うぅ……デートだなんて……恥ずかしい!!』

 

『ハリマロン、この子恥ずかしがり屋だからあんまりガツガツ来ないであげてって昨日教えたでしょ』

 

 

シトロンのポケモンの1匹である<いがぐりポケモン>ハリマロン、彼は女の子ポケモンに目がなく、しかも同じ草タイプという事もあり昨日の自己紹介の時にバルスリンに惚れてしまいラブコールを送り続けていた

 

 

『そんな可愛いのに勿体ないじゃんか、大丈夫もっと自信を持って!!君の可愛さはフェアリータイプよりも上なんだからさ』

 

『うぅ………ご……ゴメン……私ハリマロンさんタイプじゃないの!!』

 

『ガーン!!!

 

 

し……仕方ない、もし気が変わったら何時でも声掛けてね……(よーし次は)』

 

因みにシトロンのハリマロンは

 

 

 

 

 

『ねぇイブ、そんな可愛い子供を1人で育てるのは大変だろ?オレも子育てを手伝ってあげようか?』

 

非常に惚れやすい性格の為、他の女子にもナンパしていた

 

 

『だからコイツはアタシの子供じゃない!!!』

『ぴぃ!ぴぃ!』

 

『そんな訳ないだろ、目元がソックリじゃんか』

 

『何処がよ!?アンタの目は節穴なの!?

 

これ以上コイツをアタシの子供呼ばわりしたら、未来の神として何時かアンタを地獄に落とすわよ!!!』

 

『未来の神……違うね、イブはもう神だよ、オレのハートを揺さぶる恋のね♪』

 

『………………アンタやっぱりバカなんじゃないの』

 

『ぴぃ!ぴぴぃ!』

 

『だぁぁ!!ご飯食べてる時ぐらい頭から降りなさいよ!!!!』

 

『ダメだよイブ、ゼル帝が落ちちゃうよ!!』

 

『だったらルカリオ、アンタが面倒見なさいよ!!!』

 

『代わってあげたいけど』

 

『………ピッ!!!』

 

『こうやってボクや他の子の頭に乗せても、直ぐにイブの方に向かうんだもん』

 

『あぁぁもう!!!』

 

 

『ルカリオは優しいね』

 

『そんな事ないよ、あんな小さな子が落ちたら危ないって心配するのは普通の事なんだから』

 

『謙遜する事なんかないよ、どうかな?バルスリンちゃんやイブに断られて落ち込むオレの心を慰めてくれるがてら、一緒にデートでもどう♪』

 

『うーん……ゴメンねボクはデートよりもバトルの特訓がしたいんだ、それならイツでも付き合ってあげるよ♪』

 

『あぁいや……オレはバトルはそんなに好きじゃないんだよ』

 

『え~勿体ないよ、そんな立派なトゲを持ってるのに

 

そのトゲで刺されたら……はぁ…はぁ…さぞ痛いんだろうな………特に急所にグサリ………くぅぅぅ!!!堪んないや~♪』

 

『…………そうだね』

 

「昨日からバルスリンにしつこく付きまとっていますが、もしユリーカの件から身を引くなら目を瞑って差し上げましょう」

 

「うっ……分かりました、でも見逃すのは今回だけだけだからね、次はちゃんと食べないと本当に怒るよ!!」

 

「はーい

 

 

ねぇねぇめぐみん」

 

明らかな生返事を返すと、めぐみんの足を揺らすユリーカ

 

「何ですか?」

 

「昨日言ってた魔法を見せて」

 

「おぉそうでしたね、良いでしょう良いでしょう

 

何だかんだで最近は色々ゴチャ付いていて数日やれてなかったですからね、さあ食後の運動がてら久しぶりのレッツ爆裂と行きましょう!!

 

バルスリン!!セレナ参りますよ!!!」

 

『バケ? バケチャバッ!!』

 

「オッケー」

 

 

「何めぐみん? 今から爆裂散歩しにいくの?」

 

「えぇ! 最強にして華麗なる大魔法の力を見せてあげようかと」

 

「ふーん……行ってらっしゃい」

 

「おい! なに留守番するつもりですか、アクアも当然来て貰いますよ」

 

「えぇ……嫌よ、アタシとイブとクリスはゼル帝のお世話をするんだから」

 

『アシマリマ!?』

 

「えっ!?何であたしまで!?」

 

「良いじゃないどうせ暇してるんでしょ」

 

「うっ!?

 

(暇じゃないですよ!!!確かに女神のお仕事は休みですが、先輩とイブさんの件が全く解決してないんですから!!!)」

 

「それにゼル帝が爆裂魔法に影響されちゃうかもしれないでしょ」

 

「良いじゃないですか、その身に宿ってる高い魔力が我の爆裂魔法に影響され実践級の物になるかもしれませんよ」

 

「い・や・よ!

 

ゼル帝にはもっと素敵な魔法を覚えて貰うんだから、それに実践訓練ならサトシにやって貰うって玉子の時から既に契約してるの」

 

 

「ほぉ……では爆裂魔法が素敵な魔法では無いという事ですか……その丸だしのおヘソを擽りまくってあげましょう!!!」

 

「わぁぁぁちょっと!?

 

イブ!!助けて!!!」

 

 

 

 

『ピイ♪ピイ♪』

 

(冗談じゃない!! 強い魔法なんか覚えたら、コイツにアクア様の右腕ポジションが奪われちゃう!!!)

 

 

「ちょっとイブ助けアハハハハ!!止めてめぐみん!!!ウヒャヒャヒャ!!!」

 

 

 

 

 

 

「ねぇカズマ、ゼル帝がイブの事をママだと思ってるんなら益々イブを帰しにくくなったんじゃない」

 

「いいや、肝心のイブ自身は嫌がってやがる

 

ママ扱いされたくもないみたいだし、案の定アクアがゼル帝に夢中になってやがる

 

こりゃスムーズに別れを選んでくれるかもな」

 

「……………………うん」

 

『ピカピ?』

 

安堵しているカズマと違い、サトシさ何処か寂しそうにイブとアクアを見ていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<アクセル近くの草原>

 

結局アクアとクリスは屋敷に残り、その他のメンバーは草原へと向かう

 

そこはカズマ、そしてサトシとセレナが初めてクエストを受けた思い出の場所であった

 

「な……何でよりによって此処なの!?

 

ガクガク!!ブルブル!!」

 

「どうしたんですかセレナ?」

 

「こいつ此処でジャイアントトードってモンスターに食われ掛けてな、だから此処に来たらビビるぐらいトラウマになってんだよ」

 

 

「食われ掛けた!? そんな危ない生き物が居るんですか!?」

 

慌ててユリーカを自分の側にやるシトロン

 

「大丈夫だ、今は繁殖期だから水辺のある地域に移動しこの辺りには居ないから安心してくれ」

 

 

「我が爆裂魔法を初めてカズマに見せた場所ですからね、新しい仲間に見せるならやはり此処でないと」

 

 

「でもめぐみん、町が近いとまたギルドの人達に叱られるんじゃ」

『ピィカァピィカァ』

 

「だから何ですか、叱られるのが怖くて爆裂街道は歩めません」

『バケバケ、バケチャッバ!バケバチャバッ!!』

 

 

『めぐみんの言う通り、それに芸術は非難されてナンボです

 

おぉ!バルスリンまるでアーティストみたいロト』

 

 

「……………ただの爆発好きだろ」

 

『ナンマァ………』

 

 

 

 

 

「では参ります、よーく見ておくんですよ」

 

「ドキドキ」

『デネデネ』

 

めぐみんが杖を構え、瞳の赤の輝きが増していくのを兄の側でドキドキしながら見つめるユリーカ

 

 

「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう、無謬の境界に落ちし理。

 

無行の歪みとなりて現出せよ!!

 

 

これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法

 

 

エクスプロージョン!!!!」

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!

 

 

「うわぁぁぁぁ!?」

『リマァァ!?』

『デデェェ!?』

 

 

凄まじい爆発音と焼き付く炎が耳や体に勢い良く向かって来て、シトロン達は腰を抜かす

 

 

「……………凄い♪」

 

ただユリーカだけは立っており、キラキラと瞳を輝かせていた

 

 

 

 

「フッハハハハハ!!!どうですコレが爆裂魔法です!!

 

さぁカズマ!バルスリン!セレナ!

 

今日の爆裂魔法は何点ですか!!」

 

 

地面に倒れながらコレでもかとドヤ顔を浮かばせる

 

 

「「『…………………』」」

 

話を振られた2人と1匹は無言で互いの顔を見合う

 

 

「「50点」」

『バケチャバ』

 

 

 

「なんですと!?バルスリンまで!!!」

 

 

「なんか何時もより凄いの見せてやろうって気合い入れた分、爆発音とエフェクトは派手にはなってたけど」

 

「そうね……そのせいで威力が減って、爆裂魔法本来の良さを殺してたわ」

 

『バケチャバケバケ、バケチャバッケッバケチャバケバチャ、バケッバケッバケチャバケチャバケチャバッババチャバケチャバケバケチャバケッバケバケチャバッ』

 

 

 

 

「バルスリンは何て言ってるんだ?」

『簡単に纏めると、見た目と音を派手にしただけの偽物だってロト』

 

 

 

「ガァァァァン!!!! 私とした事が、派手さに目が眩み本来の爆裂魔法を疎かにするとは

 

実に不覚!!!!」

 

「あ……あれで不十分の威力なんですか!?」

 

「私達には何時もの爆裂魔法と変わらん様に見えたのだが」

 

「うーん………でも最近見たセレナの爆裂魔法よりも迫力に掛けてたから、やっぱり不十分だったのかな」

 

『ピィ………ピィカァ?』

 

 

 

「でも凄かったよ!!ポケモンの技みたいにキラキラしててカッコ良かった♪」

 

「…………フッフフ、そうでしょうそうでしょう」

 

「所でめぐみんは何故倒れて?」

 

『爆裂魔法は体内の魔力を全て消費して放つ魔法みたいロト、だから使ったら暫くは魔力も体力もすっからかんになるからああなっちゃうロト』

 

「なる程かなりの大技なんですね、他の魔法ではなくそんな大技を態々見せてくれるなんて、ありがとうございます」 

 

「あぁ、コイツ他の魔法なんか覚えてないぞ」

 

「………はい?」

 

「コイツもセレナも、ついでにバルスリンも爆裂魔法とだいばくはつしか覚えてない爆裂トリオだ

 

だからサービスで派手なの見せた訳じゃないぞ」

 

「……………そうなんですか?」

 

 

「その通り!!爆裂魔法以外の魔法なんて覚える必要もないクソですからね!!!」

 

『バケチャバッ!!!』

 

 

呆れながらカズマがシトロンに近づく

 

「他の魔法はテレポート出来たり雷起こしたりと便利なのが山程ある………アイツは頭がアレなんだ、だから言う事一々気にしてたら面倒になるから放置していいぞ」

 

「……………………はは」

 

小声での説明に苦笑いを浮かべてしまう

 

 

「魔法見せてくれてありがとうめぐみん、とってもカッコ良かったよ♪」

 

「いえいえ、爆裂魔法なら何時でも見せてあげるのでリクエストお待ちしていますよ」

 

「うん♪」

 

「うっ…………次は私の番よ、見ててねユリーカ」

 

 

朝食から段々とユリーカに懐かれるめぐみんを見て、少しムッとした表情をセレナが浮かばせ杖を構える

 

 

「私の爆裂魔法を50点と言ったんですから、素晴らしい物を見せてくださいね」

 

 

『マフォク!』

 

「頑張ってセレナ!!」

『デネデ!!』

 

「頑張れよ!」

 

「うん♪」

 

めぐみんにハードルを上げられるも、マフォクシーやユリーカ達だけでなくサトシからもエールを貰い

 

先のムスッとした表情は消え笑みを浮かばせながら呪文を唱える

 

 

 

 

 

 

「霞降りし遥かなる空よ

 

光輝く愛を運びし栗鼠の声を受け百合の如く美しき火と魔王の力宿りし水を連の如く放ち、利生の里英の力を小春の風と共に解き放たん

 

エクスプロージョン!!!!!」

 

『ンゲェェコ!!!』

パクン

 

「……………あっ」

 

『マフォクゥゥゥ!?』

「「セレナァァ!?」」

 

呪文を唱え終えたと同時に、突如地面から現れたジャイアントトードがセレナを丸飲みしてしまう

 

 

<数分後>

 

 

「まさか夏になってやっと冬眠から目覚める寝坊助が居たとは、大丈夫かセレナ…………って」

 

「……………」

 

「セレナ大丈夫?」

 

 

「…………大丈夫ではないな」

 

『リオ……』

 

せっかくユリーカやシトロンの前でカッコ良く決めようとしたのに、またもやジャイアントトードに丸飲みされマフォクシーに助けられてしまい

 

更には放った爆裂魔法も、食べられた事に焦ってしまい魔力を放つのを疎かとなり

 

先程のめぐみんよりも威力も見栄えも悪い物となってしまい

 

ユリーカに心配されるも、粘液まみれで悪臭を漂わせる体で死んだコイキングの様な目を浮かばせ体育座りをしているセレナにダクネスはコレ以上何も言えなかった

 

 

「こ……今回はたまたまですが、普段はちゃんと彼女も立派な爆裂魔法を放っていますからね

 

また明日見せてあげてはどうですか」

 

流石のめぐみんも同情したのかフォローに入る

 

 

「そ……そうですね、また僕達に是非魔法を見せてください」

 

「うんうん!!」

 

「…………………うん」

 

 

「よ……良し帰るか」

 

「ですね!!」

 

いたたまれなくなったカズマが切り上げ、めぐみんも便乗する

 

 

「だったら、ピカチュウ悪いが歩いてくれるか?」

 

『ピカ?

 

ピッ!?

 

 

ピィカァ♪』

 

 

直ぐに意味を察したピカチュウが笑いながら分かったと頷き肩から降りる

 

 

「セレナ

 

爆裂魔法撃って動けないだろ、何時もみたいに俺が運んでやるよ」

 

「……………いいよ……臭うし、ヌルヌルでベトベトだし……ゆっくりなら歩けるから」

 

「良いから」

 

「わぁ!?」

 

断るセレナを背中に乗せ、おんぶする

 

「初めて爆裂魔法を使った時もヌルヌルのお前をおんぶしただろ、だから気にしなくて良いぜ♪

 

それに最近は俺がおんぶするのが日課になって来たしな」

 

「う……うん………

 

 

(そうだ……爆裂魔法の練習の事で忘れてたけど……わ……私ずっとサトシにおんぶして貰ってたんだった!!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえマフォクシー、何時もみたいに運んでるって

 

もしかしてサトシずっとセレナの事をおんぶしてるの?」

 

『マフォ、フォクフォクシィマフォ』

 

『サトシがどうしても出掛けないといけない時や留守の時は私だけど、最近はなるべくサトシにおんぶさせる様にしてる

 

って言ってるロト』

 

 

「マフォクシーナイス♪」

 

『フォクシィ♪』

 

 

 

「………貴方もアレぐらいカッコ良くおんぶしてくれませんか」

 

「やだね、俺は仕方なくやってんだ寧ろありがたく思え

 

ほれ」

 

『ナマッ!』

 

しゃがみこんだカズマがめぐみんに背中を向けたので、首に巻き付いていたナマケロが地面に降りる

 

「チッ……つまんないですね、ではお願いします」

 

「へいへい」

 

「カズマも優しいね」

 

「ん? 何がだ?」

 

突然のユリーカの発言に首を傾げる

 

「めぐみんに頼まれるよりも先に自分から背中を差し出してたでしょ、だから優しいなって」

 

「………………い……何時もの癖だよ」

 

「ふーん……癖になるぐらいおんぶしてあげてるんだ♪

 

ダクネスやルカリオが居るのに自分からおんぶしてあげるなんて、もしかしてカズマってめぐみんの事が好きなの?」

 

「ななな!?んな訳ないだろ!!誰がこんな頭のおかしいロリっ娘を好きになるか!!!」

 

「……………」

 

「おいめぐみん反論しろ!!!顔赤くすんな!!!」

 

「してません!!!」

 

 

「ふふふ♪ 両思いなんだね♪」

 

 

(こ……この子間違いねぇ……マセガキっ娘だ!!!)

 

「ねぇねぇ!好きだったら早く告白しちゃいなよ♪」

 

「あぁいや……その……」

 

(あらあら……カズマもめぐみんもユリーカに狙われちゃったわね)

 

しどろもどろになるカズマと背中に乗っているめぐみんに、年齢の割には恋愛話が大好きなユリーカのターゲットに入ってしまいセレナが苦笑いを浮かべてしまう

 

すると

 

 

「やっぱり先の爆裂魔法は2人のだったのね!!!

 

良かったぁぁ直ぐに見つかって!!」

 

そんな彼女達に泣きながら向かって来る赤目の少女が

 

 

「ゆんゆん?」

 

 

「おぉ!!普段ならヤレヤレまた厄介事ですかと追い返したい所ですか、今日に限ってはベストタイミングですよゆんゆん!!!」

 

「ベストタイミング?」

 

「まぁまぁそれは置いといて、何だゆんゆん!俺らに何か用事か?」

 

急いで話題を変えたいので、めぐみんとカズマがノリノリでゆんゆんに話を聞き出す

 

 

「どうしたの…めぐみんもカズマさんも、何時もならあんまり乗り気にならないのに」

 

「良いからさっさと言いなさい!!!」

 

 

「…ルカリオ!! 波動でキルちゃんを探すの手伝って!!!」

 

「キルちゃんを?」

『リオリォ?』

 

「探すって、キルちゃんなら今日もユキメノコと戦ってるんじゃ?」

 

「うん……昨日は店主さんと私の指示を受けてバトルしたから今日は自分達だけの勝負って事で別れたの、だから2人が何処で戦ってるか分からなくて」

 

『キルちゃんに何か用事ロトか?

 

しかもそんなに慌てて探すぐらいの』

 

「…………実は、ふにふらさんとどどんこさん……あぁ同じ紅魔族で私の友達」

 

「パシリ扱いされてましたけどね」

 

「されてない!!寧ろパシリ扱いはめぐみんにされたもん!!!

 

その2人がアクセルに来たの!!」

 

 

「はい? 確か女神エリス感謝祭の当日に来るって話じゃありませんでしたか」

 

「ほら先日領主の結婚式で、国中の馬車が結婚式の参加者をアクセルに呼ぶ為に使われて居たでしょ?

 

もしかしたら感謝祭までに紅魔の里からアクセル行きの馬車が無いかもしれないと思ったみたいで、結婚式の参加者の人達に紛れて馬車に乗って今までアクセルの隣町に居たみたいなの!!!」

 

「………それで祭り前に彼女達が来た事と、キルちゃんを必死に探す関連性が分からないのですが」

 

「私ふにふらさんとどどんこさんに……手紙出してたの……大親友が出来ましたって、勿論キルちゃんの事よ」

 

「…………なる程、分かりましたよ祭り前に彼女達がアクセルに来た訳が

 

あのボッチで、間違ったコミュニケーションを取りまくるゆんゆんが遂に夢と現実の区別が出来なくなったのか

 

仮にもし本当ならどんな物好きかの確認に来たという訳ですね」

 

「もうボッチじゃないし、友達のコミュニケーションとして間違えてないわよ!!!!」

 

(ゆんゆん……流石に1.5メートルのパフェを食べあうのは友達のコミュニケーションとして間違ってるわ)

 

 

「ならもう少し帰りを待てば良いんじゃねえか、あの2人が幾ら仲が悪いって言っても1日中ずっと戦う訳はないだろ」

 

「ダメなんです……早く紹介しないと、私ふにふらさんとどどんこさんに精神科に連れて行かれそうなんです!!!」

 

(妄想癖があると思われてんだな……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと……あの女性は?」

 

 

「あぁスマナイ、彼女はゆんゆん

 

めぐみんと同じ紅魔族で、我々と同じでポケモンのキルリアをパートナーにしているんだ」

 

「あぁ! キルちゃんというのはキルリアの事でしたか」

 

「あれ? もしかしてお客さんが来てたの?」

 

今やっとシトロンとユリーカの存在に気付く、2人の側にはハリマロンとデデンネ……見たことがないモンスターが居るので

この金髪の子達も皆の関係者なのかと、ゆんゆんが即座に察する

 

「えぇセレナとサトシのご友人の兄妹です、訳あって今は我々と行動を共にしていましてね

 

だから別に貴女が精神科に連れて行かれようとも、ルカリオはスルーしても構わない状況ですよ」

 

『リオリイ、ルッカリィオ!』

 

「ゆんゆんが困っているなら手を貸すと言ってくれているぞ」

 

「ありがとう!!!

 

ごめんなさい、アナタ達も何か訳ありみたいなのに手伝わせちゃって」

 

「いえいえ構いませんよ、困った時はお互い様ですし

 

あっ! 僕はシトロンと言います、こっちは僕のポケモンのハリマロンです」

 

『リマリィ!』

 

 

「あたしユリーカ、こっちはあたしの友達のデデンネ」

 

『デネデネ!』

 

 

「わぁ~この子達も可愛い♪

 

シトロン君とユリーカちゃんね、私は」

 

右手をパーにしオデコに当て、左手で右の手首を掴む

 

「我が名はゆんゆん!!

 

紅魔族随一の魔法の使い手を目指す者にして、お友達の期待に応える者!!!!」

 

「は……はい……よろしくお願いします」

 

 

(ゆんゆんも段々紅魔族らしくなって来やがった……コレでマトモなヒロイン枠はウィズとティアラだけか……アイリス早く成長してくれ、そうしたらお前も立派なヒロインだぞ)

 

 

「アレだけ名乗りを恥ずかしがっていたのに、随分ノリノリになりましたね」

 

「あの素敵なお姉さんとお兄さんと猫君のアドバイス通りにやってから恥ずかしく失くなってきたの!!」

 

「それは良かった、紅魔族が名乗りを恥ずかしがるなんてあり得ない事ですからね、きっと族長もゆりゆらとどどんこも驚き喜びますよ」

「ふにふらさんよ!!間違えたらまた叱られるわよ!!!

 

セレナとサトシ君は呼び捨てで呼んでくれてるから、2人も呼び捨てで大丈夫よ

 

2人は私の友達のセレナの友達、つまり私にとっても友達だもんね♪」

 

「う……うん」

 

 

(名乗りは恥ずかしがらなくなりましたが、あのボッチ故の人との距離感は全然治りませんね……)

 

めぐみんが呆れる一方、ルカリオが片手を上空に上げる

 

「どうだ、キルちゃんかユキメノコの波動を感じる事は出来るか?」

 

『…………………ルカ』

 

 

「ならルカリオ、先のセレナを自分に置き換えてみろ

 

皆の期待に応えられず……全身を粘液でヌルヌルベトベトにされて……はぁ…はぁ…丸飲みにされた感覚を………つぅぅぅ♪」

 

 

『……………うぅぅぅ♪

 

リオリオ!! リィオリッオ!!』

 

「見つけたか!!」

 

 

(………今夜のダクネスのご飯だけ手を抜こうかしら)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<サトシ達が先まで居た場所から1キロほど離れた森>

 

 

『キルゥ………』

 

『メノッ………』

 

 

「キルちゃぁぁぁん!?」

 

森の入口にてタンコブを拵えたキルちゃんとユキメノコが蔓で拘束されながら気を失っており、ゆんゆんが慌てて駆け寄る

 

「大丈夫かユキメノコ?」

 

『メッ………メノメノ……メッノォ……』

 

『ピィカァチュ?』

 

『森の中で戦っていたら、2人とも突然誰かに後ろから殴られたみたいロト』

 

「他の町の冒険者かしら?

 

アクセルの冒険者なら皆、ユキメノコとキルちゃんを知ってるし」

 

「いや、コレはきっと森の神の仕業だな」

 

「森の神?」

 

「何だよダクネス、森の神って」

 

「私は見た事はないが、数週間前からこの森に住み始めたようだ

 

肝試しで森に入り迷子になった子供達を入口まで案内してくれたり、モンスターに襲われ絶体絶命の冒険者のピンチを救ってくれたり、森の中で暴れるモンスターや木を無理矢理斬り倒そうとする人間を気絶させ蔓で縛り入口に放置するらしいので町の者達が森に住む神様ではないかと噂していた」

 

「へぇ~

 

(何処ぞの水の女神より立派に神やってんな)」

 

「そう言えば俺たちがクエストを受けまくってた時も、この森に関わるクエストは1個も無かったな」

 

「その森の神がクエストになりそうな事を全て解決しているからな

 

おかげで最近はこの森でモンスターを見る事もない、毎年この時期になると朝昼晩ずっと非常に喧しい蝉の軍団が現れるのだが今年は蝉どころか他の昆虫モンスターすら現れなくなったんだ………全く余計な事を、夏の昆虫モンスターは中々に苛烈だというのに!!」

 

「お前この地や此所に住む民を守るとか言ってたのに自分の欲望の方が大事なのかよ!!!」

 

「私が昆虫モンスター達の攻撃を全てを引き受けるんだ!!!立派に守っているじゃないか!!!!」

 

「昆虫モンスターは増殖スピードが異常に早くて夏なんて何万匹も居るんですよ、ダクネス1人でカバー出来る訳ないでしょ!!!!確実にアクセルに被害が出ますよ!!!」

 

『リィ……リオリィオ……はぁ…はぁ』

 

「2人でも無理だろうが!!!!

 

森の神様、コイツらの欲望を無視して昆虫モンスターを駆除してくれてありがとうございました!!」

 

こうして姿形も分からない神に感謝し終え、タンコブが出来たキルちゃんの治療やヌルヌルベトベトのセレナをお風呂に入れる為に屋敷に戻る

 

因みにユキメノコは昆虫モンスターに襲われる妄想で悶えている「悶えてニャイ!!!!」ダクネスとルカリオがウィズの店に連れて行く事に

 

 

 

「所でゆんゆん、まりふぁなとどどんこは今何処に居るんですか?」

 

「ふにふらさん!!

 

カズマさんの屋敷よ、3人ともめぐみんにも会いたがってるから何時アナタが帰って来ても良いように待ってるって」

 

「3人………あぁあるえですね

 

でも確か彼女は小説のネタに苦戦して今は缶詰めになっていると手紙に書いていましたが」

 

「あるえじゃないわ、ネタが降りて来て今は書きまくっててるみたいだから」

 

 

「(ネタが無くとも合っても缶詰めになるんですね)

 

では誰ですか?ねりまきは実家の酒場がこの時期は繁盛していて遠出は出来ないでしょうし」

 

「ふふふ♪ それはお楽しみよ♪」

 

 

「はぁ?」

 

意味深な事を呟き笑い、ソレ以上何も言わないゆんゆんに苛立ちを感じるも

 

今はカズマにおんぶされているので殴り掛かる事が出来ず、大人しくするめぐみんであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<カズマの屋敷>

 

「ふにふらさん!!どどんこさん!!!お待たせしました大親友一丁あがりました!!!!」

 

「食べ物じゃないんだから……あっ!ヤッホーめぐみん!」

 

「お邪魔してるわよ」

 

ソファーに寝そべるツインテールの少女と、赤いリボンをしたポニーテールの少女がめぐみんに向かい寝転がりながら手を振る

 

 

「良くもまぁ、自分の家みたいにくつろいでくれちゃってますね……」

 

「だって私のお友達が暮らす屋敷だからゆっくりして行ってねって、ゆんゆんが言うから」

 

「………………おい」

 

「友達のお家って、ゆっくりくつろぐ場所だもの!!」

 

 

「あれ?

 

めぐみんのパーティーって人増えたのね、前に里に来た時より増えてるじゃない」

 

 

「えぇ、私の新しい仲間ですよ

 

皆、赤いリボンのがどどんこで、あちらのツインテールがぶらぶらです

 

どっちも私の同級生の中では目立たないモブなので、まぁ頑張って覚えてあげてください」

 

「ふにふらよ!!!アンタ絶対わざと間違えてるでしょ!!!」

 

「というか同級生をモブって言わないで!!!」

 

「オホン!!!

 

今めぐみんが間違えた自己紹介をしたから、やり直すわね

 

 

 

 

 

 

我が名はふにふら!!紅魔族随一の弟想いにして、ブラコンと呼ばれし者!!」

 

「同じく、我が名はどどんこ

 

紅魔族………紅魔族随一の…………私って何にしたっけ?」

 

「私が知ってる訳ないでしょ!!!!」

 

「相変わらずいい加減な名乗りですね……」

 

 

 

「やっぱり皆ロケット団みたいに名乗るんだな」

 

「変わった一族なんですね」

 

 

等とサトシとシトロンがめぐみん達に聞こえぬ様にヒソヒソと話していると

 

 

 

「ふにふらさんとどどんこさんだね、初めましてアタシはユリーカ♪」

 

「うん、初めまして♪」

 

「小さいのに、ちゃんとご挨拶出来て偉いじゃない」

 

「えへへ、ありがとう♪

 

2人とも美人で優しいね

 

だから2人ともキープ!!お兄ちゃんをシル「だぁぁぁ!!!」わぁ!?」

 

背中のエイパムアームを操作し妹を回収する

 

 

「小さな親切!!大きなお世話!!!!」

 

「ぶぅ~!!」

 

 

 

「????」

 

「今の何?」

 

「気にしないで下さい!!!!」

「うぅぅ!!」

 

 

 

「う……うん、それでゆんゆん、大親友は見つかったの?」

 

「はい!! でもケガしちゃってるから手当てをしたくて、アクアさんは何処に居るんですか?」

 

「あのアークプリーストの人なら2階よ」

 

 

『ピィィィィ!? ピピィィ!!!』

 

「焼き鳥………親子丼………じゅるり」

 

「ダメぇぇぇ!!! その子は食べちゃダメ!!!!!

 

イブ!!!!!クリス!!!!何とかして!!!!!」

 

 

2階から大慌てでゼル帝が降りると、その後をヨダレを垂らした赤目の少女が追い掛けようとしており

 

アクアが泣きながら必死に少女の体型に合っていないマントを掴み引っ張っていた

 

 

 

「こめっこ!?」

 

「あっ! 姉ちゃん!!!」

 

「グハッ!!!!」

 

少女がめぐみんの姿を確認するとマントのリボンをほどき脱ぎ初め、そのせいでマントを引っ張っていたアクアは後ろに仰け反り勢い良く壁に頭を打ち付け気を失う

 

 

「お帰り姉ちゃん!!」

 

そんなアクアの様子など気にせず、少女は階段を急いで駆け降りカズマにおんぶされるめぐみんの元に向かう

 

「3人目はこめっこでしたか……なるほど、だからゆんゆんがキャラに合わないあんなムカつく事をやって来たんですね」

 

「わ……私だってサプライズやりたいんだもん!!!

 

というかアクアさん!?しっかりしてください!!!!」

 

キルちゃんを回復して貰いたいので、ゆんゆんとある1匹のポケモンはキルちゃんを抱き抱えながら急いでアクアを起こしに向かう

 

 

「うわぁ可愛い♪

 

もしかしてこの子がめぐみんの妹?」

 

「えぇ、我が妹のこめっこです

 

しかしこめっこ、どうして来たのですか?

 

エリス感謝祭に興味は無かった筈ですよね」

 

 

「あるえが行けないから私達2人だけでアクセルに行こうとしたら、姉ちゃんに会いたいから連れて行って欲しいって頼まれちゃったのよ」

 

 

 

「……そ……そうですか……お姉ちゃんに会いたくてわざわざ遠出してくれたのですね♪」

 

「うん、お母さんとお父さんまた仕事に行ったからぶっころりーにご飯を集りに行ってたけど、最近またバイト辞めたからお金無くなって何もくれなくなったの

 

だからお腹空いたから姉ちゃんにご飯貰いに来た」

 

「…………………………」

 

「よ……良かったな……可愛い妹に頼られて」

 

「それでねめぐみん、今日までのこの子の食事代返して欲しいの……ちょっとぐらいなら私達のおこづかいで出してあげようと思ったけど………流石に………ねぇ」

 

「……………はい」

 

僅か数秒でテンションがダダ下がりするめぐみんであった

 

 

 

「にしてもゆんゆんの手紙に書いてたけど、本当にアナタ達全員モンスターを使い魔みたいに使役してるのね」

 

 

「使い魔じゃないですよ、ピカチュウ達ポケモンは俺達にとって友達ですから」

 

『ピッカァ!』

 

「わぁぁ人の言葉分かるんだ、それに良く見たら皆可愛い♪」

 

「そうでしょう!そうでしょう!」

 

(あっ復活した)

 

 

僅か数秒でテンションが元に戻るめぐみん

 

「こめっこ貴女も良く覚えて起きなさい、この可愛いバルスリンがイズれは魔王や神すら震え上がる最強の存在になるという事を」

 

 

「………………カボチャ………天ぷら……プリン……ガブッ」

 

『バケェェェ!?』

 

ヨダレを垂らしながら、こめっこは小さな口を精一杯開きバルスリンを噛る

 

 

「こらぁぁぁ!!!食べてはいけません!!!!!!」

 

「めぐみん! 早くバルスリンをボールに!!!!」

 

 

「戻りなさいバルスリン!!」

 

「あっ? カボチャ……居なくなった」

 

「ダメよ、確かにバルスリンはカボチャの形をしているけどポケモンは食べ物じゃないんだから」

 

『フォクシッ、マフォマフォ』

 

セレナと一緒に注意するマフォクシーを

 

「…………キツネ………いなり寿司……うどん……ガブッ!」

 

『フォクゥゥゥ!?』

 

「マフォクシー!?」

 

「セレナ!!早くボールに!!!!」

 

思いっきり噛り付く

 

 

 

 

 

 

 

『どどとどうしようピカチュウ!!このままじゃ!!』

 

マフォクシーがボールに戻り、今度は自分達に来るのではと焦るデデンネ

 

『落ち着いて、僕達は大丈夫だよ』

 

『カボチャの見た目をしたバルスリンと、いなり寿司やキツネうどんを連想させるマフォクシーと違ってお前らはネズミでロトムは機械で俺はナマケモノだ、食欲が沸くビジュアルじゃねえから安心しな』

 

『不味そうって言われるのは何だが凄く複雑ロトが、でも確かにアチシ達は大丈夫ロトね』

 

 

 

 

 

『そ……それはどうかしら』

『ピィィ♪』

 

 

『『『イブ!?』』』

 

『なんだお前、その歯形の山』

 

 

体のアチコチに歯形の跡が出来ているイブが、ブルブルと震えながら現れる

 

先程逃げていたゼル帝が頭に乗っても全く気にしない程に精神的に疲れている様子であった

 

 

『鳥のコイツだけじゃなく、アシカのアタシすら食べようとしたわよあの人間………』

 

 

『『なにっ!?』』

 

『ひぃぃ!? ピカチュウ!!ナマケロ!!!あの子こっちを見てる!!!』

 

 

 

「コリコリしてて………美味そう……ジュルリ」

 

 

『『『ひぃぃ!?』』』

 

 

 

 

「ダメ!! デデンネ達は食べ物じゃないの!!!」

 

「うぅ……ご飯……」

 

今にもデデンネ達に噛り付きそうなこめっこをユリーカが止める

 

 

「セレナ! 申し訳ありませんが、おにぎりを4つ程用意して来てください!!!」

 

「わ…分かった!!」

 

 

セレナが急いで台所に向かう、その一方

 

 

 

「アクアさん!! アクアさん!!」

 

「………ここはどこ………あたしは全知全能なる水の女神アクア……」

 

「寝ぼけてないでしっかりして!!」

 

「…………ん?あれゆんゆんじゃない……何時のまに帰って来たの?」

 

「後で説明するので、今はキルちゃんを回復してください!!」

 

「あらら?随分でっかいタンコブを作ったわね、任せない!

 

ヒール!!」

 

あるポケモンに抱かれているキルちゃんにアクアが手を差し出すと

 

 

『………………キルッ?』

 

 

「キルちゃん!!!」

 

 

『キルキル? キルッ?』

 

あっという間にタンコブは消えキルちゃんは目を覚ます、そして自分がお姫さま抱っこの体勢になっている事に気付く

 

 

 

『目が覚めたかい、あぁゴメンねオレはハリマロン

 

気を失っていた君をオレが運んだんだ』

 

 

『そ……そうなんですか……』

 

 

『勿論お礼なんか良いよ、気を失っている女の子を助けるのは男として当然の事なんだからさ

 

でも!どうしてもお礼がしたいならオレとデートしても良いよ♪』

 

 

(何ですかコイツ………いやそれよりも

 

誰ですか!!!いきなり後ろから私を殴って来たのは!!!せっかくあのクソババアに連勝出来そうだったのに!!!!)

 

 

「ありがとうございますアクアさん!!!

 

 

ふにふらさん!!どどんこさん!!!この子が私の大親友のキルちゃんです!!!!!」

 

『キルァ!?』

 

両手でキルちゃんを抱っこし1階に居る2人に紹介する

 

「大親友って…………モンスターなの……」

 

「はい♪」

 

 

「……………ゆんゆん………ゴメン、何か私達アナタを追い込んでみたいね………」

 

 

「えっ?  な……何で2人とも目を逸らすんですか!?」

 

 

「いやだって………ねぇ」

 

「うん………」

 

 

「ムッ!!

 

ポケモンと人間が大親友になる何て全然変じゃない!!!!!」

 

「あぁサトシ!?」

 

「おいキレんなって!!」

 

大親友がモンスター……ポケモンと聞いて、彼女達が引いたと思いシトロンとカズマの制止も聞かず怒りを露にする

 

 

「ポケモンは人間の言葉だけじゃない気持ちや考えだって分かる!!!

 

だから大親友になっても全然変じゃない!!!!!

 

実際ゆんゆんとキルちゃんは魔法と技を使って凄いコンビプレイが出来るぐらい仲が良いんだ!!!!」

 

「うぅ……サトシ君!!」

 

『…………………キルキッ、キルアリィ

 

キルキル、キルリアキルッキルッ』

 

 

『私はキルちゃん、ゆんゆんの大親友

 

これ以上ゆんゆんと私の関係を侮辱するなら覚悟して下さいだってロト』

 

 

「キルちゃん……………うぅ……うわぁぁぁん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待って!?

 

別に私達ゆんゆんがモンスターと友達になってる事に引いてないよ」

 

「うん、おとなしい子となら私も小さい時に一緒に遊んでたからモンスターと仲良くなるのに偏見なんかないし」

 

 

『キルッ?』

「…………えっ?」

 

「じゃあ何でゆんゆんと目を反らしたんだよ」

 

 

「いやだって………ゆんゆんからの手紙に

 

ほら!」

 

ぶるぶる「ふにふらよ!!!」は1枚の手紙を開く

 

 

 

 

 

 

【私と大親友の関係性は共に死を分かち合える物です、血と血で結ばれた決して切れる事のない間柄なんですよ

 

 

 

私が大人になったら、いつまでも一緒に居られる様に家族の墓の隣に私と大親友の2人専用の墓も建てる予定なんです】

 

ゆんゆんの字でハッキリ書かれていた

 

 

 

「こんな超重い感情を抱いてるから、大親友ってのは建前で実は恋人が出来たんじゃないかって思った訳」

 

「そうしたら、その超重い感情を向けている相手が其所の小さくて可愛いモンスターだったから………私達…何かゆんゆんを追い詰める様な事しちゃって……精神に何かあるんじゃないかなって」

 

 

「何もなってませんよ、だって私とキルちゃんはあの世に行く時も行った後も一緒に居る相思相愛の大親友なのは間違ってないんですから♪

 

ねっ!キルちゃん♪」

 

 

『…………………………』

 

ピシュン

 

「えっ!? キルちゃん!?キルちゃん!?」

 

何も言わず<テレポート>で何処かに行く

 

 

「あぁ分かった! 相思相愛の大親友になったのが分かって照れてるのね、もうキルちゃんったら♪」

 

「照れてる訳ないでしょうが!?

 

どう考えても身の危機を感じて逃げ出しましたよ!!!」

 

「へっ?」

 

 

 

 

「…………あのカズマ「はいカズマだよ」あの人は友達という存在に何かコンプレックスでもあるんでしょうか、明らかに考えが行き過ぎてますよ……」

 

「ずっとボッチだったんだ………察してやれ」

 

 

 

「うーん………分からないな……」

 

「ははは……流石のお前も頭抱えちまうよな、せっかく助け船出した相手が鉛や重り持ちの奴でよ」

 

「へぇ~そうなんだ」

 

「何がだ?」

 

「感情って気持ちだから手で持てないのに、超重いってどういう事なのかなって思ったんだけど

 

体に鉛や重りを持ってたら感情って重くなるんだ、俺初めて知ったよ」

 

 

「……………………頭痛くなってきた」

 

 

 

 

 

『リマッ!? リィマリィマ!?

 

リィマッ! リィマッ!』

 

「どうしたんですかハリマロン?」

 

『リマリマ、リィマリィマ?』

 

「あぁ、先のキルリアならテレポートで何処かに行っちゃいましたよ」

 

『リマァァァ!?  リィィィ………』

 

デートに誘おうと、森からここまでずっとお姫さま抱っこしていた可愛いキルちゃんが居なくなりショックを受ける

 

そんなハリマロンに

 

 

「……………栗…………焼き栗………モンブラン………ガブッ」

 

『リマァァァァ!?』

 

「あぁぁハリマロン!?」

 

背後から迫るこめっこにガブリと頭を噛られるハリマロンを急いでボールに戻す

 

「もう!! ハリマロンも……ポケモンは食べ物じゃないの!!!」

 

「グゥゥ………お腹……空いた」

 

ユリーカが再度叱るも、こめっこはお腹を鳴らしその場に座りこむ

 

 

「めぐみんお待たせ!!おにぎり4つ出来たわ!!」

 

「ありがとうございます!!

 

さぁこめっこ、おにぎりですよ、たんと召し上がってください」

 

「おにぎり!!!

 

パクッ!! ゴクン!!」

 

「えぇぇ!?1口で飲み込んだ!?」

 

「ダメよ、ちゃんと噛まないと」

 

「…………美味い………凄く美味い♪

 

もっと頂戴!」

 

「う……うん良いわよ、その代わりゆっくり沢山噛んで食べなきゃダメよ

 

はいどうぞ」

 

「パクッ!! モグモグ……モグモグ

 

ゴクン

 

 

美味い♪」

 

「良かった、さあ後2つあるからコレもゆっくり噛んで食べてね」

 

「うん! 所でお姉ちゃん、姉ちゃんの友達?」

 

「えぇそうよ」

 

「じゃあこの子は?」

 

「指を指さないで!!!」

 

こめっこに指を指され、ユリーカは不服そうに怒鳴る

 

 

「この子もアナタのお姉さんの友達よ」

 

「ふーん………じゃあアッチの2人は」

 

サトシとシトロンの方を見る

 

 

「あの2人も「姉ちゃんの新しい男?」…………はい?」

 

「ちょっとこめっこ!? 何言ってるんですか!!!!!!」

 

「姉ちゃん凄い! その兄ちゃん以外にも新しく男3人引っ掛けた♪」

 

「違います!!!」

 

「うん、俺もシトロンもめぐみんの新しい男だよ」

 

 

「そう新しい男ですぅぅぅ!?」

 

 

『ピカピ!?』

 

「ちょっとサトシ何言ってるんですか!?」

 

「だって本当に新しい男のパーティーメンバーじゃんか俺達

 

 

ムグッ!?」

 

「お前は状況が落ち着くまでは喋るな!!!!」

 

『ピッカァ!!!』

 

 

「ふぅんで!?【なんで!?】」

 

 

 

 

「お兄ちゃん大変!!!セレナが倒れた!!!!!」

 

「えぇぇ!?」

 

「えっ!? ちょっとセレナ!?どうしたの大丈夫!?」

 

 

 

「アクア治療………ってお前でも治せねよなソレは!!!」

 

 

「大丈夫よ、こういうショックってのは時間が経てば直ぐに治るわよ

 

現にクリスもまだ黄昏ては居るけど、直ぐに気を取り戻したし」

 

 

「あぁ? 何でクリスが黄昏てんだよ?」

 

「こめっこに自己紹介した時に、先と同じ事を言われたのよ

 

姉ちゃんの新しい男だって」

 

 

 

「……………さよですか」

 

 

 

 

「何か里であった時よりも益々騒がしくなってるね」

 

「まぁめぐみんのパーティーだし」

 

などと紅魔族の2人が呟いてた頃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ウィズの魔道具店>

 

シャリ シャリ

 

「くぅぅ!! このかき氷本当に美味しいぞウィズ」

 

『リィィ!! リオッリオッ!!』

 

「良かったです、コレなら今年のお祭りの売上が期待出来ますね♪」

 

「あぁコレなら間違いなく売れる、今年はアルダープが居なくなったので私の家が祭りの主催者になるから沢山客を招き入れてくれ」

 

「お任せください、あっ!ユキメノコさん、後は私がやるのでこのかき氷一緒に食べては如何ですか?」

 

 

『メノッ? メノメノッノ?』

 

「えぇ、せっかくお友達が来てくれたんですから一緒にオヤツをどうぞ」

 

 

『…………メノメッ』

 

複雑な顔を浮かばせながらかき氷を受け取り、店の置くに向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

『これウィズさんからの差し入れですわ、一緒に食べなさいですって』

 

 

『…………………』

 

『キルちゃんさん、一体何をしに来たんですか?

 

あたくし、てっきり先の有耶無耶になった勝負の決着を付けに来たかと思ったのに

 

手をモジモジさせて、何かを言い掛けたと思ったら直ぐに口ごもりますし』

 

『…………あの………実は貴女に……聞きたい事があるんです』

 

またもや手をモジモジし始めるが、今度は腹を括ったのかキルちゃんは真っ直ぐユキメノコを見る

 

『何でしょうか?』

 

 

 

 

 

『最強のエスパータイプになるエリートの私に、トレーナー………いえ……大親友が将来一緒の墓に入ろうと言って来るのは、遠回しに私が直ぐに死んでしまう様な雑魚だから心配されているのか……それとも……そ……ソレだけ私と一緒に居たいという気持ちの表れなのか……一体どっちだと思います!!!』

 

 

『………………暑さに頭がヤられちゃいましたの?』




キルリアは人の感情を人一倍感じるポケモン、そしてキルちゃんはツンデレの生意気な子なので

今までゆんゆんをパシリやアッシーとして扱っていたが、彼女の優しさにキチンと友情は感じて居ました、しかしデレ少なめで殆どツンツンと接していたのでゆんゆんは自分をめぐみんやセレナと同じ普通の友達枠にカテゴリーしていると思って居たら

今回ゆんゆんの心からの超重い大親友の感情を受けて、嬉しさと戸惑いでパニックになってます(笑)
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